【新発売】マイナスイオン整流器:森修焼 アーススタビライザー

森修焼 アーススタビライザー フリーエレクトロン(ゴールド)1戸建て、広いマンション、電気自動車用

『アーススタビライザー フリーエレクトロン』は、ガンマプラスの10倍のパワー。1戸建て、広いマンション用です。

屋内に張り巡らされた電気配線を利用して、内蔵された「森修焼セラミック(陶器)」から癒しのエネルギーを放出。部屋全体をまるごと「癒しの空間」にします。
コンセントを利用しながらも電気代はかからず、その癒しパワーが続きます。
室内を活性化するだけでなく、人工電磁波を整えるアイテムです。
『アーススタビライザー』で「森林浴空間」のような心地よい空間をご体感ください。

¥385,000

森修焼 アーススタビライザー ガンマプロ(ブラック)マンション、電気自動車用

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¥132,000


【新型コロナ】感染後の重症化ゼロ、死亡ゼロを確認した高吸収型ケルセチン(ケルセフィット)について

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【新型コロナ2021】高吸収型ケルセチン(ケルセフィット)の臨床試験結果
「高吸収型ケルセチン(インデナ社ケルセフィット®)」は、臨床試験において新型コロナ感染後の患者の重症化リスク低減、死亡率を低減する効果が確認されました。
実施期間、国:2020年9月~2021年3月、パキスタン
対象:新型コロナPCR検査陽性で入院の必要のない無症状または軽症者152人
試験方法:被験者を2群に分け、標準治療*群と標準治療と「高吸収型ケルセチン(インデナ社ケルセフィット®)」の併用摂取による治療群を比較
期間:30日間
結果は、「高吸収型ケルセチン(インデナ社ケルセフィット®)」併用摂取群は、発症後の入院率を1/3に、入院後の入院日数を1/4に、酸素吸入器の使用率1/15に、重症化によるICU使用率を0%に、最終的に、新型コロナ陽性者の死亡率0%と劇的な効果を示しました。
COVID19試験 抜粋.pdf
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論文:“Possible Therapeutic Effects of Adjuvant Quercetin Supplementation Against Early-Stage COVID-19 Infection: A Prospective, Randomized, Controlled, and Open-Label Study” F. D. Pierro et al
2021-Jun-8 152人 インデナのケルセフィットのCovid-19 パキ
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【動画セミナー】がん免疫治療とは?本庶佑先生が発明したオプジーボとは?


【動画セミナー】オプジーボ+水素ガス がん免疫治療~医師・赤木純児~

【標準治療】最新の肺がん治療(2019年、日本癌学会市民公開講座)

第34回 日本癌学会市民公開講座(2019/10/28)

「肺がんの最新治療と免疫療法~大きな効果を得るために~」

萩原 弘一(自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門 教授)


【がんの大学】がん光免疫療法とは?楽天が医薬品として世界初承認!


【動画】新型コロナに効く?レムデシビル、アビガン、大麻CBD(2020/05/22)


【がんの大学】白川太郎(医師、医学博士):本庶佑が認めた医師発見 がん細胞は3種類あった!(2019/6/23)


【無料ご招待】がん患者とサバイバーの情報交換の場を開設

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また、がん患者さんとご家族の質問、

がんサバイバー、ドクターからの助言など

積極的な情報交換に、ご利用ください。

 

承認、未承認関わらず、根拠のある治療法は、

ご紹介いただいてOKですが、

 

目に余る違法なプロモーションや営業行為は、

ダメ出しをしますので、ご了承ください。

 


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【News】がん関連 最新ニュース

【東大病院の医師が告発】放射線治療医の上松正和(東京大学病院 放射線治療科)線虫がん検査の致命的な疑惑:詐欺医療にやられない③


「尿一滴でがんがわかる」で話題 線虫がん検査「精度86%」は問題だらけ(文春オンライン 2021/12/08)

 CMで「尿一滴で、精度86%のがん検査」を謳っている、HIROTSUバイオサイエンス(以下、H社)の線虫がん検査を巡って、関係者から検査方法に疑義の声が上がっていることが「週刊文春」の取材でわかった。

 

 H社は線虫でがんが判定できるとする検査キット「N‐NOSE」を2020年10月に発売。『ガイアの夜明け』(テレ東系)などのテレビ番組で大きく報じられ、この10月からは俳優の東山紀之が出演するテレビCMも放送されている。

 

 H社の広津崇亮代表によれば、線虫はがん患者の尿の匂いを好み、そちらへ向かう。一方、健常者の尿の匂いは嫌うため、線虫の動く方向で、がんの判定が出来るのだという。その線虫の習性を利用したのが「N‐NOSE」。これを使えば、胃がん、大腸がんなどの五大がんに加え、肝がん、前立腺がんなど、全15種類のがんが判定できるという。

 

「N‐NOSE」の値段は1回1万2500円。4~6週間で結果が分かる。検査の精度も高く、HPには「がんに対する高い感度86.3%が報告されている」とあり、H社のHPにはがん患者の尿を置いたシャーレでは数十匹の線虫が尿の周りに集まり、健常者の尿を置いたシャーレでは、線虫が反対側に数十匹集まっている写真が掲載されている。

 

 しかし、「こんなにはっきりと分かれるのを見たことがない」と元社員は断言する。

 

「線虫は温度、湿度など様々な要因の影響を受けるため、尿の匂いだけに反応して動くのか分かりません。実際、検査する線虫の数が50匹の場合、左右に分かれる数の差は10匹以下がほとんど。わずかな差で、陽性・陰性を判定している」

 

 広津代表の判断で結果が陽性にも陰性にも変わることもある。別の元社員が言う。

 

「代表は検査員や研究員の検査を『上手い』『下手』と表現します。正解率が高いデータは『上手い』と採用し、都合の悪いデータは『下手だ』と破棄していた。『上手い』検査員しか再現できないなら実用化するのは危険だと、実用化直前に訴えた社員もいましたが、聞き入れられませんでした」

 

 20年10月には商品化がスタート。検査のオートメーション化も始まった。しかし――。

 

 その他、H社が謳う「感度86.3%」の検査の実態、『ガイアの夜明け』で行った検査で広津氏が検査結果を決めていたこと、実用化後にH社で作られた「判定ルール」、線虫がん検査の結果で振り回される患者の声など、詳しくは12月8日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」および12月9日(木)発売の「週刊文春」で報じている。

 

アンジェス株価大幅下落370円台 吉村知事がブチあげた「日の丸ワクチン」 大阪の創薬ベンチャーの今(ゲンダイ 2021/12/12)

 創薬ベンチャー「アンジェス」(大阪府茨木市、東証マザーズ上場)が、大阪大学と共同開発していた新型コロナ用「DNAワクチン」。「大阪ワクチン」「日の丸ワクチン」として、吉村洋文・大阪府知事が昨年(2020年)内の実用化に言及するなど前のめりの姿勢を見せていたが、治験では有効性が認められず、結局今年11月に最終段階の治験を断念した。

 

 この結果を受け、アンジェスを持ち上げていた吉村知事や、すぐにでもワクチンが実用化するような思わせぶりな発言を各種メディアで繰り返していた同社創業者で大株主の森下竜一・大阪大学大学院寄付講座教授に批判の声が上がっている。

 

 12月9日発売の『週刊新潮』も<『吉村知事』一押し『日の丸ワクチン』頓挫で株価暴落への言い訳」>と題して、吉村知事の批判を掲載。一方、森下氏は大阪府や大阪市と関係が深く、府市の特別顧問や2025年開催予定の大阪関西万博では大阪府市パビリオンの総合プロデューサーも務める人物だ。

 

小野薬、一時3%高 医薬品用途拡大を好感(2021/11/29、日経)

