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最新ニュース

プラグマティック臨床試験 愛知県がんセンター がん領域初の試み 新治療の検証、患者ら負担減(2024/02/20 東京新聞)      

【2月20日 東京新聞WEB】愛知県がんセンター(名古屋市)が昨年12月から、「プラグマティック臨床試験」と呼ばれる新たな形の臨床試験に取り組んでいる。新しい治療法の効果を、できるだけ日常の診療現場で検証できるように簡素化して実施するのが特徴で、がん領域では国内初の試みだ。患者にとっても医師にとっても参加のハードルが低く、全国の医療機関から協力の申し出が相次いでいる。

臨床試験とは、新たな治療法や診断法について、有効性や安全性を検証する仕組み。病状や治療歴、既往歴、合併症の有無といった参加条件が細かく設定されている上、指定された医療機関で頻繁に検査したり、服薬中の薬をやめなくてはならなかったりと、患者の生活や治療に制約があることが少なくない。

 

 一方、今回の新しい臨床試験では、収集する検査データなどを必要最低限にし、日常の診療現場に沿う形で簡素化して実施する。プラグマティックとは、英語で「実用的」との意味だ。患者は参加しやすくなる上、実施にかかる人的、金銭的負担が少なく医療機関も取り組みやすい。
プラグマティック臨床試験は、簡素化した条件で実施するのが利点。医療機関も参加しやすいため、今回はがん診療連携拠点病院を中心に協力施設は250施設に上った。
試験期間は3年間。今年12月まで参加する患者の登録を進める。最終的に890人への投与方法を、従来のタイプと新案にランダムで振り分け、どちらが効果的かを比較して見極める。
「プラグマティック臨床試験は、新薬の検証には使いにくいが、既存薬の新しい使い方の検証に応用しやすい。低コストで単独の施設でも発案できるため、医師自身が診療の中で抱く疑問を検証することができる。効率の良い臨床試験の選択肢として広げたい」と同センター薬物療法医長の谷口浩也さんは話した。
   

ビールロング缶1本以上で大腸がんリスク 厚労省が初の飲酒ガイドライン(2024/02/19 産経)

【2月19日 産経新聞WEB】厚生労働省は19日、飲酒のリスクや体への影響をまとめた初のガイドラインを発表した。年齢や性別、体質、疾病別で異なる飲酒による健康リスクを示したほか、酒量より「純アルコール」の摂取量に着目することが重要としている。

指針によると、大腸がんの発症リスクを高める飲酒量の目安は、1日当たりビールロング缶1本に相当する約20グラム(週150グラム)以上などと例示。特に高齢者は体内の水分量の減少などで酔いやすく、飲酒量が一定量を超えると認知症が発症する可能性が高まる。


また、10~20代は脳の発達段階にあり、多量の飲酒で脳機能が低下するとのデータがあり、高血圧などのリスクが高まる可能性もある。女性は男性よりもアルコールの影響を受けやすく、少量でも肝硬変のリスクが高まるという。

指針では、健康リスクを減らすために、酒に含まれる「純アルコール量」を用いた健康管理を勧めている。純アルコール量は、アルコール度数と飲酒量、アルコール比重0・8の3つを掛けることで計算できる。

 

健康増進に向けて国が定めた基本計画では、生活習慣病のリスクを高める1日当たりの純アルコール量について、男性は40グラム以上、女性は20グラム以上と示している。20グラムはビール1本(500ミリリットル)、日本酒1合(180ミリリットル)に相当する。

 

 専門医に聞く、がんの正しい怖がり方。その知識はもう古い!?(2024/02/18 yahoo)

【2月18日 クロワッサン】がんとの付き合い方、○×式で古い知識を更新。
今は日本人の2人に1人はがんになる時代であるという。 「がんは死に結びつく病気なので、診断されると誰もがショックを受けます。がんは怖い。けれども怖いからといって逃げているのが一番よくありません」 と語るのは、日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科医の勝俣範之さんだ。国立がんセンターを経てから現職に至るまで長きにわたってがんと向き合ってきた勝俣さんによれば、この30年のがん治療は驚くべきほどの進歩を遂げているらしい。が、その一方で、 「病気に対する一般の人の誤解も相当根強くあると思います」 理由は進歩に見合う、私たちの知識の更新ができていないから。 「なるほどがんは治すのは難しい。けれども今はうまく共存できる時代になりました。そのためにも冷静に情報を見分けて、正しく怖がりましょう」 がんになっても、あせらない・あわてない・あきらめない。勝俣さんは患者さん全員にこの言葉を送っている。
□がんは生活習慣病である【×】
□"がん家系"の人はがんになりやすい【×】
□50歳を過ぎるとがんになりやすい【○】
□定期検診のしていればがんは必ず見つけられる【×】
□初期のがんは症状がない場合が多い【○】
□女性ホルモンの増減はがんに影響する【○】
□がんは進行の具合によって、4つのステージがある【○】
□「緩和ケア」はいわゆる最後の手段である【×】
□「標準治療」より「先進医療」のほうが有効だ【×】
など。(クロワッサン 1104号より)

 

 映画プロデューサー叶井俊太郎氏死去、56歳 膵臓がん余命宣告から1年8カ月、倉田真由美氏夫(2024/02/17 日刊スポーツ)

【2月17日 日刊スポーツ】映画「アメリ」「いかレスラー」「ヅラ刑事」「日本以外全部沈没」などで知られる、映画プロデューサーの叶井俊太郎氏が16日に亡くなったことが分かった。56歳だった。東京都出身。

22年6月にステージ3の膵臓(すいぞう)がんで余命半年の宣告を受けたが、抗がん剤治療、手術を拒否して、1年8カ月生き続けた。夫人は漫画家の倉田真由美氏。

23年11月に、ステージ4のがんを発表した際には、文化人15人と“余命半年”をテーマに語り合った著書「エンドロール」(CYZO)を出版した。また、同12月公開の映画「恐解釈 桃太郎」ではエンドロールに「叶井俊太郎に捧ぐ」と入れるなど、最後までウイットに富んだ姿勢で仕事に人生をささげた。
叶井氏が医師の余命宣告を1年2カ月超える“偉業”を成し遂げて、永遠の眠りについた。22年6月に黄疸(おうだん)が出て検査、ステージ3で余命半年を告げられた。日刊スポーツの取材に「『余命は半年で、もって1年です』と。抗がん剤治療してから手術すると、10%から20%の成功率だと。手術してうまくいかなければ、かえってがんが暴れちゃう。だから、それはやめときますって言と」と免疫療法などをしながら、仕事を続ける道を選んだことを明かした。

 

 アステラス、新規がん免疫療法 米バイオ企業と共同研究(2024/02/16 日本経済新聞)

【2月16日 日本経済新聞】アステラス製薬は16日、新しいがん免疫療法の開発に向けて米バイオ医薬品企業のケロニア・セラピューティクスとライセンス契約を結んだと発表した。共同研究を実施し、商業化に関する条件も詰めた。アステラスは米国子会社を通じて、ケロニアに契約一時金として4000万ドル(約60億円)を支払う。

対象とするのは細胞の働きを高めた免疫細胞にがんを攻撃させる「CAR-T細胞療法」。アステラスとケロニアは最大で2タイプの治療法の創出を狙う。2タイプ目の治療法の研究を始める際、アステラスはケロニアに対して追加で3500万ドル(約52億円)を支払う可能性があるとしている。

CARーT細胞療法は患者本人の免疫細胞を使うがん治療法だ。一般的には、患者から取り出した免疫細胞に遺伝子を導入して、がん細胞に対する攻撃力を高めてから体内に投与する。アステラスとケロニアは患者から免疫細胞を取り出さず、患者の体のなかで免疫細胞の働きを高める「生体内CARーT細胞療法」の研究を進める。

両社が研究する生体内CARーT細胞療法は遺伝子の運び屋となるレンチウイルスを利用する。患者の体内にある免疫細胞に遺伝子を直接送り込み、がんを特定して攻撃する免疫細胞をつくる。患者から免疫細胞を取り出す従来のCARーT細胞療法に比べ、治療にかかる期間の短縮や患者の負担を軽減できる可能性がある。

最終的な製品開発と販売はアステラスの米子会社ザイフォス・バイオサイエンシズが担う。アステラスは今回の契約締結の連結業績に与える影響について「2024年3月期連結業績予想に織り込み済み」としている。

 

 がん治療は「臓器別」から「分子別」へ 患者ごとの最適化に期待(2024/02/12 朝日新聞)

【2月12日 朝日新聞アピタル】がん治療は臓器別に治療する方法が支流ですが、徐々にがん細胞が持つ分子に注目して治療法を選択できるようになりつつあります。つまり、手術であればがんができた場所が重要です。がんの診断はまずどの臓器にできたのか、そして周囲にどれぐらい浸潤しているのか、リンパ節や他臓器への転移の有無を問います。がんの進行度を表すステージ分類は外科的切除を念頭に置いた分類です。
一方で、抗がん剤治療では、がんができた場所よりもがん細胞の性質のほうが重要です。同じ胃がんでも、抗がん剤が効きにくいがんもあれば効きやすいがんもありますし、ある胃がんに有効な抗がん剤が、肺がんに効くこともあります。とはいえ、診断技術が進んでおらず、抗がん剤の種類も限られていたころは、臓器別に抗がん剤治療を行わざるを得ませんでした。

革命的な進歩の一つが分子標的薬の登場です。それまでの抗がん剤は細胞分裂を妨げることで作用しますが、分子標的薬はがん細胞の表面にある分子に働きかけることで効果を発揮します。

 酵素の老化抑制機能を解明=亜鉛と結合し活性酸素分解―京産大(2024/02/08 時事通信)           

【2月8日 時事通信ニュース】ヒトなどの細胞内にある酵素「ERp18」が老化を抑制する機能を持っていることを、京都産業大の研究グループが解明した。細胞内にある亜鉛イオンと結合して、老化を進める活性酸素の一つ、過酸化水素を分解する。細胞の老化や酸化ストレスを原因とする病気の予防や治療法開発につながる可能性があるという。論文は8日付の米科学誌「セル・リポーツ」電子版に掲載された。

ERp18は細胞内にある小器官「小胞体」に含まれる。炎症やアレルギーを抑制する酵素「チオレドキシン」とよく似た構造だが、詳しい役割は分かっていなかった。
研究グループはERp18を持つさまざまな生物のアミノ酸配列を調べた結果、亜鉛イオンと結合するとERp18が3個つながり、活性酸素の一つ、過酸化水素を水と酸素に分解することを確認した。
さらに、ヒトの細胞でERp18を作る遺伝子の働きを抑えると、過酸化水素が蓄積することが判明。また、線虫でも同様に過酸化水素が体内にたまり、遺伝子操作していない通常の線虫と比べて寿命が1割ほど短くなった。
ただ、細胞内でどのように亜鉛イオンと結び付くのかは解明できていない。研究グループの京都産業大生命科学部の潮田亮准教授は「亜鉛を小胞体に取り込ませ、効率よくERp18に亜鉛を結合させる薬剤を開発できれば、老化が原因の病気の予防や治療法開発につながることが期待される」と話している。

