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【がん早期発見】CTC血液検査によるがん幹細胞の発見(白川太郎医師)


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【News】がん関連 最新ニュース

がん免疫療法が効くのはどんな患者? 治療効果を予測する方法を医師が解説(2019/07/19 AERA)

がん免疫療法に関してはネット上で多くの「ニセ医学」が掲載されています。

残念ながら、がん免疫療法は現在のところ100%効果がある治療法ではありません。がんの種類によりますが20~60%の人に効果があると報告されています。

実際にオプジーボ(PD-1阻害剤)では、いくつかのバイオマーカーが報告されています。ここでは効果を予測するバイオマーカーとして三つ紹介したいと思います。

1.がん組織の中にキラーT細胞がいるかどうか

2. がん細胞の遺伝子変異の数

3. がん細胞が発現するPD-L1

 

抗PD-1抗体治療の効果を高める 3、白血球のガン局所への侵入を防いですい臓ガンを治療する(2019/07/19 Yahoo)

 本庶先生達の開発したがんのチェックポイント治療をさらに多くのがん患者さんに使えるようにするには、ガン局所での免疫反応をまず高める必要がある。これを実現すべくありとあらゆる可能性が試されている。その中から、1回目はガン局所にとどまりやすくした免疫活性分子を用いる治療法、2回目はガンを食べやすく調理するラマの抗体を詰めた細菌爆弾の論文を紹介した。

 3回目の今日は、ガンの中でも最も厄介で、チェックポイント治療の対象として一般的にはなっていないすい臓ガンの抗PD-1抗体治療効果を高める、全く新しい発想の新薬開発についての論文で、米国ワシントン大学から発表された。

他のガンと比べた時すい臓ガンの特徴は、ガン細胞の周りの間質に強い繊維化と白血球の浸潤が見られる点で、これが抗ガン剤やキラーT細胞の浸潤を妨げて、ガン治療を難しくしていると考えられ、すい臓ガンの間質は重要な治療標的として研究されている。この研究では、ガン組織への白血球の浸潤を抑えることで、すい臓ガンの治療が容易になる可能性を追求している。

 

PIをキードラッグとする国内初の抗HIV配合剤(2019/07/19 日経メディカル)

 2019年7月3日、抗ウイルス化学療法薬ダルナビルエタノール付加物/コビシスタット/エムトリシタビン/テノホビルアラフェナミドフマル酸塩配合錠(商品名シムツーザ配合錠)が薬価収載された。本薬は、6月18日に製造販売が承認された。適応は「HIV-1感染症」、用法用量は「成人及び12歳以上かつ体重40㎏以上の小児に1日1回1錠、食事中又は食直後に経口投与」となっている。

 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、主としてCD4陽性Tリンパ球とマクロファージ系の細胞に感染するレトロウイルスである。現在、全世界では新規HIV患者数が先進国を中心に減少傾向にあるが、日本では新規HIV感染患者数および後天性免疫不全症候群(AIDS)患者数は横ばいの状況が続いており、臨床現場では早期発見や治療の十分な管理などの重要性が増している。

 

専門医が無料回答 がん電話相談 受け付けます 7/22(月)11:00~15:00(2019/07/19 産経)

 がんの悩みや疑問に専門医やカウンセラーが電話で答える「がん電話相談」(公益財団法人・がん研究会、アフラック、産経新聞社の協力)の受け付けは、22日(月)午前11時から午後3時までです。03・5531・0110。前立腺、膀胱(ぼうこう)、腎臓、胃、大腸、食道、子宮、卵巣のがんについての相談をどうぞ。

 受け付けた相談に対しては、同じ週の指定日時に再び電話をかけていただき専門医が回答するほか、カウンセラーがその場でお答えすることもあります。専門医の相談は1回限りで、先着順。内容が後日、匿名の形で紙面に掲載される場合があります。

 また、「がんカウンセラー相談」は、23日(火)、24日(水)、25日(木)の午前11時から午後3時の間にも行います。相談の際は住所、氏名、年齢、電話番号をはっきりと告げてください。

 

初のiPS細胞由来CAR-T細胞療法「iCART」、臨床試験に向け新プログラム開始-旧京大iPS研(2019/07/18 QLifePro)

 京都大学iPS細胞研究所(以下CiRA)および武田薬品工業株式会社は7月16日、新たなプログラム開始に伴い、新規iPS細胞由来キメラ抗原受容体遺伝子改変T(CAR-T)細胞療法「iCART」に関する研究成果が、両者の共同研究プログラム「T-CiRA」から武田薬品に継承されたことを発表した。T-CiRAの契約条件に従い、武田薬品はiCART製品の全世界における開発権と商業化権を有し、CiRAは開発の進捗や承認に対応したマイルストーン収入を得る。武田薬品とCiRAは引き続き連携し、2021年のFirst-in-Human試験実現に向け、iCARTプログラムを開始するという。

 

抗PD-1抗体治療の効果を高める 2、大腸菌にラマの抗体をつめた細菌爆弾でガンを食べやすくする。(2019/07/17 Yahoo)

 前回は、ガン組織に免疫活性化サイトカインを注射し、ガン免疫に関わるT細胞を活性化して、抗PD-1抗体の作用を高める方法を紹介した。方法自体は、ガン特異的免疫活性化ではないが、ガン局所にはより多くのガン特異的T細胞が存在すると期待できるので、チェックポイント治療の特異性も高めることができるというわけだ。

 これに対して今日紹介するコロンビア大学のグループは、ガン細胞をマクロファージや樹状細胞に食べやすく調理して、ガン特異的免疫反応を高めるという異色の方法を発表した。

 

岐阜市のがん検診誤通知で死亡、マニュアル無視常態化か(2019/07/19 朝日)

 岐阜市が、がん検診の結果を5人に誤って通知し、1人が胃がんのため死亡した問題で、検診結果を発送した中市民健康センターでは、誤入力を防ぐため職員2人で読み合わせするルールを、少なくとも2010年度から守っていなかった可能性があることが分かった。

 市によると、亡くなった50代の女性は1月10日に胃がんの検診を受けた。結果は「要精密検査」だったが、市の中市民健康センターが同月28日に「異常認めず」の通知を発送した。女性は4月に受診した医療機関で肺がんが見つかり、胃がんから転移したことがわかったという。市は「発見が遅れ、転移した可能性も否定できない」としている。

 岐阜市では、委託先の検診機関から届いたがん検診の結果を市職員がシステムに入力して発送している。今回は担当職員が入力を誤ったという。「異常認めず」と入力したため、医師の所見や判定などを図入りで示した検診票も、女性の手元には届かなかったという。

 

食道がん、術前化学療法による転移リンパ節の縮小率で術後予後をより正確に予測-阪大(2019/07/17 QLifePro)

 大阪大学は7月8日、食道がんにおいて手術の前に行われる抗がん剤治療(術前化学療法)前後のCT検査で、転移リンパ節の治療効果が術後の再発や予後を最も正確に予測することを明らかにしたと発表した。

研究グループは、食道がん術前化学療法前後でのCT検査結果を用いて、原発巣に加えて全ての転移リンパ節のサイズを測定することで、化学療法を行った食道がん組織での治療効果および術後の再発や長期予後をより正確に予測できることを証明した。

 

<東証>武田が安い iPSでがん免疫薬、21年に治験(2019/07/17 日経)

 武田薬品工業は16日、iPS細胞を使った新しいがん免疫療法を開発すると発表した。京都大学iPS細胞研究所との共同研究で生まれた「CAR-T細胞療法」と呼ばれるもので、2021年に臨床試験(治験)を始める計画。スイスのノバルティスが実用化する「キムリア」に続く次世代型の開発で世界に先行する考えだという。

 

前立腺がんの「ゲノム医療」に貢献(2019/07/17 理研)

 今回、国際共同研究グループは、前立腺がんの原因と考えられる8個の遺伝子について、バイオバンク・ジャパン[2]により収集された前立腺がん患者7,636人および対照群12,366人のDNAを、独自に開発したゲノム解析手法を用いて解析しました。その結果、136個の病的バリアントを同定し、病的バリアント保有者は患者の2.9%であること、BRCA2、HOXB13、ATMの3遺伝子が発症に関わっていること、病的バリアント保有者の臨床的特徴などを明らかにしました。今後、これらのデータは国内外の公的データベースに登録、活用される予定です。

 

アルツハイマー病のリスクを高める日本人特有の遺伝子変異を発見(2019/07/17 認知症ネット)

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)メディカルゲノムセンターの尾崎浩一臨床ゲノム解析推進部長、浅海裕也特別研究員らの共同研究グループは、孤発性アルツハイマー病(LOAD)患者の網羅的なゲノム解析を行い、日本人のアルツハイマー病発症に関わる遺伝子変異を同定し、SHARPIN遺伝子上の日本人に特有な新規遺伝子変異がLOAD発症のリスクを高めることを見出しました。

 

さらに、この遺伝子変異が免疫機能に関連するSHARPINタンパク質の機能を低下させることを明らかにしており、脳内の免疫機能低下は孤発性アルツハイマー病(LOAD)の発症と関連することが強く示唆されています。

 

前立腺がんの骨転移を制御する遺伝子「GPRC5A」を同定-愛媛大(2019/07/17 QLifePro)

 愛媛大学は7月12日、前立腺がんの骨転移を制御する遺伝子であるGPRC5Aを同定し、GPRC5Aが前立腺がん細胞の増殖と骨への転移を制御していることを明らかにしたと発表した。

  GPRC5Aは前立腺がんにおいて、「CREBのリン酸化を制御していること」と、「CREBのリン酸化の制御により細胞周期に関連する遺伝子の発現を制御し、細胞増殖に関わっていること」がわかった。これらの現象はGPRC5AのKO細胞に対するGPRC5A過剰発現でいずれも救済されており、GPRC5A特異的に起きている現象であることも確認された。

 前立腺がんは、世界的に非常に頻度の高い疾患。早期診断、早期治療により高い確率で根治が見込めるがんだが、進行すると、リンパ節や内臓への転移のみならず骨への転移を高頻度で起こす。この場合、5年生存率が数%と予後は悪く、骨への転移に伴う病的骨折や全身の痛みなどの苦痛を伴うことが大きな問題となっている。しかし、前立腺がんに特異的な骨転移のメカニズムについての詳細な研究成果はほとんど報告されておらず、前立腺がんに特異的な予防法や治療法は確立されていない。

