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【がん早期発見】CTC血液検査によるがん幹細胞の発見(白川太郎医師)


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【News】がん関連 最新ニュース

「がん細胞を兵糧攻めにする」という発想のがん治療法が登場(2019/10/09 Gigazine)

 ドイツのマックス・プランク研究所に務めるエレナ・レックツェー氏らの研究グループは、「グルコース(糖)の取り込みを抑制するGlutorと、グルタミンの代謝を妨げるCB-839を併用することで、効果的にがん細胞の成長を抑えられることが示された」」と発表。

 

九大発バイオ、免疫細胞でがん治療薬 20年秋にも治験(2019/10/09 日経)

 九州大学発のバイオスタートアップ、ガイアバイオメディシン(福岡市)は、ヒトの免疫細胞から新たながん治療薬を開発する。「ナチュラルキラー(NK)細胞」という免疫細胞を特殊な条件で培養することで、がん細胞を攻撃する能力の高い細胞を作り、点滴薬として使う。2020年秋の臨床試験(治験)を目指しており、早ければ22年度中にも製品化したい考えだ。

 ベンチャーキャピタルのQBキャピタル(福岡市)などから、第三者割当増資で数億円規模を調達した。治験に使う候補薬の作製や、動物による安全性試験を実施するための費用などに充てる。

 ガイアバイオメディシンはNK細胞などを研究する九大の米満吉和教授が15年に創業。NK細胞から、がん細胞を減らす効果が高い「GAIA-102細胞」を作製した。ヒトの血液から「T細胞」という別の免疫細胞を取り除き、細胞の密度や薬剤の量などを調整して培養すると、NK細胞がGAIA-102細胞に変わるという。

 

ノーベル医学生理学賞に輝いた「細胞の低酸素応答」の解明は、がん治療などの追い風になる(2019/10/08 WIRED)

 2019年のノーベル医学生理学賞が、細胞が低酸素の状態に適応する「低酸素応答」のメカニズムを解明した3人の研究者に贈られることが決まった。

1990年代から2000年代を通して3人は、低酸素誘導因子(HIF)と呼ばれる酸素に敏感なタンパク質の作用の解明に、それぞれ取り組んでいた。こうしたなかで解き明かしたのが、細胞内においてタンパク質を分解する酵素複合体「プロテアソーム」が、高酸素状態においてはHIFを分解するメカニズムだった。

 プロテアソームは高酸素状態においては、HIFを分解する作用をもつ。一方で酸素レヴェルが低下すると、今度はHIFを増やしてホルモンの産生を促進し、赤血球や血管をつくるよう促す。こうした一連のメカニズムを3人は明らかにした。

 

がん免疫薬効果、予測精度高く 血中物質で99%識別も(2019/10/05 日経)

 体に備わる免疫の仕組みを利用するがん免疫薬について、効果を事前に予測する技術が実用化に近づいている。東京慈恵会医科大学などは99%の精度で識別できる技術を開発した。川崎医科大学や名古屋大学などはそれぞれ2~3種類のがん免疫薬の効果を予測する目印を見つけた。

 

 東京慈恵会医科大学の藤田雄助教や東京医科大学の落谷孝広教授は、がん細胞から出て血液中を流れる微粒子に注目した。約120人の肺がん患者で、微粒子の中などにあるマイクロRNA(リボ核酸)の種類と量を解析すると、オプジーボが効く人を99%の精度で識別できた。2~3年後の臨床研究を目指す。

 

 川崎医科大学の岡三喜男特任教授は75人の肺がん患者の血液を分析。がん細胞を倒すために体内で作られる2種類のたんぱく質(抗体)に目を付けた。

これを持つ人は17人中11人(65%)でオプジーボやキイトルーダが効いた。一方、持たない人で効いたのは58人中11人(19%)にとどまっており、効果の選別に利用できるとみている。企業と検査キットを開発中だ。肺がんや胃がんで臨床試験(治験)を実施し、2年後にも国への製造販売の申請を目指す。

 

 名古屋大学の高橋雅英教授や榎本篤准教授、博士課程の学生の宮井雄基医師は3種の免疫薬、オプジーボとキイトルーダ、テセントリクのどれかを使った約90人の肺がん患者のがんを調べ、がんの周囲の細胞から目印となるたんぱく質を見つけた。これが少ない29人は免疫薬が効かなかった。今後は乳がんや肺がんでも臨床研究の実施を目指す。

 

アストラゼネカのタグリッソ、EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんで全生存期間中央値が3年以上を達成した唯一の一次治療薬(2019/10/05 時事)

 FLAURA試験、3年経過時点で一次治療継続はタグリッソ投与群は28%、ゲフィチニブまたはエルロチニブ投与群では9% 。タグリッソは中枢神経系疾患の病勢進行または死亡リスクを52%減少

 

がんを1秒以内に見分けるAI登場 その驚くべき実力とは?(2019/10/05 AERA)

 

「ベテラン医師並みの高い精度の内視鏡医療を、いつでもどこでも提供できるようになりました」

 昭和大学特任教授の工藤進英医師は、こう胸を張る。

 

 昭和大学は、名古屋大学やソフトウェア開発会社のサイバネットシステムなどと共同で、AIを活用した大腸がんの診断支援システムを開発した。内視鏡分野では国内で初めてAIを使ったものとして国から承認され、オリンパスが3月に発売した。

 

 内視鏡で撮影した大腸のポリープが、がんに進行する可能性を見分ける。正確さは長年経験を積んだ専門医に劣らない。精度は9割を超え、一般医師の約7割を大きく上回る。

 

 評価にかかる時間はわずか0.3~0.4秒で、ほぼリアルタイム。従来はベテラン医師がその場で判断したり、組織の一部を切り取って精密検査(生検)をしたりする必要があった。診断結果がわかるまで1~2週間かかることも。

 

転移がんをウイルス薬で退治へ 東大など(2019/10/04 日経)

 細胞に感染して増えるウイルスを使ってがん治療の実用化に向けた研究が加速している。東京大学の藤堂具紀教授らが開発した新しい遺伝子組み換えウイルスは、現行では治療が難しい種類の固形がんにも効く可能性があるほか、転移したがんなども治療できる見通しだという。

藤堂教授らが新たに開発したウイルス「G47デルタ」は、ヘルペスウイルスをもとに改変。3カ所の遺伝子の働きを抑えて、正常細胞にはまったく感染せず、がん細胞だけで増えるように設計した。さらに今回の治験では、G47デルタに1つの遺伝子を加えた「機能付加型」ウイルスを使う。組み込んだ遺伝子から作られる「IL12」というたんぱく質が、がん細胞でウイルスと共に作られる。がん細胞のまわりに分泌されて免疫の働きをさらに高めるという。

 治験ではメラノーマ患者6人で安全性を確かめる。18人に免疫治療薬「オプジーボ」と併用し相乗効果も確認する。具体的な治療法を模索し、5年後をメドに承認申請を目指している。

 

赤外光で体内を照らし埋没型のがん腫瘍を非侵襲的に観察できる深部イメージング技術が誕生(2019/10/04 Gigazine)