   「乳がん」治療に「副作用のない新たな抗体薬」の可能性、東北大など(2024/02/11 Yahoo)

【2月11日 Yahoo!ニュース】東北大などの研究グループが、世界で初めて乳がんのがん細胞にのみ反応する特異的な抗体開発に成功した。東北大のリリースによれば、副作用のない抗体医薬品の開発につながる研究成果だという。
乳がんと診断される患者数は年間9万7812例(男性670例、女性9万7142例、2019年)で、女性の患者数は年々上昇傾向にある。部位別がん罹患数では女性の第1位が乳がんだ(第2位は大腸がん、2019年)。
乳がんにはいくつか種類(サブタイプ分類)がある。がん細胞の表面にHER2(ヒト上皮成長因子受容体2)という細胞増殖に関係するタンパク質が過剰発現しているタイプをHER2型といい、乳がんの約20%(胃がんの20%も)だが、悪性度が高く、進行が速いとされてきた。

このHER2型乳がんの薬物療法としては、HER2に対する抗体薬(がん細胞の目印である抗原にのみ結合し、がん細胞を死滅させる薬剤)としてトラスツズマブ(ハーセプチン)などを用いる。だが、トラスツズマブは、がん細胞以外の正常細胞に対しても高い反応性を示し、そのため特にHER2タンパク質が必須な心臓に対して副作用があった。

トラスツズマブの副作用を軽減し、その機能を発揮させるためには、がん細胞のみに特異的に作用させる必要がある。東北大学大学院医学系研究科分子薬理学分野の加藤幸成教授の研究グループは、すでに2014年、がん細胞を特異的に攻撃するCasMab(Cancer-specific Monoclonal antibody)という抗体薬の開発に成功しており、今回HER2のみを特異的に標的とする抗体薬HER2-CasMabを作成、乳がんに対してトラスツズマブと同等の抗腫瘍効果を示すとともに正常な上皮細胞には全く反応しないことを実験細胞を用いた研究で示した。

 セルセプトを「全身性強皮症に伴う間質性肺疾患」治療に、パラプラチンを「子宮体がん」治療に用いることを保険診療の中で認める―厚労省(2024/02/09 GemMed)

【2月9日 GemMed】臓器移植後の拒絶反応抑制などに用いる「ミコフェノール酸 モフェチル」(販売名:セルセプト)について、新たに「全身性強皮症に伴う間質性肺疾患」治療に用いることを保険診療の中で認める―。

多くのがん化学療法に用いる「カルボプラチン」(販売名:パラプラチン)について、新たに「子宮体がん」治療に用いることを保険診療の中で認める—。

厚生労働省は2月5日に通知「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱いについて」を発出し、こうした点を明らかにしました。同日(2024年2月5日)から保険適用範囲が拡大されています。

従前、我が国において医薬品の承認・保険適用手続きが複雑で時間がかかることを原因といた「ドラッグ・ラグ」(欧米の先進諸国で使用できる医療用医薬品が我が国で保険診療において使用できない)が問題視されました(現在、新たな「ドラッグ・ラグ」が問題視されており、2024年度薬価制度改革での対応が図られる。

 

 治療の難しい「がん」に新たな免疫療法を開発、北大など(2024/0208 Yahoo)

【2月8日 YahooJAPAN】我々の免疫系には、がん細胞を発見して攻撃する機能が備わっている。だが、がん細胞もこの免疫機能を逃れようとする。今回、北海道大学などの研究グループが、免疫機能から逃れようとするがん細胞を攻撃する新たな免疫療法の技術開発に成功した。

リンパ球の一種で免疫系の司令塔となるT細胞の中でも、CD8+T細胞というキラー細胞(細胞傷害性T細胞)は、がん細胞を発見して攻撃、死滅させる役割を持つ。がん細胞を発見するメカニズムは、がん細胞の表面に発現するT細胞受容体により、がん抗原を特異的に認識することで機能する。

 

このCD8+T細胞は、がん細胞を溶かしたり(パーフォリン)、グランザイムという酵素により、がん細胞の自死(アポトーシス)を誘導するなどしてがん細胞を殺傷する。

今回、北海道大学大学院医学研究院の小林弘一教授らの日米共同研究グループは、がん細胞の表面でMHCクラスI遺伝子の発現がなぜ低くなるのかを考え、がん細胞のNLRC5遺伝子という制御因子(プロモーター)の発現がメチル化という遺伝子修飾を異常な形で受けることで、MHCクラスI遺伝子の発現低下を引き起こしていることに着目。


がん細胞のDNAを脱メチル化させる薬剤などはこれまでもあるが、重い副作用を生じさせることで問題も多いという。同研究グループは、TRED-IシステムがMHCクラスI遺伝子の発現に対して特異的に機能することから副作用も低く、将来的にはPD-1療法以外の抗免疫チェックポイント阻害療法に応用(併用)できる可能性があるとしている。また、TRED-Iシステムでは、単独でもCD8+T細胞が腫瘍の中心を効率的に攻撃することが観察されたという。

 

 英 チャールズ国王 がんと診断され治療を始めたと発表(2024/02/06NHK)

【2月6日 NHK WEB】イギリス王室は5日、チャールズ国王ががんと診断され治療を始めたと発表しました。詳しい病状などは明らかにしていませんが、一般市民の前に姿を見せての公務は当面見送るとしています。

75歳のチャールズ国王は、肥大した前立腺の治療のため1月26日からロンドン市内の病院に入院し、29日に退院しましたが、イギリス王室によりますとがんはこの際に見つかったということです。

前立腺がんではないという以外、がんの詳しい部位や進行の程度は明らかにしていませんが、5日からロンドン市内の病院に通いながら治療を受け、医師団の勧めで一般市民の前に姿を見せての公務は当面見送るとしています。

 

 すい臓がん早期発見へ、AIベースの予測システムが新成果(2024/02/02 MIT)

【2月2日 MIT Technology Review】すい臓がんは、発見の難しい病気だ。すい臓そのものが腹部の他の臓器の影に隠れているため、検査で腫瘍を見つけにくい。また、初期段階では患者に自覚症状がほぼないため、すでに進行した段階、身体の他の部分にがんが転移した状態になってから見つかる例がほとんどだ。こうなると、治療ははるかに困難になる。


マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピューター科学・人工知能研究所(CSAIL)の研究者チームは、ボストンにあるベス・イスラエル・ディーコネス医療センター(Beth Israel Deaconess Medical Center)放射線腫瘍科のスタッフ科学者、リモール・アッペルバウム講師と協力して、すい臓がんの中でも大半を占める膵管腺がん(PDAC)の発症の可能性を予測するAIシステムを開発した。新たに開発された「プリズム(PRISM)」と呼ばれる人工知能(AI)システムは、発見が難しい、すい臓がんの早期発見につながる可能性がある。
▼対象600万人中、実際に膵がんが発症した人の35%を、診断の6-18ヶ月前に「ハイリスク」と識別した。

 

新規がん患者、世界で2千万人 22年推計、治療格差に警鐘(2024/02/01 東京新聞)      

【2月1日 ジュネ-ブ共同】世界保健機関(WHO)と傘下の国際がん研究機関(IARC)は1日、2022年に新規がん患者が約2千万人、死者が約970万人に上ったとの推計を発表した。人口の増加や高齢化を背景にがん患者は急速に増加し、50年には新規患者が3500万人超に達すると予測。先進国と途上国間だけでなく、同一国内でも治療の格差が広がりかねないと警鐘を鳴らした。

 185カ国からデータを集めて分析。22年の新規患者のうち肺がんが約248万人と最も多く、乳がんが約231万人で2番目、さらに大腸がん、前立腺がんと続いた。男性は9人に1人、女性は12人に1人ががんで死亡しているという。
 日本の新規患者は約100万人で、死者は約42万人。部位は男性で前立腺と肺、女性で乳房と大腸がそれぞれ多かった。
 IARCは生活水準の指標「人間開発指数」にも着目。先進国が多い高指数国では、女性の12人に1人が乳がんと診断され、71人に1人が死亡する。一方、低指数国では27人に1人の診断に対し、死亡するのは48人に1人と指摘した。


2023年に日米欧で承認された主な新薬まとめ(1)―がん/血液/神経・筋/精神・中枢神経(2024/01/31 AnswersNews)

【1月31日 AnswersNews】2023年に日本と米国、欧州で承認された主な新薬を領域別にまとめました。1回目は「がん(固形がん・血液がん)」「血液」「神経・筋」「精神・中枢神経」の4領域です。

・免疫チェックポイント阻害薬では、2022年に日本と米国で承認された英アストラゼネカの抗CTLA4抗体「イジュド」(一般名・トレメリムマブ)が欧州で2月に承認。
・血液がんでは、4つの新規二重特異性抗体が承認されました。
・新規モダリティの開発が活発な血液領域では、複数の遺伝子治療薬が承認されました。
・神経・筋領域では2つの核酸医薬が米国で承認。
・エーザイのアルツハイマー病治療薬「レケンビ」(レカネマブ)は米国と日本で承認を取得し、23年に世界で最も注目された新薬の1つとなりました。

ギリアド、ADC「トロデルビー」日本で申請・・・トリプルネガティブ乳がんの適応で(2024/01/30 Answer News)

【1月30日 Answer News】ギリアド・サイエンシズは1月30日、抗Trop-2抗体薬物複合体(ADC)サシツズマブ ゴビテカンを日本で申請したと発表した。適応は「全身療法歴のある手術不能または再発のホルモン受容体陰性かつHER2陰性乳がん」。申請は、2つ以上の化学療法レジメンによる前治療歴のある患者を対象に行われた海外臨床第3相(P3)試験と国内P2試験の結果に基づく。Trop-2は、90%以上の乳がんを含む複数のがん種でがん細胞表面に高発現するタンパク質。同薬は「トロデルビー」の製品名で欧米など世界40カ国以上でトリプルネガティブ乳がん治療薬として承認されており、米国では尿路上皮がんの適応でも迅速承認を取得している。

「エンハーツ」米国でがん種横断の適応追加を申請(2024/01/29 Answer News)

【1月29日 Answer News】第一三共は1月29日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(一般名・トラスツズマブ デルクステカン)について、HER2陽性の複数の固形がんへの適応拡大の申請が米FDA(食品医薬品局)に受理されたと発表した。優先審査に指定され、審査終了目標日は今年5月30日に設定された。承認されれば、がん種横断的な適応を持つ初の抗HER2療法となる。申請は、▽前治療歴のあるHER発現の進行性固形がん(胆道がん、膀胱がん、子宮頸がん、子宮内膜がん、卵巣がん、膵臓がん、希少がん)を対象とした臨床第2相(P2)試験▽HER2過剰発現等の切除不能・転移性非小細胞肺がんを対象としたP2試験▽HER2陽性の切除不能な進行・再発大腸がんを対象としたP2試験――などの結果に基づく。