 

抗PD-1抗体療法の効果を高める 1、がん組織にとどまるサイトカインの開発(2019/07/16 yahoo)

 本庶先生達により開発された抗PD-1抗体によるチェックポイント治療は、ガンに対する免疫にブレーキがかかるのを阻害する治療で、対象になるガンの範囲は着実に拡大してきているとはいえ、ガンに対する免疫の弱い人には効果がない。

 この治療をもっと多くのガンに使えるようにするには、ガンに対して確実に免疫を成立させることがカギになる。このための戦略の一つが、ガン細胞と、免疫細胞が反応し合っているガン組織での免疫反応を高める様々な治療法の開発で、様々な方法が試されている。このような研究の中から、最近気になった3研究をとりあげ、この分野の現状を紹介する。

 初回の今日は、ガン組織での免疫を高めるためにこれまでも用いられてきた、T細胞活性化サイトカインを改良する研究だ。

 

小野薬品 抗CD47抗体を導入、開発へ 新たながん免疫チェックポイント阻害薬(2019/07/16 ミクスonline)

 小野薬品は7月11日、米Forty Seven社が血液がんを中心に抗がん剤として開発を進める抗CD47抗体「5F9」について、日本、韓国、台湾、ASEAN諸国での独占的開発、商業化する契約を締結したと発表した。マクロファージ上のSIRPαとがん細胞上のCD47の結合が結合すると、がん細胞は貪食回避シグナルを発し、マクロファージによる貪食から逃れることが知られている。「5F9」は、両タンパク質の結合を阻害し、貧食回避シグナルを無効化する免疫回避機構を標的とした新たな薬剤として期待される。

 

富士フイルム iPS細胞を用いた創薬支援分野の協業を開始(2019/07/16 日刊ケミカル)

 富士フイルムはこのほど、アクセリード(Axcelead Drug Discovery Partners、神奈川県藤沢市)とiPS細胞を用いた創薬支援分野における協業を開始したと発表した。

 富士フイルムのiPS細胞由来製品とアクセリードの化合物評価・解析サービスなど、両社の技術や製品・サービスを組み合わせることで、顧客提案力のさらなる強化を図るとともに、新たな評価方法やサービスの開発を目指す。

富士フイルムは、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーである米国子会社フジフイルム・セルラー・ダイナミクス(FCDI)を通じて、iPS細胞由来の心筋細胞や肝細胞、ミクログリア細胞など15種類の創薬支援用iPS細胞由来分化細胞を、全世界の製薬企業やアカデミアなどに販売し、多様な顧客ニーズに応えるとともに、iPS細胞を用いた新薬開発の普及に取り組んでいる。

 アクセリードは、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの総合的な非臨床創薬研究サービスプロバイダー。現在、創薬研究をプロジェクト単位で請け負う統合型創薬研究支援サービスなど特長的なサービスを展開し、事業拡大を進めている。

 

前立腺がん、皮膚がん、乳がんを「ほぼ完全な正確さ」で検出するAI画像検査システム(2019/07/16 techcrunch)

 メモリアル・スローン・ケタリング癌センター(MSK)とメディカルテックとコンピューター病理学のスタートアップであるPaigeの研究者らは、査読付き医学誌のNature Medicineで新しい論文を発表した。AIベースの検査システムは、前立腺がん、皮膚がん、および乳がんを「ほぼ完全な正確さ」で検出すると同社は公表している。論文に書かれている技術は、44カ国1万5000人以上の患者から得た4万5000枚の画像データを使って学習したディープラーニングを採用している。

 

大塚篤司さん「エビデンスなき情報の根底に医療不信」 がん免疫療法を紹介(2019/07/15 毎日)

 アトピー性皮膚炎や、皮膚がんの一種である「メラノーマ(悪性黒色腫)」を専門とする皮膚科専門医の大塚篤司さん(42)は、ツイッターやインスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)、ウェブサイト、ニュースサイトを中心に医療情報を発信する医師の一人だ。「がん免疫療法を正しく理解してほしい」。

 「夢の新薬」として脚光を浴びたオプジーボだが、全ての薬がそうであるように決して万能薬ではなく、治療対象となる患者は限られている。「本庶先生がもしも今年ノーベル賞を受賞したら、免疫治療に関する科学的根拠(エビデンス)のない情報が今以上に蔓延(まんえん)するのではないか」。そんな危機感から大塚さんは、「大塚篤司 OFFICIAL PAGE」(https://atsushi-otsuka.com/)を開設。免疫療法やメラノーマについての記事を掲載した。

 

認知症新患者、2年で4割増 18年度、診断3800人 兵庫県内指定病院(2019/07/15 神戸新聞)

 認知症の医療拠点として「認知症疾患医療センター」に指定された兵庫県内の病院で、2018年度に認知症と診断された人が約3800人に上り、前年度より約1割、2年前に比べて約4割増えていることが14日、神戸新聞社のまとめで分かった。認知症患者の人数は推計値しかないため、初めて実数で患者の増加傾向が明らかになった。(貝原加奈)

 高齢化の進展により、新たに認知症と診断される人の数は今後さらに増えるとみられる。厚生労働省の推計によると、全国の認知症高齢者は20年に600万人を超え、団塊の世代が75歳以上になる25年には700万人前後となる。兵庫県では、20年に約18万人、25年に約20万人となり、年間約1万5千人の高齢者が新たに認知症を発症しているとされる。

 

元アイドルが乳がん、きっかけは「小林麻央さんの報道でセルフチェック」-タレント・声優の矢方美紀氏◆Vol.1

『きっと大丈夫。~私の乳がんダイアリー~』を発売(2019/07/15 m3)

 メディアでも活躍する13年目の外科医、中山祐次郎氏(福島県郡山市の総合南東北病院外科)が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く対談企画「一介の外科医、憧れの人に会いに行く」。

 第15弾は元SKE48メンバーで、現在はタレント、声優として名古屋を拠点に活躍する矢方美紀氏。25歳で乳がんとなり、治療の経過などをNHKのドキュメンタリー番組や書籍で発表しています。AYA世代のがん治療や就労支援、患者はどのように情報を得ているかについて議論しました(2019年6月8日に対談。全4回の連載)。

 

【AYA世代の日々 がんとともに生きる】(5)社会とのつながり、生きる力に キャンサーペアレンツ代表理事・西口洋平さん(2091/07/15 産経)

 15~39歳頃までの思春期と若年成人(Adolescent and Young Adult)を指すAYA世代。この世代のがん患者には進学、就職、結婚、子育てなど中高年とは違った課題が存在する。彼らは何を悩み、どう生きているのか。子供を持つがん患者のための団体「キャンサーペアレンツ」の代表理事、西口洋平さん(39)に聞いた。

 

テルモ、「日本発のグローバル企業」として世界の医療への貢献を目指す(2019/07/14 財経)

 テルモは8日、100%子会社のテルモヨーロッパ社(ベルギー)の生産設備拡張に、2,600万ユーロ(約317億円)を投資すると発表した。投資対象は製薬企業との提携で薬剤充填の受託を行う設備、心臓や下肢の血管内治療に関する製品を生産する設備などで、今後のさらなる事業拡大を見込んだ投資である。

 

 テルモは1921年北里柴三郎ら医学者が発起人となり、優秀な体温計の国産化を目指して「赤線検温器株式会社」を設立したのが始まり。森下仁丹グループに所属し、1936年に仁丹体温計株式会社に商号変更、1963年にはドイツ語の体温計(テルモメーター)から株式会社仁丹テルモへ変更した。1974年森下グループから離れ、現在のテルモ株式会社になった。

 

カネカグループ、ケイ・エム トランスダームの粘着基剤技術がアルツハイマー型認知症治療剤に採用(2019/07/14 認知症ネット)

 株式会社カネカ(東京都港区)のグループ企業、株式会社ケイ・エムトランスダーム(大阪市北区)の粘着基剤技術を使用したアルツハイマー型認知症治療剤の新基剤製剤が、3月13日に製造販売承認事項一部変更の承認を取得しました。

 本製剤は、小野薬品工業株式会社(大阪市中央区)およびノバルティス ファーマ株式会社(東京都港区)が、経皮吸収型製剤である「リバスタッチ®パッチ」および「イクセロン®パッチ」(両剤とも一般名:リバスチグミン)の改良のために、ケイ・エム トランスダームの粘着基剤技術を採用したものです。

 

ついに「上場来高値」見えてきた富士フイルムHDの好調(2019/07/13 J-cast)

 富士フイルムホールディングス(HD)の株価が2019年7月に入って11年8カ月ぶりの高値をつけ、上場来高値(2007年11月1日の5710円)をうかがう展開になっている。

   iPS細胞を使ったがん免疫薬の開発が投資家の関心を集めている。富士フイルムHDは2019年3月期の連結営業利益が過去最高を更新するなど社全体として業績改善を続けており、その成長力に期待が高まっていると言えそうだ。

 富士フイルムHDが7月1日、独製薬大手バイエルと組んで開発に着手したと発表したのは、第三者のiPS細胞から作った「CAR-T(カーティー)」と呼ばれる技術を用いたがん免疫治療薬。CAR-Tは採取した免疫細胞にがん細胞への攻撃力を高める遺伝子操作を加えるもの。従来、患者自身の細胞を培養し、点滴で患者の体内に戻す手法だったが、品質がバラついたり、製造コストが高くなったりする問題があった。しかし第三者のiPS細胞なら、大量培養した細胞を活用するため、均一な品質と製造コストの低減が期待できるとみられている。2~3年内の臨床試験開始を目指すとしている。

 

   これを受けて2日の東京株式市場は一時、前日終値比2.1%(114円)高の5618円と、11年8カ月ぶりの高値をつけた。その後も大崩れはしておらず、上場来高値更新は十分視野に入っている。

 

続・福島の甲状腺がんと放射線被ばくに関連なし――福島県「県民健康調査」検討委員会(2019/07/13 Blogos)

 福島県では、東京電力福島第一原発事故当時におおむね18歳以下だった県民に対して、甲状腺検査を実施しています。

 検査は、「先行検査」と「本格検査」に分けられます。先行検査では、原発事故による放射線被ばくの影響がない状況での甲状腺がんの発見率を把握します。本格検査では、原発事故による放射線被ばくと甲状腺がんの発見率との関連を把握します。

