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【がん早期発見】CTC血液検査によるがん幹細胞の発見(白川太郎医師)


【乳がん】早期発見のための、乳房光検査装置 Breast-i 日本での販売開始(一般医療機器)

【乳房光セルフチェッカー BREAST-i】

英国の経験豊富な科学者による非診断乳房検査製品。

 最先端の発光ダイオードを使用して、乳房血管の変化を見つけるのを助けます。乳房の異常な血管新生、組織を手軽に目視することで、乳がんの早期の発見をサポートします。

 使いやすく丈夫な製品は、医師による簡単なスクリーニング、自宅での自己検査に使用できます。BREAST-iは、特許取得済みの光技術を搭載、CE認証(ヨーロッパの安全性認証)を受けています。伝統的な触診(手のスクリーニング)だけでは分かりずらかった乳がんの発見の補助器として有効です。

※検査結果は、乳がんであることを確定診断するものではありません。乳房血管の異常を見つけたら、すぐに、専門医の診断を仰いでください。

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【無料動画】がん免疫療法登場で変わる統合医療


【News】がん関連 最新ニュース

東ソー 血中異常細胞の解析受託事業を開始 がん転移研究に貢献(2019/07/01 日刊ケミカルニュース)

 東ソーは28日、血中に存在する異常細胞を検出し、がん関連遺伝子の変異を解析する技術を確立し、解析結果の研究活用を目的とする研究機関や製薬企業向けの細胞解析受託事業を、6月から東ソー分析センターで開始したと発表した。

これらの解析技術を用いた、ヒト肺腺がん細胞株を添加したモデル検体による解析試験では、添加がん細胞の80%以上を異常細胞として検出した。

 また、がん関連遺伝子の変異解析では、市販の遺伝子解析パネルを活用し、回収した異常細胞について50種類のがん関連遺伝子の変異の有無が解析できる。

がんのない乳房の予防切除を推奨 変わるか全額自己負担(2019/06/29 朝日)

 調査は、専門医らでつくる日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構が実施。15年9月~16年8月末までの1年間に、聖路加国際病院や昭和大病院など7施設で検査した1527人を対象に調べた。うち297人にBRCA1、2の遺伝子変異があった。遺伝子変異のある人の約20%にあたる49人が、がんのない反対側の乳房内の乳腺部分を取り除く手術を受けていた。

 がんのない乳房を切除すると、切除しなかった人と比べて死亡リスクを半減させることが海外の複数の研究からわかっている。日本乳癌学会は昨年、学会の診療指針を改定。この遺伝子変異がある乳がん患者に、がんのない乳房を予防的に切除する手術を「強く推奨する」とした。

 だが予防的手術は保険適用外のため、費用は全額自己負担。施設ごとに異なるが、乳腺の全摘出と再建術で100万~200万円とされ、費用を理由に手術をためらう患者も多いという。

岡山発抗がん剤&オプシーボで臨床試験 米国で来月開始(2019/06/29 朝日)

 岡山大が見いだした遺伝子「REIC(レイク)」を使った新しいがん治療製剤と、がん免疫治療薬「オプジーボ」を併用し、悪性胸膜中皮腫に対する効果を調べる臨床試験が7月、米国で始まる。

 新製剤は、岡山大特命教授で新見公立大学長(岡山県新見市)の公文裕巳さんらが開発した。細胞に特定のたんぱく質を過剰に作り出させることで、がん細胞だけを殺し、かつ抗がん免疫を高める働きがある。

 今回の臨床試験は、岡山発のバイオベンチャー「桃太郎源」社(岡山市北区)が、米食品医薬品局の認可を得て中皮腫患者が多く集まる米・ベイラー医大で患者12人を目標に2年間実施する。

すべてのがん患者ケアできる? 米学会ASCOのオバマケア検証(2019/06/29 朝日)

 ASCO3日目の発表で、再発の診断から最初の治療開始までの待機時間を短縮させることが治療成績の向上には重要だという既存の研究結果をもとに、白人と、アフリカン・アメリカンの二つの人種間での現状の待機期間の差を3万4067人の電子カルテ・データを使って解析比較したものです。その結果、オバマケアを実行することで、この人種間で生じていた治療の待機期間の差をほぼ無くすことができるというものでした。

子宮頸がんワクチン、14カ国の調査で効果明らかに 撲滅の可能性も(2019/06/28 BBC)