佐賀大学が「白血病」の治療薬に関する研究成果を発表(2024/01/29 佐賀NEWS WEB)

【1月29日 NHK NEWS WEB】血液のがん「白血病」の治療薬に関する研究で、佐賀大学は、薬が効きづらくなったがん細胞の内部で特徴的な変化が起きている可能性があることがわかったと発表しました。
今後、新たな治療方法の確立につながると期待されています。

これは佐賀大学医学部の木村晋也教授らの研究グループが、29日、会見を開き、明らかにしました。

それによりますと、白血病の治療薬に関する研究で、「アザシチジン」という薬が効きづらくなるケースでは、がん細胞の内部で特徴的な変化が起きている可能性があることがわかったということです。
具体的には、がん細胞が、細胞の外から増殖に必要な材料を取り込まず、内部のアミノ酸から合成する仕組みが働いているとみられるとしています。

また、患者の血液では特殊な酵素が増えることもわかり、この酵素の発生を減らすと、がん細胞の増殖を抑える働きがあることも明らかになったということで、今後、新たな治療方法の確立につながると期待されています。

森永卓郎さん「休んでいる暇はない」…昨年末ステージ4すい臓がん公表 直後「死ぬ一歩手前」も人生観不変(2024/0/28 報知)

【1月28日 スポーツ報知】昨年末にステージ4のすい臓がんであることを公表した経済アナリストの森永卓郎さん(66)が、日本経済を斬る毎月第4日曜掲載のコラム「森永卓郎の本音」。今月は特別編として、リモートインタビューで現在の状況や今後に対する思いなどを聞いた。人生観について「病気の前と何一つ変わっていない」という森永さんは「止まることなく、とにかく進むしかない」と前向きに語った。

昨年12月27日、レギュラー出演するラジオ番組で突如、ステージ4のすい臓がんが見つかり、闘病中であることを明かした森永さん。同日から抗がん剤治療を開始していたが、実はその直後、生命の危機に陥っていた。

「正直言って私は納得していなかったのですが、サードオピニオンまで取って全部同じ見解だったので、すい臓がん用の抗がん剤を打ちました。でも、薬が合わなくて大失敗。12月29日に、本当に死ぬ一歩手前だったんです。その後に新薬を投与して、2週間ほど入院。ほぼ元の状態というか、抗がん剤を投与する前の状態に戻ってきました。ただ、ずっとベッドにいたので筋トレで筋力を戻さないといけないんです」

 

 今月中旬から、2018年に本庶佑さんがノーベル医学生理学賞を受賞したことで名前が知られるようになった、がん免疫治療薬「オプジーボ」を使用。現在は退院して治療を続けている。

 

あのモデルナが開発、mRNA「がんワクチン」...死亡リスク65%減少は「さらに改善する」とCEOは自信(2024/01/25 Newsweek)

【1月25日 Newsweek】研究者が癌に関する基礎科学の地平線を広げるなか、バイオテクノロジー企業は人体に備わった免疫を動員し、癌と戦おうとしている。

なかでも期待を集めるのが癌ワクチンの開発だ。まずAI(人工知能)を使い、免疫系に認識可能な癌性腫瘍の変異を特定。その上で免疫系が癌性腫瘍を見つけて破壊できるように、患者ごとにカスタマイズした個別化癌ワクチンを作る。

2017年、モデルナは製薬大手メルクと連携し、固形腫瘍を標的とする個別化癌ワクチンの臨床試験を始めている。ワクチンを設計するには患者の正常細胞と癌細胞のDNAの塩基配列を調べ、2つを比較して癌細胞に見られる数百~数千の変異を特定する。続いて強い免疫反応を引き起こす可能性が最も高い34種の変異を、AIを使って選ぶ。

AI学習用の生検サンプルは、大学の医療機関が提供する。AIには免疫学の原理を学ばせ、免疫細胞が最も認識しやすいタンパク質とアミノ酸の特徴を理解させる。

この情報を基に作られた個別化メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンは、体内に入ると免疫反応を誘発。34種の変異のいずれかが見られる細胞を攻撃するよう設計された免疫細胞を体は大量生産する。

 

新型コロナウイルスのワクチン開発にも使われたmRNAは、細胞に指令を出して腫瘍の目印となるタンパク質を産生させる。十分な量のタンパク質が作られると、免疫系はこれを検知して異物と認定。異物を見つけて破壊する免疫細胞を作り始めるのだ。
<本誌2024年1月30日号掲載>

 

早期乳がんの新治療始まる “切除より負担少ない治療に”期待(2024/01/25 NHK)

【1月25日 NHK】早期の乳がんの患者に対し、胸に細い針のような電極を刺して熱でがんを焼いて死滅させる新たな治療法が去年12月に保険適用となり、東京都内の病院で25日から患者への治療が始まりました。乳房を切除する手術よりも負担の少ない治療になると期待されています。
この治療法は「ラジオ波焼灼療法」と呼ばれ、外から細い針のような電極を刺して中で発生させた熱によってがんを死滅させるもので、新たに早期の乳がんへの治療法として去年12月、保険適用となりました。

対象となるのは
▽がんが1つだけで
▽がんの大きさが1.5センチ以下などの
条件に合った早期の乳がんで、治療は日本乳癌学会が認定した医療機関で行われるということです。

 

小児・「AYA世代」 がん患者 10年後の生存率 初公表(2024/01/25 NHK)

【1月25日 NHK NEWS】全国のがん拠点病院などでがんと診断された人のデータをもとに国立がん研究センターが小児や10代後半から30代の「AYA世代」と呼ばれる患者の10年後の生存率を初めて集計し、公表しました。

国立がん研究センターは、2011年に全国のがん拠点病院などでがんと診断された36万人余りのデータを分析し、このうち、0歳から14歳の小児の患者や、15歳から39歳の「AYA世代」の患者について治療開始から10年後の生存率を初めて集計しました。

小児がんでは
▼リンパ腫で91.5%、
▼白血病で86.6%、
▼脳腫瘍で71.7%などとなり、
AYA世代のがんでは
▼子宮頸がんと子宮がんが87.7%、
▼乳がんが84.0%、
▼脳腫瘍と脊髄腫瘍が78.2%などとなっていました。

また、5年後と10年後で生存率を比較したところ、小児がんは、生存率の低下はあまりみられませんでしたが、AYA世代のがんは、例えば乳がんで10年後の生存率が6ポイント以上下がるなどがんの種類によって異なっていたということです。

 

患者期待のALS治療薬「数年以内に承認取得したい」日本参入の米アミリックス「複数の神経変性疾患に治療薬提供」(2024/01/24 Answer News)

【1月24日 Answer News】神経変性疾患に対する治療薬を開発する米製薬企業アミリックス・ファーマシューティカルズが、昨年9月に日本法人を設立し、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「AMX0035」の承認取得に向けて活動を本格化させている。

 

アミリックスは、当時米ブラウン大の学部生だったジョシュア・コーエン氏とジャスティン・クリー氏が共同経営責任者(Co-CEO)となって2013年に創業した企業。第1号の製品となったAMX0035は、ALS治療薬として初めて、臨床試験で身体機能と生存期間の両方で有効性を示し、2022年に米国とカナダ(条件付き)で承認を取得しました(米国製品名はRELYVRIO=レリブリオ)。日本では患者団体が早期承認を求める要望書を厚生労働省に提出している。

日本法人のアミリックス・ファーマシューティカルズ・ジャパンは、数年以内にAMX0035の承認を取得したい考えで、グローバルで開発が進むほかのパイプラインについても日本に導入していく方針。代表取締役日本事業統括責任者の小脇浩史氏は「神経変性疾患に苦しむ日本の患者に、複数の疾患で複数の治療選択肢を届けられるよう、日本事業を展開していきたい」と話している。

 

「老化のウソ」最新研究でわかった新常識。「1日3食」「ベジファースト」「日々の運動」は老化を促していた!(2024/01/23 ポストセブン)

【1月23日 NEWSポストセブン】私たちの目下の命題は、最期まで楽しく健康に生きるため「老化」をいかに食い止めるかということ。

だがそれは人間だけが背負わされた課題だと、東京大学教授で『なぜヒトだけが老いるのか』著者の小林武彦さんは言う。

「なぜなら、そもそも『老後』は人間にしか存在しないからです。メスの生殖能力が失われてから死ぬまでの期間を〝老後〟と定義した場合、閉経する年齢を迎えた後も生き続けるのは、シャチ、ゴンドウクジラ、ヒトのみ。遺伝情報がヒトと99%同じチンパンジーでさえ、閉経したらすぐに死ぬ。人間以外の動物はほぼすべて“ピンピンコロリ”なわけです。近年はペットの介護や看取りも話題になりますが、本来、野生の犬や猫に老後はない。ペットや動物園の生き物は人間に飼われているため、捕食されたり飢えたりする危険がありません。そのため、彼らは体が衰えても“死なずに済んでいる”ということ。彼らは人間の都合で老後が“つくられて”いる、特別な存在なのです」(小林さん)

つまり、陸上の哺乳類で老いて死ぬのはヒトだけなのだ。その有力な理由と考えられるのが「おばあちゃん仮説」だ。

 

オプジーボとヤーボイの併用療法が、8年間のデータで、スニチニブと比較して未治療の進行または転移性腎細胞がん患者において、引き続きこれまでに報告されている最長の生存ベネフィットを示す(2024/01/23 小野薬品工業)

【1月23日 ブリストルマイヤーズスクイブ】オプジーボとヤーボイの併用療法が、8年間のデータでスニチニブと比較して未治療の進行または転移性腎細胞がん患者において、引き続きこれまでに報告されている最長の生存ベネフィットを示す結果。
●オプジーボとヤーボイの併用療法は、スニチニブ群と比較して、未治療の進行または転移性腎細胞がん患者において、治療開始から8年時点で、リスク分類にかかわらず、死亡リスクを28%低減しました。
●中リスクおよび高リスクの患者ならびに全無作為化患者において、免疫療法薬2剤の併用療法は、スニチニブ群と比較して、生存期間の延長および持続的な奏効を示しました。
●第Ⅲ相CheckMate -214試験の最新結果は、ASCO GU 2024で口頭発表されます。

英語原文のプレスリリース:https://www.bms.com/media/press-releases.html

 

【2023年国内医薬品売り上げトップ10】前年に続きオプジーボが首位、イミフィンジやフォシーガなど急成長(2024/01/22 Answer News)