 福島県県民健康調査検討委員会は、2019年7月8日に本格検査1回目の結果に関するまとめを行いました。委員会は、前月の検討委員会の下部組織・甲状腺検査評価部会がまとめた、本格検査1回目で見つかった甲状腺がんに「放射線被ばくとの間の関連は認められない」(https://synodos.jp/fukushima_report/22744)とする内容を大筋で了承しました。

 甲状腺検査評価部会は、UNSCEAR(原子放射線に関する国連科学委員会)の推計した甲状腺被ばく線量を用いて、市町村別の甲状腺がんの発見率と放射線被ばく線量との関連を解析しました。その結果、「現時点において、甲状腺検査本格検査1回目に発見された甲状腺がんと放射線被ばくの間の関連は認められない」としています。

 

 

砂糖入り飲料の摂取、がん発症リスクと関連 仏研究(2019/07/12 AFP)

 フランスの研究チームは砂糖入り飲料の摂取は、がんの発症リスクを高めると報告した。

 調査は成人10万人余りを対象に行われた。平均年齢は42歳、女性の割合は79%。

 調査によると、砂糖入り飲料を1日当たりわずか100ミリリットル多く摂取するだけでがん発症リスクは18%上昇、乳がんに関してはリスクが22%上昇した。砂糖入り飲料とフルーツジュースの摂取でも同様に、がん発症リスクの増加との関連がみられた。追跡調査期間中にがんの発症が診断された件数は2193件に上り、診断時の平均年齢は59歳だった。

 

自己免疫性膵炎の発症メカニズム解明、腸内フローラ変化による免疫反応が関与-近畿大(2019/07/12 QlifePro)

 研究チームは、すい臓にある「1型IFN」と「IL-33」という2種類のたんぱく質を作る「形質細胞様樹状細胞」が、腸内細菌のバランスが崩れた際に増加していることをマウスの実験で確かめた。

 まず、自己免疫性膵炎モデルのマウスに対して抗生剤を投与することで腸内細菌を死滅させ、劇的に腸内細菌叢を変化させた。その結果、膵臓に存在する形質細胞様樹状細胞が減少し、自己免疫性膵炎の発症が明らかに抑制されることが分かった。

 腸内細菌叢の変化を検討したところ、自己免疫性膵炎を発症したマウスでは正常なマウスと比べ、腸内細菌の多様性が失われていることも明らかに。

 これらのことから、自己免疫性膵炎の発症に腸内細菌叢の変化が関与することが示された。

 さらに、自己免疫性膵炎を発症したマウスの糞便を移植することが、自己免疫性膵炎の発症を促進することも分かった。また、腸内細菌叢の変化に伴い、「I型インターフェロン」と「インターロイキン33」を産生する形質細胞様樹状細胞が膵臓で著明に増加していた。

 

エーザイ 米ケンブリッジに探索研究所 「認知症神経免疫療法」にフォーカス(2019/07/12 ミクスonline)

 エーザイは7月10日、新規認知症薬の創出を目指す探索研究所を米マサチューセッツ州ケンブリッジに新設し、研究活動を開始した。アミロイドβやタウに続く創薬ターゲットとして「認知症神経免疫療法」にフォーカス。脳内の神経細胞の維持などに関与する免疫システムを標的とした認知症治療薬の候補を生み出し、2021年度の臨床試験入りを目指す。

 フォーカスする「認知症神経免疫療法」では、脳内での神経免疫システムおいて必要以上に活性化しないようにし、正常な神経を傷つけないよう制御するといった可能性が注目されている。

 

血中マイクロRNAに着目で食道がんを早期から検出可能に 国がんなど診断モデル作成(2019/07/12 ミクスonline)

 研究では、バイオバンクに蓄積された食道がん566例と、がんを有さない4965例の計5531例全例の血液(血清)中マイクロRNAを網羅的に解析し、食道がん患者で有意に変化する多くのマイクロRNAを同定。統計的解析により、食道がん患者を特異的に判断できるモデル(診断モデル)を作成した。

 解析対象例を探索群と検証群に分け、精度を検証した結果、感度は96%、特異度は98%だった。陽性と判断できた感度をステージ別にみたところ、ステージ0は89%、Ⅰは95%、Ⅱは98%、Ⅲは97%、Ⅳは100%—だった。

 食道がんは、予後不良ながんとされているが、早期診断されれば内視鏡を用いた負担の少ない治療で治癒を目指すことができる。一方、早期には自覚症状がないことがほとんどのため、簡便な診断マーカーの確立が課題となっていた。

 

自律神経が乳がん組織内に入り込み、がんの増大や転移に影響を与えると判明-岡山大ら(2019/07/11 QLifePro)

 研究グループは、自律神経が乳がんの増大に伴って乳がん組織内に入り込み、がんの増殖や転移に強い影響を及ぼすことを発見した。

 また、ヒト乳がん組織解析により、交感神経密度の高い患者群は、交感神経密度の低い患者群に比べ、予後不良であることを発見した。

 さらに、ウィルスベクターを局所注射することにより、がん組織に分布する自律神経の遺伝子を操作し、その機能をコントロールする「局所神経エンジニアリング」を開発。この技術を用いてマウス乳がん組織に分布する交感神経を刺激すると、原発がんのサイズは時間とともに増大し、遠隔転移が増えた。反対に、がん組織に分布する交感神経を除去すると、原発がんの増大と遠隔転移は抑制されたという。

 研究グループは、「本研究成果により、今後、がん組織に分布する自律神経を操作する神経医療(遺伝子治療など)が、がんの新規治療戦略になる可能性があり、将来、がん患者に新しい治療法の選択肢を提供できるよう発展することが期待される」と、述べている。

 

胎生期膵臓形成に必須の遺伝子「Pdx1」が、細胞老化を阻害することを発見-京大CiRA(2019/07/11 QLifePro)

 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は7月9日、胎生期膵臓形成に必須の遺伝子Pdx1が、成体膵外分泌細胞のミトコンドリア機能を維持し、細胞老化を阻害していることを見出したと発表した。

 膵臓は、消化酵素を分泌する外分泌組織と、血糖調節を担うホルモンを血液中に放出する内分泌組織(膵島)の2種類の組織で構成され、外分泌組織が全体の約95%を占める。これまで転写因子Pdx1は、胎生期の膵臓形成において外分泌・内分泌組織両方の形成に必須で、成体になると内分泌インスリン産生細胞でインスリンやグルコキナーゼ、グルコーストランスポーター2などの血糖調節に重要な遺伝子群の発現調整をすることが知られていたが、成体外分泌組織でのPdx1の働きは、明らかにされていなかった。

 

CAR-T細胞療法 固形がんへの展開…武田、小野、タカラバイオ参入へ(2019/07/11 AnswersNews)

 CAR-T細胞療法は、患者から採取したT細胞に遺伝子改変を行い、がん細胞表面の抗原を特異的に認識するキメラ抗原受容体(CAR)を発現させた上で、再び患者の体内に戻す治療法。免疫チェックポイント阻害薬に続くがん免疫療法として期待されています。

 現在、国内外で承認されているCAR-Tは、「キムリア」(スイス・ノバルティス)と「イエスカルタ」(米ギリアド・サイエンシズ、日本は未承認)の2製品。いずれも、B細胞性の血液がんで多く見られる抗原のCD19を標的としたもので、白血病やリンパ腫が対象です。

  血液がんには高い効果を発揮するCAR-Tですが、がんの9割を占める固形がんでは、まだ目立った成果を出せていません。

 

 

 国内では、山口大大学院医学系研究科免疫学講座の玉田耕治教授らの研究グループが、固形がんへの効果が期待されるCAR-Tプラットフォーム「Prime CAR-T」を開発。

 武田薬品工業は今年1月、同大発のバイオベンチャー「ノイルイミューン・バイオテック」から、Prime CAR-Tを活用した2つのCAR-Tを導入しました。武田はこのうちの1つについて、年内に臨床第1相(P1)試験を開始する予定です。

 小野薬品工業は、海外企業2社と提携し、他家CAR-Tの研究開発に乗り出しています。2016年7月には、ベルギーのセリアドから他家CAR-T「NKR-2」の日本・韓国・台湾での独占的開発・商業化権を獲得。18年9月には、米フェイト・セラピューティクスとiPS細胞由来他家CAR-Tの創製を目的とする提携を結びました。

 このほか、タカラバイオが固形がんに発現する「がん胎児性抗原」を標的とする新たなCAR-Tの開発を計画しています。同社はCD19をターゲットとするCAR-T「TBI-1501」を開発しており、現在、急性リンパ芽球性白血病を対象にP1/2試験を実施中。今年4月には、カナダの研究団体から、T細胞の生存期間を延ばすための機能を導入したCAR遺伝子技術の独占的実施権を獲得しています。

 

ヘリオス、最大で130億円調達へ(2019/07/11 日経)

 再生医療ベンチャーのヘリオスは10日、新株予約権付社債(転換社債=CB)の発行などで最大130億円を調達すると発表した。このうち40億円は資本・業務提携するニコンが引き受ける。残りの最大約90億円は海外投資家を対象とする新株やユーロ円建てCBの発行で調達する。調達した資金は新薬の開発や、設立を検討しているファンドの資金に充てる。

 

肺がんEGFR変異判定、血液で判別 DNAチップ研が開発(2019/07/10 日経)

 遺伝子検査のDNAチップ研究所は10日、肺がん治療薬の効果を血液で判別する手法を開発し、厚生労働省に製造販売承認を申請した。肺がん患者から採取した血液をもとに、独自に開発したソフトウエアで遺伝情報を解析。がんの増殖に関わる「EGFR」と呼ばれる遺伝子の変異を検出する。

 これまでは肺にある腫瘍を体外から針などで採取して遺伝子を調べる必要があった。今回の技術を使えば患者の身体的な負担を減らせる。

 

薬物応答遺伝子発現を網羅的かつ高精度に予測する機械学習手法を開発-九工大と理研(2019/07/10 LifePro)

 九州工業大学は7月8日、多様なヒト細胞における薬物応答の遺伝子発現パターンを高精度に予測する新たな情報技術を開発したと発表した。

 1,483個の薬物を16種類のヒト細胞に添加して得られた薬物応答遺伝子発現データに提案手法を適用し、駆虫薬であるニクロサミドの成人T細胞白血病に対する効能など、さまざまな疾患に効能があると期待される薬物を選び出した。その新しく予測された薬物の効能についての妥当性は、近年の文献や臨床報告で確認できた。

 