 イギリスでは毎年、3200件の子宮頸がんの症例があり、850人が亡くなっている。

多くの子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンが、各国で効果を上げているとする調査結果が明らかになった。子宮頸がんを撲滅できる希望もみえてきたという。

 HPVワクチンの接種は10年ほど前から始まった。国際研究チームがこのほど、計6000万人を対象とした65件の研究を評価したところ、HPVの感染件数と前がん病変の発生件数が共に下がっていた。

 これにより、向こう数十年で子宮頸がんの発症件数が大きく下がり、撲滅できる可能性もあるという。

サイラムザ、「がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400ng/mL以上の切除不能な肝細胞がん」の追加承認を取得~胃がん・大腸がん・肺がんに続く4つ目の承認(2019/06/24 オンコロ)

 6月18日、日本イーライリリー株式会社は、抗悪性腫瘍剤サイラムザ(一般名ラムシルマブ)について、「がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400ng/mL以上の切除不能な肝細胞がん」に対する治療薬として、適応追加の承認を取得した。

 サイラムザとは:血管新生阻害剤であるサイラムザは、がんの増殖および転移に関わる血管新生において重要な働きを示す血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体2に対するヒト型モノクローナル抗体。日本国内においては、これまでに「治癒切除不能な進行・再発の胃がん」「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん」「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」の適応を取得している。

転移の確率高い食道がん=内視鏡による早期発見・治療が有効(2019/06/23 Yahoo)

 消化器系がんの中でも、検診の対象となっている胃がんや大腸がんに比べて認知度が低いのが食道がんだ。しかし。咽頭直下から胃の直上にかけての食道に発症するため、頸部(けいぶ)のリンパ節などを通して他の臓器に転移する確率が高く、厳しい結果に至ることが少なくない。発病率は10万人当たり17.9人で、50代から増加し始めて70代にピークを迎える。

富士フイルム 再生医療ベンチャーに出資、業務提携も(2019/06/24 日刊ケミカルニュース)

 富士フイルムはこのほど、再生医療ベンチャーPuREC社(ピュレック:島根県出雲市)の第3者割当増資を引き受け、3億円を出資すると発表した。併せて、同社と再生医療製品の開発・製造受託に関する業務提携契約も締結した。

 ピュレック社は、島根大学発の再生医療ベンチャーで、特殊な間葉系幹細胞(MSC)の作製技術を活用した再生医療製品の実用化に取り組んでいる。

 MSCは、骨や脂肪などの細胞に分化する能力をもち、組織修復や免疫調整など多様な効果が期待されている幹細胞で、脳梗塞や軟骨損傷など様々な疾患での臨床応用が検討されている。

抗がん剤から心臓守れ 生存率向上も目立つ副作用(2019/06/23 日経)

 抗がん剤の副作用で重い心臓病に陥る患者が目立ち始め、早期発見や治療法を目指す研究が増えている。がん治療の進展で生存率が高まり、浮上してきた新しい問題だ。

 抗がん剤には種類によって心臓に対する毒性のある成分を含んでいる。投与の直後や1年以上たってからと時期はまちまちだが心臓病を起こす。いったん傷んだ心臓は回復しにくく、他の組織への副作用に比べて患者の命に関わる恐れが強い。早期の発見や治療法の開発が緊急の課題になっている。

がんの名医が加入するがん保険の実名 選んだ理由は?(2019/06/22 女性セブン)

 本紙・女性セブンは、手術や検診、緩和ケアなど、がんの実態を知り尽くしている名医たち13人に、それぞれが「入っているがん保険」について徹底取材。プロが選ぶ「がん保険」とはどういったものなのだろうか。ただ、13人中6人は「がん保険には加入していない」と回答したのだ。

 理由は、「受けるメリットがはっきりしていない」や「がん家系ではない」などに加え、1か月あたりの医療費の上限が決まっている「高額療養費制度」があるだけに、保険は必要ないといった声だ。

肉腫の遺伝子治療法、治験患者を募る 神奈川県立がんセンター(2019/06/20 朝日)

 皮下組織や筋肉などの「軟部組織」で発生する悪性腫瘍の「肉腫」に対抗する新たな治療法の確立に向け、神奈川県立がんセンター(横浜市旭区)のがんワクチン・免疫センターが、新たな臨床試験(治験)の対象患者を募っている。