【1月22日 Answer News】2023年の国内医療用医薬品売上高トップは、前年に続いて免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」(小野薬品工業)だったことが、調査会社エンサイスのスナップショットデータで明らかになりました。薬価ベースで1662億円を売り上げ、同「キイトルーダ」(MSD)との競り合いを制しました。上位10製品中6製品が1000億円を超え、うち4製品を抗がん剤が占めました。

トップ10のうち4位までは前年と同じ顔ぶれ。ただ、その合計売上高は1兆498億円から1兆1209億円へと6.8%増加。
初めてトップ10入りしたのは、免疫チェックポイント阻害薬「イミフィンジ」(アストラゼネカ)、同「テセントリク」(中外製薬)、SGLT2阻害薬「フォシーガ」(小野薬品)、抗IL-4/13受容体抗体「デュピクセント」(サノフィ)の4製品。一方、後発医薬品の影響を受けた降圧薬「アジルバ」(武田薬品工業)、PPI「ネキシウム」(アストラゼネカ)、利尿薬「サムスカ」(大塚製薬)と、バイオシミラーが浸透してきた抗がん剤「アバスチン」(中外)はトップ10圏外となった。

 

がんリスク データ分析(2024/01/20 読売新聞オンライン)

【1月20日 読売新聞】愛媛大と診断薬・医療機器メーカー「ロシュ・ダイアグノスティックス」(東京都)は19日、個人の健診結果や血液データなどの医療情報を収集、活用して、がん発症リスクの予測を目指す「ヘルスケアデータサイエンス講座」を同大医学部に開設すると発表した。担当教授らは、2月からAIを使った大腸がんの発症リスク分析に取り組む。

医療情報を巡っては、昨年、国が法律を改正。個人情報を匿名化したうえで、研究機関などへ提供できるデータが拡充された。

ロシュ社は、欧米で健康診断のデータなどから大腸がんを早期発見するプログラムの開発に取り組んでいる。日本で研究するにあたり、県内の医療機関に多くの卒業生がいて、民間との産学協働事業を進める同大をパートナーに選んだ。

 

小児がん、未承認薬を投与 「ドラッグ・ラグ」解消へ―国立センター(2024/01/19 JIJI.com)

【1月19日 時事通信】海外では承認されているものの国内で未承認の治療薬について、国立がん研究センターは19日、小児や「AYA世代」と呼ばれる若年層のがん患者に投与する臨床研究を今月から始めたと発表した。海外で有効性や安全性が確認された分子標的薬を使用し、治療効果を踏まえた上で、将来的な薬事承認と保険適用を目指す。
分子標的薬は、正常な細胞にも作用する従来の抗がん剤と異なり、がん細胞だけを攻撃する。海外では開発が進む一方、国内では新薬の承認が遅れる「ドラッグ・ラグ」の問題が指摘されていた。  

 

米がん患者が増加 死亡率は低下も ~人種や所得に基づく格差は依然大きい~(2024/01/18 THE WALL STREET JOURNAL)

【1月18日 DIAMOND online】米国ではがんの治療で進歩がみられる半面、予防に関しては遅れている。乳がん、前立腺がん、メラノーマ(悪性黒色腫)といった代表的ながんの多くで罹患(りかん)率が上昇していることが新たな報告書で明らかになった。大腸がんは55歳未満の患者が増加している。がんの発症では低年齢化の傾向がみられるが、理由は完全には解明されていない。  がん患者の増加に加え、人種や所得別の死亡率などの格差は大きく開いたままで、がんによる死亡を減らす取り組みにおける過去30年の進歩に水を差しかねない。 今回の報告書は米国がん協会(ACS)が17日に発表した。
英語原文

胃がん腹膜播種を促進する中皮細胞の新たな役割を解明(2024/01/17 熊本大学)

【1月17日 国立大学法人熊本大学】公益財団法人がん研究会 がん研究所 発がん研究部の米村敦子研究助手、石本崇胤部長(熊本大学国際先端医学研究機構 客員教授)を中心とする研究グループは、藤田医科大学、シンガポール国立大学及びテキサス大学MDアンダーソンがんセンターとの共同研究により、腹膜播種に伴うがん性腹水中では中皮細胞の割合が増加し、その多くが間葉系の特徴を有する中皮細胞であることを発見しました。さらにこれらの中皮細胞が免疫抑制性の細胞の集積を促すとともに、癌細胞の腹膜への定着を促進することでがん性腹水中における腹膜播種促進性の環境を構築していることを明らかにしました。

・単一細胞レベルの網羅的なタンパク質分析の結果、腹膜播種(ふくまくはしゅ)に伴うがん性腹水中の中皮細胞※1には間葉系の特徴を有する中皮細胞※2が存在することがわかりました。

・これらの中皮細胞は免疫抑制性骨髄系細胞の集積に関与することでがんの進行に関わることがわかりました。

・さらに、間葉系の特徴を有する中皮細胞は細胞外マトリックスであるテネイシンCなどを産生することで癌細胞の腹膜への接着・コロニー形成に関与し、腹膜播種形成を促進していることを明らかにしました。
 

老化抑える脳細胞特定、マウス実験で寿命延長も成功…5年以内に人への応用目指す(2024/01/16 読売新聞)

【1月16日 読売新聞 】老化を抑える働きを持つ脳内の神経細胞をマウス実験で特定したと、米ワシントン大の今井眞一郎卓越教授(老化学)らの研究チームが発表した。この神経細胞を操作して老化を遅らせ、寿命を延ばすことにも成功しており、5年以内に人での臨床応用を目指すという。論文は米科学誌「セル・メタボリズム」に掲載された。

 

チームは、哺乳類の視床下部にある「Ppp1r17神経細胞」に注目した。遺伝子操作でこの神経細胞の働きを強化したところ、何も操作しなかったマウスより寿命が7~8%延びた。運動量も通常の1・5~2倍に増加したという。
この神経細胞は脂肪細胞を刺激し、老化を抑える働きがある「 eNAMPTイーナムピーティー 」という酵素を分泌させる。加齢とともにこの神経細胞の働きが衰え、老化が進むと考えられるという。今井氏は「人間でも同様の仕組みがあるか確かめ、抗老化の治療法の実現に向け、研究を進めたい」と語る。
 

子宮頸がん検診がアップデート HPV検査で「撲滅」も視野に(2024/01/15 朝日新聞デジタル)

【1月15日 朝日新聞 】日本では、国の指針で推奨されているがん検診は、肺がん検診、胃がん検診、大腸がん検診、乳がん検診、子宮頸(けい)がん検診の5種類です。これまでの研究から、これらのがん検診によってがん死亡率が減少することが示されています。
2024年4月以降から、子宮頸がん検診の指針がアップデートされます。これまで20歳以上に対して2年に1回の子宮頸部の細胞診でしたが、自治体によっては、30歳以上に対して5年に1回のヒトパピローマウイルス(HPV)検査が導入されます。20歳代に対しHPV検査による検診を行うと偽陽性が多く発生するため、20歳代はこれまで通り2年に1回の細胞診が推奨されます。

従来は2年ごとの細胞診検査をしていたのに対し、子宮頸がんのリスクが高い人とそうでない人を大別して、リスクが高い人には1年ごとという密な検査をして子宮頸がんへの進行を予防する一方で、リスクが低い人は検診の負担を減らすのが狙い。

ただし、すべての自治体でHPV検査による検診が導入されるわけではありませんので、詳しくはお住まいの自治体から届く検診のお知らせを確認してください。

 

 不正出血したら、すぐ受診を~子宮体がん・国立がん研究センター 加藤医師~(2024/01/14 時事メディカル)

【1月14日 時事メディカル 】子宮体がんの患者が増えている。閉経前後の50代をピークに40~80代の中高年層がかかりやすい。早期発見で完治を望めるので、自覚症状があればすぐに検査を受けることが重要だ。国立がん研究センター中央病院の加藤友康医師に話を聞いた。
◇二つのタイプ
子宮頸がんと子宮体がん
◇ステージⅠなら95%完治

「不正出血が2週間続いたり、閉経後に出血があったりした場合は早めに検査を受けることを勧めます」と加藤医師は話している。

 

「肝がん」は再発率70% 「お酒の飲みすぎ」だけが原因ではない! 肥満や生活習慣病でも高リスク(2024/01/13 AERAdot.)

【1月13日 AERAdot.】肝がんは、「ウイルスやお酒を飲む人の病気」と思っていませんか? それは大きな誤解です。実は近年、お酒を飲まない人に起こる肝炎である、「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」による肝がんが増えています。肝がんになりやすい人や早期発見の方法、治療の進歩などについて、解説します。
*2024年2月下旬発売予定の『手術数でわかる いい病院2024』より

肝がんは男性に多く、女性の2倍です。厚生労働省と国立がん研究センターにより2022年5月に公表された「2019年の全国がん登録」によると、2019年の肝がん罹患者数は3万7296人(男性2万5339人、女性1万1957人)で、男性では全がん中5位、女性では11位(数が少ないため、その他のがんとして集計)でした。年齢は50代から増加し始め、最も多いのは80~90代です。

「ウイルスとは関係のない病気が原因で起こる肝がんが増えています。その代表がNASHという、アルコールを飲まない、あるいは飲んでも1合程度の人に起こる肝炎によるものです」(長谷川医師)
また、急激なダイエットにより、肝細胞が栄養不足になることでNASHが発症することもあります。

「CBDは危険薬物だと思っていた」 大阪府警捜査一課の元スゴ腕刑事がつくるCBDブランド(2024/01/12 WWD)

【1月12日 WWD Japan】日本のCBD市場は近年活況で、ビューティ企業が次々にCBD配合のスキンケアやウェルネスグッズを発売するほか、CBDブランドを始める企業も増えている。若い世代を中心にCBDに対する理解が進む一方で、世間では“CBD=違法薬物の大麻”という誤った認識が根強い。そんなCBDのネガティブイメージに真っ向から挑むのが、オズジャパン(OZJAPAN)を立ち上げ、2023年12月にオリジナルCBDブランド「『凪』ナギ.ウェルネス(NAGI.WELLNESS)」をスタートした吉村文男社長だ。

約30年の警察人生で培った知識をもとに、弁護士や会計士などの専門家を含めたチームを組み、“お助けマン”として企業トラブルに向き合う中、「タイ人の理学博士が、高品質なCBDを日本に輸出したがっている」とクライアントから偶然舞い込んできたのがCBDの話だった。当初は知識もなく、「大麻なんて危険だ!」と警戒したが、調べていくうちに精神疾患や皮膚疾患などに有効であり、副作用もないと知った。「刑事時代、重度のうつ病患者の自殺現場に立ち会うことが多かった。CBDなら人の命を救えるかもしれないと考えた」。吉村社長は22年、チェンマイ大学で有機化学の理学博士号を取得し、現在はカセサート大学に所属するウィーラチャイ・フッドターウォング(Weerachai Phutdhawong)理学博士をパートナーに、小学生時代からの親友で輸入販売のノウハウをもつ城野靖也を副社長に迎え、ウェルネスに特化したオズジャパンを始動した。