順天堂大 認知症の早期発見 企業6社と共同研究(2019/07/10 日経)

 順天堂大学は10日、認知症の早期発見や予防などを目指した企業との共同研究に着手すると発表した。キリンホールディングス(HD)や三菱UFJリース、グローリー、日本生命、三菱UFJ信託銀行、日本IBMの6社と取り組む。期間は3年間で、実用的な診断システムの実現や、予防につながるような知見の発表を目指す。

 研究ではまず、認知症の発症リスクが高いとされるパーキンソン病の患者を対象として、認知症への移行を早期に突き止めたり、進行を遅らせたりする手法の実現を目指す。

 診療の際の医師と患者の会話や、日常生活における顔の表情の特徴を手掛かりに病気の進行度合いを調べる診断システムを開発する。

 ビールに含まれる苦み成分などをはじめ、これまでに認知機能の改善効果について報告がある食品中の成分についてパーキンソン病の患者を対象とした臨床試験も実施する。

 

18年のグローバル製品売上 トップは自己免疫疾患薬ヒュミラ、254億ドル(2019/07/10 ミクスonline)

 IQVIAはこのほど、2018年の世界の医療用医薬品売上の1位が関節リウマチや乾癬などの自己免疫疾患に用いるヒュミラ(一般名:アダリムマブ)だったとの調査結果をまとめた。売上は254億8500万ドルで、前年比10.8%増だった。

 2位はインスリン製剤ランタス(インスリングラルギン)で売上104億1400万ドル、前年比8.5%減、

 3位は自己免疫疾患用薬エンブレル(エタネルセプト)で101億8100万ドル、3.0%減だった。

 4位の経口抗凝固薬エリキュース(アピキサバン)は101億2100万ドル、45.5%増で、これらトップ4製品が100億ドル以上製品となる。エリキュースの伸び率の大きさは、トップ20製品のうち、9位にランクインしたがん免疫療法薬キイトルーダの72億1600万ドル、97.6%増に次ぐものとなる。

 5位は経口抗凝固薬ザレルト(リバロキサバン)で91億7800万ドル、18.0%増、

 6位は自己免疫疾患用薬レミケード(インフリキシマブ)で77億6700万ドル、6.1%減、

 7位はがん免疫療法薬オプジーボ(ニボルマブ)で75億4300万ドル、34.6%増、

 8位はインスリン製剤ノボラピッド(インスリンアスパルト)で73億5400万ドル、6.1%増、

 9位はキイトルーダ、10位は経口血糖降下薬ジャヌビア(シタグリプチン)で71億2300万ドル、10.7%増――だった。

 

 ランタス、エンブレル、レミケードは上市から一定期間が経ち、国・地域によってはバイオシミラーが登場しているが、いずれも売上トップ10に入った。世界最大の米国市場でバイオシミラーの採用や処方が進んでいないことが要因とみられる。低分子化合物は先進国、新興国ともに急速に後発品に置き換わるが、バイオ医薬品は米国市場の動向を反映してか、大きな減収にはなっていないことが確認できる。

 

世界初 植物ミトコンドリアのゲノム編集に成功 新品種育成などの応用に期待(2019/07/10 NewsSalt)

 人が普段食べているイネやトマト、キャベツ、ダイコンなどの野菜の多くは、2つの異なる品種を交配して作られている。このような交配は「丈夫」「たくさん実をつける」「ストレスに強い」などの農業上有用な特徴を備えた品種を生産するための古くから行われている方法で、花粉を作らない「細胞質雄性不稔性」という特徴を持つ母親品種を利用することで、効率化が可能になる。しかし、細胞質雄性不稔性の詳しいメカニズムは、ミトコンドリアゲノムの改変技術が確立されていなかったため、今まで明らかにされていなかった。

 同研究グループは今回、ゲノム編集技術の一つである「TALEN」を応用して、植物ミトコンドリアDNAの特定の位置を切断することに成功。この技術を使ってイネとナタネの細胞質雄性不稔性の原因とされる遺伝子を切断したところ、これら植物の花粉機能が回復し、種子を実らせた。つまり、切断した遺伝子が、それぞれの植物の細胞質雄性不稔性の原因遺伝子であることが証明された。

 

葉っぱの細胞を単独で幹細胞に戻す遺伝子発見「全ての生物で初」(2019/07/09 IT Media)

 自然科学研究機構 基礎生物学研究所などの研究グループは7月9日、植物の葉の細胞を単独の発現で幹細胞へ戻せる遺伝子を発見したと発表した。1つの遺伝子発現で分化細胞が幹細胞へ変化することを確認できたのは「全ての生物で初」(同グループ)としている。

 研究グループは、コケ植物の「ヒメツリガネゴケ」の全遺伝子約3万個の中から、幹細胞化に関わる候補遺伝子15個を絞り込んで機能を調べた。

 各候補遺伝子を化学物質の添加で発現するよう調整し、葉が無傷の状態で遺伝子を強制発現させたところ、ある遺伝子の発現だけで葉の細胞が幹細胞へ変化した。研究グループは、この遺伝子を「ステミン」(Stem Cell Inducing Factor:幹細胞誘導因子)と名付けた。

 ヒメツリガネゴケは葉が傷つくと断面から自然に幹細胞化を始める。研究グループはステミンやその類似遺伝子を壊した上で葉を傷つけたところ、幹細胞化が遅れることも確認した。

 

テラは一時21%高、理研免疫再生医学と事業提携で基本合意(2019/07/09 Kabutan)

 テラ<2191>は急反騰し一時、前日比52円(21.5%)高の294円に買われている。8日の取引終了後、理化学研究所発のベンチャー企業で、NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)標的治療の技術開発を行う理研免疫再生医学(東京都千代田区)と事業提携に向けた基本合意を締結したと発表しており、これが好感されている。

 今回の事業提携は、理研免疫再生医学のNKT細胞を標的としたがん免疫療法では、テラの強みである樹状細胞を用いていることから、事業シナジーが高いと判断したという。今回締結の基本合意に基づき、テラは理研免疫再生医学から技術・ノウハウの実施許諾を受け、理研免疫再生医学が提携する医療機関からがん治療用免疫細胞の加工を受託する予定としている。なお、19年12月期業績予想への影響は現在精査中としている。

 

阪神・原口、球宴プラスワンに選出 大腸がんから復帰(2019/07/09 朝日)

 プロ野球マイナビオールスターゲームに出場する最後の1人をファンが決める「プラスワン」投票の結果が9日発表され、セ・リーグは大腸がんの手術から復帰した阪神の原口文仁捕手(27)が選出された。阪神甲子園球場での練習後に会見した原口は「こういう大きな舞台へ多くのファンの方に選んでいただいて、感謝の気持ちと幸せな気持ちでいっぱいです」と語った。

 

少しずつ伸びるがんの生存率 早期発見で100%の部位も(2019/07/09 zakzak)

 国立がん研究センターが2002年から05年にがんと診断された患者さんの10年生存率が56・3%だったことを公表しました。今回は4回目の公表ですが、昨年行われた前回の調査よりも0・8ポイント伸びています。

 

 08年から10年にがんと診断された患者さんの5年生存率をがんの部位別にみると、

・前立腺がんが95・7%、甲状腺がんが84・3%、乳がんが83・9%、子宮体がんが80・0%と高い数字を示しました。前立腺がんでは1期と2期の5年生存率は100%でした。

 

・早期発見が困難といわれている膵臓(すいぞう)がんの5年生存率は5・4%、肝臓がんが14・6%、胆のう・胆道がんが16・2%と低くなっています。このように5年生存率が低い膵臓がんでも1期なら29・0%、肝臓がんは26・3%、胆のう・胆道がんが44・4%です。

 

・食道がんと肺がんの5年生存率はそれぞれ30・3%と31・0%でしたが、1期で発見された早期がんなら2倍を超える65・4%と64・5%です。

 

・日本人に多いとされる胃がんと大腸がんの5年生存率は64・2%と66・3%ですが、早期がんである1期ですと89・6%と91・0%です。

乳がんや子宮頸がんでも1期の早期がんなら96・1%と88・2%です。

 

毎日コーヒーを飲むと子宮体がんになるリスク減少 国立がんセンター(2019/07/08 excite)

 厚労省の研究班(主任研究者:津金昌一郎 国立がんセンター予防研究部長)は、40~60歳代の女性約5万9000人に対して、15年間追跡調査を行い、コーヒーを飲むのが週に2日以下というグループに対して、毎日3杯以上飲むというグループでは、子宮体がんになるリスクが約6割減少していたという結果が得られたことを発表しました。

 ちなみに、毎日1~2杯というグループでも子宮体がんのリスクが、約4割減少していました。

 同じ研究班の調査結果で、肝臓がんとコーヒーとの関係に関するものがあります。この結果では、男女を問わず、コーヒーを飲む習慣がない方に比べ、肝臓がんのリスクは毎日1~2杯飲む方では、約半分に、毎日5杯の方では約1/4に減少することが報告されています。

 

デュルバルマブ(イミフィンジ)、進展型小細胞肺がんのOSを有意に延長(CASPIAN)/AstraZeneca(2019/07/08 carenet)

 AstraZenecaは、2019年6月27日、進展型小細胞肺がん(SCLC)の1次治療を対象としたデュルバルマブの第III相CASPIAN試験で、主要評価項目である全生存率(OS)を達成したと発表。

 

がん 早期発見・早期治療が善であるとは限らない(2019/07/07 WEB論座)

 菊池誠氏の「福島の甲状腺検査は即刻中⽌すべきだ」の記事に関して、Twitter上で多くの反論が寄せられているのを目の当たりにしたが、反論に対する意見の一つとして、筆者が2年前に日刊ゲンダイに書いた記事が周辺で引用されていたこともあり、Twitter上の議論を追いかけてみた。

 反論の基盤には「早期発見・早期治療は善である」という前提があり、それに反対するとは何事か、というものが大部分である。しかし、一般的に言えば「早期発見・早期治療は善であるとは限らない」ばかりか、「早期発見・早期治療には害がある」というのが、がん検診の一般論である。まずその誤解を解くことに努めたい。