29日の東京株式市場で小野薬品工業株が一時前週末比74円50銭(3%)高い2577円50銭に上昇した。先週後半に発表した自社株買いと主力のがん免疫薬「オプジーボ」の用途拡大を好感した。ただ、他社製品との競争が激しいこともあり、年初来高値と比べると依然として2割安の水準が続く。

 

終値は49円50銭(2%)高の2552円50銭だった。26日に300億円を上限に自社株を取得し、22年6月末には全株を消却する予定と発表した。

さらに、25日に「オプジーボ」について、胃がんと食道がんの治療に対する効能効果の承認を取得したと発表。大和証券の橋口和明シニアアナリストは「23年3月期以降、年200億円超の売上高の上振れ要因になる可能性もある」と指摘する。

 

ただ、がん免疫薬の分野では米メルクの「キイトルーダ」が存在感が強い。米医薬コンサルティングのIQVIAによると、20年のキイトルーダの世界販売額はオプジーボを8割上回る。

 

「光免疫療法」ってどんな治療? 点滴した抗体ががん細胞をキャッチ 光を当ててがんのみ破壊(2021/11/21 神戸新聞)

 がん治療に革命をもたらすと期待される「光免疫療法」の新薬が世界に先駆けて薬事承認され、兵庫県内でも治療が始まった。2012年には当時のオバマ米大統領が一般教書演説で紹介。現在、世界各国で臨床試験が進められており、治療法開発を主導した米国立衛生研究所(NIH)主任研究員の小林久隆氏(60)は将来のノーベル賞候補とも目される。手術、放射線、抗がん剤-という既存の三大治療とまったく異なるアプローチで、光免疫という言葉には「がんを死滅させる意味と、免疫を作るという意味の二つがある」という。今年4月、西宮市の実家に一時帰国した小林氏に、治療の仕組みや開発の経緯などについて詳しく聞いてみた。

 

がんサバイバーの東ちづる、motsuらががんの早期検査呼びかけ 大病経験したDJ KOOも「検査受けてください DO DANCE!」(2021/11/21 TOKYO HEADLINE)

 がんの早期発見、早期の治療を呼びかけることが目的とした「がん早期検査啓発トークイベント」が21日、都内で行われ、がんサバイバーである東ちづるとmotsu、そして大病を患ってから健康に対する意識が高くなったというDJ KOOがスペシャルアンバサダーとして登壇し、定期的な検査、早めの受診・治療の大切さについてトークした。

 

 東はコロナ禍で早期の胃がんが見つかり、今年2月に手術。術後半年の生体検査も問題はなく、現在は「人生で一番調子がいい」という。東は「うちの家系にはがん患者がいなかったので、2人に1人はがんになると言われているなかで、私はそうはならないだろうと思い込んでいました。そこは猛省しています」

 

 DJ KOOは4年前に番組の企画で受けた人生初の人間ドックで9.8ミリという大きな脳動脈瘤が発見されて手術。「早期の発見で命が救われたという体験をしています」と、しみじみ。

 

 イベントでは、尿一滴で15種のがんリスク調べられること、早期すい臓がんの特定に成功したことを発表し話題となっている、がんの一次スクリーニング検査「N-NOSE」も話題に。DJ KOOは健康の大切さを実感してから毎年春に家族で「N-NOSE」で検査しているという。

 

 ミュージシャンのmotsuは「N-NOSE」を経験した、がんサバイバーのひとり。2年前に中咽頭がんが見つかって手術。その前に「N-NOSE」でハイリスクの結果が出ていたものの放っておいたが、喉に違和感を感じて受診するとがんであることが分かったという。「検査を受けていなくて自覚症状を感じていたら、もっと放っておいたと思う」としたうえで、「検査を受けてほしいし、検査を信じてください!」と呼びかけた。

 

「検査を受けた方がいいっていうと、みんないつかねって言うんです」と、東。「いつかは難しいし、今といっても行かないと思う。誕生日とか結婚記念日とか何かのアニバーサリー、それがダメなら子どもの日でもいいしクリスマスイブでもいい。何か決めた方がいいと思います。受けたら結果が出るまではちょっと不安でソワソワすると思います。その間は、自分のご褒美というか、うれしいことをする。何かおいしいものを食べに行くとか、ブラウス一枚買って、それを着た時に自分の人生のために責任を持てたんだなって思うと前向きになれると思います」とした。

 

「膵臓がん」で余命宣告を受けた、72歳の男性が「奇跡の回復」をとげた治療法(2021/11/20 週刊現代)

前編の「膵臓がんで「余命11ヵ月の宣告」を受けた、72歳の男性の「苦しすぎる現実」」でもお伝えしたとおり、沈黙の臓器といわれる膵臓にがんができた場合、痛みなどの自覚症状がないため、発見されても「時すでに遅し」の状態だという。しかし現在は、治療法さえうまくハマれば、膵臓がんで命を落とす確率も減るという。

後編では実際に膵臓がんに罹り、余命は11ヵ月と宣告された男性が、ある治療法により根治を目指すまでに回復した事例を見ていこう。

 

「合う」医師との出会い

膵臓がんが見つかった水田賢一(72)さんは、早期発見でがんも21mmと小さかったため、手術はまったく心配していなかったという。しかしいざ開腹するとあちこちに病巣が広がる「腹膜播種」の状態で、余命11ヵ月の宣告を受けた。

 

その現実を受け止めきれず、混乱するばかりだったが、知人に紹介された「従来とは違う治療法を実践する」という医師が、水田さんの運命を変えることになる。

西宮市明和病院・腫瘍内科部長の園田隆医師だ。

 

園田氏は当時、神戸の甲南病院に勤務しており、抗がん剤と、がん細胞の薬物耐性を取り除く薬(P糖タンパク阻害剤)を併用する治療法を実践していた。

 

「膵臓がんは、P糖タンパクという、抗がん剤への耐性を持った物質が増えやすいがんです。これが、抗がん剤が効きにくい理由になっています。

 

私はP糖タンパクの増殖を防ぐため、抗がん剤の投与前後にP糖タンパク阻害剤という薬剤を投与する、耐性克服化学療法を行っていたのです。

 

また、抗がん剤の投与方法も、局所へ直接届くように工夫しています。お腹にポートという薬剤を静脈に入れるための器具を埋め込み、腫瘍のある腹膜へ直接抗がん剤が届くようにしました」(園田氏)

 

この療法は、大病院では行うことができない。国内で行っているのも園田氏一人だ。だが、これまでに根治の見込みのないステージIV患者約700人を治療している。

 

園田氏による抗がん剤治療終了後には、膵臓のがん細胞は小さくなっており、腹膜からも消えていた。

 

この時期に水田さんは2度目の開腹手術を行い、膵臓の半分と脾臓、リンパ節を切除する。

 

「先生によってはこの治療法に否定的な方もいますが、私の場合はうまくフィットしました。

 

がん細胞の切除後も、維持療法といい、通院しながら抗がん剤と併用薬の投与を受けました。これを継続し、再びがん細胞の残滓を取り除くことで、再発のリスクを限りなくゼロに近づけたのです」

 

抗がん剤治療は、吐き気や食欲不振など、重い副作用をもたらす。水田さんも、治療を受けるのはもう限界だと感じることが少なくなかった。この時に励みになったのは、園田氏の「延命ではなく根治を目指す治療をしましょう」という言葉だった。

 

 

光照射とがん免疫の相乗効果によるがん治療法の開発(2021/11/18 MONOist)

 名古屋大学は2021年11月2日、免疫チェックポイント分子PD-L1を標的として、がん免疫によって効果を高めた、近赤外光線免疫療法の応用開発に成功したと発表した。近赤外光線免疫療法による部分的な腫瘍壊死、免疫チェックポイント効果、がん微小環境の改変効果が相乗的に作用することで、抗腫瘍免疫を活性化して顕著な抗腫瘍効果を及ぼす。

 