女医ブロガー・居原田麗さん死去 42歳、4人の子供達残し… がん闘病つづったブログ支持集める(2024/01/11 スポニチ)

【1月11日 Sponichi Annex 】女医でブロガーの居原田麗さんが10日に死去していたことが11日、明らかになった。42歳だった。

居原田さんは医師でクリニックを運営する中、20年に子宮頸がんが発覚。肝転移、リンパ節転移、転移性肝癌、骨への転移を経た闘病の様子や4人の子供の育児などをブログで公開。インスタグラムのフォロワーは8万人近くを誇り、ブログは昨年12月19日まで更新していた。

病気を宣告されたのは2020年の2月。余命1年を宣告された際には「まだまだ小さい4人の子供たちを残しては死ねないから、どんな辛い治療でも頑張る覚悟です」とつづるなど、前向きに治療に取り組んでいた。

 

がんの患者の半数が示す「特徴的な変化」があった…「早期のがん」を見つけるために「検査結果でチェックすべきポイント」(2024/01/11 現代ビジネス)

【1月11日 国立がん研究センター 】*本記事は国立がん研究センター編『「がん」はどうやって治すのか』(ブルーバックス)を抜粋・再編集したものです。

■がんの検査自体が負担になることも

■がん患者さんの半数に貧血がみられる理由

 がん患者さんの半数は貧血を示し、がんによって体内に貯蔵された鉄をうまく利用できなくなるために赤血球の寿命が短くなったり、赤血球をつくれと命令するエリスロポエチンというホルモンが、がんによって起こる炎症の影響で減ってしまったりするからです。胃がん、大腸がんといった消化管のがんからの慢性出血や、血液細胞をつくる骨髄にがん細胞が入り込むこと(浸潤)によって貧血が起こる場合もあります。進行がんでは白血球の一種である好中球が増え、リンパ球が相対的に減ることがあります。炎症反応が起こると血小板も増えるので、がんになると血小板が増えやすいことも知られています。血液中には細胞がつくるさまざまな酵素が含まれており、特定の酵素の増減や、複数の酵素の量のバランスから、がんが疑われる場合もあります。


■肝臓と腎臓の機能を詳しく調べる
 血液の検査は、がんの存在だけでなく、患者さんの全身の状態を知るのにも役立ちます。
■腫瘍マーカーは目安にすぎない

 

ステージ4すい臓がんの森永卓郎氏 新薬は「半日で効いた」 「ミヤネ屋」に電話出演で病状報告(2024/01/10 デイリー

【1月10日 情報ライブ ミヤネ屋 】ステージ4のすい臓がんを公表した経済アナリストの森永卓郎氏が10日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に電話出演し、自身の現在の病状について語った。

治療として昨年12月27日に抗がん剤を打ったものの、「これが合わなくてですね。初めて、このままでは死ぬなっていうふうに思いました」と意識がもうろうとしたことを明かした。現在は新薬を服用しており、「新しい薬っていうのは体を元気にする薬なんですよ。がんをやっつける薬ではなくて、がんと闘うためには、まず食べられるようにして、体力を戻さないといけない」と話した。「半日で効いた。全く動けない状況が、もう半日で戻りましたから」と新薬は効果があったといい、2週間後に再び違う抗がん剤治療を試すという。

 

「やっぱり目標を失っちゃダメなんですよ。“何かしたい”っていう強いニーズがないと生きようと思わなくなっちゃう」と決意のほどを語っていた。

 

1~2分間の強い運動 がんのリスクを下げる可能性(2024/01/09 日経ビジネス)

【1月9日 日経ビジネス 】バスに間に合うようにバス停まで走る、重い買い物袋を持って車まで歩く――。そうした短時間の高強度の身体活動も、運動習慣のない中高年者ではがんのリスク低下につながる可能性があることが、英国の2万2000人余りを対象とした分析で示されました。(元記事

日々の生活の中で断続的に行う高強度の身体活動VILPA;vigorous intermittent lifestyle physical activity)と、がんの発症の間にどのような関係があるかを調べるために、日常生活での身体活動が少ない中高年者のVILPAを加速度計を用いて測定し、がん発症との関係を検討。
1日あたりの総VILPA時間の中央値は4.5分で、最大は16.0分でした。VILPAとがんリスクの関係を検討したところ、1日あたりの総VILPA時間が長い人ほどがん発症リスクが低く、総VILPA時間とがん発症の関係をグラフにすると、右下がりの直線に近い形を描きました。直線の傾きは、がん全体に比べ身体活動関連がんの方が急でした。

 1分以下のVILPAを合計すると全体の中央値である4.5分になっていた人では、VILPAを全く行っていなかった人に比べてがんのリスクが20%低く、身体活動関連がんのリスクは31%低くなっていました。 

 

 

日本の高齢者はどう見ても「クスリの飲みすぎ」…いまからでもストップできる「オマケ薬」の実名を公開する(2024/01/08 週刊現代)

【1月8日 週刊現代 】いま、自分の手元に何種類のクスリがあるか覚えているだろうか。そして、そのひとつひとつが何に効くクスリなのか、ちゃんと言えるだろうか。

東京都健康長寿医療センターの調査によると、降圧剤や抗血栓薬、糖尿病や骨粗鬆症のクスリなど、「毎日飲まなければならないクスリ」を処方されている75歳以上の人のうち、6割強が5種類以上、2割弱がなんと10種類以上も飲んでいた。全体の平均をとると6.4種類だというから、いかに日本人が「クスリ漬け」になっているかわかるというものだ。

ほんとうに、こんなにたくさんのクスリが必要なのか。そんな疑問を抱いたことがあるなら、いまこそ立ち止まって考えてみるべきタイミングだ。「薬やめる科」という診療科を設けていることで知られる、松田医院和漢堂(熊本県)の松田史彦院長が言う。

J&Jがアンブレックスを20億ドルで買収、がん標的療法取り込み(2024/01/09 ロイター)

【1月8日 REUTERS 】米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ.N)は8日、がん治療薬を開発しているアンブレックス・バイオファーマ(AMAM.O)を20億ドルで買収することに合意したと発表した。体の正常な組織への影響を最小限に抑え、がん組織を集中的に治す「ターゲティング(標的)療法」の分野を取り込む狙いだ。

J&Jが提示した1株当たりの買収額は28ドルで、アンブレックスの直近終値に約105%のプレミアムを乗せた。

アンブレックスはこの標的療法に利用する「抗体薬物複合体(ADC)」を開発する企業。同社の「ARX517」と呼ばれる前立腺がん向けの療法は現在、初期段階の臨床試験に入っている。

標的療法に対する注目度は高まっており、ここ数カ月では関連の買収案件が立て続けに発表されている。

ジェルネイルって危険なの? DNAが損傷し、突然変異する可能性(2024/01/07 GIZMODE)

【1月7日 GIZMODE 】最新の研究によって、ジェルネイルの硬化に使われるUVドライヤーが手のDNAを損傷して、細胞の突然変異を引き起こす可能性があるとわかりました。IFLSが伝えています。

ジェルネイルが危険であるとは断言していないものの、一般的にネイルサロンで使われているUV硬化のドライヤーの影響で「ミトコンドリアとDNAが損傷したり細胞死したりすることが確認された」のは事実。

この実験では、ヒトとマウスの細胞にネイルドライヤーの紫外線を曝露しました。 まず20分間照射し、損傷修復のために1時間置いてから、さらに20分照射したところ、細胞の20~30%が死亡したとのこと。
20分の照射を3日連続で行った場合は、65~70%の細胞死が認められた。そして、細胞に見られた損傷は修復されず、ヒトの皮膚がんでみられるような突然変異が引き起こされた。

お茶は「最先端の健康飲料」だった! がんの成長、転移を予防…日本茶に豊富な成分「テアニン」とは(2024/01/06 新潮)

【1月6日 デイリー新潮 】東洋医学の世界では、他の部位に影響を与えず、ゆっくりと病気を癒やす薬が「上薬」とされてきた。抗がん剤のように、効果はすぐに出るものの他の部位に甚大な影響をもたらす薬は「下薬」というわけだ。日本人にとって「ソウルドリンク」ともいえるこの飲み物に、実は今、世界中の視線が集まっているのだという。

静岡県立大学・茶学総合研究センターでセンター長を務める中村順行(よりゆき)特任教授によれば、お茶の特異な健康効果には主に三つの成分が寄与しているという。

「お茶にはビタミンやミネラルも豊富に含まれていますが、特に注目されているのが『カテキン』『カフェイン』『テアニン』の三大成分です。さまざまな栄養素を含むお茶は“最先端の健康飲料”であると言っても過言ではありません」・・・

ナスのヘタに含まれる天然化合物、子宮頸がん細胞に抗腫瘍効果 名大(2024/01/05 Science portal)

【1月5日 Science Portal 】ナスのヘタに含まれる天然化合物に、子宮頸がん細胞への抗腫瘍効果があることが名古屋大学の研究チームの実験で明らかになった。同じウイルス性疾患の尖圭コンジローマで効果が見られたことから、ヒトの子宮頸がん細胞に応用し投与した結果、細胞死を誘導することが確認されたという。「作用が強すぎない抗がん剤などの創薬が期待できそうだ」としている。
子宮頸がんと尖圭コンジローマは、異なる型のヒトパピローマウイルス(HPV)から発症する性感染症。名古屋大学の研究チームは、ナスのヘタから抽出された天然化合物「9-oxo-ODAs」が子宮頸がん細胞に作用することを確認した。ナイン オキソ オーディーエースの濃度を上げるほど、細胞死が進むことも分かり、抗腫瘍効果が認められた。今後は実験データの蓄積を行い、治療薬に結びつけられるように研究を続けるという。成果は英科学誌「サイエンティフィックリポーツ」2023年11月6日付け電子版に掲載され、名古屋大学が同16日に発表。

経済評論家・山崎元さん死去、65歳 食道がんで闘病 12回の転職など経て評論家として活動(2024/01/05 日刊)

【1月5日 日刊スポーツ 】経済評論家で、元楽天証券経済研究所所属の山崎元(はじめ)さんが亡くなったことが5日、分かった。所属の楽天証券のX(旧ツイッター)で伝えた。65歳。食道がん闘病を公表していた。

北海道出身の山崎さんは81年に東京大学経済学部を卒業。三菱商事や住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)、メリルリンチ証券(現・BofA証券)など12回の転職を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員。23年3月に退職し、経済評論家として活動。山崎さんの著作は数多く、「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」(文響社、2015年)などが知られている。

エーザイ認知症薬「年間298万円」に決まった裏側~異例の「45%加算」でもエーザイは不服なワケ(2024/01/05 東洋経済)