 ただその一般論は、福島の個別の状況には当てはまらないかもしれないという反論に対しては、あらかじめ以下のように反論しておきたい。

 「早期発見・早期治療の害」は、被曝量が多く、甲状腺がんのリスクが上昇し、その甲状腺がんの予後が従来の甲状腺がんより悪いとしても、なくなるものではないので、この一般論は福島を個別に考えるときにも有効なはずである。だから、推定被曝量が信じられないという人も、甲状腺がんのリスクが推定より高いという人も、被曝後に見つかる甲状腺がんは普通の甲状腺がんより進行が速いと思っている方にも、この一般論の理解は重要である。

 

玉三郎も愛用、がん縮小も? 水素水とは段違い「水素ガス吸引」の効果(2019/07/06 ニフィティ)

「ぜひ、みなさんに勧めたいですね。僕の周りにも水素吸入で病気が治ったという方が大勢います」と話すのは、歌舞伎役者の坂東玉三郎である。

「生まれつき腎臓が悪くて、これ以上数値が悪くなったら人工透析を考えなければならないという方が、半年ほど水素を吸引したら、普通の生活に戻れるまでに回復してしまいました。肌の湿疹も酷く、早くは歩けないくらいだったのに、そういった症状もきれいに治り、落ち着いたそうです。僕は毎日、家で座っているときに1、2時間、水素を吸って、水素サプリも一緒に飲んでいますが、疲れがよく取れるようになりました。寝つきも格段によくなりましたね。これを始めて、ほかの健康食品はすべてやめてしまいました」

 

抗がん剤治療で発病する場合も 白血病の原因(2019/07/06 日刊スポーツ)

 トップアスリートやシンガー・ソングライターらが相次いで闘病を公表した「白血病」-。血液のがんであるこの病気の発生率は、年々上昇しているといいます。その病因は不明のケースが多く、検査、治療も長期間に及びます。

遺伝子や染色体解析結果で、被ばく関連や抗がん剤関連が疑われる場合もありますが、それも確かではありません。ただし、若い方に比較的多いホジキン病というリンパ腫の患者さんの、最終的に亡くなられる原因は、ホジキンリンパ腫の再発よりも、二次発がん(なんと、その多くは白血病)ということから、抗がん剤や放射線治療歴は白血病発症の原因になりうると考えます。

 現在、各種がんの治療(化学療法)成績が良くなってきていますが、良くなればなるほど、将来の白血病(治療関連)が増えることが予想されています。ただし、現在治療を受けている患者さんは、その治療を中止することはありません。なぜならば、骨髄性の白血病の1番の原因は「人間として長生きしたから」と考えられます。

 化学物質やストレスや自然放射線(太陽光も)などを浴びて、それらによる遺伝子の「傷」を治しきれなくなったというのが、本当の理由というところでしょうか? 

 

関西発「ユニコーン」ステムリム上場へ、時価総額1500億円規模に(2019/07/05 日経)

 大阪大学発スタートアップのステムリム(大阪府茨木市)が5日、東証マザーズへの上場承認を得た。患者負担やコストを抑えながら、臓器や組織の損傷を人間の治癒力で回復させる独自技術を開発する。上場時の時価総額は1533億円程度を見込み、関西発のスタートアップでは異例の企業価値が10億ドル(約1080億円)を超すユニコーン級の大型上場だ。

 

肺がん診療におけるゲノム医療の新たな展開(2019/07/05 オンコロ)

 進行肺がんの薬物治療には、「従来の抗がん剤」「遺伝子解析に基づいて対象を選択する、分子標的治療薬」「免疫チェックポイント阻害薬」等の選択肢があるが、選択の際には遺伝子検査を行う必要がある。これが「遺伝子解析による治療の個別化」だ。たとえば、非小細胞肺がんの患者さんでは、遺伝子変化の有無を確認し、EGFR遺伝子変異があればEGFR阻害薬を使用、ROS1融合遺伝子が確認されればROS1阻害薬を使用する、というものだ。

 

カイコからHIV治療薬つくる研究加速 免疫生物研(2019/07/05 日経)

 免疫生物研究所は群馬で多く産出されるカイコを活用したエイズウイルス(HIV)治療薬の研究開発を加速する。遺伝子組み換えカイコから作った抗HIV抗体医薬品の実用化に向け、今後3年間で研究施設の整備費などを積み増し、2022年度中に製薬会社に医薬品の開発・販売権を供与する。ウイルスの破壊が期待できる新たな治療薬の普及を目指す。

免疫生物研は抗HIV抗体の独占的実施許諾を持つCURED(横浜市)と共同研究してきた。遺伝子組み換えカイコを用いて抗体を生産し前橋市の研究施設などで効果を検証している。

 

白血病細胞においてKrasが、がん抑制因子として働くことを発見(2019/07/05 ニコニコ)

 順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所の岩渕和久准教授(医療看護学研究科 教授)、横山紀子特任助教らの研究グループは、がん遺伝子として知られるKrasの正常なKras分子ががん抑制因子として働くことを明らかにしました。

 急性骨髄性白血病(AML)の治癒率はいまだ低く、副作用の少ない新規治療薬の開発が望まれています。本成果は、遺伝子変異してできた異常なKras分子ががん細胞の増殖を促すのに対して、正常なKras分子の本来の働きは、白血病細胞の細胞死を誘導する分化を促進することを発見し、新規治療薬開発及び今後の白血病克服に向けて大きな打開策を提示しました。

 

「怖い」「苦しい」…? 抗がん剤にまつわる誤解を考える(2019/07/05 Yahoo)

 抗がん剤に「副作用」があるのは事実です。抗がん剤を含むがんの薬物療法の基本戦略は、がんの増殖を抑えたり、がんが大きくなったり広がったりする仕組みを逆手にとって治療に利用することです。一方で、薬剤の性質に応じたさまざまな影響(=副作用、有害事象)が起こりえます。薬剤の作用する仕組みを考えると、副作用と主作用は裏表の関係にあり、「抗がん剤治療で副作用が起こる」のは、やむを得ない側面があるというのが実際のところなのです。

 

富士フイルム 米社とiPS細胞によるがん免疫治療薬の開発を開始(2019/07/04 日刊ケミカル)

 富士フイルムはこのほど、がん免疫療法に他家iPS細胞を用いた次世代がん免疫治療薬の開発を加速させるため、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーである米国子会社フジフイルム・セルラー・ダイナミクス(FCDI)と、医療分野における米国有力ベンチャーキャピタルのVersant社が、新会社Century社を設立し、他家iPS細胞を用いた次世代がん免疫治療薬の開発を開始した。なお、同開発には、大手製薬企業バイエル社も参画し開発費用を拠出している。

 FCDIは、他家iPS細胞由来のCAR‐T細胞を用いたがん免疫治療薬の研究開発を推進。同治療薬では、他家iPS細胞を大量培養し、分化・誘導して作製したT細胞を活用するため、均一な品質と製造コストの大幅な低減が期待できる。

 今回、FCDIは、同治療薬の開発を加速させ早期事業化を図るために、有望な技術を持つベンチャー企業に必要な人材や技術などを獲得・投入し数多くの事業化を支援してきたVersant社、数々の新薬を創出してきた経験・実績のあるバイエル社と協業。

 今後、富士フイルムは、Century社にて、他家iPS細胞由来のCAR‐T細胞などを用いたがん免疫治療薬の早期創出・事業化を目指していく。

硫酸化多糖フコイダンとβ-グルカンによる協調的免疫力向上の機構を解明-九大(2019/07/03 QLifePro)

 九州大学は7月1日、海藻由来の硫酸化多糖類であるフコイダンがβ-グルカンと協調して免疫を活性化する作用機序を新たに明らかにしたと発表した。この研究は、同大学院農学研究院の宮﨑義之准教授の研究グループが、株式会社ヴェントゥーノならびに特定非営利活動法人NPOフコイダン研究所により設立された機能性多糖分析学寄附講座における産学連携研究の一環として行ったもの。

 

「がん」と診断されたときのお金問題。ビジネスパーソンはこう対処する(2019/07/03 yahoo)

がんに罹ったときのお金の対策で真っ先に目が向くのは、民間の医療・がん保険となるでしょう。

 しかし、こうした保険は、通常は入院費・手術費を保障するのみ(特約によっては診断給付金などが一時的に出ますが)。会社の有給休暇を使い切り、無給となる休職期間中の給料を補填するには足りません。

 そこで、正社員の場合、「傷病手当金」が助けになります。これは、業務外の病気・けがで療養しており、給与の支払いがない時に毎月支払われるものです。

 傷病手当金は、給料の2/3が支給されます。ですが、健康保険料や社会保険料は、ここからも引かれるため、「“思ってたよりも、もらえなかった”とおっしゃる患者さんは少なくはありません」と、著者の黒田さんは注意します。例えば、額面給与30万円で手取りが約23万円の場合、傷病手当金は15万円程度。確かにこれだけでは厳しいでしょう。

 

富士フイルムががん免疫薬 独製薬大手バイエルとiPS活用(2019/07/02 日経)

 富士フイルムホールディングスは1日、ドイツ製薬大手バイエルと人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ったがん免疫薬(CAR-T細胞療法薬)を開発する方針を発表した。患者以外の第三者のiPS細胞を製造に使い費用を安くできる可能性があるという。

 富士フイルム傘下の米企業が米ファンドと設立した会社に、バイエルが出資。開発費は2億5千万ドル(約270億円)を見込み、バイエルが9割弱を負担する計画だ。米企業が製造を担当し、数年後に米国で臨床試験を始める方向だ。

 

富士フイルム、オランダに新工場=30億円投じ、細胞培地を生産(2019/07/02 時事)

 富士フイルムは2日、細胞を培養する「培地」を生産する新工場をオランダに建設すると発表した。投資額は約30億円。2019年中に着工し、21年内の稼働を目指す。生産能力は粉末培地で年間320トン、液体で同470トン。バイオ医薬品の需要増などにより培地市場は拡大しており、欧州での供給体制を強化する。

【ASCO2019】CAR-T細胞療法、押さえておきたいトピックス(2019/07/02 Answers News)

 CAR-T細胞療法には腫瘍細胞を死滅させる力があるものの、PD-1/PD-L1といった免疫抑制に勝てない場合もある。こうした免疫抑制をPD-1/PD-L1を標的とする抗体で阻害すれば、CAR-T細胞による腫瘍細胞への攻撃を強化できる可能性がある。研究者らは、主要の微小環境をCAR-T細胞に最適な状態に整えるべく、CAR-T細胞療法と抗PD-1抗体を併用する、あるいはCAR-T細胞にPD-1抗体を導入するという方法を模索している。