 がんセンターによると、この免疫療法は医師主導による治験で、患者から最大200ミリリットルの採血をしてリンパ球を取り出し、がん細胞が持つ目印を攻撃する遺伝子を導入。特殊技術で培養してから体内に再び戻し、がん細胞をなくすことが目的だ。

 2~3カ月間の準備期間を経て、治療入院で約2カ月間。ワクチン投与を受けた場合は治験終了後も15年の間は追跡調査する。ワクチン投与量の妥当性や副作用の程度確認などの安全性チェックで最大12人、さらなる効果と副作用確認で最大9人を目標に治験患者を募る。治験期間は来年3月までだが、状況により期間延長もあり得る。

タイの女性がん患者、髪も元気も戻った アデランスが医療用かつらを寄贈(2019/06/20 朝日)

 抗がん剤治療などで髪の毛を失ったタイのがん患者らのために、かつら大手のアデランス(本社・東京)がこのほど、バンコクの国立がんセンターなどに医療用のかつらを贈った。社会貢献の一環として2012年から毎年続けており、今年は7月にかけて三つの病院に計130個を寄贈する。

抗がん剤サイラムザ、リムパーザの効能効果拡大、奏効可能性を検査で確認し、その旨をレセプトに記載―厚労省(2019/06/21 メディ・ウォッチ)

 抗がん剤「サイラムザ」「リムパーザ」について、新たながん種への効能・効果追加が認められた。サイラムザは肝臓がんに、リムパーザは卵巣がんの維持療法に用いることが可能になった。

がん免疫療法、研究開発で中国が急速に台頭…特許出願・論文発表とも日本を上回る(2019/06/20 AnswersNews)

 日本発の研究成果が切り開いたとも言えるこの分野ですが、日本は研究開発競争で世界に大きく水をあけられているのが現状です。特に近年、中国が急激に頭角を現しており、特許の出願件数や論文の発表数で日本を上回る成果を出しています。

 特許庁が5月に公表した2018年度の特許出願技術動向調査報告書によると、がん免疫療法に関する特許のファミリー出願件数(日米欧中韓国その他への出願)は2002~16年に8645件。出願人の国籍を見てみると、米国籍が3555件(41.1%)、欧州国籍が2213件(25.6%)を占め、中国が1247件(14.4%)で米欧に次ぐ3位となりました。日本は671件(7.8%)と中国の半分以下にとどまります。

最先端研究から中国系排除する米国-「がんに国境なし」のはずが(2019/06/20 Bloomberg)

 受賞歴もある免疫学者で中国から米国に帰化した呉氏は今年1月、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの公共衛生・トランスレーショナルゲノミクスセンターのディレクターをひっそりと辞めた。

 米国の研究機関における中国の影響力増大に対抗するため、トランプ政権は対策を講じている。呉氏に続き、トップクラスの中国系米国人研究者3人も最近、ヒューストンにあるMDアンダーソンがんセンターを去った。

 呉氏は他人のアイデアを盗んだとして訴追されているわけではない。だが、中国のがん研究を秘密裏に支援していたとの疑いが事実上突き付けられている。56歳の呉氏はMDアンダーソンで27年を過ごした。辞任してから1カ月後、呉氏は夫と2人の子どもを米国に残して、上海で公共衛生を教える学校の学長職を得た。

白血病の治療にアラビックヤマト?驚きの研究成果が出てきた理由(2019/06/17 まぐまぐ)

 造血幹細胞の培養には培養液にウシ血清やアルブミンなどを添加するのですが、その代わりにヤマトのりの成分ポリビニルアルコール(PVA)が使えるということが東大とスタンフォード大の研究でわかったというお話ですね。PVAを添加すると、細胞がより長期に培養できて、しかもコストが低いという利点があります。

遺伝子変異、電子タバコが一般タバコより6倍も多い(2019/06/18 東亜日報)

 電子タバコを吸った人は、一般のタバコの喫煙者より、気管支遺伝子が6倍も多く変異したという米ノースカロライナ大学の研究チーム実験結果が公開された。気管支細胞の遺伝子変異は、肺線維化などの気管支疾患を起こしたり、肺のがん細胞を他の臓器に転移させたりする主な原因となっている。電子タバコが一般タバコより体への有害性が少ないという通念を破る結果といえる。