【1月5日 東洋経済ONLINE 】注目を集めてきた認知症の新薬の販売が今年、いよいよ本格的に始まる。

エーザイの認知症治療薬「レケンビ」が2023年12月20日、国内で発売された。すでに患者への投与も始まっている。

早期認知症患者の症状進行を緩やかにする新薬として注目されるレケンビだが、製薬業界では、12月13日に決まった“値段”が話題を呼んだ。というのも、国内では破格とも言えるプレミアムが付けられたためだ。

レケンビの薬価(公定価格)は体重50kgの患者の場合、年間298万円となる見込み。これについて、薬の費用対効果に詳しい横浜市立大学の五十嵐中(いがらし・あたる)教授は「レケンビが300万円近い価格となったのは意外だ。かなり特例的な評価がされている」と話す。

 

イヌのがん検査『リキッドバイオプシー』 わずかな血液だけで12がん種を検出する測定技術 2024年1月11日より正式スタート(2024/01/04 @Press)

【1月4日 @Press 】株式会社メディカル・アークは、世界初の伴侶動物(ペット)がん検査システム『リキッドバイオプシー~Cancer D-Ark Test~』の検査事業を2022年11月よりイヌ5がん種について開始し、その臨床精度を検証するための検証検査(バリデーション)も併せて実施してきました。
この度、イヌを対象に目標である12がん種の血液による補助的な判定法が確立されましたので、2024年1月11日(ワンワンワンDAY)より、本検査事業Cancer D-Ark Test(以下 Ark Test)を正式にスタートすることを発表しました。


Ark Testは、わずかな血液だけで、がん種の特定とそのステージまで、高い感度と特異度で検出することを可能にしました。
現在、イヌを対象に検出できるがん種は以下の通りです。
(1)肝細胞がん (2)悪性リンパ腫 (3)肥満細胞腫 (4)口腔内メラノーマ (5)尿路上皮がん (6)血管肉腫 (7)骨肉腫 (8)扁平上皮がん (9)鼻腔腺がん (10)乳がん (11)肛門嚢腺がん (12)肺腺がん。

MA社では、がんで「ある」か「ない」かの「がんリスク検査」も解析技術も確立し、2024年春には、検査をスタートする予定です。この「がんリスク検査」は、がんの種類を特定する通常検査と比べ、比較的安価な費用で検査が実施できることから、イヌのがん検診普及の起爆剤になると期待しています。本検査は、全国の指定動物病院(2023年12月現在、518病院)にて実施することができます。

 

線虫がん検査「N-NOSE」が導入社数2,000社を突破(2024/01/04 PR TIMES)

 

株式会社HIROTSUバイオサイエンス(本社:東京都千代田区、代表取締役:広津崇亮、以下「当社」)は、「N-NOSE」を導入いただいた法人数が累計2,000社を突破したことをお知らせいたします。

当社の「N-NOSE」は2022年4月より企業での導入が始まり、毎月約70社の企業に導入いただきました。

 

■「N-NOSE」について

嗅覚に非常に優れた線虫C.elegansが、人の尿中に含まれるがん特有の匂いを高精度に検知することを利用した、がんの一次スクリーニング検査。尿を提出するだけで、簡便・安価・高精度・全身網羅的に早期がんリスクを調べることが可能です。

サービスサイト:https://lp.n-nose.com/

 

■「N-NOSE plus すい臓」について

N-NOSEの次世代型 “がん種特定検査”。当検査には、線虫C.elegansに遺伝子操作を加えて作製した、すい臓がんの匂いにのみ特異的な反応を示す “特殊線虫“を用います。この“特殊線虫”は、すい臓がんとその他のがんを嗅ぎ分ける高い判別能を持ち、非侵襲(ひしんしゅう)な手法で早期すい臓がんの検知が可能です。

サービスサイト:https://lp.n-nose.com/suizou/

 

■「N-NOSE あにまる」について

N-NOSEの技術を応用し開発された愛犬用がん検査「N-NOSE わんちゃん」と愛猫用がん検査「N-NOSE ねこちゃん」。これまで自覚症状を訴えることができない犬猫が手軽に受けられるがん検査はありませんでしたが、当検査は人間同様、尿を提出するだけという簡単な方法で複数のがんのリスクを調べることができます。2023年にサービス提供を開始しました。

サービスサイト:https://lp.n-nose.com/animal/

 

皮膚がん治療市場規模は2031年までに145億米ドルに達する見込み - 最新予測(2024/01/03 Report Ocean Co.,Ltd.)

【1月3日 Report Ocean Co.,Ltd.】世界の皮膚がん治療市場は、2022年には約77億米ドルであり、2023年から2031年までの予測期間中に7.3%の複合年間成長率で成長している。
皮膚がんは、日光にさらされた皮膚に発生することが多い。市場に影響を与える要因は、非黒色腫および黒色腫タイプのがんの発生率の上昇、標的療法および免疫療法に基づく治療に対する需要の高まり、がん治療に対する意識の高まりである。
北米が売上高で世界の皮膚がん治療市場を支配し、予測期間中も支配的な立場を維持すると予測される。アジア太平洋地域は、医療インフラを拡大するための政府によるイニシアチブの増加、スキンケア治療の利用可能性に関する人々の意識の向上、研究活動の増加により、顕著な成長が見込まれている。


世界の皮膚がん治療市場における主要企業は、アムジェン社、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社、グラクソ・スミスクライン社、レオ ファーム A/S、メルクKGAA、ノバルティスAG、ファイザー、リジェネロン社、サン・ファーマシューティカルズ・インダストリーズ社、等である。

 

中国、がん関連死亡者数が15年で20%超増加(2023/12/30 CGTN)

【12月30日 CGTN Japanese】世界で最も評価の高い医学誌の一つ「ランセット・パブリック・ヘルス」で12月上旬に発表された研究によりますと、2020年の中国のがん関連死亡者数は240万人で、05年に比べて21.6%増加しました。

 

 この研究は、中国疾病予防抑制センター慢性病センターと首都医科大学公衆衛生学院の二つのチームによるものです。同研究は2005〜20年の中国のがん死亡率の推移を分析し、すべての種類のがんと各省級行政区のがんによる負担の変化状況を評価しました。

 

 同研究によりますと、「がんは2010年以来ずっと中国の主要な死因で、その発症率、死亡率、負担はいずれも増加している」とのことです。同研究は国家死亡率モニタリングシステムのがん死亡率データを使用しました。同システムは、中国大陸部にある31の省級行政区の605のモニタリングポイントをカバーし、全国の人口の24.3%を占めるもので、つまり3億を超える人がモニタリングに組み入れられています。

 

日本保守党代表・百田尚樹氏、がん宣告を受けたと告白「ガンになりました ガーン!」 部位は「内臓」と説明(2023/12/28 夕刊フジ)

ベストセラー作家で、日本保守党代表の百田尚樹氏が27日夜、自身のユーチューブチャンネルで、がんを宣告され、来年1月に手術を受けると公表した。百田氏は今年、日本保守党を立ち上げ、本格的な政治活動を展開している。識者やファン、支持者などから、激励や回復を祈るメッセージが相次いでいる。

百田氏は前出のユーチューブチャンネルで、「悲報! 百田君、ガン(癌)になりました ガーン!」という手書きのサムネイルを示しながら、「大したことではないが、本日がん宣告を受けました」と公表した。がんの部位は「内臓」と説明している。今年夏ごろの人間ドックで「(気になるものが)前より大きくなっている」と指摘を受けたという。

 

すい臓がん公表の森永卓郎さん『新春経済スペシャル』で親子トーク 息子の森永康平さん「本人が元気で実感がわかない」 (2023/12/28 中日新聞)

すい臓がんのステージ4を公表した経済アナリストの森永卓郎さん(66)と息子で経済アナリストの森永康平さん(38)が2024年1月1日、「文化放送 新春経済スペシャル 森永卓郎と森永康平の親子経済学」(午後3時30分)に出演する。

 

 このほど行われた収録で、卓郎さんはステージ4のすい臓がんの告知を受けた際の主治医とのやりとりや、今後の執筆活動への意欲を明らかにしたという。康平さんは「母親から(父親の病気について)聞いてから2カ月以上たっていて何となく(気持ちの)整理はできているが、本人が元気で実感がわかない」などと語るなど、親子共演ならではのトークが展開されたという。

 

金色のユーグレナ(R)が免疫細胞を活性状態にすることをヒト試験で確認

自然免疫・獲得免疫の両方に働きかけ、風邪様症状の発生を抑制(2023/10/03 神鋼環境ソリューション)

今回、人を対象とした金色のユーグレナ(R)(*1)(パラミロンEOD-1(R))(*2、3)摂取試験により、多面的な免疫調節機能の評価を行い、自然免疫(*4)(単球)(*5)と獲得免疫(*6)(T細胞)(*7)両方の免疫細胞を活性状態にすることで免疫機能を維持し、風邪様症状の発生を抑制することが初めて見出されました。 2019年から新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、現在は5類感染症に移行しましたが、依然として感染の波は押し寄せています。また、今年は季節外れのインフルエンザウイルスの流行も報告され、さらなる感染拡大が懸念されています。様々な感染症に対する懸念が広がる近年、健康的な生活を送る上で、日常的に免疫機能の維持に努めることは重要であり、本研究が人の免疫機能維持に貢献することを期待しています。

 

「尿1滴でがんリスクがわかる」は本当か。50万人超が受けた「線虫がん検査」衝撃の実態(2023/9/19 ダイヤモンドオンライン)

線虫という体長1ミリほどの小さな生物を利用し、尿のにおいから胃がん、大腸がんなど15種類ものがんのリスクを一度に判定する検査だ。「HIROTSUバイオサイエンス」社(本社・東京都千代田区)が2020年1月に世界で初めて実用化した。

 

少量の尿を提出するだけという簡便さや1万円台という手頃な価格、広告などで謳われる高い精度が話題となり、利用者は50万人を超えた。

 

海外進出や上場に向けた準備も進め、勢いに乗るHIROTSU社。しかし今、医療関係者の間では、密かにこうささやかれている。

 

“N-NOSEは怪しい。偽陽性や偽陰性の多い、問題のある検査だ。”

 

もしそれが本当なら、検査の高い精度を信じて利用した50万人が、水面下で被害に遭っていることになる。被害には、命に関わるがんの見逃しも含まれるだろう。

 

大塚製薬、欧州で経口の急性骨髄性白血病 抗がん剤承認 患者負担を軽減(2023/09/19 日経)

大塚製薬は19日、成人の急性骨髄性白血病の治療に使う、経口タイプの抗がん剤「イナコビ」について、欧州委員会(EC)から製造販売承認を取得したと発表した。同じ薬効の既存の薬は注射で投与する必要があり、患者の治療の選択肢が増える。各国で順次販売する。

 

大塚製薬の注射で投与する抗がん剤「ダコジェン」を経口剤にした。がん細胞が増殖しないようにする機能を回復させる効果がある。注射の場合、通院治療が必要だったが、経口剤は在宅治療が可能。患者負担を減らすことができると期待される。