 2019年9月30日号の学術誌・Nature Biotechnologyに掲載された最新の研究で、免疫療法に対するがん患者の反応を調べ、治療後の進捗を追跡調査するために有用な新しい深部イメージング技術が発表されました。

 この技術を開発したのはスタンフォード大学の応用物理学者であるHongjie Dai教授が率いる研究チーム。同氏は「この技術はエルビウム元素を含むナノ粒子に依存しています。エルビウムは赤外線で発光するという独自の特性を化学者に高く評価されている元素で、いわゆる希土類元素の1種です」と語っています。

 

 研究ではエルビウムを含むナノ粒子を摂取したマウスを低出力のLEDライトで照らすことで、マウスの体内の血管が発光し、標的組織(腫瘍)または個々の細胞を従来のイメージング技術よりもはるかに高い解像度で観察することに成功。

 実際に生きたマウスにナノ粒子を摂取させ、脳血管を赤外光で照らす様子が見られます。マウスの脳の血管が青緑色に発光しており、同研究に参加したZhuoran Ma氏は「我々のアプローチならば、無傷のマウスの脳を見ることができます。従来の手法ではマウスが無傷のままの場合、頭皮しか見ることができませんでした」と語っています。

 

AI血液細胞自動分析システムにより腫瘍性血液疾患の鑑別に成功(2019/10/03 時事)

  順天堂大学大学院医学研究科次世代血液検査医学の木村考伸 大学院生、田部陽子 特任教授、大坂顯通 特任教授らの研究グループは、様々な疾患の血液細胞画像を人工知能(AI)の深層学習技術を用いて解析し、血液細胞の高精度自動識別を可能にするAI分析システムを開発しました。さらに、このAI分析システムでは特定の疾患で出現する血液細胞の形態情報をもとに、腫瘍性血液疾患である骨髄異形成症候群(MDS)と非腫瘍性血液疾患である再生不良性貧血(AA) の鑑別診断が可能であることを実証しました。本成果は、AI自動分析技術による血液形態検査の自動化やスクリーニング診断支援の実用化に道を示しました。

 

赤身肉を食べてもがんリスクが増大することはないという研究結果(2019/01/02 Gigazine)

 肉を食べることが健康にいいのか悪いのかは両論あるところで、たとえば世界保健機関(WHO)は赤身肉と加工肉を「がんの原因」に挙げていますが、国際研究チームが世界中の研究を集めて内容を精査し、赤身肉や加工肉の消費量を減らす必要はないという結論を出しました。

調査では、赤身肉の少ない食事は心疾患のリスクにほとんど、あるいはまったく影響を与えない可能性があったほか、赤身肉の摂取量を減らしたことによるがん死亡率の減少割合は非常に小さいこともわかったとのこと。

 

がん光免疫療法、日本人データを含む新たな解析結果を発表-楽天メディカル(2019/10/02 Qlife Pro)

 楽天メディカル社は10月1日、スペインのバルセロナで開催されている欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で、RM-1929による光免疫療法の、日本で実施した第1相臨床試験、および米国で実施した第1/2a相臨床試験における新たな解析結果を発表した。

・過去2試験で治療を受けた患者41名のうち、17名に1つ以上の重篤な有害事象(SAE)が発現し、うち5名のSAEは同治療に関連していると考えられた。しかし、大部分が治療部位に起きる局所的なものだった

 

・上皮成長因子受容体(EGFR)の飽和が達成されることが予測されるRM-1929 640mg/m2のAUC(血中薬物濃度時間曲線下面積)およびT1/2(消失半減期)の結果が得られた。RM-1929(サイクル2-4)の約4週間間隔での反復投与でも、サイクル1の薬物動態と同等で、抗薬物抗体の発現が低いことが示された

 

線虫でがん検査、2020年1月に実用化 約85%の確率で特定 九大発のベンチャー企業(2019/10/01 西日本新聞)

 体長約1ミリの線虫を使ったがん検査の開発に取り組む九州大発のベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」(東京)は1日、尿1滴でがんの有無を8割以上の高確率で判定できるという安価な検査法「N-NOSE(エヌノーズ)」を、来年1月から実用化すると発表した。検査費用は1回9800円。健康診断への導入を希望する企業や医療機関、自治体の申し込みを受け付けている。

 線虫は土壌などに生息する微小生物。犬より優れた嗅覚で、がん患者の尿に含まれる特有のにおいに近づき、健康な人の尿からは逃げる性質を利用して判定する。がん患者1400人に実施した検査では的中率は約85%に上り、特にステージ0~1の患者は87%で判定できた。一般的ながん検査「腫瘍マーカー」よりかなり高確率という。

 反応するのは胃、大腸、肺、乳、膵(すい)臓、肝臓、子宮、前立腺など15種のがん。現時点では検査でがんの部位までは判明しないが、今後は特定も目指す。

 

がんの薬「処方患者数」ランキング!胃、大腸、肺…各種治療の深層(2019/10/01 ダイヤモンド)

 胃がん、大腸がん、肺がん、肝がん、乳がん、前立腺がんの主要6がん種で近年最も薬物治療が進歩したのは肺がんである。

 2000年代初頭に分子標的薬のゲフィチニブ(製品名:イレッサ)が登場するまでは、従来の細胞障害薬による化学療法が中心だった。分子標的薬が登場すると、遺伝子変異の有無によって薬が選択されるようになった。個別化医療が進んだのである。そこに免疫チェックポイント阻害薬までが加わった。

 

 肺がんには、大きく分けて「小細胞がん」と「非小細胞がん」がある。患者の約8割を占める非小細胞がんの1次治療では、がんの増殖に関わるEGFR遺伝子変異の有無とALK融合遺伝子やROS1融合遺伝子の有無を事前に検査し、それが薬の選択に反映される。

 EGFR遺伝子変異がある場合、EGFR阻害薬のゲフィチニブ、エルロチニブ(製品名:タルセバ)、アファチニブ(製品名:ジオトリフ)のいずれかを使う。これらに抵抗性が見られた場合、2次、3次治療では、処方患者数ランキングで6位の新世代の薬であるオシメルチニブ(製品名:タグリッソ)が選択肢になる。

 

「オプジーボ」に開発力で勝る「キイトルーダ」、がん免疫薬の地殻変動(2019/10/01 ダイヤモンド)

 ここにきてオプジーボをしのぐ薬が出てきた。同じ抗PD-1抗体に分類される抗体医薬品、米メルク(日本法人はMSD)が開発した「キイトルーダ」(製品名)だ。オプジーボに勝ると評されるのは開発力である。

 クレディ・スイス証券の酒井文義アナリストは「キイトルーダが結局一番いいという話になり、『テセントリク』(製品名)も追い掛けてきて、オプジーボは2番手か3番手争いの位置にいる」とオプジーボの後退を指摘。「メルクの方が開発戦略に長けていたということ」と言う。

 

 製薬会社は臨床試験で得られた科学的根拠(エビデンス)によって薬の製造販売承認を取得し、取得後も適用対象となる疾患を広げたり、処方の優先順位が上がるよう開発を続ける。つまり薬の成長は、発売前だけでなく発売後の開発力にも懸かっている。