 この研究を紹介した慶煕(キョンヒ)大学病院のチェ・へスク教授は、「『禁煙が難しければ、いっそのこと電子タバコを吸え』という一部の電子タバコメーカーのマーケティングに騙されれば、20年後、どのような副作用を経験するか分からない」と指摘した。

化学療法薬を含まない新たな抗がん剤を開発 中国(2019/06/16 AFP)

 中国の研究者はこのほど、がん組織の画像診断を可能にし、抗がん治療も行う、化学療法薬を含まない新たなナノ診断・治療薬を開発した。

 中国科学院の呉正岩(Wu Zhengyan)研究員のプロジェクトチームと、上海交通大学医学院の鄒多宏(Zhou Duohong)教授は、ナノ診断・治療薬はナノセレンと炭酸マンガン修飾四酸化三鉄でできており、がんの診断・治療を効果的に結び付けることが可能だと説明した。

 治療薬に含まれる炭酸マンガンは2価のマンガンイオンを放出でき、ナノセレンと共にがん細胞中のヒドロキシルラジカル形成を促進。がん細胞のアポトーシス(機能的細胞死)を誘発する他、がん細胞内でのATP(アデノシン三リン酸)生成を抑制し、がん細胞への栄養供給を遮断することで、がん細胞のアポトーシスを加速させる。

大腸、肺、胃…がん経験者が語る「こんな思わぬ前兆がありました」(2019/06/16 週刊現代)

 平成が終わる直前の4月29日。高橋尚子さんや有森裕子さんを五輪メダリストへと育て、マラソン界の「名伯楽」と呼ばれた小出義雄さん(享年80)の告別式がしめやかに行われた。

 お別れに訪れた多くの関係者の中には、小出さんを恩師と慕う、日本女子長距離マラソン強化部長の金哲彦さん(55歳)の姿もあった。

 プロランニングコーチとしても活躍する金さんは、現在放送中のNHK大河ドラマ『いだてん』でマラソンの指導も行っている。そんな金さんだが、あと一歩遅ければ、師と仰ぐ小出さんより早く亡くなっていた可能性もあった。

 金さんに大腸がんが発覚したのは42歳のころ。働き盛りと言われる年齢だ。ステージⅢで、がんが大腸の外にはみ出すほど進行していた。金さんが当時を振り返る。

血中のがん細胞をレーザーで破壊する新しい治療法、がん転移を大幅に抑制する可能性(2019/06/13 Gigazine)

 学術誌のScience Translational Medicine上で公開されたばかりの最新の研究論文で、レーザーを用いて血中のがん細胞を破壊する治療法が発表されています。この治療法は被験者として集められたがん患者28人のうち、27人のがん細胞を正確に検出することに成功しており、加えてがん細胞が静脈を流れる際には、高い確率でリアルタイムにがん細胞を破壊することに成功しています。

【松本浩彦医師】がん細胞が育つまでに危険性を知れれば…生活習慣改善のきっかけに(2019/06/14 デイリー)

 1個のがん細胞が奇跡的に28回分裂すると約3億個のがん細胞の塊となります。この時の大きさが5ミリ。現在の画像診断技術で発見できる最小限のサイズです。この時点で初めてがんと診断され、治療が始まります。

 1個のがん細胞が5ミリに増殖するまでには20年の歳月が必要ですが、5ミリまで育ってしまうと、もう免疫システムでは排除できなくなり、治療しなければ5ミリのがんは2年で1kgになります。

 1個のがん細胞が5ミリまで育つ20年の間に、がんの可能性・危険性を知ることはできないか、それが遺伝子検査なのです。

1型糖尿病を引き起こす新種のリンパ球の発見(2019/06/14 Yahoo)

 1型糖尿病(type1 diabetes:T1D)は、インシュリンを分泌する膵臓のβ細胞が、自分の免疫システムにより攻撃され殺される結果、インシュリンが分泌されなくなり糖尿病になる。

ジョンズ・ホプキンス大学の論文は、通常ありえないと考えられてきたTcRとBcRを同時に発現したリンパ球が、なんとT1D患者さんの末梢血には存在し、T1Dを誘導する自己抗原の供給基地として働いてしまうという、これまでの常識を覆す研究で、以下のことを明らかにしている。