 

子会社の米アステックスファーマシューティカルズが開発した。米国では、骨髄異形成症候群、慢性骨髄単球性白血病の患者への適応で2020年に承認されている。

 

旭化成、CAR-T開発へ国立がん研究センターと共同研究契約ほか(2023/09/20)

旭化成、CAR-T開発へ国立がん研究センターと共同研究

国立がん研究センターと旭化成は9月20日、CAR-T細胞療法の開発に関する共同研究契約を結んだと発表した。同センターは主に3つのCAR-T細胞療法のパイプラインを持っており、一部は治験の準備を進めている。共同研究では、同センターのベクター、細胞製造、免疫解析の技術を旭化成に移管し、シーズの共同研究開発と製造販売承認に必要な製造、供給、品質管理法を確立。市販後のCDMOでの製造につなげる。

 

ペプチドリーム、ジェネンテックとRI-PDCのライセンス契約

ペプチドリームは9月20日、米ジェネンテックとペプチド放射性核種複合体(RI-PDC)の共同研究開発・ライセンス契約を締結したと発表した。ペプチドリームは、ジェネンテックが選定する創薬ターゲットに対するペプチド候補化合物の同定・最適化を実施。これをもとに創製したRI-PDCについて前臨床試験の化合物評価の前半までを担当する。その後はジェネンテックが開発および商業化するが、日本の権利はペプチドリームが持つ。ペプチドリームは契約一時金4000万ドル(約59億円)を受け取るほか、開発・承認・販売のマイルストンとロイヤリティを受領する権利を得る。

 

大塚、白血病治療薬「INAQOVI」が欧州で承認

大塚製薬は9月19日、DNAメチル化阻害配合剤「INAQOVI」が欧州で承認されたと発表した。適応は、標準的な導入化学療法が適さない成人の急性骨髄性白血病。同薬は、DNAメチル化阻害剤「ダコジェン」(一般名・デジタビン)の有効成分に、分解を抑制する新規代謝酵素阻害剤cedazuridineを加えた世界初の経口DNAメチル化阻害配合剤。米国とカナダでは2020年に承認を取得し、大鵬薬品工業の米国子会社が販売している。

 

9月9日(土)WCHJ主催【「ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン キックオフセミナー」~パンデミックが起こした世界の変化とは 日本人がアフターコロナを生き抜くには 今 何をすべきか】(PR TIMES 2023/09/21)

2023年7月に設立したWCHの日本支部 「WCHJ ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン」が、9月9日(土)に初のキックオフセミナー『「ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン キックオフセミナー」~パンデミックが起こした世界の変化とは 日本人がアフターコロナを生き抜くには 今 何をすべきか~』を東京ウィメンズプラザで開催することをお知らせします。

 

セミナー概要

現在の日本の臨床現場で起きているコロナワクチン接種後の問題点や、全国の症例などをもとに、医師や医学界の会長を務める講師陣らが、今後の対処法についてお話します。

 

医療現場からのコロナやワクチン後遺症のリアルな報告、日本全体のデータ、世界の動向が一度に分かります。

今の日本における医療に疑問をお持ちの方や、ワクチン後遺症に関心のある方などにお勧めです。

 

<講公演内容>

ー「新型コロナワクチンによる薬害について」理事 藤沢明徳ー

新型コロナワクチンによる、薬害の現状を公式データをもとに解説します。

 

ー「診療現場からの報告」副代表理事 佐々木みのりー

新型コロナワクチンが始まってから臨床現場で何が起きたのか?

現場から症例を供覧して解説します。

 

ー「世界の動向とベターウェイが生み出す未来」代表理事 柳澤厚生ー

新型コロナワクチンと副反応は、世界各国で大きな問題になっています。

現在の世界の情勢を、ワールドカウンシルフォーヘルスの活動と併せて解説します。

 

WCHジャパン ホームページ

https://wch-japan.org/

 

人工甘味料に発がん性 人工甘味料 WHO、肝臓がん懸念(2023/7/14 産経)

 

世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は14日、無加糖をうたった清涼飲料水や食品などに広く使われている人工甘味料「アスパルテーム」について、発がん性の可能性があるとの見解を示した。特に肝臓がんを引き起こす可能性について懸念を示した。

 

アスパルテームは、IARCの分類で4段階ある発がん性の可能性のうち、下から2番目の「2B」に指定された。ガソリンを使用したエンジンの排ガスや、鉛などと同じレベル。発がん性の可能性が最も高い「1」にはタバコやアルコール、紫外線などが含まれている。

 

WHOと国連食糧農業機関(FAO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、アスパルテームの1日当たりの許容摂取量として、体重1キロあたり40ミリグラムとしている。体重70キロの人を例にすると、アスパルテーム入りの炭酸飲料では9~14缶に相当するという。(共同)

 

普通のネズミより10倍長生きするハダカデバネズミ その長寿の理由は「幸せホルモン」だった!?熊本大学が新発見(2023/07/14 RKK)

 

がんになりにくく長生きというハダカデバネズミ。今、人間の医療に活用できないか研究が進められていますが今回、熊本大学が新たな発見をしました。

 

 

特徴的な前歯に、毛のない体。

 

その最大の特徴は寿命の長さ。

 

一般的なネズミの寿命は3年と言われますが、ハダカデバネズミの寿命はなんと30年。10倍も長生きするのです。

 

熊本大学大学院生命科学研究部 河村佳見 助教「こちらがデバネズミの飼育室です」

 

この長寿の秘密は何なのか?熊本大学は10年以上研究をしています。

 

これまで、がんになりにくいことは明らかになっていて今回、その手がかりが新たに見つかったのです。

 

河村 助教「ハダカデバネズミには細胞老化が起こることは分かっていましたが、起こった細胞老化がその後どうなるかは分かっていなくて、それが今回の研究で初めて明らかになりました」

 

一般的に、細胞は紫外線を浴びるなどの影響で「老化細胞」に変化します。それらが長期的に体内に蓄積されると…がんの原因になります。

 

一方、ハダカデバネズミは…

 

河村 助教「(細胞は)老化はするんですけど、そのままの状態を維持できなくて死んじゃうという感じです」

 

老化細胞が蓄積されず死滅することでハダカデバネズミはがんになりにくいのです。

 

ではなぜ老化細胞が死んでいくのか、ハダカデバネズミの細胞内で予想外の存在が見つかりました。

 

河村 助教「なんでセロトニンがこんなに溜まっているのか全く予想していなかった」

 

「セロトニン」…「幸せホルモン」と言われるホルモンが細胞内に見つかったのです。人間など、多くの生物の細胞には含まれない神経系の伝達ホルモンです。

 

なぜハダカデバネズミの細胞に含まれるのかはわかっていませんが、細胞に老化ストレスがかかってもセロトニンが化学反応を起こし、老化細胞を死滅させる成分が生成されることがわかったのです。

 

謎に包まれていたハダカデバネズミの老化防止のメカニズム。今後、研究が進むことで人間の老化防止にも役立てられるかもしれません。

 

河村 助教「(今後)どういう老化細胞がどのタイミングでいなくなっているかを調べることで安全な老化細胞除去薬の開発に繋がればいいなと思っています」

 

高地の長寿現象を解明:酸素制限によるマウスの寿命延長が初めて実証される(2023/07/12 BioQuickNews)

 

ハーバード大学医学部の科学者らは、驚くべき結果をもたらす研究を発表しました。彼らは異常に寿命の短いマウスの系統を、エベレストのベースキャンプとほぼ同じ酸素濃度の低い環境に置いたところ、予想に反して50%も長生きすることが判明しました。

 

この研究は、動物モデルにおいて寿命を延ばすことが示された新たなアプローチを提供し、また、酸素制限が老化モデルマウスの寿命を延ばすことを初めて実証しました。この研究の論文タイトルは「Hypoxia Extends Lifespan and Neurological Function in a Mouse Model of Aging(低酸素は老化モデルマウスの寿命と神経機能を延長する)」です。

 

ムータ博士とロジャース博士らは、早老マウスを使用しました。この系統のマウスは生後3〜4ヵ月で加齢に関連した病気に罹患します。通常の「野生型」マウスの寿命は約2年ほどです。

 

研究者たちは、生後約4週間で離乳したマウスをわずか11%の酸素濃度の低酸素チャンバーに移しました。

 

低酸素環境が生じる原因は、高地において酸素濃度が低くなることではなく、窒素ガスによる希釈であることが判明しました。

 

通常、酸素濃度21%の環境下で生活していたマウスの寿命の中央値は約16週間でした。しかし、低酸素チャンバーに収容されたマウスは平均して約24週間生存しました。

 

さらに、これらのマウスの最大寿命も、低酸素条件下では通常の酸素濃度で生活していたマウスの26週齢に比べて約30%延び、31週齢に達しました。

 

ロジャース博士によれば、低酸素環境で生活する動物は、寿命だけでなく神経機能も長期間にわたって維持されるように変化したとのことです。

 

効果の背後にあるメカニズムを理解するために、研究者たちは動物が摂取する食物量が減少しているかどうかを調査しました。カロリー制限は、多くの動物モデルにおいて強力な寿命延長効果があることが証明されているため、食物摂取量の調査が行われました。

 

エーザイのアルツハイマー新薬「レカネマブ」、日本では秋までに審査結果…米で正式承認(2023/07/07 読売)

 

 【ワシントン=冨山優介】米食品医薬品局(FDA)は6日、日本の製薬大手エーザイと米製薬企業バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」を正式承認した。病気の原因とみられる物質を除去することで進行を抑制する効果が認められた初の薬となる。米国で高齢者向け公的医療保険の適用が決まり、普及が進みそうだ。日本でも秋までに承認審査の結果が出る見通しだ。

 

 レカネマブは、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積する異常なたんぱく質「アミロイド βベータ 」を取り除いて、認知症の進行を緩やかにする。投与対象は早期の患者に限られる。脳内の信号の伝達を活発にして症状の一時的な改善を図る従来の認知症薬とは、作用の仕組みが根本的に異なる。

 

 FDAは1月に中間段階の臨床試験結果に基づき迅速承認した。エーザイが「症状の悪化を27%抑制した」とする最終段階の臨床試験結果をFDAに追加提出し、審査が続いていた。

 

 正式承認にあたり、FDAは「アルツハイマー病の根本を標的にした薬として初めて有用性を示した」と評価した。一方で、副作用として頭痛や脳の一時的な腫れがあり、特に抗凝固薬を服用中の人は脳出血のリスクが高まるため注意が必要だとした。

 

 正式承認に伴い、レカネマブは、米国の高齢者向け公的医療保険「メディケア」の適用になった。エーザイは、来年3月末までに1万人以上が使用すると見込んでいる。

 