近赤外光線免疫療法は、がん細胞が発現したタンパク質を特異的に認識する抗体と光感受性物質IR700の複合体を体内に投与し、がん細胞上の標的タンパク質と結合した状態で近赤外光を照射することにより、がん細胞を破壊する。日本国内では、EGFRを高発現する再発既治療咽頭部がんに限って薬事承認を受けている。

 

 今回の研究では、高発現ではないが、さまざまな固形がんで低度から中程度発現する免疫チェックポイント分子PD-L1を標的タンパク質として、細胞実験と動物実験で腫瘍への近赤外光線免疫療法の効果を検証した。

 

 まず、マウスの抗PD-L1抗体のF(ab’)2領域とIR700の複合体PD-L1F(ab’)2を作成し、肺がんや大腸がんなどのマウス腫瘍細胞に対する近赤外光線免疫療法について検討した。その結果、それぞれの腫瘍細胞におけるPD-L1の発現が低いため、がん細胞の破壊効果は限定的な結果しか得られず、治療応用に適さないことが示唆された。

 

 しかし、マウスの同種腫瘍移植モデルで検討したところ、細胞実験とは異なり、大幅な腫瘍の増大抑制効果と生存の延長が認められた。また、転移がんのモデルマウスでは、一カ所の腫瘍にのみ近赤外光線を照射したにもかかわらず、照射していない腫瘍でも腫瘍の増大抑制が得られた。

 

 細胞実験と動物実験における治療効果の矛盾は、マウスでは免疫チェックポイント効果が働いて抗腫瘍免疫を担うCD8(+)T細胞やNK細胞が腫瘍内部で活性化していることや、腫瘍微小環境で骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)が減少していることから説明できる。近赤外光線免疫療法による部分的な腫瘍壊死とこれらの効果が相乗的に作用して、動物実験では腫瘍増大の抑制と生存の延長につながったと考えられる。

 

 さらにマウスの血液解析からは、全身性に抗腫瘍免疫が増強していることが示唆された。そのことにより、光照射をしていない離れた転移巣にも効果を及ぼす、アブスコパル効果が得られたと考えられる。

 

 今回の結果は、適切な特異的がん抗原が高発現していない患者でも、近赤外光線免疫療法の適応となり得ることを示唆する。がん特異抗原の高発現を応用した近赤外光線免疫療法の適応が受けられない患者への代替治療としての近赤外光線免疫療法の提案として、臨床現場の応用が期待できる。

 

オプジーボ訴訟、280億円で和解 小野薬品が本庶氏側と(2021/11/12 日経)

がん免疫薬「オプジーボ」を巡り、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の本庶佑特別教授が小野薬品工業に特許使用料の分配金約262億円の支払いを求めた訴訟は12日、大阪地裁で和解が成立した。小野薬品が本庶氏と京大に計280億円を支払う。これにより特許使用料を巡る一連の争いは決着する。発明の対価に関連する国内訴訟で支払われる金額としては過去最高とみられる。

 

小野薬品が本庶氏に解決金として50億円を支払い、京大に設立される「小野薬品・本庶記念研究基金」に230億円を寄付する。小野薬品が本庶氏に支払っているオプジーボの特許使用料の料率は変更しない。

 

がん10年生存率 58.9%、すい臓がん6.6%、 がんの部位・ステージ別のデータ詳細まとめ(2021/11/10 NHK)

研究班は、2008年までの4年間に全国の32の主ながん専門病院でがんと診断された12万人あまりのデータを分析しました。その結果、がん医療の効果をはかる指標となる、10年後の生存率は、全体で58.9%となりました。

 

10年生存率のがんの部位、進行度別のデータをまとめました。がんの部位名をクリックすると該当のデータにアクセスできます。

いずれもがん以外による死亡の影響を取り除いた「相対生存率」で示しています。

 

・前立腺がん(全体99.2%) 

・女性の乳がん(全体87.5%) 

・甲状腺がん(全体86.8%)

・子宮体がん(全体82.3%) 

・大腸がん(全体69.7%) 

・子宮頸がん(全体68.2%)

・胃がん(全体67.3%) 

・咽頭がん(全体64.2%) 

・腎臓がんなど(全体63.3%)

・ぼうこうがん(全体63.0%) 

・卵巣がん(全体51.0%) 

・食道がん(全体34.4%)

・肺がん(全体33.6%) 

・胆のうがん、胆管がん(全体19.8%) 

・肝臓がん(全体17.6%)

・すい臓がん(全体6.6%)

 

最新のがんの治療法や、全国各地にある拠点病院、それに相談支援センターなどについての情報は、国立がん研究センターが運営している「がん情報サービス」にまとめられています。

 

腫瘍溶解性ウイルス 国内市場に初登場…第一三共「デリタクト」発売、オンコリスやタカラバイオなど続く(2021/11/8 ANSWERS)

欧米から遅れること6年、新たながん治療として期待される「腫瘍溶解性ウイルス」が国内市場に登場しました。第1号となったのは第一三共の「デリタクト」で、今月1日から販売を開始。ほかにも、タカラバイオなどが臨床試験を進めており、開発が活発化しています。

 

第一三共は11月1日、腫瘍溶解性ウイルス製剤「デリタクト注」(一般名・テセルパツレブ)を発売したと発表しました。同社が東京大医科学研究所の藤堂具紀教授と共同開発し、今年6月、脳腫瘍の一種である悪性神経膠腫を対象とした再生医療等製品として条件・期限付き承認を取得。腫瘍溶解性ウイルスの承認は国内初で、悪性神経膠腫での承認は世界でも初めてです。

 

腫瘍溶解性ウイルスは、がん細胞だけで増殖するウイルスで、増殖によってがん細胞を破壊するとともに、破壊されたがん細胞から放出されたがん抗原が免疫を活性化することで抗腫瘍効果を発揮します。もとになるウイルスは、アデノウイルスや単純ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルスなど。多くの場合、人為的な遺伝子改変を加えて作られますが、自然変異したウイルスを使うものもあります。デリタクトは、単純ヘルペスウイルス1型の3つの遺伝子に改変を施し、がん細胞でしか増殖できないようにすると同時に、抗腫瘍免疫を強く刺激するよう設計されています。

 

がん治療の最難関「脳腫瘍」の治療に繋がる日本発・世界初の手法(2021/10/12 JB Press)

 川崎市のナノ医療イノベーションセンター(iCONM)の研究グループが10月12日、脳腫瘍の治療に繋がり得る世界初の手法を開発したと発表した。

 

 ポイントは次の通りだ。

 ・免疫チェックポイント阻害薬にポリマーを結合させ、血液から脳へと通過させる技術を確立

・脳への集積する薬の量を従来と比べて18倍に高めることに成功

・標準使用量の15%で、悪性脳腫瘍の一つ、悪性神経膠腫の消失率(感染奏功率)6割を達成

・薬の副作用を減らして脳腫瘍の再発率低下を確認

 

 研究の背景を連動した動画も公開している。

 

 脳腫瘍治療がなぜ大切かというと、脳腫瘍ができた場合は薬による治療が難しいためだ。

 

 脳細胞に酸素や栄養を届けるための血管は「血液脳関門」として有名なバリアが存在している。このバリアがあるため、血液から脳細胞には簡単には物質が通過せず、ほとんどの薬がバリアに跳ね返される。脳細胞に物質が届かないのは脳細胞を守る上では利点だが、脳腫瘍のようながん細胞を薬で狙い撃ちができないという問題が生じる。

 

 今回、iCONMが開発した手法を用いることで、従来の18倍に達する免疫チェック阻害薬が脳腫瘍のあるところに届き、がんの抑制が可能になるということが明らかになった。

 

片岡一則氏がリードするナノ医療イノベーションセンター

 iCONMは、医療におけるナノ技術で世界的にその名を知られる片岡一則氏が率いている。

 

 化学工学出身の片岡氏は東京大学教授などを歴任した。高分子化学を活用したナノテクノロジー開発に尽力し、工学と医療の接点を拡大してきた。医療におけるナノ技術を進化させた最大の貢献者と言える存在だ。