 日本で承認を取得した適応症はオプジーボが悪性黒色腫、非小細胞肺がん、腎細胞がん、ホジキンリンパ腫、頭頸部がん、胃がん、悪性胸膜中皮腫。キイトルーダが悪性黒色腫、非小細胞肺がん、ホジキンリンパ腫、尿路上皮がん、MSI-Highの固形がん(傷付いた遺伝子を修復する機能が働きにくい固形がん)。承認取得したがん種は先行したオプジーボの方が多いが、注目したいのは患者数の多いがん種での開発状況だ。

 

 製薬業界にとってがんは期待の大きい市場であり、ここで開発競争が繰り広げられている主な免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体)は五つ、オプジーボ、キイトルーダ、「バベンチオ」(製品名)、テセントリク、「イミフィンジ」(同)だ。競争での焦点の一つは、患者数の多いがん種で承認を取得することにある。

 

<米国>ブリストル・マイヤーズスクイブ高い がん免疫薬の治験結果を好感(2019/10/01 日経)

 9月30日の米株式市場で製薬大手のブリストル・マイヤーズスクイブが上昇して始まった。株価は前週末比2.4%高い51.43ドルまで上昇する場面があった。28日に小野薬品工業と共同開発したがん免疫治療薬「オプジーボ」と、ブリストルの同薬「ヤーボイ」を併用した肺がんや悪性黒色腫(メラノーマ)の治療で生存率の上昇が確認されたと発表した。がん免疫治療の利用増加につながるとの期待が買いを誘った。

 ブリストルが公表した臨床試験結果によると、非小細胞肺がん患者へのオプジーボと少量のヤーボイを組み合わせた投薬治療で、抗がん剤のみを投与した患者に比べて生存率が有意に改善したという。最低29.3カ月経過を観察した患者では生存期間が約4倍に伸びた。2年間生存した患者の割合も抗がん剤治療のみの患者を大幅に上回った。

 

キャンバスが後場上げ幅拡大、抗がん剤臨床試験の途中結果発表(2019/09/30 朝日)

 抗がん剤開発に特化した東証マザーズ上場の創薬ベンチャーのキャンバス(4575)が後場に入り、上げ幅を拡大した。前引けは前営業日比4円高の917円だったが、午後1時43分現在、同31円(3.39%)高の944円で推移している。一時は989円まで上伸した。

 9/30の午前11時30分に、自社創出の抗がん剤候補化合物について、欧州学界で第1相臨床試験の途中経過を発表。3つの既治療歴のある直腸大腸がんで比較的長期にわたる部分奏功を達成したとしている。同化合物は、米ステムライン・セラピューティクスに導出したもので、スペイン・バルセロナで1日まで開催中の欧州臨床腫瘍学会で発表した。

 

肺がん免疫療法に指標 治療前に効果測定 長崎大などのグループ発見(2019/09/23 長崎新聞)

 人に備わる免疫の働きを促す「がん免疫療法」の肺がんへの効果を予測する血清バイオマーカー(指標)を、川崎医科大の岡三喜男特任教授や長崎大の福田実准教授らの研究グループが世界で初めて発見した。

肺がんへの免疫反応を引き起こす二つの抗体に着目。いずれかの抗体が体内にあれば、オプジーボなどの一部のがん免疫治療薬がよく効くと分かった。

オプジーボなどを単独で使うと肺がんでは2割程度の患者にしか効かない。さらに、オプジーボは1回投与すれば、薬価だけで約40万円かかってしまうという。

 この指標が実用化されれば、患者は血液検査を受けるだけで、免疫療法が効果的か否かが分かる。患者や国の医療費軽減も期待できるという。

 

「若返りの薬」の実現につながるか? 人間のエピジェネティック時計を“巻き戻せる”という研究結果(2019/09/22 WIRED)

免疫細胞をつくる「胸腺」と呼ばれる臓器に、まるで時間を巻き戻したかのような老化の逆転が見られた──。ヒトの男性に成長ホルモンと2種の糖尿病薬をサプリメントとして投与した結果、胸腺の機能回復およびエピジェネティックな老化を“逆転”させることに初めて成功したという論文が、このほど発表された。

 

 カリフォルニア州の低温生物研究企業である21st Century Medicineの免疫学者グレゴリー・フェイ博士は、“抗老化”作用のある3種の薬を組み合わせ、それらの効果を1年間かけてヒトの男性9人で試したものだ。

 研究チームは51歳から65歳までの健康な白人男性9人を対象に、胸腺再生による免疫修復を試みた。

 実験では「成長ホルモン」のほか、抗インスリン効果のある「DHEA」と「メトホルミン」の3種の薬を1年間投与した。DHEAとメトホルミンは糖尿病の薬として使用されるかたわら、両方とも加齢による有害な作用に対抗する働きがあることが、以前の研究により示唆されている。 

 

 実験の結果は、研究チームが推測した通りだった。胸腺の密度をMRIで測定したところ、脂肪組織の割合が明らかに減少しており、再生された胸腺組織に置き換わっていた。それは9人のうち7人で顕著にみられたが、ほかの2人はもともと胸腺の脂肪の割合が極端に少なく、治療後もさほど変化が見られなかったという。また、その理由は年齢ではなかったと報告されている。

 

 加えて、12カ月後には平均して2.5年の若返り効果がみられた。しかも4つのエピジェネティック年齢マーカーにおいて、最初の9カ月は平均1.56年の若返りが確認でき、9~12カ月では6.48年と、薬の効果は時間を経るにつれて加速していたことがわかった。

 

太田裕美「好きなものは諦めない」がん治療支える歌姫3カ条(2019/09/19 女性自身)

 歌手の太田裕美(64)が9月18日、乳がんを公表した。治療をしながらも「歌っていく」と明かし、「無理をしない」「あきらめない」「心に正直に生きる」の3ヵ条を心がけていると告白。

 同日、ブログを更新した太田は「突然で驚かれると思い、なかなか公表出来ませんでした」と切り出し「乳癌に罹患しました。すでに7月の京都のコンサート後に手術をし、8月から抗癌剤治療に入っています」と報告。しかし来春までのスケジュールが決まっていることや11月に開催されるデビュー45周年を祝うイベントを控えていることを理由に、「あえて、治療しながら歌っていく、ということを選択しました」と明かした。

 

免疫生物研が大幅続伸、抗HIV抗体製造方法の特許を共同出願(2019/09/19 朝日)

 免疫生物研究所(ジャスダック4570)が大幅続伸した。午後1時14分現在、前日比42円(5.76%)高の770円で推移している。一時は844円まで上伸した。

 17日に、熊本大学や医薬基盤・健康・栄養研究所、CUREDと「抗HIV抗体およびその製造方法」に関する国内特許の共同出願手続きを完了したと発表し、買い材料視された。

 遺伝子組み換えカイコで生産した抗体の生産を試みたところ、高効率での生産が可能になったとしている。同抗体は、HIV感染症治療薬として実用化を目指していた。

 

エーザイ、がん薬併用療法初の承認 米・豪で(2019/09/18 日経)