1)患者さんを問わずT1Dで増殖している新種細胞の多くがの1種類のBcRを発現している。

2)このBcR分子の一部が切り出されたペプチドが自己抗原としてT細胞を刺激する。

3)BcR由来の自己ペプチドにより誘導されるT細胞はインシュリン由来ペプチドにも反応する。

4)結果、BcR由来のペプチドで活性化されたT細胞がβ細胞を攻撃して殺し、糖尿病を引き起こす。

1型糖尿病の発症を免疫療法で抑える 臨床で世界初の成功(2019/06/12 糖尿病ネットワーク)

 米国のイェール大学医学部の免疫・内分泌学部のケヴァン ヘラルド教授は、自己免疫によるβ細胞の破壊を抑える薬「テプリズマブ(teplizumab)」(Macrogenics社)を用いた無作為プラセボ対照試験である「1型糖尿病TrialNet」研究を主導している。

 このほど、免疫システムを標的とする「テプリズマブ」により、1型糖尿病リスクの高い人の発症を抑制できることを、研究で明らかにした。研究成果は、医学誌「ニュー イングランド メディカル ジャーナル(NEJM)」に掲載され、サンフランシスコで6月に開催された第79回米国糖尿病学会年次学術集会で発表された。

【特許庁】大日本住友が免疫増強で9位‐癌免疫療法の特許出願件数(2019/06/12 薬事日報)

 特許庁は、2018年度の特許出願技術動向調査報告書をまとめた。免疫抑制阻害や腫瘍溶解性ウイルス療法、癌ワクチン療法など、大きな注目を集めている癌免疫療法に関する特許出願件数は、米国人による出願が48.7%と約半数のシェアを占め、日本人の出願は約7%と欧米に大きく水を空けられていた。

 日米欧中韓への出願人別の特許ファミリー件数ランキングでは、バイオベンチャーのオンコセラピーサイエンスが全体で20位に入り、癌ワクチン療法でも3位となった。免疫増強では、国内製薬企業からTLR7アゴニストの開発を進める大日本住友製薬が9位にランクインした。

膵がん治験クラウドファンディング…関西医大、目標1000万円(2019/06/11 読売)

 関西医科大学(大阪府枚方市)は10日、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)で、腹膜に転移した膵すいがんの臨床試験(治験)の費用1000万円を集める取り組みを始めたと発表した。

 パイロット試験で効果のあった抗がん剤の保険適用を目指して国内30施設、患者180人に増やした治験を約2000万円で計画したが、抗がん剤は後発医薬品で、製薬企業から出資の協力を得られなかった。公的資金の申請も認められず、CFで9月8日までに1000万円を集めることにした。

がん患者の就活、自ら病状伝えなくてよい場合もある?(2019/06/11 日経)

 仕事に関しては、「就職活動のときに、がんであることを告げるべきですか」という相談が結構あります。虚偽のことを採用者に話すのはいけないけれど、がんであることを自ら言う必要はないと僕は思うんです。会社を頻繁に休まないといけないような場合は、伝えた方がいいでしょうけれど……。

5年後の世界の医薬品市場予測 売上1位はキイトルーダ、170億ドル超に 英調査会社まとめ(2019/06/11 ミクスonline)

 市場調査会社の英国エバリュエート社はこのほど、2024年の世界の医薬品市場予測をまとめた。24年の製品売上1位はがん免疫療法薬で抗PD-1抗体のキイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)で、売上は170億ドルに達すると分析した。18年売上は71億9800万ドルのため、24年までの年平均成長率は15.4%になるとしている。

 同種同効の抗PD-1抗体オプジーボ(ニボルマブ)は24年に売上113億ドルで、売上ランクは4位と予測。18年売上は75億7400万ドルのため、年平均成長率は6.9%としている。

 予測2位は関節リウマチや乾癬など自己免疫疾患に用いるヒュミラ(アダリムマブ)で、24年売上は124億ドルと予測した。16年に特許切れしたものの、米国でバイオシミラーの上市が困難なこともあって成長を続けており、18年売上は世界売上1位となる204億ドルだった。

 予測3位は血栓症に用いる抗Xa剤エリキュース(アピキサバン)で、売上は120億ドル(18年売上64億3800万ドル)、年平均成長率は11.0%と分析した。オプジーボまでの上位4製品が24年に100億ドル以上製品となる。

免疫チェックポイント阻害薬投与後に1型糖尿病を発症する原因の一端を解明-阪大(2019/06/10 Q-LifePro)