縮毛矯正が癌の原因になることが新たな研究で明らかに

「化学的な縮毛矯正を頻繁に行う女性は、それらを行わない人と比較して、子宮癌のリスクが2倍以上であることが判明した」(2023/02/04 BAZAR)

 

なめらかなストレートヘアは、ある種の理想の一つであり、サロンでの施術やホームケア製品に多くのお金を費やしてきた人も少なくないかもしれない。

 

ところが、ある新しい研究(人種や民族の異なる33,000人以上のアメリカ人女性を10年以上にわたって追跡調査した大規模なもの)によると、化学的な縮毛矯正を頻繁に行う女性は、それらを行わない人と比較して、子宮癌のリスクが2倍以上であることが判明したという。

 

「この結果は、縮毛矯正に使われる化学成分が、女性ホルモン関連の癌のリスク増加に影響するという先行研究と一致する」と、研究の著者は国立がん研究所のジャーナルに書いた。彼らは、様々な染毛剤、ブリーチ剤やパーマ剤を含むヘアケア製品が、子宮癌リスクを上昇させることを発見した。

 


がん細胞だけ攻撃する免疫細胞をオーダーメイドで作ることに成功 ゲノム編集技術の歴史と未来(2022/11/15 Newsweek)

 

米国のがん治療ベンチャー企業やカリフォルニア大ロサンゼルス校などから構成される研究チームは10日、「がん細胞だけを攻撃する免疫細胞」を各個人に合わせて作成することに成功したと、マサチューセッツ州ボストンで開催された癌免疫療法学会で発表しました。この成果は総合科学誌「Nature」にも掲載されました。

 

用いられたのは「CRISPR-Cas9(クリスパーキャスナイン)」と呼ばれるゲノム編集技術で、身体を異物から守る免疫応答システムの司令塔の役割を果たす細胞集団「T細胞」をオーダーメイドでデザインし、増やしました。

 

がんに罹患すると、自覚症状の前でも異常な増殖をする細胞が体内に潜伏しています。CRISPR-Cas9で免疫細胞を強化することで発見と治療が可能と考えられており、すでにアメリカや中国では盛んに研究されています。

 

今回の米研究チームによる研究は、「CRISPR-Cas9によるオーダーメイド治療」と「T細胞を遺伝子操作して腫瘍を標的化する」という分野の2つの最新技術を組み合わせました。

 

遺伝子操作されたT細胞を使う治療法は「CAR-T細胞療法」と呼ばれ、全身を循環する血液がんやリンパがんの治療では有効とされていますが、固形腫瘍では難しいと考えられてきました。

CAR-T細胞は腫瘍細胞の表面に発現しているタンパク質にのみ有効なこと、固形腫瘍では表面に発現するタンパク質に個人差があることが理由です。

さらに白血球の一種であるT細胞は血流で腫瘍まで運ばれますが、腫瘍細胞が免疫を抑制する化学シグナルを出すこともあり、その場合は腫瘍に近づくとT細胞の機能が低下してしまいます。

 

研究チームは、乳がんや結腸がんの患者16人に対して、固形腫瘍の変異タンパク質を特定し、どの変異にT細胞が応答して細胞の破壊反応を引き起こす可能性が高いか予測しました。その後、腫瘍の変異を認識できるT細胞受容体をオーダーメイドで設計して、患者の体内にCRISPR-Cas9でゲノム編集したT細胞を注入しました。

 

その結果、遺伝子編集されているT細胞は編集されていないT細胞よりも腫瘍の近くに高濃度で存在していること、1カ月後に16人中5人の腫瘍が安定している(成長していない)ことなどを確認しました。チームは今後も、「免疫抑制シグナルに応答するT細胞側の受容体を除去する」といった改良したCAR-T細胞療法を考えています。

 

特例承認された治療薬「エバシェルド」 コロナ対策の決定打になるか? 免疫を得にくい人には期待大(2022/09/01 カンテレ)

 新型コロナの新しい治療薬「エバシェルド」が特例承認されました。新型コロナウィルス対策の決定打となるのでしょうか。

 

 8月30日、特例承認された新型コロナの新しい治療薬「エバシェルド」。イギリスの製薬大手アストラゼネカの注射薬で、重症化リスクのある患者に投与することとされています。さらにこの薬、初めて“ある効果”が確認されました。

 

【加藤勝信 厚労相】

 

「ワクチン接種で十分な免疫応答が得られない可能性がある方がいらっしゃいます。そういった方などにおいて、“ウイルス暴露前の発症抑制”に使用できる初めての薬剤となります」

 

 「エバシェルド」に期待されている、“発症抑制効果”。海外の治験では、コロナウイルスに感染していない人に対して、1回の注射でおよそ8割、発症を抑えられたことが確認されました。

 

免疫不全や抗がん剤治療を受ける患者など、ワクチンの効果が得られにくい人に対して効果が期待されていて、その効果は半年ほど持続するとされています。

 

「オプジーボ」投与で老化細胞が減少、身体機能改善…東大などチーム発表(2022/11/3 読売)

 

がん免疫治療薬「オプジーボ」をマウスに投与すると、体内の老化細胞が減り、身体機能が改善したとする研究成果を、東京大と金沢大のチームが発表した。様々な臓器・組織の老化防止や生活習慣病の治療につながる可能性があるといい、論文が2日付の科学誌ネイチャーに掲載される。

 

肝臓に蓄積する脂肪を観察した顕微鏡画像。上段は正常なマウスで、下段は脂肪肝のマウス。下段左側は白い脂肪が目立つが、オプジーボを投与したマウス(下段右)では脂肪が減っている(中西真・東京大教授提供)

 細胞の多くは時間がたつと分裂して新しい細胞に置き換わる。分裂しなくなった老化細胞が増えると周囲に炎症が起き、がんや高血圧などの疾患の原因になる。通常は免疫細胞の働きで除去されるが、加齢で増えるメカニズムは謎だった。

 

 

 チームが加齢マウスの老化細胞を調べると、一部の細胞の表面に「PD―L1」という分子が多くくっついていた。この分子が免疫細胞の表面にある分子「PD―1」と結合し、免疫を弱めることがわかった。

 

 チームは、PD―L1が老化細胞を増やす原因とみて、免疫細胞との結合を邪魔して免疫を活性化させるオプジーボを加齢マウスに投与した。その結果、様々な臓器で老化細胞が顕著に減少して握力が回復したほか、脂肪肝のマウスでは肝機能が改善したという。

 

がん放置療法の近藤誠医師死去 かつて語った「一人の意見は『抗がん剤をやめさせる』根拠にはなる」(2022/08/18 AERA)

 

『患者よ、がんと闘うな』などの著者として知られる近藤誠医師(73歳)が亡くなった。近藤医師の著書『医者に殺されない47の心得』(2012年刊)がベストセラーとなっていた2013年に、『週刊朝日』ではその科学的根拠をめぐる検証記事を企画し、複数の専門医と近藤医師(当時・慶応大学放射線科講師)に取材を敢行していた。

がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん--。そんな過激な主張を繰り返していた近藤医師は、学術的な論文などではなく、もっぱら一般向けの書籍や雑誌でしか主張を発表してこなかった。その理由はどこにあったのか? 当時の記事(週刊朝日2013年6月21日号、28日号)から抜粋して振り返る。

 

*   * *

 

 近藤医師は1980年代から、「がんを見つけたら手術や抗がん剤治療をしたほうがいい」という通念に誤りがあると指摘してきた。

 

『医者に殺されない47の心得』の中で近藤医師は「がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん」「がん検診は、やればやるほど死者を増やす」と説いていて、その論の根幹として、「抗がん剤の臨床試験には人為的操作が入っている」といった問題点を挙げている。

 

「これまでの僕の本では、肝心なところは根拠となるデータを示していたけど、一般の人には読みにくいでしょう。だから今回(の『医者に殺されない47の心得』)は、結論だけ書いてある。いちいち論文根拠は示さない。

そうするとわかりやすくなる。それは執筆にあたって工夫したところで、それゆえに読者の支持を得ているわけ」(近藤医師)

 

 その内容は、現在の医療の常識とはかけ離れた主張で、しかも断定的な論調で書かれている。近藤医師はこう続ける。

 

「根拠というのは、聞かれたときに示せばいい、という考え方もある。僕のほかの本には専門的な根拠が書いてあるわけだから、読者が、僕の主張の根拠を知りたければ、それらの本を読めばいい」

 


【宣言】がん、コロナをぶっつぶーす!(薬事医療コンサルタント 持田 騎一郎)


【臨床試験】新型コロナ感染後の重症化ゼロ、死亡ゼロを確認した高吸収型イタリアケルセチン(ケルセフィット)

ダウンロード
【新型コロナ2021】高吸収型ケルセチン(ケルセフィット)の臨床試験結果
「高吸収型イタリアケルセチン(インデナ社ケルセフィット®)」は、臨床試験において新型コロナ感染後の患者の重症化リスク低減、死亡率を低減する効果が確認されました。
実施期間、国:2020年9月~2021年3月、パキスタン
対象:新型コロナPCR検査陽性で入院の必要のない無症状または軽症者152人
試験方法:被験者を2群に分け、標準治療*群と標準治療と「高吸収型イタリアケルセチン(インデナ社ケルセフィット®)」の併用摂取による治療群を比較
期間:30日間
結果は、「高吸収型イタリアケルセチン(インデナ社ケルセフィット®)」併用摂取群は、発症後の入院率を1/3に、入院後の入院日数を1/4に、酸素吸入器の使用率1/15に、重症化によるICU使用率を0%に、最終的に、新型コロナ陽性者の死亡率0%と劇的な効果を示しました。
COVID19試験 抜粋.pdf
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論文:“Possible Therapeutic Effects of Adjuvant Quercetin Supplementation Against Early-Stage COVID-19 Infection: A Prospective, Randomized, Controlled, and Open-Label Study” F. D. Pierro et al
2021-Jun-8 152人 インデナのケルセフィットのCovid-19 パキ
PDFファイル 269.9 KB

【動画セミナー】がん免疫治療とは?本庶佑先生が発明したオプジーボとは?


【動画セミナー】オプジーボ+水素ガス がん免疫治療~医師・赤木純児~

【標準治療】最新の肺がん治療(2019年、日本癌学会市民公開講座)

第34回 日本癌学会市民公開講座(2019/10/28)

「肺がんの最新治療と免疫療法~大きな効果を得るために~」

萩原 弘一(自治医科大学内科学講座呼吸器内科学部門 教授)


【がんの大学】がん光免疫療法とは?楽天が医薬品として世界初承認!


【動画】新型コロナに効く?レムデシビル、アビガン、大麻CBD(2020/05/22)


【がんの大学】白川太郎(医師、医学博士):本庶佑が認めた医師発見 がん細胞は3種類あった!(2019/6/23)


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ご紹介いただいてOKですが、

 

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ダメ出しをしますので、ご了承ください。

 



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