 

 片岡氏を筆頭に、iCONMでは薬にポリマーを付着させることで、「装置(マシン)」のように薬の動きを体内でコントロールできる化合物の開発を進めてきた。まるでナノサイズのマシンのように機能するため、同研究所では「ナノマシン」と常々表現している。

 

 体内というミクロな環境で、あたかも病院のように診断や治療が可能になる将来を想定して、「体内病院」を目指すという大きなビジョンを描く。

 

 これまでにもがんや認知症などで成果を上げてきたが、がん治療で不可欠になりつつある「免疫チェックポイント阻害薬」においてもナノマシン化を実現する道をこのたび開いた。

 

「第5のがん治療」、光免疫療法始まる ~光でがん細胞のみ破壊、免疫活性化も~ 世界初の実用化、スピード承認(2021/10/11 時事)

 子会社の楽天メディカルジャパン(東京)は、国内の承認審査で優遇を受けられる「先駆け審査指定制度」を活用。新薬の画期性や有効性など4条件を満たせば、通常は1年程度かかる審査が6カ月に短縮される仕組みで、厚生労働省は20年9月、アキャルックスを世界で初めて承認した。最終段階の治験が各国で続くため、販売後の安全性確認などを条件とした早期承認制度により、初の実用化となった。

 

 適用対象となった頭頸部がんは口や喉などにできるため、治療は呼吸や発声、食事など日常生活への影響が大きい。手術では、チューブで胃に栄養を入れる「胃ろう」や声帯摘出だけでなく、顔の形が変わることもあり、新しい治療法のニーズが高かった。

 

 実際の治療は今年1月、国立がん研究センター東病院(千葉県)で始まった。最初の患者は過去の手術で声帯を摘出した女性という。

 

 1回の治療費は保険適用で約700万円だが、高額療養費制度で患者の負担は月10万円前後で済む。治療効果を見ながら4回までの照射が可能だ。

 

 同病院を含めて国内約40の大学病院などで治療でき、クリニックでは受けられない。年間約2万7000人が頭頸部がんを発症するが、ピークとなる28年度でも治療を受ける患者は420人程度に限られる見込みだ。

 現状では他に治療法がない再発患者の治療にとどまるが、小林氏は治療初期での活用を視野に研究を進める。「仮に治療効果が低くても、体へのダメージが小さいので、従来の治療オプションがそのまま残る利点は大きい」と語る。がんを小さくできれば、その後の抗がん剤や手術などの治療が進めやすくなるというわけだ。

 

 研究支援の動きも急ピッチで進む。関西医科大(大阪府)は22年4月、「光免疫医学研究所」を設立する。30人体制で、小林氏は所長に就任する予定だ。NIHの小林氏の研究室に留学した約20人の研究者が、国内の各大学に戻っているといい、研究資材を提供する支援拠点になる。

 

 アキャルックスは、がん表面にある「EGFR」というタンパク質に結び付く。EGFRの多い食道がんや胃がんでも治験が進められ、乳がんや子宮頸がん、肺がん、膵臓(すいぞう)がんなどへの適用も想定される。

 

パーキンソン病やがんの一因とされる不良ミトコンドリアを見つける技術を千葉大が開発(2021/10/7 マイナビ)

千葉大学は10月6日、パーキンソン病やがんの一因とされている不良ミトコンドリアを蛍光タンパク質によって可視化する、DNAベクターを用いた不良ミトコンドリアセンサー「Mito-Pain」を開発したと発表した。

 

同成果は、千葉大 大学院理学研究院の板倉英祐准教授らの研究チームによるもの。詳細は、生物学的プロセスの分子的・細胞的基盤を題材とした学際的な学術誌「Journal of Biological Chemistry」に掲載された。

 

パーキンソン病神経疾患は現在、世界で1000万人以上が罹患しているとされる神経変性疾患の1つで、ドーパミン神経細胞の脱落によって生じる疾患として知られており、その脱落にはミトコンドリア障害が関連すると考えられているものの、その治療法はまだ確立されていないのが現状である。

 

ミトコンドリアは、細胞内において糖分や脂質からエネルギーを産生する重要な役割を担う細胞小器官の1つだが、活性酸素などのストレスによりダメージを受けやすく、不良ミトコンドリアが蓄積すると、その細胞に悪影響を与えてしまい、その結果、パーキンソン病だけでなく、がんの発生など、多くの疾患の原因となってしまうと考えられている。

 

そのため、どのようなストレス条件で不良ミトコンドリアが生じるのかを調べることが重要と考えられているものの、これまでは特定のストレスしか検出できない限定的な方法しかなかったという。

 

コロナ飲み薬で巻き返し ワクチン断念の米メルク(2021/10/6 時事)

 【ニューヨーク時事】米製薬大手メルクが今月、新型コロナウイルス経口治療薬の開発で良好な臨床試験(治験)結果を明らかにした。早ければ年内に使用が許可され、世界初のコロナ飲み薬となる見込みだ。同社は米ファイザーなどが先行したワクチン開発では存在感を示せずにいたが、ようやく巻き返しに出ている。

 

コロナ飲み薬、重症化リスク半減 メルク、米で使用許可申請へ

 

 メルクはワクチンや治療薬の開発を手掛ける世界的な大企業。米国株の代表的指数「ダウ工業株30種平均」にも名を連ねる。

 

 コロナワクチン開発ではファイザーのほか、米新興企業モデルナの名が世界的に知れ渡った。後れを取ったメルクは、今年1月に自前のワクチン開発を断念すると表明。米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンの生産支援に回った。

 

 メルクは今月1日、米提携会社と共同開発するコロナ経口治療薬「モルヌピラビル」が「軽・中等症患者の入院・死亡リスクを50%低下させた」との治験結果を公表。飲み薬普及への期待から1日のメルク株は急騰した。

 

 米調査会社モーニングスターのダミエン・コノーバー氏は年内に米当局の緊急使用許可が得られるとの見方を示し、「(同薬の)来年の売上高は30億ドル(約3300億円)を超える」と試算する。

 

 一方、米国立研究機関でウイルス免疫学を研究している峰宗太郎研究員は「コロナと闘う上で最大の武器はワクチン」と強調しながらも、「治療の選択肢増加は朗報」とメルクの飲み薬を歓迎。「医療逼迫(ひっぱく)の緩和と死者数を減らすことが可能になる」と期待を寄せている。

 

オプジーボの効果高める化合物開発 ミトコンドリア活性化、京都大グループ(京都新聞 2021/09/14)

 がん免疫療法の一つであるPD1抗体オプジーボの効果を高める可能性がある化合物を開発したと、京都大のグループが発表した。細胞小器官のミトコンドリアを活性化し、免疫細胞が増えることをマウスの実験で確認した。成果は米科学誌セル・ケミカル・バイオロジーに14日掲載される。

 

 2018年にノーベル医学生理学賞を受けた本庶佑(ほんじょ・たすく)・京大特別教授が開発に関わったPD1抗体は、さまざまながんへの有効性がある一方、半数以上の患者では効き目がない課題がある。原因として、がんを攻撃する免疫細胞のエネルギーを作るミトコンドリアの不足が考えられている。

 

 京大理学研究科の杉山弘教授と京大物質-細胞統合システム拠点(アイセムス)のガネシュ・パンディアン・ナマシヴァヤム講師らは、ミトコンドリアを活性化する遺伝子を刺激する化合物「EnPGC1」を開発。EnPGC1を加えると、細胞内のミトコンドリアが1・5倍になることを確認した。免疫を担うT細胞も約2倍になっていた。腫瘍を移植したマウスに、PD1抗体のような効果のある薬剤と併せてEnPGC1を投与すると生存率が向上した。

 