東ソー 血中異常細胞の解析受託事業を開始 がん転移研究に貢献(2019/07/01 日刊ケミカルニュース)

 東ソーは28日、血中に存在する異常細胞を検出し、がん関連遺伝子の変異を解析する技術を確立し、解析結果の研究活用を目的とする研究機関や製薬企業向けの細胞解析受託事業を、6月から東ソー分析センターで開始したと発表した。

これらの解析技術を用いた、ヒト肺腺がん細胞株を添加したモデル検体による解析試験では、添加がん細胞の80%以上を異常細胞として検出した。

 また、がん関連遺伝子の変異解析では、市販の遺伝子解析パネルを活用し、回収した異常細胞について50種類のがん関連遺伝子の変異の有無が解析できる。

がんのない乳房の予防切除を推奨 変わるか全額自己負担(2019/06/29 朝日)

 調査は、専門医らでつくる日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構が実施。15年9月~16年8月末までの1年間に、聖路加国際病院や昭和大病院など7施設で検査した1527人を対象に調べた。うち297人にBRCA1、2の遺伝子変異があった。遺伝子変異のある人の約20%にあたる49人が、がんのない反対側の乳房内の乳腺部分を取り除く手術を受けていた。

 がんのない乳房を切除すると、切除しなかった人と比べて死亡リスクを半減させることが海外の複数の研究からわかっている。日本乳癌学会は昨年、学会の診療指針を改定。この遺伝子変異がある乳がん患者に、がんのない乳房を予防的に切除する手術を「強く推奨する」とした。

 だが予防的手術は保険適用外のため、費用は全額自己負担。施設ごとに異なるが、乳腺の全摘出と再建術で100万~200万円とされ、費用を理由に手術をためらう患者も多いという。

岡山発抗がん剤&オプシーボで臨床試験 米国で来月開始(2019/06/29 朝日)

 岡山大が見いだした遺伝子「REIC(レイク)」を使った新しいがん治療製剤と、がん免疫治療薬「オプジーボ」を併用し、悪性胸膜中皮腫に対する効果を調べる臨床試験が7月、米国で始まる。

 新製剤は、岡山大特命教授で新見公立大学長(岡山県新見市)の公文裕巳さんらが開発した。細胞に特定のたんぱく質を過剰に作り出させることで、がん細胞だけを殺し、かつ抗がん免疫を高める働きがある。

 今回の臨床試験は、岡山発のバイオベンチャー「桃太郎源」社(岡山市北区)が、米食品医薬品局の認可を得て中皮腫患者が多く集まる米・ベイラー医大で患者12人を目標に2年間実施する。

サイラムザ、「がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400ng/mL以上の切除不能な肝細胞がん」の追加承認を取得~胃がん・大腸がん・肺がんに続く4つ目の承認(2019/06/24 オンコロ)

 6月18日、日本イーライリリー株式会社は、抗悪性腫瘍剤サイラムザ(一般名ラムシルマブ)について、「がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400ng/mL以上の切除不能な肝細胞がん」に対する治療薬として、適応追加の承認を取得した。

 サイラムザとは:血管新生阻害剤であるサイラムザは、がんの増殖および転移に関わる血管新生において重要な働きを示す血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体2に対するヒト型モノクローナル抗体。日本国内においては、これまでに「治癒切除不能な進行・再発の胃がん」「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん」「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」の適応を取得している。

転移の確率高い食道がん=内視鏡による早期発見・治療が有効(2019/06/23 Yahoo)

 消化器系がんの中でも、検診の対象となっている胃がんや大腸がんに比べて認知度が低いのが食道がんだ。しかし。咽頭直下から胃の直上にかけての食道に発症するため、頸部(けいぶ)のリンパ節などを通して他の臓器に転移する確率が高く、厳しい結果に至ることが少なくない。発病率は10万人当たり17.9人で、50代から増加し始めて70代にピークを迎える。

富士フイルム 再生医療ベンチャーに出資、業務提携も(2019/06/24 日刊ケミカルニュース)

 富士フイルムはこのほど、再生医療ベンチャーPuREC社(ピュレック:島根県出雲市)の第3者割当増資を引き受け、3億円を出資すると発表した。併せて、同社と再生医療製品の開発・製造受託に関する業務提携契約も締結した。

 ピュレック社は、島根大学発の再生医療ベンチャーで、特殊な間葉系幹細胞(MSC)の作製技術を活用した再生医療製品の実用化に取り組んでいる。

 MSCは、骨や脂肪などの細胞に分化する能力をもち、組織修復や免疫調整など多様な効果が期待されている幹細胞で、脳梗塞や軟骨損傷など様々な疾患での臨床応用が検討されている。

抗がん剤から心臓守れ 生存率向上も目立つ副作用(2019/06/23 日経)

 抗がん剤の副作用で重い心臓病に陥る患者が目立ち始め、早期発見や治療法を目指す研究が増えている。がん治療の進展で生存率が高まり、浮上してきた新しい問題だ。

 抗がん剤には種類によって心臓に対する毒性のある成分を含んでいる。投与の直後や1年以上たってからと時期はまちまちだが心臓病を起こす。いったん傷んだ心臓は回復しにくく、他の組織への副作用に比べて患者の命に関わる恐れが強い。早期の発見や治療法の開発が緊急の課題になっている。

がんの名医が加入するがん保険の実名 選んだ理由は?(2019/06/22 女性セブン)

 本紙・女性セブンは、手術や検診、緩和ケアなど、がんの実態を知り尽くしている名医たち13人に、それぞれが「入っているがん保険」について徹底取材。プロが選ぶ「がん保険」とはどういったものなのだろうか。ただ、13人中6人は「がん保険には加入していない」と回答したのだ。

 理由は、「受けるメリットがはっきりしていない」や「がん家系ではない」などに加え、1か月あたりの医療費の上限が決まっている「高額療養費制度」があるだけに、保険は必要ないといった声だ。

肉腫の遺伝子治療法、治験患者を募る 神奈川県立がんセンター(2019/06/20 朝日)

 皮下組織や筋肉などの「軟部組織」で発生する悪性腫瘍の「肉腫」に対抗する新たな治療法の確立に向け、神奈川県立がんセンター(横浜市旭区)のがんワクチン・免疫センターが、新たな臨床試験(治験)の対象患者を募っている。

 がんセンターによると、この免疫療法は医師主導による治験で、患者から最大200ミリリットルの採血をしてリンパ球を取り出し、がん細胞が持つ目印を攻撃する遺伝子を導入。特殊技術で培養してから体内に再び戻し、がん細胞をなくすことが目的だ。

 2~3カ月間の準備期間を経て、治療入院で約2カ月間。ワクチン投与を受けた場合は治験終了後も15年の間は追跡調査する。ワクチン投与量の妥当性や副作用の程度確認などの安全性チェックで最大12人、さらなる効果と副作用確認で最大9人を目標に治験患者を募る。治験期間は来年3月までだが、状況により期間延長もあり得る。

タイの女性がん患者、髪も元気も戻った アデランスが医療用かつらを寄贈(2019/06/20 朝日)

 抗がん剤治療などで髪の毛を失ったタイのがん患者らのために、かつら大手のアデランス(本社・東京)がこのほど、バンコクの国立がんセンターなどに医療用のかつらを贈った。社会貢献の一環として2012年から毎年続けており、今年は7月にかけて三つの病院に計130個を寄贈する。

抗がん剤サイラムザ、リムパーザの効能効果拡大、奏効可能性を検査で確認し、その旨をレセプトに記載―厚労省(2019/06/21 メディ・ウォッチ)

 抗がん剤「サイラムザ」「リムパーザ」について、新たながん種への効能・効果追加が認められた。サイラムザは肝臓がんに、リムパーザは卵巣がんの維持療法に用いることが可能になった。

がん免疫療法、研究開発で中国が急速に台頭…特許出願・論文発表とも日本を上回る(2019/06/20 AnswersNews)

 日本発の研究成果が切り開いたとも言えるこの分野ですが、日本は研究開発競争で世界に大きく水をあけられているのが現状です。特に近年、中国が急激に頭角を現しており、特許の出願件数や論文の発表数で日本を上回る成果を出しています。

 特許庁が5月に公表した2018年度の特許出願技術動向調査報告書によると、がん免疫療法に関する特許のファミリー出願件数(日米欧中韓国その他への出願)は2002~16年に8645件。出願人の国籍を見てみると、米国籍が3555件(41.1%)、欧州国籍が2213件(25.6%)を占め、中国が1247件(14.4%)で米欧に次ぐ3位となりました。日本は671件(7.8%)と中国の半分以下にとどまります。

最先端研究から中国系排除する米国-「がんに国境なし」のはずが(2019/06/20 Bloomberg)

 受賞歴もある免疫学者で中国から米国に帰化した呉氏は今年1月、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの公共衛生・トランスレーショナルゲノミクスセンターのディレクターをひっそりと辞めた。

 米国の研究機関における中国の影響力増大に対抗するため、トランプ政権は対策を講じている。呉氏に続き、トップクラスの中国系米国人研究者3人も最近、ヒューストンにあるMDアンダーソンがんセンターを去った。

 呉氏は他人のアイデアを盗んだとして訴追されているわけではない。だが、中国のがん研究を秘密裏に支援していたとの疑いが事実上突き付けられている。56歳の呉氏はMDアンダーソンで27年を過ごした。辞任してから1カ月後、呉氏は夫と2人の子どもを米国に残して、上海で公共衛生を教える学校の学長職を得た。

白血病の治療にアラビックヤマト?驚きの研究成果が出てきた理由(2019/06/17 まぐまぐ)

 造血幹細胞の培養には培養液にウシ血清やアルブミンなどを添加するのですが、その代わりにヤマトのりの成分ポリビニルアルコール(PVA)が使えるということが東大とスタンフォード大の研究でわかったというお話ですね。PVAを添加すると、細胞がより長期に培養できて、しかもコストが低いという利点があります。

遺伝子変異、電子タバコが一般タバコより6倍も多い(2019/06/18 東亜日報)

 電子タバコを吸った人は、一般のタバコの喫煙者より、気管支遺伝子が6倍も多く変異したという米ノースカロライナ大学の研究チーム実験結果が公開された。気管支細胞の遺伝子変異は、肺線維化などの気管支疾患を起こしたり、肺のがん細胞を他の臓器に転移させたりする主な原因となっている。電子タバコが一般タバコより体への有害性が少ないという通念を破る結果といえる。