 エーザイは18日、主力抗がん剤「レンビマ」と、がん免疫薬の併用療法が初めて薬事当局に承認されたと発表した。米国とオーストラリアの2カ国で、対象は子宮内膜がん。レンビマのピーク時の売上高は年間5000億円になると見込まれており、売上高の拡大に弾みがつきそうだ。

 

 がん免疫薬は提携関係にある米メルクの「キイトルーダ」。米食品医薬品局(FDA)の主導でオーストラリア医療製品管理局、カナダ保健省と共同で審査を実施した。

 対象の子宮内膜がんは、全身療法後にさらに悪化したり、手術・放射線治療で対応できなかったりした一部のもの。

 エーザイとメルクは併用療法について提携している。子宮内膜がんのほか、ぼうこうがんなど13種で併用試験を行うことになっており、11種が着手済み。残る2種も2019年度中に始める運びだ。

 

富士フイルム、豪サイナータ社と独占契約 再生医療品の開発・販売で(2019/09/17 日経)

 富士フイルムは17日、iPS細胞由来の再生医療製品を開発するオーストラリアの「サイナータ・セラピューティクス」とライセンス契約を結んだと発表した。サイナータは骨髄移植の合併症向け製品を臨床試験(治験)している。富士フイルムは同製品の開発から販売までを独占できる権利を取得した。

 富士フイルムはサイナータに約8%出資しており、合併症「移植片対宿主病(GvHD)」向け製品のライセンス契約を結ぶ権利を取得していた。サイナータの治験で一定の成果が出たのを受け、権利を行使して治験などを引き継ぐことを決めた。まずは国内で2020年中に治験を始める予定だ。

 サイナータを巡っては、大日本住友製薬が7月に150億円強で買収を提案したと発表していた。富士フイルムによると、大日本住友のサイナータ買収が実現しても、今回の契約によりGvHD向け製品は富士フイルムに移管するとしている。

 

理研の高橋政代氏、ヘリオスと手を切りビジョンケア社長就任!iPS臨床応用、「仲間割れ」の舞台裏は(2019/09/17 日経)

 iPS細胞の臨床応用で世界の先頭を走ってきた理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーが理研を辞め、再生医療界に衝撃が走った。目の難病治療薬の実用化へ向け、これまで組んできたベンチャー企業と手を切り、別のベンチャー企業トップとして再出発した。

 高橋氏はiPS細胞からつくった網膜の細胞(網膜色素上皮細胞)を使い、目の難病の一つである加齢黄斑変性を治療する臨床研究を実施したのに続き、2019年度中に医薬品の承認取得へ向けた臨床試験(治験)の開始をめざしている。

 その際、もっとも緊密なパートナーとなるはずだったのが東証マザーズに上場しているヘリオスだ。同社の前身は日本網膜研究所で、高橋氏も創立者の一人だった。iPS細胞を応用した目の治療の治験を目的につくった会社なのだから、連携するのは当然だ。

 ところが、高橋氏はヘリオスとの一切の提携をやめ、8月1日にビジョンケア(神戸市)の社長に就任した。今後は同社のほか、これまでも協力関係にあった大日本住友製薬とともにiPS細胞を使った目の病気の治療に取り組むという。

 

糖尿病と認知症リスク~メタ解析(2019/09/17 CareNet)

 糖尿病と認知機能障害や認知症リスクとの関連については、明らかになっていない点が残っている。中国・青島大学のMei Xue氏らは、これらの関連について、さまざまな側面から検討を行った。

・糖尿病は、認知障害(認知機能障害および認知症)に対する1.25~1.91倍の過剰リスクが認められた。

・ピオグリタゾンの使用により、糖尿病患者の認知症リスクは、47%の減少が認められた。

 

ロッド・スチュワートさん、前立腺がんだった 3年の闘病経て寛解(2019/09/17 CNN)

 ロンドン(CNN) 英歌手ロッド・スチュワートさん(74)が3年前に前立腺がんと診断され、治療を受けていたことを公表した。

 14日夜、前立腺がんの啓発団体が英サリー州で開いたイベントで語った。2016年の定期健診で前立腺がんが見つかっていたが、今年7月には寛解の診断が下りたという。

 スチュワートさんは「だれも知らないことだが、そろそろ皆さんに話す時期だと思った」と話し、早期発見のおかげで今は元気だと強調した。

英国では年間1万1千人以上の男性が前立腺がんで死亡している。

 

元関脇逆鉾、井筒親方が死去 58歳すい臓がんか(2019/09/17 日刊スポーツ)

 大相撲の元関脇逆鉾の井筒親方(本名福薗好昭=ふくぞの・よしあき)が16日、都内の病院で死去した。58歳だった。鹿児島県出身。

 関係者によると、死因は膵臓(すいぞう)がんとみられる。弟の元関脇寺尾(現在の錣山親方)、兄の元十両鶴嶺山とともに「井筒3兄弟」と呼ばれ、もろ差しの名人として知られた。引退後は、師匠として横綱鶴竜らを育てた。

 

ソフトバンクVF、ガーダント490万株を先週売却-400億円以上回収(2019/09/17 Bloomberg)

 先端テクノロジーに投資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」は11日、がんの遺伝子検査を手掛ける米バイオテクノロジー企業ガーダント・ヘルスの株式490万株を1株77ドルで売却していた。約400億円以上の現金を回収。

  売却価格は8月に付けたガーダント・ヘルスの上場来高値(終値ベース)110.30ドルより低いが、昨年の新規株式公開(IPO)価格19ドルをなお著しく上回る。ブルームバーグの集計データによれば、ビジョン・ファンドは売却後も2000万株余りを保有し、ガーダントの筆頭株主にとどまる。

 

ヒトiPS細胞由来の創薬支援用細胞発売 名古屋市立大学と富士フイルム(2019/09/16 大学ジャーナル)

 名古屋市立大学の松永民秀教授と富士フイルム株式会社との共同研究の成果である、薬物の吸収性の評価に最適なヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞「F-hiSIEC(エフ-ハイシーク)」が、富士フイルムより発売された。薬物の吸収性評価や経口剤の開発への貢献が期待される。

 今回富士フイルムが発売した「F-hiSIEC」は、松永教授が確立した腸管上皮細胞への分化誘導技術と、富士フイルムが保有する世界トップレベルのiPS細胞関連技術などを組み合わせて開発したヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞だ。

 

 「F-hiSIEC」は、正常なヒト生体由来腸管上皮細胞と同等かそれ以上の性能を発揮し、薬物の高精度な吸収性評価が可能だ。また、ヒトiPS細胞由来であるため、安定した性能で大量生産できる。いつでもヒト生体に近い機能を有する細胞として利用でき、薬物吸収性の高精度な評価が可能だ。さらに、さまざまな細胞培養容器で使用できる高い汎用性を実現している。

 

美智子さまもされたがん手術「年齢や部位で避けるべきときも」(2019/09/16 女性自身)

 左胸に早期の乳がんが見つかった美智子さまは、9月8日、東京大学医学部附属病院で、がんの摘出手術を受けられた。

 手術は乳房を残す温存手術(部分切除)で行われ、がん組織だけを摘出。術後には必要に応じて放射線治療を受けられ、順調なら2〜3カ月で軽い運動ができるまで回復するという。