 研究グループは今回、免疫チェックポイント阻害薬投与後に1型糖尿病を発症した患者1名の膵臓の観察を行った。患者の膵臓ではインスリンを分泌する膵臓のβ細胞が著明に減少しており、膵β細胞近傍・膵島内および周囲、さらには外分泌領域を含む膵全体にTリンパ球が浸潤していた。これは、免疫チェックポイント阻害薬投与により活性化されたTリンパ球がβ細胞を攻撃することでβ細胞の数が減少し、1型糖尿病の発症に至った可能性を示唆している。さらに、ごくわずかに残存しているβ細胞および膵島では、PD-L1が低下していることも明らかになった。

抗がん剤の副作用を予測する遺伝子検査キットを発売開始(2019/06/10 時事)

 株式会社NAM(本社:東京都中央区、代表取締役:中野 哲平)は、令和元年6月より抗がん剤の副作用を予測する遺伝子検査キットを発売開始する。

検査キットは、エビデンスのある遺伝子10個(CYP3A4* 1B, CYP3A5* 3, ABCB1, ERCC1, DPYD, MTHFR, TYMS,XRCC1, GSTP1等)を検査することで、抗がん剤の副作用の強さと種類を予測します。

マウス胎児の腸内細胞、幹細胞に変化 コペンハーゲン大が発見(2019/06/09 日経)

デンマークのコペンハーゲン大学の研究グループは、マウスの胎児の腸の中で成長した細胞が幹細胞になる現象を発見した。あらゆる細胞に成長可能な幹細胞を作製する新たな方法につながる可能性があるという。 

「細胞」の“医薬品”化の次は、「治療アプリ」(2019/06/09 ニュースイッチ)

16年に米国で製品化されたCAR―T治療(人工改変免疫細胞を患者に投与)は、難治がんに対し圧倒的な治療効果を示した。これは生命の最小単位である細胞を人工的に造り込み、革新的“医薬品”として確立させた世界初の象徴的事例である。

 もう一つの新潮流が「治療アプリ」という新概念である。医師から飲み薬ではなく“アプリ薬”が処方される未来が大いにあり得る。

認知症基本法案、自公提出へ 9/21は認知症の日(2019/06/09 産経)

自民、公明両党は8日、認知症対策の基本理念を定めた認知症基本法案の共同提出に向け、最終調整に入った。

認知症基本法案は、急速な高齢化で認知症の人が増えている現状を踏まえ、認知症対策を「国の責務」と定め、「国民の責務」として「認知症の人の自立および社会参加に協力するよう努めなければならない」と記した。

世界保健機関(WHO)などが「世界アルツハイマーデー」と定めている9月21日を「認知症の日」とし、9月を認知症月間と規定した。

東レ 血液1滴でがん検査、年内申請(2019/06/09 日経)

東レは血液1滴から様々ながんを発見する検査キットについて、2019年中に厚生労働省に製造販売の承認を申請する。

検査は、血液が1滴と利用者の負担が少なく、がんの有無の判定精度も95%以上という。

国立がん研究センターなどと14年に始めた研究プロジェクトがこのほど終了し、その成果を事業化する。がんができると血液中に増える「マイクロRNA」という物質を検出する手法で、東レはこれを検出する遺伝子解析チップを開発した。

同社の遺伝子解析チップは独自の素材や加工技術を生かし、マイクロRNAなどを従来に比べ100倍の感度で検出できる。血液1滴分、50マイクロ(マイクロは100万分の1)リットル程度あれば検査できる。

身近な薬剤で劇的効果が!がん放射線の新治療法コータックとは(2019/06/09 女性自身)

 名古屋市在住のAさん(55歳・主婦)だ。ステージ4で末期がんというと、余命宣告されることもある深刻な事態だがAさんは、みごと生還。結婚という新生活に踏み出すこともできた。

 その奇跡を実現した「コータック」という治療法を開発したのは、高知大学名誉教授で、高知総合リハビリテーション病院院長小川恭弘医師。放射線科医で、日本における乳がんの乳房温存療法の第一人者でもある。

「日本では、コータックが安すぎて製薬会社にメリットがないため、なかなか臨床治験ができませんでした。先にイギリスのロイヤル・マーズデン病院で、’17年から臨床治験が始まっていて、本年中にフェーズ2に入る予定です。そして3年後の’22年には、日本で新薬コータックとして認可されると予測しています。」

アストラゼネカのイミフィンジ(R)、免疫治療薬として唯一切除不能なステージIII非小細胞肺がんの3年生存率を示す(2019/06/07 excireニュース)