 この研究を紹介した慶煕(キョンヒ)大学病院のチェ・へスク教授は、「『禁煙が難しければ、いっそのこと電子タバコを吸え』という一部の電子タバコメーカーのマーケティングに騙されれば、20年後、どのような副作用を経験するか分からない」と指摘した。

化学療法薬を含まない新たな抗がん剤を開発 中国(2019/06/16 AFP)

 中国の研究者はこのほど、がん組織の画像診断を可能にし、抗がん治療も行う、化学療法薬を含まない新たなナノ診断・治療薬を開発した。

 中国科学院の呉正岩(Wu Zhengyan)研究員のプロジェクトチームと、上海交通大学医学院の鄒多宏(Zhou Duohong)教授は、ナノ診断・治療薬はナノセレンと炭酸マンガン修飾四酸化三鉄でできており、がんの診断・治療を効果的に結び付けることが可能だと説明した。

 治療薬に含まれる炭酸マンガンは2価のマンガンイオンを放出でき、ナノセレンと共にがん細胞中のヒドロキシルラジカル形成を促進。がん細胞のアポトーシス(機能的細胞死)を誘発する他、がん細胞内でのATP(アデノシン三リン酸)生成を抑制し、がん細胞への栄養供給を遮断することで、がん細胞のアポトーシスを加速させる。

大腸、肺、胃…がん経験者が語る「こんな思わぬ前兆がありました」(2019/06/16 週刊現代)

 平成が終わる直前の4月29日。高橋尚子さんや有森裕子さんを五輪メダリストへと育て、マラソン界の「名伯楽」と呼ばれた小出義雄さん(享年80)の告別式がしめやかに行われた。

 お別れに訪れた多くの関係者の中には、小出さんを恩師と慕う、日本女子長距離マラソン強化部長の金哲彦さん(55歳)の姿もあった。

 プロランニングコーチとしても活躍する金さんは、現在放送中のNHK大河ドラマ『いだてん』でマラソンの指導も行っている。そんな金さんだが、あと一歩遅ければ、師と仰ぐ小出さんより早く亡くなっていた可能性もあった。

 金さんに大腸がんが発覚したのは42歳のころ。働き盛りと言われる年齢だ。ステージⅢで、がんが大腸の外にはみ出すほど進行していた。金さんが当時を振り返る。

血中のがん細胞をレーザーで破壊する新しい治療法、がん転移を大幅に抑制する可能性(2019/06/13 Gigazine)

 学術誌のScience Translational Medicine上で公開されたばかりの最新の研究論文で、レーザーを用いて血中のがん細胞を破壊する治療法が発表されています。この治療法は被験者として集められたがん患者28人のうち、27人のがん細胞を正確に検出することに成功しており、加えてがん細胞が静脈を流れる際には、高い確率でリアルタイムにがん細胞を破壊することに成功しています。

【松本浩彦医師】がん細胞が育つまでに危険性を知れれば…生活習慣改善のきっかけに(2019/06/14 デイリー)

 1個のがん細胞が奇跡的に28回分裂すると約3億個のがん細胞の塊となります。この時の大きさが5ミリ。現在の画像診断技術で発見できる最小限のサイズです。この時点で初めてがんと診断され、治療が始まります。

 1個のがん細胞が5ミリに増殖するまでには20年の歳月が必要ですが、5ミリまで育ってしまうと、もう免疫システムでは排除できなくなり、治療しなければ5ミリのがんは2年で1kgになります。

 1個のがん細胞が5ミリまで育つ20年の間に、がんの可能性・危険性を知ることはできないか、それが遺伝子検査なのです。

1型糖尿病を引き起こす新種のリンパ球の発見(2019/06/14 Yahoo)

 1型糖尿病(type1 diabetes:T1D)は、インシュリンを分泌する膵臓のβ細胞が、自分の免疫システムにより攻撃され殺される結果、インシュリンが分泌されなくなり糖尿病になる。

ジョンズ・ホプキンス大学の論文は、通常ありえないと考えられてきたTcRとBcRを同時に発現したリンパ球が、なんとT1D患者さんの末梢血には存在し、T1Dを誘導する自己抗原の供給基地として働いてしまうという、これまでの常識を覆す研究で、以下のことを明らかにしている。

1)患者さんを問わずT1Dで増殖している新種細胞の多くがの1種類のBcRを発現している。

2)このBcR分子の一部が切り出されたペプチドが自己抗原としてT細胞を刺激する。

3)BcR由来の自己ペプチドにより誘導されるT細胞はインシュリン由来ペプチドにも反応する。

4)結果、BcR由来のペプチドで活性化されたT細胞がβ細胞を攻撃して殺し、糖尿病を引き起こす。

1型糖尿病の発症を免疫療法で抑える 臨床で世界初の成功(2019/06/12 糖尿病ネットワーク)

 米国のイェール大学医学部の免疫・内分泌学部のケヴァン ヘラルド教授は、自己免疫によるβ細胞の破壊を抑える薬「テプリズマブ(teplizumab)」(Macrogenics社)を用いた無作為プラセボ対照試験である「1型糖尿病TrialNet」研究を主導している。

 このほど、免疫システムを標的とする「テプリズマブ」により、1型糖尿病リスクの高い人の発症を抑制できることを、研究で明らかにした。研究成果は、医学誌「ニュー イングランド メディカル ジャーナル(NEJM)」に掲載され、サンフランシスコで6月に開催された第79回米国糖尿病学会年次学術集会で発表された。

【特許庁】大日本住友が免疫増強で9位‐癌免疫療法の特許出願件数(2019/06/12 薬事日報)

 特許庁は、2018年度の特許出願技術動向調査報告書をまとめた。免疫抑制阻害や腫瘍溶解性ウイルス療法、癌ワクチン療法など、大きな注目を集めている癌免疫療法に関する特許出願件数は、米国人による出願が48.7%と約半数のシェアを占め、日本人の出願は約7%と欧米に大きく水を空けられていた。

 日米欧中韓への出願人別の特許ファミリー件数ランキングでは、バイオベンチャーのオンコセラピーサイエンスが全体で20位に入り、癌ワクチン療法でも3位となった。免疫増強では、国内製薬企業からTLR7アゴニストの開発を進める大日本住友製薬が9位にランクインした。

膵がん治験クラウドファンディング…関西医大、目標1000万円(2019/06/11 読売)

 関西医科大学(大阪府枚方市)は10日、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)で、腹膜に転移した膵すいがんの臨床試験(治験)の費用1000万円を集める取り組みを始めたと発表した。

 パイロット試験で効果のあった抗がん剤の保険適用を目指して国内30施設、患者180人に増やした治験を約2000万円で計画したが、抗がん剤は後発医薬品で、製薬企業から出資の協力を得られなかった。公的資金の申請も認められず、CFで9月8日までに1000万円を集めることにした。

がん患者の就活、自ら病状伝えなくてよい場合もある?(2019/06/11 日経)

 仕事に関しては、「就職活動のときに、がんであることを告げるべきですか」という相談が結構あります。虚偽のことを採用者に話すのはいけないけれど、がんであることを自ら言う必要はないと僕は思うんです。会社を頻繁に休まないといけないような場合は、伝えた方がいいでしょうけれど……。

5年後の世界の医薬品市場予測 売上1位はキイトルーダ、170億ドル超に 英調査会社まとめ(2019/06/11 ミクスonline)

 市場調査会社の英国エバリュエート社はこのほど、2024年の世界の医薬品市場予測をまとめた。24年の製品売上1位はがん免疫療法薬で抗PD-1抗体のキイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)で、売上は170億ドルに達すると分析した。18年売上は71億9800万ドルのため、24年までの年平均成長率は15.4%になるとしている。

 同種同効の抗PD-1抗体オプジーボ(ニボルマブ)は24年に売上113億ドルで、売上ランクは4位と予測。18年売上は75億7400万ドルのため、年平均成長率は6.9%としている。

 予測2位は関節リウマチや乾癬など自己免疫疾患に用いるヒュミラ(アダリムマブ)で、24年売上は124億ドルと予測した。16年に特許切れしたものの、米国でバイオシミラーの上市が困難なこともあって成長を続けており、18年売上は世界売上1位となる204億ドルだった。

 予測3位は血栓症に用いる抗Xa剤エリキュース(アピキサバン)で、売上は120億ドル(18年売上64億3800万ドル)、年平均成長率は11.0%と分析した。オプジーボまでの上位4製品が24年に100億ドル以上製品となる。

免疫チェックポイント阻害薬投与後に1型糖尿病を発症する原因の一端を解明-阪大(2019/06/10 Q-LifePro)

 研究グループは今回、免疫チェックポイント阻害薬投与後に1型糖尿病を発症した患者1名の膵臓の観察を行った。患者の膵臓ではインスリンを分泌する膵臓のβ細胞が著明に減少しており、膵β細胞近傍・膵島内および周囲、さらには外分泌領域を含む膵全体にTリンパ球が浸潤していた。これは、免疫チェックポイント阻害薬投与により活性化されたTリンパ球がβ細胞を攻撃することでβ細胞の数が減少し、1型糖尿病の発症に至った可能性を示唆している。さらに、ごくわずかに残存しているβ細胞および膵島では、PD-L1が低下していることも明らかになった。

抗がん剤の副作用を予測する遺伝子検査キットを発売開始(2019/06/10 時事)

 株式会社NAM(本社:東京都中央区、代表取締役:中野 哲平)は、令和元年6月より抗がん剤の副作用を予測する遺伝子検査キットを発売開始する。

検査キットは、エビデンスのある遺伝子10個(CYP3A4* 1B, CYP3A5* 3, ABCB1, ERCC1, DPYD, MTHFR, TYMS,XRCC1, GSTP1等)を検査することで、抗がん剤の副作用の強さと種類を予測します。

マウス胎児の腸内細胞、幹細胞に変化 コペンハーゲン大が発見(2019/06/09 日経)

デンマークのコペンハーゲン大学の研究グループは、マウスの胎児の腸の中で成長した細胞が幹細胞になる現象を発見した。あらゆる細胞に成長可能な幹細胞を作製する新たな方法につながる可能性があるという。 

「細胞」の“医薬品”化の次は、「治療アプリ」(2019/06/09 ニュースイッチ)

16年に米国で製品化されたCAR―T治療(人工改変免疫細胞を患者に投与)は、難治がんに対し圧倒的な治療効果を示した。これは生命の最小単位である細胞を人工的に造り込み、革新的“医薬品”として確立させた世界初の象徴的事例である。