 杉山教授は「今後、ヒトに投与してPD1抗体の効果を増強できる可能性を探りたい」と話している。

 

「コロナワクチン」技術でがん細胞も殺す(HNAKYOREH 2021/09/14)

 新型コロナウイルス感染症の克服の最前線にあるワクチン技術が、がん治療でも新たな希望となっている。

 

 ファイザーとモデルナのワクチンに用いられたメッセンジャーRNA(mRNA)を利用したがん治療薬が、動物実験で大きな成果を収めた。メッセンジャーRNAとは、細胞に特定のたんぱく質を作るための指針を伝える遺伝物質だ。

 

 ファイザーのワクチンを開発したドイツの生命工学企業ビオンテックは、この技術を用いたがん治療法がマウスを使った実験で腫瘍をほぼ完全に無くし、現在は人を対象とした臨床試験を行っていることを先日、科学ジャーナル「Science Translational Medicine(サイエンス仲介医学)」で明らかにした。

 

 研究チームはまず、がん細胞を攻撃するために、免疫細胞が作り出すサイトカインと呼ばれるたんぱく質を4種作るよう細胞に指示するmRNA混合物を作った。サイトカインは免疫調節に関与するたんぱく質で、種類は数百にのぼる。研究陣が作ったmRNAには、がんと戦う免疫システムを支援するとされているインターロイキンやインターフェロンアルファを含む4種類のサイトカインを作る指針が記されている。

 

 研究陣は、このmRNAを20匹のマウスの黒色腫の細胞に注入した。すると、腫瘍内の免疫細胞がサイトカインを大量生産しはじめ、免疫反応が活発に起きた。40日も経たないうちに、20匹中19匹からがん細胞が完全に消えた。

 

線虫によるがん検知、膵がんでも証明(2021/09/14)

 線虫はにおいに対する感受性が高く、ヒトの尿中でがん特有のにおいを感知するとそこへ移動する誘引行動を見せ、健康人の尿には忌避行動を示すこと(走性行動)が知られている。大阪大学大学院最先端医療イノベーションセンターの浅井歩氏らの研究グループは、早期発見が困難な膵がん患者の尿に対しても、線虫が同様の行動を示すことを多施設共同試験で明らかにしたと、Oncotarget(2021; 12: 1687-1696)に報告した。

 

患者の術前後の尿で線虫の走性を確認

 膵がんの5年生存率は9%にとどまり(CA Cancer J Clin 2020; 70: 7-30)、患者の大半は手術不能で、手術例でも生存期間の中央値は17〜23カ月と報告されている(Lancet 2011; 378: 607-620)。一方で、国際対がん連合(UICC)分類病期で0期の患者に限れば5年生存率は85%に達する(Pancreas 2012; 41: 985-992)。予後改善には早期発見が不可欠であるが、画像診断による検出は困難であり、既存の腫瘍マーカーの陽性率も十分ではなかった。

 

 そこで研究グループは、まず2015年10月~19年6月に登録した0~Ⅳ期の膵がん患者83例を対象に非盲検試験を実施し、術前後の尿を用いて線虫(C. elegans)ににおいを検知させた。すると0~IA期の患者では、術後に比べ術前に有意に走性が高かった(10倍希釈:P<0.001、100倍希釈:P<0.001)。

 

健康人の尿との比較でも同様の傾向

 次に0~IA期の11例と健康人17例を対象とした盲検試験を実施。C. elegansが尿により早期膵がんを検知できるか検討した。その結果、膵がん患者の術前の尿に対するC. elegansの走性は術後の尿に比べて有意に高く〔10倍希釈:P<0.001、受信者動作特性曲線下面積(AUC)0.845、100倍希釈:P<0.001、同0.820〕、健康人の尿との比較でも同様の傾向が見られた(10倍希釈:P=0.034、100倍希釈:P=0.088、図)。

 

フキのとう成分にがん抑制効果 岐阜大が発見、新薬開発へ期待(2021/09/14 農業新聞)

 岐阜大学は、フキのとうに多く含まれる苦味成分「ペタシン」に、がん細胞の増殖と転移を強く抑制する効果があることを発見した。同様の働きをする既存の化合物に比べて1700倍以上の効果がある一方、正常な組織への副作用はほとんどなく、新しい抗がん剤や転移阻害薬の開発が期待される。ただ、フキのとうを直接食べても効果を得られる可能性は低いという。

 

 がん細胞のエネルギー代謝を妨げることで、増殖や転移を阻害する。同様の働きをする既存の化合物は効果が弱いか、毒性が強く、がん治療には応用できなかった。ペタシンは既存の化合物と全く異なる化学構造を持ち、人工的に大量合成もできる。実用化に向けた研究を進めている。

 

 同大学や化学メーカーなどで作る研究グループは、がん細胞の培養液にペタシンを混ぜ、増殖が抑えられていることを確認。代謝を妨げる効果は既存の化合物の1700倍以上、抗がん効果は3800倍以上だった。乳がん、胃がん、大腸がんなど、さまざまながん細胞に効果を示し、転移を促す遺伝子の働きも抑制されていた。

 

 一方、正常な細胞に対しては、明らかな副作用はなかった。マウスを使った実験でも、同様の効果を示した。

 

 研究グループは、がん細胞を抑える効果を持つ植物の抽出物を探す中で、フキのとうの効果が高いことを発見した。抽出物の中から、ペタシンが極めて強くがん細胞を抑制することを明らかにした。

 

 同大学大学院の赤尾幸博特任教授は「副作用がほとんどなく安全性が高いため、がん予防への応用もできそうだ」と期待する。

 

コロナ新薬 月内にも承認~英グラクソ製 軽症・中等症向け(2021/09/13)

 厚生労働省は新型コロナウイルスの軽症から中等症を対象にした点滴薬「ソトロビマブ」を月内にも承認する方針だ。英グラクソ・スミスクライン(GSK)が審査を簡略化する特例承認を6日に申請していた。医薬品医療機器法(薬機法、旧薬事法)に基づき製造販売を承認されれば、中外製薬の抗体カクテル療法「ロナプリーブ」に続き2例目の軽症・中等症向け点滴薬となる。

 

コロナ対策を担当する西村康稔経済財政・再生相は12日のNHK番組で「新たな中和抗体薬を早ければ9月にも承認ということで、厚労省で審査していると聞いている」と述べた。

 

ソトロビマブはGSKが米ヴィア・バイオテクノロジーと共同開発した。酸素療法を必要としない軽症や中等症の患者のうち、高齢や肥満など重症化するリスクが高い場合での投与を想定している。海外で約1000人が参加した臨床試験(治験)では投与29日目までに入院や死亡のリスクを79%減らしたと報告されている。

 

重症急性呼吸器症候群(SARS)患者から抽出した抗体をもとに生み出した抗体医薬品で、静脈に点滴投与する。正常な細胞へのウイルス感染を阻止するほか、感染した細胞を除去する作用が期待されている。

 

米国で緊急使用許可を取得している。オーストラリアで承認され、カナダやシンガポールなどで一時的な承認を取得している。日本では治験をしておらず、厚労省の承認は海外でのデータに基づいた特例承認になる見込み。

 

乳がん治療薬「レトロゾール」など6種類が不妊治療薬へ、治験を省略しての早期承認…欧米の使用実績などから(2021/09/13)

 厚生労働省の検討会議は13日、不妊治療の自費診療で使われている排卵誘発剤など6種類の医薬品について、海外での使用実績などから有効性が明らかだとして、治験を省略して早期承認することを了承した。厚労省は、年度内にも公的医療保険を適用する方針だ。

 

 今回、了承されたのは6種類の医薬品で、7項目の治療が対象となる。そのうち、排卵誘発剤として承認することが了承された「レトロゾール」は、国内では現在、乳がん治療薬として承認されている。不妊治療には、未承認のため自費診療で使われている。

 