 美智子さまが84歳で手術を決断されたことは、高齢化が進む日本で、がん治療をどうすべきか、考えるいい機会でもあるーー。

 がんは加齢とともに増加する病気。平均寿命が延びたことで高齢者の患者数が増え、’14〜’15年にがんと診断された人では、75歳以上が約4割を占めている。

 

がんはなぜ「再発」するのか?…患者の前で言わないホントのこと(2019/09/16 Yahoo)

 私たちがん治療の専門医は、CTやMRI、PET検査などいろいろな検査で体内のがんの状況を把握します。治療の前、そして治療中、さらには治療後数ヶ月と実にさまざまなタイミングで何度も検査を行い、がんがどこにあるかを確定させるのです。

 しかし、ここで出てくるのが、検査の限界という問題です。検査結果では「がんは無し」と判定されても、細胞レベルで見ると体内に残っている可能性があるのです。

 CT検査では、放射線を使って体の中をかなり詳細に見ることができますが、それでも通常は5ミリメートルおきの断片的な画像しか作りません。

 ですから、この一枚と次の一枚の間に、たまたま2ミリメートルの大きさのがんがあったら、きちんと見えない可能性が高いのです。2ミリメートルのがんはまだ大きいものですが、その何百分の一の大きさであるがん細胞が数十個こぼれ落ちていたとしたら、これはどんな検査でも発見できません。

 こういった検査の限界があるため、厳密な意味で「患者さんの体から、がんは完全にいなくなった」と言い切ることには無理があるのです。

 

アストラゼネカのイミフィンジ、免疫療法として初めて進展型小細胞肺がんにおいて有意な生存期間延長と、奏効の改善と持続を示す(2019/09/14 Straight Press)

 第III相CASPIAN試験において、固定用量のイミフィンジがシスプラチンまたはカルボプラチン化学療法との併用で生存期間を延長

 アストラゼネカ(本社:英国ケンブリッジ、最高経営責任者(CEO):パスカル・ソリオ[Pascal Soriot]、以下、アストラゼネカ)は、9月9日に、イミフィンジが第III相CASPIAN試験において治療歴のない進展型小細胞肺がん(SCLC)患者さんの全生存期間(OS)を有意に延長したことを発表しました。

 本試験において、イミフィンジと標準治療である化学療法(エトポシドおよびシスプラチンまたはカルボプラチン)併用群は、化学療法単独群に比べ、OSにおいて統計学的に有意かつ臨床的に意義のある延長を示しました。免疫チェックポイント阻害剤と化学療法の併用群における化学療法は4サイクル実施し、化学療法単独群においては最長6サイクルの化学療法および予防的頭蓋内照射(PCI)の実施が認められていました。

 

『おしゃべりながんの図鑑 病理学から見たわかりやすいがんの話』(2019/09/15 産経)

 著者は、細胞を顕微鏡で観察して治療が必要な病気かどうかを診断する病理医。本書は、病理診断が実際にどのように行われているかの紹介と、病気の中でもとくに病理診断が重要ながんに特化して解説している。

 「正常と異常の境目は?」「がんと悪性腫瘍は何が違うの?」など、がんについての疑問に答えるだけでなく、がんの種類ごとに違う治療法も取り上げている。

(小倉加奈子著/CCCメディアハウス・1600円+税)

セックス・ダイアリー第4話:「私はがんから回復した。でも、性生活は崩壊した」(2019/09/13 HUFFPOST)

 私は「更年期」を2度経験し、化学療法により妊娠できなくなり、性生活は崩壊した。外科手術の前、私の胸にあったしこりを、パートナーはセックスの最中、触れていいのか、いけないのかどうか分からなかった。治療により私の髪、まつげ、眉毛は抜けてしまった。これらは全ては、女性らしさやセクシーさを形作ってきたものだ。パートナーは、私の毛の抜けた頭に触れ、わざわざ私にがんについて思い出させるべきなのだろうか。

 今や私には乳房が1つだけしかなく、見たくない傷がある。私はセクシーなブラを付けて、色っぽさを感じることもできない。自分が干からびて、しなびた80歳であるかのように思える。

 化学療法は、一夜にして閉経を引き起こす。ベッドで初めてほてりを感じたときは、おねしょをしたかと思った。とても暑かったので、夫にハグしてもらいたくなかった。それから性的衝動は消え失せた。パートナーのことを魅力的だと感じるが、肉体的に興奮しない。

 

がんゲノム医療、34施設追加 保険適用を受け厚労省(2019/09/13 朝日)

 厚生労働省は13日、がん細胞の遺伝子を網羅的に調べて患者ごとに最適な治療法を探る「がんゲノム医療」の遺伝子検査や分析ができる拠点病院を新たに34施設選んだと発表した。

 

 新たに追加された34病院は、

 北海道がんセンター▽弘前大▽山形大▽筑波大▽埼玉県立がんセンター▽埼玉医科大国際医療センター▽千葉県がんセンター▽がん研究会有明病院▽東京都立駒込病院▽東京医科歯科大▽国立成育医療研究センター▽神奈川県立がんセンター▽東海大▽聖マリアンナ医科大▽新潟大▽信州大▽富山大▽金沢大▽県立静岡がんセンター▽愛知県がんセンター▽三重大▽大阪国際がんセンター▽近畿大▽大阪市立総合医療センター▽兵庫県立がんセンター▽神戸大▽兵庫医科大▽広島大▽香川大▽四国がんセンター▽久留米大▽九州がんセンター▽長崎大▽鹿児島大

 

 すでに指定されている11の中核拠点病院は、

 北海道大▽東北大▽国立がん研究センター東病院▽慶応大▽東京大▽国立がん研究センター中央病院▽名古屋大▽京都大▽大阪大▽岡山大▽九州大

 

PD-1阻害薬による免疫関連肺臓炎はNSCLC患者の予後を悪化させる(2019/09/13 CareNet)

 PD-1阻害薬の免疫関連有害事象の1つである肺臓炎は、時に致命的となることが知られるが、予後にどの程度影響するのかは明らかになっていない。名古屋大学大学院医学部の富貴原 淳氏らは、PD-1阻害薬の投与を受けた非小細胞肺がん(NSCLC)患者を後ろ向きに解析し、免疫関連肺臓炎(IRP)の発症と予後の関係を検討した。

 

 主な結果は以下のとおり。

・170例中27例(16%)がIRPを発症した。

・IRPを発症した27例中22例(81%)が、副腎皮質ステロイドの有無にかかわらずPD-1阻害薬の投与中止で回復した。

・8週間のランドマーク解析の結果、PD-1阻害薬投与後の全生存期間は、IRP発症群が非発症群より有意に短かった(8.7ヵ月vs.23.0ヵ月、p=0.015)。

・IRP発症群は、PD-1阻害薬中止後は後方治療を受けずに支持療法(BSC)を選択する傾向がみられた。

・多変量解析では、ペムブロリズマブ(対ニボルマブ)および血清アルブミン低値が、IRPの独立したリスク因子であることが示された。

 

9.11から18年、一般人の間でもがん増加 粉じん影響か(2019/09/12 Livedoor)