 もう一つの新潮流が「治療アプリ」という新概念である。医師から飲み薬ではなく“アプリ薬”が処方される未来が大いにあり得る。

認知症基本法案、自公提出へ 9/21は認知症の日(2019/06/09 産経)

自民、公明両党は8日、認知症対策の基本理念を定めた認知症基本法案の共同提出に向け、最終調整に入った。

認知症基本法案は、急速な高齢化で認知症の人が増えている現状を踏まえ、認知症対策を「国の責務」と定め、「国民の責務」として「認知症の人の自立および社会参加に協力するよう努めなければならない」と記した。

世界保健機関(WHO)などが「世界アルツハイマーデー」と定めている9月21日を「認知症の日」とし、9月を認知症月間と規定した。

東レ 血液1滴でがん検査、年内申請(2019/06/09 日経)

東レは血液1滴から様々ながんを発見する検査キットについて、2019年中に厚生労働省に製造販売の承認を申請する。

検査は、血液が1滴と利用者の負担が少なく、がんの有無の判定精度も95%以上という。

国立がん研究センターなどと14年に始めた研究プロジェクトがこのほど終了し、その成果を事業化する。がんができると血液中に増える「マイクロRNA」という物質を検出する手法で、東レはこれを検出する遺伝子解析チップを開発した。

同社の遺伝子解析チップは独自の素材や加工技術を生かし、マイクロRNAなどを従来に比べ100倍の感度で検出できる。血液1滴分、50マイクロ(マイクロは100万分の1)リットル程度あれば検査できる。

身近な薬剤で劇的効果が!がん放射線の新治療法コータックとは(2019/06/09 女性自身)

 名古屋市在住のAさん(55歳・主婦)だ。ステージ4で末期がんというと、余命宣告されることもある深刻な事態だがAさんは、みごと生還。結婚という新生活に踏み出すこともできた。

 その奇跡を実現した「コータック」という治療法を開発したのは、高知大学名誉教授で、高知総合リハビリテーション病院院長小川恭弘医師。放射線科医で、日本における乳がんの乳房温存療法の第一人者でもある。

「日本では、コータックが安すぎて製薬会社にメリットがないため、なかなか臨床治験ができませんでした。先にイギリスのロイヤル・マーズデン病院で、’17年から臨床治験が始まっていて、本年中にフェーズ2に入る予定です。そして3年後の’22年には、日本で新薬コータックとして認可されると予測しています。」

アストラゼネカのイミフィンジ(R)、免疫治療薬として唯一切除不能なステージIII非小細胞肺がんの3年生存率を示す(2019/06/07 excireニュース)

 3年生存率のデータを発表イミフィンジ群57%、プラセボ群43.5%。

アストラゼネカ(本社:英国ケンブリッジ、CEO:パスカル・ソリオ)は切除不能なステージIII非小細胞肺がん (NSCLC) に対するイミフィンジ(一般名:デュルバルマブ(遺伝子組換え)) の第III相試験の3年生存率 の結果をシカゴのASCO 2019年次総会で発表しました。

子宮頸がん予防の錠剤、京大チームが治験開始(2019/06/08 読売)

 京都大の萩原正敏教授ら研究チームは、子宮頸けいがんの発症を抑える薬の臨床試験(治験)を、4月に開始したと発表した。安全性と効果が確認できれば、2022年の承認を目指すという。

 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症する。感染すると約1%で子宮頸部にがんの前段階の病変ができ、このうち数%ががんになる。国内では年間約1万人が発症し、約3000人が死亡している。

慶応大 ロボット使い がんゲノム医療 遺伝子を迅速に解析する技術を開発(2019/06/07 NHK)

 患者ごとにがんの遺伝子を検査し有効な薬を探す「がんゲノム医療」について、一般的な遺伝子検査の100倍を超える数の遺伝子を迅速に解析する技術を慶応大学などのグループが開発しました。

 慶応大学医学部の西原広史教授らのグループはロボットを使って、2万個に及ぶヒトのすべての遺伝子を、従来より大幅に短い4週間ほどで解析できるようになったということです。

保険は適用されないため、100万円程度の費用がかかる。

がん免疫療法で資金調達に成功 ユナイテッド・イミュニティ(2019/06/07 PR TIMES)

 ユナイテッド・イミュニティ株式会社(三重県津市 代表取締役社長 原田 直純)は、三菱UFJライフサイエンス2号投資事業有限責任組合(東京都中央区 無限責任組合員 三菱UFJキャピタル株式会社 代表取締役社長 半田 宗樹)並びにアクシル・キャピタル・パートナーズ有限責任事業組合(東京都中央区 代表組合員 フレデリック シェーン)を割当先とする第三者割当増資を実施した。

 難治性がんは「Cold tumor」は、免疫的に活性が低い(「免疫的に冷たい」)タイプのがんです。Cold tumorは世界的な課題となっており、ユナイテッド・イミュニティ社ではその克服のため、独自のT細胞活性化技術「T-ignite」を基盤とする新しい免疫療法の基礎研究と臨床試験を世界に先駆けて進めている。

コニカミノルタ、東大、国がん 次世代がん遺伝子パネル検査を共同研究開発(2019/06/07 ミクスonline)

 コニカミノルタは6月6日、より高機能の次世代がん遺伝子パネル検査の実用化に向け、東京大学、国立がん研究センター研究所と共同研究開発を行うと発表した。DNAパネルだけでなく、RNAパネルも組み合わせるのが特徴で、それにより複数の遺伝子が融合し腫瘍化を促す融合遺伝子なども高感度に検出できるようにする。

【松本浩彦医師】がん発症リスクに究極の予防法あり 実現は近いが…問題は値段の高さ(2019/06/07 デイリー)

 全てのがんには、それぞれアクセルとブレーキの役割を果たす遺伝子があります。これらの遺伝子が、いま現在オンになっているかオフになっているかを調べて、がん発症のリスクを高い精度で予測するのがmRNA検査ですが、この検査、いまのところ値段が非常に高いのが玉にきずです。

 ◆松本浩彦(まつもと・ひろひこ)芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。

大腸がんから復帰の原口へ「敬意しかない」 ロッテが神対応(2019/06/06 朝日)

今年1月に大腸がんの手術を受け、4日のロッテ戦(ゾゾマリン)で1軍公式戦に復帰したプロ野球・阪神の原口文仁(27)。リハビリを乗り越え、懸命に打って走り、グラウンドで再び輝く姿を見せた。

切除可能な非小細胞肺がん患者に対する術前化学療法としてのオプジーボ単剤、オプジーボ+ヤーボイ併用、術前の残存腫瘍10%以下の割合をそれぞれ17%と33%に ASCO(2019/06/06 オンコロ)

 Tina Cascone氏らは以下のように結論を述べている。”切除可能な非小細胞肺がん患者に対する術前化学療法としての抗PD-1抗体薬オプジーボ、オプジーボ+抗CTLA-4抗体薬ヤーボイ併用療法は、術前療法の残存腫瘍10%以下の割合(MPR)17%、33%をそれぞれ示し、本患者の有望な治療選択肢になり得る可能性が示唆されました。”

切除可能な非小細胞肺がん患者に対する術前化学療法としてのテセントリク単剤療法、病理学的奏効率19%を示す ASCO(2019/06/06 オンコロ)

 David J. Kwiatkowski氏らは以下のように結論を述べている。”切除可能非小細胞肺がん患者に対する術前化学療法としての抗PD-L1抗体薬テセントリク単剤療法は、病理学的奏効率(MPR)19%を示し、忍容性も問題ありませんでした。”

35歳女性の私が、大腸がんだと分かったあとに「受精卵」を凍結するまで(2019/06/06 文春オンライン)

 35歳でがんになりました。種類は大腸がんです。

進行度はステージ3bで、この場合、大腸から腫瘍を取り除いたあと、補助的に抗がん剤治療をするのが標準治療(=現段階でベストの治療)とされています。そのとき医師から、「薬の影響で妊娠できなくなるかもしれない」と告げられました。

サルコペニアが免疫療法の治療効果に悪影響を及ぼすことが判明-京都府医大(2019/06/05 Q-LifePro)

 京都府立医科大学は5月27日、進行期非小細胞肺がん患者に対する免疫チェックポイント阻害薬の効果予測にサルコペニアが関連している可能性を示したことを発表した。サルコペニアとは骨格筋量が減少した状態を指す。

 38名の患者(男性26名、女性12名)を対象に、ICI投与前のCTで大腰筋面積が初診時と比較して10%以上減少した患者をサルコペニア群と定義し、サルコペニア群と非サルコペニア群に分け、ICIの治療効果を評価した。その結果、全奏効率は有意にサルコペニア群が非サルコペニア群と比較して低値だった(サルコペニア群0%対非サルコペニア群41%[p=0.0154])。

富士フイルム、再生医療で順大発ヴェンチャーに出資(2019/06/04 日経)

 富士フイルムは4日、順天堂大学発スタートアップ企業で再生医療分野の新技術を開発するJUNTEN BIO(東京・中央)に2億円を出資したと発表した。JUNTENは臓器移植の拒絶反応を抑える再生医療製品を開発する。実現すれば免疫抑制剤を減らし、合併症のリスクを抑えられる。

 富士フイルムは再生医療分野で研究や投資を進める。富士フイルム子会社の米セルラー・ダイナミクス・インターナショナル(CDI)はiPS細胞を使った再生医療製品を研究開発している。18年には細胞培養の栄養剤となる「培地」を手がける米企業を買収した。

ネクターC社の皮膚がん薬で腫瘍消失の患者増加-オプジーボと併用(2019/06/03 Bloomberg)

 皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)の患者にネクター・セラピューティクスの治験薬を併用投与した臨床試験で、腫瘍が完全に消失した状態の患者の数が1年余りの経過観察後に増えたことがデータから示された。

 ネクターは1日、同社の治験薬「NKTR-214」(一般名:bempegaldesleukin )と「オプジーボ」を併用した進行性メラノーマ患者対象の第2相試験「PIVOT-02」の最新結果を米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次会合で発表した。

 それによると、有効評価対象の患者38人のうち完全奏効(CR)を達成した患者は13人となり、昨年11月のアップデート時点(9人)と比べ4人増えた。客観的奏効は20人で前回と変わらず、うち16人は奏効が続いている。


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