 政府は来年4月に不妊治療を保険適用する方針で、不妊治療で使うこれらの薬も、保険で使えるようにする必要がある。そこで、欧米の使用実績や論文で高い有効性が認められれば、国内で治験をせずに保険適用できる「公知申請」の制度を活用した。

 

今回了承されたのは、以下の通り。

 

▽ヒト絨毛(じゅうもう)性性腺刺激ホルモン(体外受精での卵胞成熟、一般不妊治療での排卵誘発)

▽ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン(体外受精での卵巣刺激)

▽精製下垂体性性腺刺激ホルモン(同)

▽ナファレリン酢酸塩水和物(体外受精での早発排卵の防止)

▽ブセレリン酢酸塩(同)

▽レトロゾール(多嚢胞(のうほう)性卵巣症候群の排卵誘発)

 

ノーベル賞・本庶佑特別教授が法廷へ がん免疫治療薬の特許使用料262億円めぐり(2021/09/02 ABCニュース)

がん治療薬の特許使用料をめぐり、ノーベル賞学者の本庶佑さんが、共同で特許を出願した小野薬品工業を相手に、262億円の支払いを求めた裁判で2日、双方が大阪地裁に出廷し、尋問を受けます。

 

訴状などによりますと、京都大学の本庶佑特別教授(79)は、自身の研究をもとに開発されたがん免疫治療薬・「オプジーボ」について、小野薬品工業から特許権侵害をめぐる裁判への協力を条件に、会社が得る特許使用料の40%を配分することを提案された、と主張しています。

 

本庶教授は実際に配分された1%との差額である約262億円の支払いを求め、去年6月大阪地裁に提訴しました。

 

「細胞老化」妨げてがん増殖 新たな仕組み解明 京大チーム(2021/06/02 毎日)

 がん細胞の増殖に歯止めをかけている「細胞老化」を妨げ、がんが生じる仕組みをショウジョウバエの実験で解明したと、京都大の研究チームが1日、米科学誌に発表した。短いRNA(リボ核酸)が細胞老化を引き起こすのに必要な遺伝子を破壊していた。ヒトでも同様の仕組みがあるといい、「がん新治療法の開発につながる成果」としている。

 

 ヒトのがんの約3割で活性化しているがん遺伝子「Ras」はがんの増殖と同時に、細胞老化を引き起こすことが知られ、この遺伝子の働きだけではがんが生じないようになっている。発がんの際には細胞老化が阻害されるが、その仕組みは分かっていなかった。

 

 京大生命科学研究科の井垣達吏(たつし)教授(システム機能学)らのチームはモデル生物のハエの実験で、細胞老化を引き起こすために必要な別の遺伝子を発見。特定のマイクロRNAが、この遺伝子を破壊することで細胞老化が起こらなくなり、がん化が促進されることを明らかにした。

 

 研究チームは「ヒトのがんでも同様のメカニズムが機能している。マイクロRNAを働かなくして細胞老化を引き起こすことで、新たながん治療法の開発につながる」と期待している。【千葉紀和】

 

がん細胞の免疫逃避を防ぐには「TXA2受容体」の欠損が重要、京大が発見(2021/05/31 マイナビ)

京都大学(京大)は5月28日、がん細胞から放出され免疫の働きを抑制する「プロスタグランジンE2」(PGE2)に着目し、その放出を制御するメカニズムの解明を試みるために二光子顕微鏡を用いてマウス生体内のがん細胞を観察したところ、カルシウム応答がPGE2放出の誘因であることを見出したと発表した。

 

さらにこのカルシウム応答は、血管内皮細胞増殖因子の刺激に応じて血管内皮細胞から分泌される「トロンボキサンA2」が腫瘍細胞に働くためであることが見出されたことも合わせて発表された。

 

同成果は、京大 生命科学研究科の松田道行教授、同・医学研究科の寺井健太准教授、同・小西義延研究員(現・ダナファーバーがん研究所研究員)らの研究チームによるもの。詳細は、国際学術誌「Cancer Research」にオンライン掲載された。

 

研究チームによると、がん細胞は周囲の細胞を“だます”ために積極的なコミュニケーションを取っており、PGE2はその手段の一種であり、PGE2を使って血管にある「新生したい」という“習性”を巧みに悪用していると例えることができるとしており、がん細胞が血管を悪用できないようにすることがポイントだとする。

 

なお、血管内皮増殖因子の阻害によって、がんに対する免疫応答が増強されることは、臨床試験の成果としてこれまでにも少数だが報告されていたという。今回の研究は、その臨床効果の分子メカニズムの一端が明らかにするもので、今後、免疫チェックポイント阻害剤などほかの免疫療法との組み合わせを含めた、新規がん免疫療法の開発につながると期待されるとしている。

 

ウイルスでがん細胞攻撃 国内初の治療薬 期限付きで承認へ~脳腫瘍治療薬 第一三共「デリタクト」(2021/05/25)

厚生労働省は、悪性の脳腫瘍の治療薬として、ウイルスでがん細胞を攻撃する国内で初めての薬を期限付きで承認することを決めました。

承認が決まったのは、神経膠腫と呼ばれる悪性の脳腫瘍の治療薬として第一三共が開発した「デリタクト」です。

 

厚生労働省によりますと、遺伝子の組み換え技術を利用して作ったウイルスを脳の腫瘍に直接投与してがん細胞を攻撃する仕組みで、24日、厚生労働省の専門家部会は、国内の治験で一定の有効性が認められたなどとして、承認することを了承しました。

ウイルスを使ったがんの治療薬が国内で承認されるのは初めてで、1か月程度で正式に承認される見通しです。

 

一方、症例数が限られていることなどから、7年間の期限付きでの承認となっていて、引き続き有効性などに関するデータを集めていくとしています。

対象となるのは悪性の神経膠腫の患者のうち、手術や放射線治療などの標準治療で効果が見られなかった人で、小児も対象になるということです。

 

また、「角膜上皮幹細胞疲弊症」と呼ばれる目の病気で、患者の口内の粘膜から作ったシートを目に移植して角膜を修復する治療法についても承認されることが決まりました。

 

食べ物が口からこぼれる…顔面マヒのがん手術を経て、看護師起業家になったワケ~猫舌堂 代表取締役 柴田敦巨(2021/05/06 President Woman)

看護師として働く中でがんが発覚し、治療と復帰を繰り返したのち起業を決意した柴田敦巨(あつこ)さん。ビジネス知識ゼロからのスタートだったが、心強い仲間を得て現在は着実に事業を広げている。手術の後遺症や放射線治療の副作用があっても、仕事を続けた理由とは――。

 

病気と起業から得た確かな思い

その思いが実り、最終審査を見事通過。2020年、柴田さんは猫舌堂を立ち上げ、摂食・嚥下障害のある人も食べやすいスプーンとフォークを発売した。いちばんこだわったのは、家族全員で使えるような「特別感のないデザイン」だったという。

 

闘病を経て得たものは、がんになっても生活は続いていくという気づきと、「生きることは食べること」という実感だった。生きる喜びとは食べる喜びであり、それは誰かと一緒に食事してこそ味わえるもの。一緒に食卓を囲む人々と同じカトラリーで、自分だけ人と違うという特別感や引け目を感じることなく笑顔で食事したい──。猫舌堂の商品は、そんな実感を形にしたものなのだ。

 

さらに、柴田さんは闘病を経て「人と人との関係に対する意識も変わった」と語る。看護師時代から、患者と接する時には「相手が本当に望んでいることは何だろう」と想像するよう心がけてきた。だが、今思えばそれは、医療者と患者という立場の違いを超えるものではなかったと振り返る。

 

「自分が患者の立場になったことで、立場を超えて『人と人』として関わったりつながったりすることが大事だと思うようになったんです。これはビジネスでも同じ。企業同士の取引でも、結局は人と人なんですよね。たとえビジネス用語がわからなくても、こうした本質を大事にすれば事業はやっていけると実感しています」