 2001年9月11日にジハーディスト(聖戦主義者)らがハイジャックした旅客機で世界貿易センタービル(World Trade Center)に突入した時、当時26歳だったジャクリーン・フェブリレット(Jacquelin Febrillet)さんはその近くで働いていた。

 それから15年後、フェブリレットさんは転移性がんと診断された。有害性の粉じんを浴びたことが原因と考えられている。

「私は9月11日にそこにいた…あの日以来、何年間も毎日そこまで仕事に通っていた」と、現在44歳になったフェブリレットさんは語る。世界貿易センタービルの跡地「グラウンド・ゼロ(Ground Zero)」の近くに住んでいたこともあるという。

 フェブリレットさんとは異なり、当時19歳だったリチャード・ファーラー(Richard Fahrer)さんは事件当日、現場の近くにはいなかった。だが、2001~2003年、世界貿易センタービルのシンボルであるツインタワー(Twin Towers)があったマンハッタン(Manhattan)南部で測量技師として定期的に働いていた。

 ファーラーさんは18か月前、侵襲性の強い大腸がんと診断された。通常は高齢の男性が発症する疾病で、ファーラーさんに大腸がんの家族歴はなかった。

 

 フェブリレットさんやファーラーさんのように、約3000人が犠牲になった米同時多発攻撃の後、貿易センタービルの近くに暮らしていたり、働いていたりした人の間で、がんの発症率が増加している。

 彼らはグラウンド・ゼロに駆け付けた緊急隊員ではない。また何か月もがれきの除去に携わった作業員でもない。しかし、米同時多発攻撃から18年を迎えたニューヨーク市では今、そうした人々と同じように有害な粉じんの影響を受け、がんや重篤な疾病を発症する人が増えているというのだ。

 

がん細胞の骨転移を可溶型RANKLが誘導することを発見ー東大(2019/09/19 QlifePro)

 東京大学は9月10日、血中の可溶型RANKLが骨転移の発症リスクを予測できるバイオマーカーとして有用である可能性があると発表した。

 骨は、古い骨が破骨細胞により溶かされ、骨芽細胞によって新しく骨が作られることで新陳代謝され、維持される。破骨細胞分化の必須因子は、サイトカインRANKL(ランクル)であり、現在、RANKLを阻害する抗体製剤デノスマブが、骨折などの骨転移に伴う症状を抑える薬として用いられている。しかし、がん細胞が骨に転移するプロセス自体を阻害できる治療法は存在しない。また、抗RANKL抗体は、転移していない正常な骨の破骨細胞機能も総じて阻害するため、低カルシウム血症等の副作用にも配慮することが必要とされる。一方、RANKLは破骨細胞分化だけでなく、リンパ節や胸腺といった免疫組織の形成にも大事であることが知られている。

 可溶型RANKL欠損マウスでも正常に破骨細胞分化が起こり、野生型マウスと比べて骨量にも差がなく、リンパ節や胸腺といった免疫組織の形成も正常だったことを確認した。このことから、破骨細胞分化や免疫組織形成には膜結合型RANKLが中心に働いており、可溶型RANKLは必要ないことが判明した。

 

富士フイルム、iPS由来細胞で創薬支援 薬の吸収 高精度で検査(2019/09/12 日経)

 富士フイルムは飲んだ薬が体内でどの程度吸収されるかを調べるのに役立つ細胞を、ヒトのiPS細胞を使って量産する技術を開発した。薬は主に小腸の腸管上皮細胞から吸収され、全身を巡る。

同じ機能を持つ細胞を安定して作り出し、経口摂取する薬の安全性や適切な投与量などの検査に利用する。製薬会社や健康食品メーカー、研究機関向けに販売を始めた。

 

 創薬支援用に開発した「F-hiSIEC(エフ―ハイシーク)」はヒトiPS細胞由来の腸管上皮細胞だ。薬の開発に際しては、この腸管上皮細胞に薬がどの程度取り込まれ、代謝されるかの評価が欠かせない。

 従来は結腸がん由来の代替品「Caco-2細胞」が一般に使われてきた。だが腸管上皮細胞に比べて薬物の代謝活性が低く、精度の高い評価が難しかったという。

 

がん免疫療法の心臓病治療法への転用の可能性が示唆された(2019/09/12 Nature)

 標的療法は、がん治療で、ある程度の成功を収めており、その一例が、がん細胞を認識し破壊する組み換えT細胞を用いる方法だ。今回、Jonathan Epsteinたちの研究グループは、同様の手法が心臓繊維症に有効かどうかを調べた。Epsteinたちは、病変したヒト心臓に由来する活性化した心臓繊維芽細胞に含まれる標的タンパク質候補を特定した上で、

 このタンパク質を認識するように改変したCAR-T細胞が、心臓損傷と心臓繊維症のマウスモデルにおいて、心臓繊維症を減少させ、心臓機能を改善できることを実証した。

 

抗菌薬使用で大腸がんリスクが上昇?(2019/09/10 CareNet)

 一部の抗菌薬が大腸がん(結腸がん、直腸がん)リスクの上昇をもたらす可能性のあることが、新たな大規模研究で示された。特に、嫌気性菌を標的とするペニシリンやセファロスポリンなどの抗菌薬の使用でリスク上昇がみられたという。米ジョンズ・ホプキンス大学教授のCynthia Sears氏らが行ったこの研究の詳細は、「Gut」8月21日オンライン版に掲載された。

 

がんの怪しい治療に有名人がひきつけられる理由は?(2019/09/10 Yahoo)

 標準治療を行わずに代替医療のみを行うと危険です。

乳がん、肺がん、大腸がん、前立腺がんでの、「非」転移例の調査で、代替医療のみ群は標準治療群と比較して死亡リスクが2.5倍、乳がんでは5.68倍であったという結果だったのです。

もちろん標準治療を行った上で、他の治療を試みるということも可能です。

 

ただしいくつかの難点があります

・高価なものがある

・良くなった際に、標準治療が主たる原因なのにもかかわらず、別の治療の恩恵だと思い込む

・わらをも掴む心境の患者さんやご家族を狙う悪意に捕まる可能性がある

などです。

 

 容易ではない病気は、しばしば冷静な判断を迷わせるものです。そのような時、人はしばしば脆弱になります。

それが詐欺的な商売に絡め取られる危険性を増すのです。

 

【東京がんストーリー】妻の“がん”を「千載一遇のチャンス」と捉えたライター夫婦(2019/09/10 文春オンライン)

 35歳でステージ3の「大腸がん」が見つかった、ライターの小泉なつみさん。10歳年上の夫・平田裕介さんも同じくライターで、がん発覚の1年前に子どもが生まれました。

 小泉さんががんをカミングアウトして、「文春オンライン」で入院や抗がん剤治療、受精卵凍結などの経験を書きはじめた時の印象について、「我々の“ギフト”として捉えるしかないんじゃない?」と平田さんは語ります。2018年11月の告知から、小泉さんが約9カ月にわたってがんを治療し、取材した先に見えてきたものとは。

 

大日本住友製薬が英ベンチャーに巨額投資、その真の狙い(2091/09/09 日経ビジネス)

 大日本住友製薬は9月6日、英製薬ベンチャーのロイバント・サイエンシズと、戦略的提携に向けた基本合意書(MOU)を締結したと発表した。30億ドル(約3200億円)を投じてロイバント本体への出資を行うほか、同社子会社の株式を取得するという。大日本住友製薬の狙いはどこにあるのか。

 

アンジェス社長、遺伝子治療薬「米国申請目指す」(2019/09/09 日経)

 大阪大学発スタートアップのアンジェスは9日、同社が開発した遺伝子治療薬「コラテジェン」について記者会見を開いた。山田英社長は「今後は患者数が圧倒的に多い米国で承認申請する」と述べた。現在は患者数が限られる一部の疾患だけしか使えないが「他の疾患に適応できるよう準備していく」としている。

 

 コラテジェンは生活習慣病で足や手の血管が詰まり潰瘍ができた患者に対して、新しい血管をつくる遺伝子を注入して血行を改善する。

 8月28日に決まった公定価格(薬価)は1回60万円で、9月10日から医療現場で使えるようになる。ピークの年の患者数は992人、売上高で12億円になると見込まれている。

 

国際会議「がん免疫療法サミット欧州大会:2020年」(Cambridge Healthtech Institute主催)の参加お申込み受付開始(2019/09/03 ニコニコ)

 先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、2020年3月9-12日 英国、ロンドンにて開催されますCambridge Healthtech Institute主催 国際会議 「Immuno-Oncology Summit Europe 2020-がん免疫療法サミット欧州大会:2020年」の代理店として参加のお申込み受付を9月3日より開始致しました。

 第5回Immuno-Oncology Summit Europeが、英国ロンドン市内のカナリーワーフで開催され、最新の研究成果などをめぐる議論が3日間にわたって展開されます。6つのカンファレンスプログラムで構成されるこのイベントでは、急速に発展しつつあるがん治療用生物学的製剤の分野をリードする研究チームの発表を聞くことができます。

 

早期の非小細胞肺がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の開発~イミフィンジをキイトルーダが追撃(2019/09/03 Answers News)

 非小細胞肺がん(NSCLC)に対するキイトルーダの適応は、最近まで転移性の患者だけだったが、2019年4月、米FDA(食品医薬品局)はPD-L1の発現率が1%以上の患者への適応拡大を承認した。これにより、外科的切除や化学放射線療法による根治的治療の対象にならないステージIIIのNSCLC患者にもキイトルーダが使えるようになった。

 ステージIIIのNSCLCに対する初の免疫チェックポイント阻害薬としてアストラゼネカの「イミフィンジ」が承認されたのは2018年2月のことだ。このPD-L1阻害薬が得たFDAの承認は、根治的化学放射線療法(CRT)後に進行が認められない患者を対象としたもので、臨床第3相(P3)試験「PACIFIC」のデータに基づいている。

 

数ミリの腫瘍に針を刺せるロボットアーム がん治療への活用に期待(2019/09/03 IT media)

 医療ロボットの開発を手掛けるROCK&LOTUS(東京都千代田区)は9月3日、皮膚から10~15センチほどの深さにある数ミリのがん腫瘍に針を刺し、薬剤を投与できるロボットアーム「IRIS」(アイリス)を発表した。2023年ごろの実用化を目指す。

 IRISは、直径0.5ミリ程度の細い針を使って人体に薬剤を投与できるロボットアーム。末期がんや転移がんの治療などで活用を見込む。細い針は患者への負担が少ない反面、針が曲がりやすく、熟練医師でも正確に腫瘍を捉えて刺すのは難しい。

 

 IRISのアーム部分は産業用ロボットなどで使われているものと同様だが、先端に取り付けられた針のコントロールユニットは専用品を採用。針を左右に回転させると同時に微細な振動を加えることで、正確にコントロールできるという。

 

投与1回60万円、国内初の遺伝子治療薬 どんな薬なの(2019/09/03 朝日)

 国内初の遺伝子治療薬「コラテジェン」が、9月4日から公的医療保険の適用対象になることが8月28日に決まった。投与1回分の公定価格は60万360円。この薬は、大阪大発の創薬ベンチャー、アンジェスが製造する。開発から販売まで20年近くかかった。どんな薬なのか。

 1980年代、再生能力の高い臓器として知られる肝臓から、「HGF」というたんぱく質が出ていることが見つかった。その後、森下竜一・阪大寄付講座教授(57)が、HGFに血管を新しく作るはたらきがあることを発見した。薬への応用を進めるため、アンジェスは1999年に大阪大学発祥の創薬ベンチャーとして設立された。

 

遺伝子薬の審査短縮へ 厚労省、1年を9カ月に(2019/09/02 日経)

 厚生労働省は体内に遺伝子を入れて病気を治す遺伝子治療薬など再生医療製品の製造販売に必要な審査期間を短縮する。画期的な新薬などを優先して審査し、おおむね1年前後かかる審査期間を9カ月以内とすることをめざす。海外で承認された製品が日本で使えない期間があるのを解消したい考え。日本での開発を促すのも狙いだが、画期性に見合う公定価格(薬価)をどう設定するかという課題も残る。

 製造販売を承認するかどうかを審査する医薬品医療機器総合機構(PMDA)の体制を2020年度に強化する。再生医療製品を優先的に審査する専門チームを設ける。

 遺伝子治療薬のほか、人の細胞に培養などの加工を施して身体の機能を修復する薬も含む。国内最高の3349万円で保険適用された白血病治療薬「キムリア」のように患者の免疫細胞を取り出し、遺伝子操作でがんを攻撃する能力を高めて体内に戻す薬も該当する。

 

スイスのポール・シェラー研究所、がん転移防止の道開く発見 CCR7の構造を解読(2019/09/02 swissinfo.ch)

 スイスのポール・シェラー研究所(PSI)が細胞受容体の構造解読に成功し、特定のがんの転移を防止する治療法への道を切り開いた。

 

PSIはスイスの製薬大手ロシュと共同で、ケモカイン受容体7(CCR7)の構造を解読した。CCR7は特殊な膜たんぱく質で、白血球細胞の体内循環を促す。

CCR7のような受容体はケモカインと呼ばれる40種以上の伝達たんぱく質と相互に作用し、細胞を移動させる。がん細胞は受容体を使ってリンパ系を移動し、がんを全身に拡散させる。これが「転移」と呼ばれる二次腫瘍の仕組みで、がん患者の死亡原因の9割を占める。

 

 研究チームは受容体の詳細な構造の情報をもとに、受容体をブロックし細胞へのシグナル伝達を妨げる分子を特定した。

 研究チームの1人でPSIの博士研究員、シュテッフェン・ブリュンレ氏は「実験により、細胞内で人工分子が受容体に結合する様子が分かった。細胞移動の開始に繋がる連鎖反応を進める作用だ」

 

 ロシュの研究者は受容体の構造を使って、シグナルたんぱく質をブロックする可能性のある数百万種におよぶ分子データベースから媒介物質を検索。抗がん剤の開発に使えそうな5つの化合物を特定した。

 