 

猫舌堂の由来

振り返れば、猫舌堂も人とのつながりから生まれたものだった。がん経験者のブログを通して友人になった女性と、何か一緒にやりたいねと言い合っているうちに、それが起業という形に結びついたのだ。

 

彼女のニックネームは「猫舌さん」。がんで舌を切除したが、「私、猫舌なの。舌はないけどね」と冗談を飛ばすほど明るい人物だ。起業後、猫舌さんは同社の顧問として柴田さんを支えるようになり、ニックネームはそのまま社名になった。猫舌堂は、柴田さんだけでなく彼女の夢でもあったのだ。

 

21年4月には、スプーンやフォークに続く第2弾として、軽い竹の素材を生かしたお箸も発売。もうひとつの夢だったカフェも、年内のオープンに向けて着々と計画が進んでいる。目指すは、同じ悩みを持つ人たちが自分らしくいられる“第二の実家”。「皆で笑って過ごして、一歩踏み出すきっかけにしてもらえたら」と柴田さん。

 

「私も病気のことでブルーになる日もありますが、やっぱり笑いながら生きていきたいですね。起業には大変なこともあるけれど、勇気を持って一歩踏み出せば新しい扉が開いていく。これからも、がんの経験から得た気づきや実感を形にして、しっかり社会に発信していきたいと思います」

 

がんに光を当てて破壊する「光免疫療法」治療開始 開発医師が語る苦闘の34年間(2021/05/06 AERA)

 がん細胞に光を当てることで薬剤が反応し、がんを破壊する――2020年に日本で薬事承認・保険収載された「光免疫療法」。すでに一部のがんに対し国内で治療が始まっている。開発したのは、アメリカで研究を続け、関西医科大学が設置する研究所に22年4月に就任予定の小林久隆医師だ。小林医師には、「シンプルで、安く安全な治療」へのこだわりがあった。現在発売中の『手術数でわかる いい病院2021』で、小林医師に話を聞いた。

 

■治験をしたいがお金がない 楽天・三木谷氏との出会い

 

 だが同社には大手企業ほどの資金がなかった。そこで小林医師自ら、出資者探しに奔走した。

 

「ゲイツ財団や医療機関にも行き、学会の講演直後、携帯電話で投資家に説明したりもしました。それでも、なかなか資金提供が受けられませんでした」

 

 転機は13年。楽天・三木谷浩史氏との出会いだ。当時、同氏の父親は膵がんを患っていた。

 

「研究に興味を示され、学会で訪日した際、会食に招かれました。がんについてとても勉強してこられたのだと感じました」

 

 数日後、シンガポールにいた小林医師に「また日本に来るなら話せないか」とメールが来る。すぐに日本に戻り、羽田空港至近の楽天本社(当時)で、三木谷氏の父親の医師団同席のもと、研究の説明をした。

 

 日本滞在の最終日。宿泊していた銀座のホテルを再度訪れた三木谷氏に告げられた。

 

「治験をしましょう」

 

 出会ってから1週間で、研究への出資が決まった。

 

「驚きました。三木谷さんはいろいろな治療法を見てきたからこそ、目新しく感じたのでは」

 

 15年5月、実際にがん患者への治験が始まった。そして20年の薬事承認・保険収載。注射をして光を当てるだけという、治療のシンプルさが話題となった。

 

「私はお金があまり潤沢ではないラボにいました。そこで開発した治療なのだから、安くあるべき。そのためにシンプルで費用のかからない仕組みを考えてきました。貧乏人が開発したからこそのプライドなんです(笑)」

 

 患者を苦しめない安全な治療を、誰もが受けられるようにしたい。小林医師の思いが、34年の歳月を経て、ついに届く。

 

■小林久隆(こばやし・ひさたか)医師

NIH/NCI(米国立保健研究所・国立がん研究所)分子イメージングプログラム主任研究員。京都大学大学院卒。NIH/NCIに勤め、光免疫療法を開発した。

 

デザイナー 中島ナオさん死去 38歳 がん治療の研究支援(2021/04/28 NHK)

進行した乳がんの治療を続けながら、がんを治せる病気にしようと、英語で「がん」の頭文字にあたる「C」の文字を消した商品を販売して、がん治療の研究を支援する活動を続けたデザイナーの中島ナオさんが亡くなりました。38歳でした。

中島ナオさんは2014年、31歳の時に乳がんが見つかり、その後がんが最も進行した状態の「ステージ4」と診断されました。

 

中島さんは、自身の治療の経験をもとに、抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けた患者も患者以外の人もファッションを楽しめる帽子を製作するなど、デザインを通じて患者が抱える生きづらさを解消する活動を始めました。

 

また中島さんは、おととしには英語で「がん」を意味する「Cancer」の「C」を消すという意味の「deleteC」というNPOを設立しました。

 

NPOでは企業や団体と協力して、それぞれのブランド名のロゴから「C」の文字を消した商品を販売し、売り上げの一部を優れたがん治療の研究に寄付するという活動を進め、がんを治せる病気にしようという患者自身による新たな活動としてSNSなどでも広がって注目を集めました。

 

NPOによりますと、中島さんはNPOやデザイナーの活動を続けてきましたが、今月20日、神奈川県内の自宅で亡くなったということです。

 

がん患者の10年生存率 国立がん研究センターが公表(2021/04/27 NHK)

全国各地にあるがんの拠点病院などで診断された24万人近くの患者の大規模なデータに基づいた10年生存率を国立がん研究センターが初めてまとめました。10年生存率は全体で59.4%で、種類や進行度によっては5年後以降にも生存率が下がるがんもあり、より長期に経過観察を行う必要があるとしています。

 

国立がん研究センターは、2008年に全国のがん診療連携拠点病院など240の医療機関でがんと診断されたおよそ23万8000人のデータに基づいて患者の10年生存率をまとめました。

 

10年生存率は、これまで全国のおよそ20のがん専門病院のデータをもとにしていましたが、今回は初めて大規模なデータに基づいて示されました。

 

その結果、がん医療の効果をはかる指標とされる10年後の生存率は全体で59.4%となりました。

 

データを詳しく見ると、女性の乳がんでステージ1の場合は、5年後の生存率は100%、10年後は99.1%と大きな変化はありませんでした。

 

一方で、ステージ3の場合、生存率は5年後に80.6%だったのが10年後には68.3%に低下、ステージ4の場合は5年後の34.4%から10年後に16.0%に低下していました。

 

また、肝細胞がんではステージ1でも生存率は5年後に59.3%で10年後には33.4%に低下していました。

 

種類や進行度によっては5年たって以降に生存率が低下していて、長期にわたって定期的な検査などを行う必要があることがわかったとしています。

 

若尾文彦がん対策情報センター長は「10年生存率は、10年以上前に治療した方々の過去のデータで、今の患者に反映されるものではない。医師と治療について話し合う際の参考として利用してもらいたい」と話しています。

 

▼前立腺がん

▽ステージ1:100.0%、

▽ステージ2:100.0%、

▽ステージ3:100.0%、

▽ステージ4:44.7%、

▽全体:98.7%。

 

▼女性の乳がん

▽ステージ1:99.1%、

▽ステージ2:90.4%、

▽ステージ3:68.3%、

▽ステージ4:16.0%、

▽全体:87.5%。

 

▼子宮内膜がん

▽ステージ1:95.2%、

▽ステージ2:84.5%、

▽ステージ3:68.1%、

▽ステージ4:18.9%、

▽全体:83.0%。

 

▼子宮頸がん

▽ステージ1:92.9%、

▽ステージ2:71.9%、

▽ステージ3:54.6%、

▽ステージ4:16.9%、

▽全体:70.7%。

 

▼大腸がん

▽ステージ1:93.6%、

▽ステージ2:83.9%、

▽ステージ3:69.4%、

▽ステージ4:11.6%、

▽全体:67.2%。

 