PSIは連邦の技術研究所の一員で、約2100人を雇用する国内最大の研究所だ。年間予算は約4億700万フラン(約440億円)。

 

国がん中央などがHER2陽性胆道癌を対象にDS-8201の医師主導治験を開始(2019/09/02 日経メディカル)

 国立がん研究センター中央病院は9月2日、HER2陽性胆道癌患者を対象に、抗HER2抗体薬物複合体製剤トラスツズマブデルクステカン(DS-8201、第一三共)の医師主導治験を開始したと発表した。まず、国立がん研究センター中央病院で開始し、その後に参加施設を追加、5施設での多施設共同研究として実施する予定。現在の治験登録可能施設は、国立がん研究センター中央病院、北海道大学病院、神奈川県立がんセンターの3施設。

 

 胆道癌患者の1~2割程度がHER2陽性だと考えられている。DS-8201は複数のHER2陽性癌で高い効果が確認されている。対象患者は、産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業である「SCRUM-Japan GI-SCREEN」の参加施設で、HER2発現胆道癌スクリーニング研究で確認されることになっている。

 

サンバイオが大幅続伸、再生細胞薬が今期中の製造承認申請へ(2019/09/02 朝日)

 中枢神経系疾患領域の再生細胞薬を開発するバイオベンチャーで東証マザーズのサンバイオ(4592)が大幅続伸した。午後0時42分現在、前営業日比560円(16.77%)高の3900円で推移している。一時は3935円まで上伸した。 8月30日に、日米グローバルで行った再生細胞薬「SB623」の外傷性脳損傷を対象にした第2相試験結果を8月19日~22日の米シンポジウムで公表したと発表し、買い材料視された。同剤がコントロール群と比較して、統計学的に有意な運動機能の改善が認められ、主要評価項目を達成したとしている。日本の慢性期外傷性脳損傷プログラムで、国内の再生医療等製品に対する条件・期限付き承認制度を活用し、2020年1月期中に、再生医療等製品としての製造販売の承認申請を目指すとしている。

 

第5回がん撲滅サミット(11/17) 「このまま死んでる場合じゃない」の医師・岡田直美氏の講演が決定!(2019/09/02 PR TIMES)

 2019年11月17日(日)東京ビッグサイト7F 国際会議場で開催される創立5周年祈念~第5回がん撲滅サミット(https://cancer-zero.com)。

 2016年12月、講談社から刊行されて日本中で話題となった『このまま死んでる場合じゃない!がん生存率0%から「治ったわけ」「治せるわけ」』(岡田直美、善本考香著)の続編ともいえる『このまま死んでる場合じゃない 令和元年最新報告』と題する講演をする。

 岡田直美氏と言えば標準治療はもちろん、重粒子線などのピンポイント型放射線治療、動注塞栓術、低用量抗がん剤治療など、その患者の状態や症例にあわせて最も効果的だと判断された最善の治療を駆使して、これまで多くの患者の方々を救ってきた名医の一人である。

 

第43回OMCE 食道がん セミナーレポート(2019/09/02 オンコロ)

 

講演タイトル:『食道がん』

演    者:加藤 健 先生(国立がん研究センター中央病院 消化管内科)

日    時:7月26日(金)

場    所:日本橋ライフサイエンスハブ8F D会議室

 

食道がんの基礎知識

食道は消化するなどの機能はなく、食べたものを心臓や肺の邪魔にならないように胃まで通す働きがあります。位置関係はすぐ前が心臓、後ろが背骨という非常に狭い場所に通っています。更に左右には肺や大動脈・気管などがあります。

 

その為、この狭い食道にがんができると、すぐに大切な臓器に悪い影響を与えてしまいます。また、手術の際も胸を開けて肺や大動脈をよけて奥の方まで行かなければなりません。解剖学的な位置が、手術を難しくしています。

 

日本での食道がんの罹患数は10年で横ばいで、男女合わせて2万人程で死亡数は1万人程です。男女比は6:1で70歳前後の比較的高齢の男性に多く、世界では男性では6番目に多いがんで、東アジアや東アフリカに多いがんです。メジャーではありませんが、希少がんでもないという位置づけになります。

 

組織型は主に扁平上皮がんと腺がんがあり、今回は日本で90%以上を占める扁平上皮がんについて話をすすめます。

 

世界初、iPS細胞由来角膜上皮シートの移植1例目を実施-阪大(2019/09/02 QLifePro)

 大阪大学は8月29日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した角膜上皮細胞シートの1例目の移植を実施したと発表した。これは、同大大学院医学系研究科・眼科学の西田幸二教授と、幹細胞応用医学の林竜平寄附講座教授らのグループによるもの。日本医療研究開発機構(AMED)「再生医療実現拠点ネットワークプログラム再生医療の実現化ハイウェイ」(iPS細胞を用いた角膜再生治療法の開発)および「再生医療実用化研究事業」(iPS細胞由来角膜上皮細胞シートのfirst-in-human 臨床研究)の支援のもと行われた。

 

 研究グループは、同年7月にヒトのiPS細胞から作製した角膜上皮細胞シートを角膜上皮幹細胞疲弊症の患者1人に移植。これは、世界初のiPS細胞を用いた角膜再生の臨床研究となる。この臨床研究は、京都大学iPS細胞研究所より提供された他人のiPS細胞を用いて、独自に開発した方法で角膜上皮細胞を誘導・培養してシート状にした角膜上皮組織の安全性と効果を検討するもの。この患者は、同年8月23日に退院し、引き続き、移植後の経過観察を実施していくという。また、年内に2例目の患者にiPS細胞由来角膜上皮シートを移植予定だ。

 

HIV感染抑える、たんぱく質を確認 京大など、mRNA分解(2019/09/01 毎日)

 エイズの原因となるヒト免疫不全ウイルス(HIV)の遺伝情報を伝える「メッセンジャー(m)RNA」を分解し、感染を抑制するたんぱく質を新たに突き止めたと京都大などの研究チームが発表した。HIV感染を防ぐ免疫システムはウイルス遺伝子を抑制する方法などが知られているが、mRNAを狙う仕組みが明らかになるのは初めてで、新たな治療法につながる可能性がある。

 

 

新研究により、楽天的な人の方が長生きすることが判明!(2019/09/01 BAZAAR)

 

 アメリカで行われた新しい研究によると、楽天的な人のほうが長生きする傾向にあるという。楽天的な考え方をしている人は、平均すると、悲観的な人より11〜15%長生きし、85歳まで生きる可能性も高いことがわかった。

 楽天家は感情をコントロールするのが上手で、免疫機能に影響を及ぼすストレスに対処するのもうまいとBBCはレポートしている。

 

 研究は、2つの異なる調査に協力したグループを用いて行われた。Nurses’ Health Study に協力した7000人の女性と、Veterans’ Health Studyに協力した男性1500人だ。彼らの楽天主義のレベルと健康全般についてはもちろん、エクササイズやダイエット、喫煙や飲酒の程度についても調査された。

「結果としてわかったことは、楽天主義のレベルを上げることが長生きや健康的に歳を重ねることを促進する可能性があるということです」と語るのは、この研究に携わったボストン大学医学部精神科のルウィーナ・リー准教授。

 


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