▼胃がん

▽ステージ1:90.9%、

▽ステージ2:59.3%、

▽ステージ3:34.6%、

▽ステージ4:6.9%、

▽全体:66.0%。

 

▼ぼうこうがん

▽ステージ1:81.9%、

▽ステージ2:59.3%、

▽ステージ3:43.9%、

▽ステージ4:11.9%、

▽全体:65.1%。

 

▼非小細胞肺がん

▽ステージ1:72.4%、

▽ステージ2:35.2%、

▽ステージ3:13.5%、

▽ステージ4:2.0%、

▽全体:34.5%。

 

▼食道がん

▽ステージ1:68.2%、

▽ステージ2:37.4%、

▽ステージ3:18.8%、

▽ステージ4:5.8%、

▽全体:33.6%。

 

▼肝細胞がん

▽ステージ1:33.4%、

▽ステージ2:18.9%、

▽ステージ3:9.2%、

▽ステージ4:2.2%、

▽全体:21.8%。

 

▼肝内胆管がん

▽ステージ1:32.1%、

▽ステージ2:29.5%、

▽ステージ3:8.1%、

▽ステージ4:0.0%、

▽全体:10.9%。

 

▼小細胞肺がん

▽ステージ1:35.7%、

▽ステージ2:18.9%、

▽ステージ3:11.6%、

▽ステージ4:1.8%、

▽全体:9.1%。

 

▼すい臓がん

▽ステージ1:35.4%、

▽ステージ2:13.0%、

▽ステージ3:4.1%、

▽ステージ4:0.8%、

▽全体:6.5%。

 

がん患者も新型コロナワクチンを打った方がよいのでしょうか(2021/04/26 Yomi Dr)

Dr.高野の「腫瘍内科医になんでも聞いてみよう」

 新型コロナウイルスワクチンの話題は、ニュースでも毎日取り上げられていますので、皆さんの関心も高く、診察室でもこの質問を受けることが多くなってきました。

 

「打てるようになったら、ぜひ打ってくださいね。がんの患者さんは特に打った方がよいですよ」

というのが、私の基本的なお答えです。

 

 「がんがあって、抗がん剤治療も受けている中で、ワクチンを打って大丈夫なのでしょうか」という不安の声もよく聞きます。ワクチン接種に伴う副反応の話も連日伝えられていますので、不安を抱くのも当然でしょう。打つべきなのかどうか、迷っている患者さんも多いようです。「ワクチンを打つかどうか」は、今まさに世界中の人々が選択を迫られているリアルな問いですが、このような問いと向き合い、自分で考えて、納得できる選択をするというのは、とても大事なことです。どんな医療行為にもプラス面とマイナス面があり、そのバランスを慎重に考えて受けるかどうかを決める必要がありますので、今、ワクチンを打つかどうかを考えることは、これからの医療との向き合い方を考える上でも役立つはずです。

 

 「ワクチンを打ちたくても、ワクチンにたどりつけない」という、深刻な問題もあります。日本では、医療従事者に続き、ようやく65歳以上の高齢者への接種が始まったところで、高齢者の次に予定されている、「65歳未満でがんなどの基礎疾患のある方」への接種が始まるのは、もう少し先になりそうです。この問題に対しては国を挙げて取り組むとして、ここでは、ワクチンを打てる状況となった際に、一人ひとりがどのように判断するかを考えたいと思います。

 

発症を95%減らすが、副反応はインフルエンザより強い

 まず、ワクチンを打つことのプラス面です。現在、日本で使われているのは、ファイザー社のワクチンですが、このワクチンの臨床試験では、接種することによって新型コロナウイルス感染症の発症を95%防げたとされています (1) 。イスラエルで実際に接種した60万人と接種していない60万人を比較した大規模な研究でも、発症を94%防げていたと報告されています (2) 。イスラエルでは国民の半数以上がワクチンの2回接種を終えていて、新規感染者数は確実に減っています。ワクチンを打つことで、自分が発症する確率を減らせるだけでなく、社会全体の感染を抑え込むことにつながるわけですから、プラス面は確実にあると言えます。

 

 ワクチンを打つことのマイナス面ですが、これは、「副反応」と言い換えられます。日本で先行して接種を受けた医療従事者約2万人の調査では、90%以上で接種部位の痛みがあったほか、1回目接種後で3%、2回目接種後で38%に37.5℃以上の発熱があったと報告されています (3) 。1回目よりも2回目の接種で副反応が多くみられており、2回目接種後の全身倦怠(けんたい)感(だるさ)は69%にみられました。副反応は若い方で多い傾向があり、2回目接種後の発熱がみられたのは、20歳代では50%だったのに対して、65歳以上では10%でした。

 

 私も接種を受けましたが、2回目接種の翌日に37.9℃の発熱があり、だるくてしばらく横になっていました。症状があったのは翌日だけでしたが、まわりの人たちの話を聞くと、これが平均的な経過だったようです。毎年打っているインフルエンザワクチンよりは、副反応は強いと言えそうです。

 

 接種直後には、アナフィラキシーと呼ばれるアレルギー反応が起きることもあり、接種後15分以上は接種会場で座って様子をみることになっています。これまで、数万人に1人程度でアナフィラキシーが起きているようです。接種に対する緊張感もあって、気分が悪くなったり、立ちくらみを起こしたりする方もいます。

 

 非常にまれなことではありますが、命にかかわるような重篤な副反応も起こりえます。因果関係はわかりませんが、接種を受けたあとに亡くなった方も報告されています。アストラゼネカ社のワクチンでは、100万人に1人程度の割合で、血栓による死亡が報告されています。

 

サンドウィッチマン伊達 がん早期発覚で違和感→即受診の重要性(2021/04/07 FRIDAY)

お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおが、3月25日に膀胱がんのステージ1であることを発表した。

 

痛みのない血尿に違和感を覚え、病院で検査の結果、膀胱に2センチ大の腫瘍が見つかり日を改めて入院。翌日に内視鏡手術を行い一週間程度で退院した。今後は3ヶ月に1度の膀胱検査で経過を見ていくという。伊達は、

 

「痛みのない血尿は身体からの大きなサインです。トイレに行く度、毎回血尿が出る症状でもないので、痛くもないし病院にも行かないひとが多いと聞きました。

 

でも、放置しておくと手遅れになり大変な手術をしなければいけない状況になってしまいます。何事も、早めの処置が大事なんですね。身をもって知りました」

 

と、がん早期発見のための検査がいかに大事かを訴えることも忘れなかった。

 

【暗黒大陸を照らす光 膵臓がん治療最前線】5年生存率いまだ1桁…早期発見が難しい膵臓がん、遺伝子変異に基づく「ゲノム医療」に期待(2021/04/06 ZakZak)

 がん治療の進歩により、全がん平均の5年生存率は6割を超えているが、膵臓(すいぞう)がんだけは40年間、1桁台に低迷したままだ。“暗黒大陸”と言われてきたように、膵臓は胃の裏側の奥にあるため早期発見が難しく、手術が可能な状態で発見される割合は2割程度。切除不能の場合の告知は依然、「死刑宣告」に近いイメージがある。

 

「確かに5年生存率でみるとそうですが、しかし着実に膵臓がん治療は進展しています。有効な治療薬が1剤しかなかった頃は切除不能の患者で6カ月延命できればいいほうだった。ところが今はいろいろ使える薬が増えてきて、よほど見つかったときに手遅れでなければ1年半や2年生き永らえる方もめずらしくなくなってきました」

 

 こう語るのは米国有数の膵臓がん患者支援団体の日本支部、NPO法人パンキャンジャパン理事長の眞島喜幸さん。膵臓がんによる実妹の死をきっかけに同法人を立ち上げ、自身を襲った家族性膵がんを乗り越えながら、最新治療の情報収集・提供、治療薬の承認遅延の短縮・解消、研究者支援などに努めている。

 


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