 3年生存率のデータを発表イミフィンジ群57%、プラセボ群43.5%。

アストラゼネカ(本社:英国ケンブリッジ、CEO:パスカル・ソリオ)は切除不能なステージIII非小細胞肺がん (NSCLC) に対するイミフィンジ(一般名:デュルバルマブ(遺伝子組換え)) の第III相試験の3年生存率 の結果をシカゴのASCO 2019年次総会で発表しました。

子宮頸がん予防の錠剤、京大チームが治験開始(2019/06/08 読売)

 京都大の萩原正敏教授ら研究チームは、子宮頸けいがんの発症を抑える薬の臨床試験(治験)を、4月に開始したと発表した。安全性と効果が確認できれば、2022年の承認を目指すという。

 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症する。感染すると約1%で子宮頸部にがんの前段階の病変ができ、このうち数%ががんになる。国内では年間約1万人が発症し、約3000人が死亡している。

慶応大 ロボット使い がんゲノム医療 遺伝子を迅速に解析する技術を開発(2019/06/07 NHK)

 患者ごとにがんの遺伝子を検査し有効な薬を探す「がんゲノム医療」について、一般的な遺伝子検査の100倍を超える数の遺伝子を迅速に解析する技術を慶応大学などのグループが開発しました。

 慶応大学医学部の西原広史教授らのグループはロボットを使って、2万個に及ぶヒトのすべての遺伝子を、従来より大幅に短い4週間ほどで解析できるようになったということです。

保険は適用されないため、100万円程度の費用がかかる。

がん免疫療法で資金調達に成功 ユナイテッド・イミュニティ(2019/06/07 PR TIMES)

 ユナイテッド・イミュニティ株式会社(三重県津市 代表取締役社長 原田 直純)は、三菱UFJライフサイエンス2号投資事業有限責任組合(東京都中央区 無限責任組合員 三菱UFJキャピタル株式会社 代表取締役社長 半田 宗樹)並びにアクシル・キャピタル・パートナーズ有限責任事業組合(東京都中央区 代表組合員 フレデリック シェーン)を割当先とする第三者割当増資を実施した。

 難治性がんは「Cold tumor」は、免疫的に活性が低い(「免疫的に冷たい」)タイプのがんです。Cold tumorは世界的な課題となっており、ユナイテッド・イミュニティ社ではその克服のため、独自のT細胞活性化技術「T-ignite」を基盤とする新しい免疫療法の基礎研究と臨床試験を世界に先駆けて進めている。

コニカミノルタ、東大、国がん 次世代がん遺伝子パネル検査を共同研究開発(2019/06/07 ミクスonline)

 コニカミノルタは6月6日、より高機能の次世代がん遺伝子パネル検査の実用化に向け、東京大学、国立がん研究センター研究所と共同研究開発を行うと発表した。DNAパネルだけでなく、RNAパネルも組み合わせるのが特徴で、それにより複数の遺伝子が融合し腫瘍化を促す融合遺伝子なども高感度に検出できるようにする。

【松本浩彦医師】がん発症リスクに究極の予防法あり 実現は近いが…問題は値段の高さ(2019/06/07 デイリー)

 全てのがんには、それぞれアクセルとブレーキの役割を果たす遺伝子があります。これらの遺伝子が、いま現在オンになっているかオフになっているかを調べて、がん発症のリスクを高い精度で予測するのがmRNA検査ですが、この検査、いまのところ値段が非常に高いのが玉にきずです。

 ◆松本浩彦(まつもと・ひろひこ)芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。

大腸がんから復帰の原口へ「敬意しかない」 ロッテが神対応(2019/06/06 朝日)

今年1月に大腸がんの手術を受け、4日のロッテ戦(ゾゾマリン)で1軍公式戦に復帰したプロ野球・阪神の原口文仁(27)。リハビリを乗り越え、懸命に打って走り、グラウンドで再び輝く姿を見せた。

切除可能な非小細胞肺がん患者に対する術前化学療法としてのオプジーボ単剤、オプジーボ+ヤーボイ併用、術前の残存腫瘍10%以下の割合をそれぞれ17%と33%に ASCO(2019/06/06 オンコロ)

 Tina Cascone氏らは以下のように結論を述べている。”切除可能な非小細胞肺がん患者に対する術前化学療法としての抗PD-1抗体薬オプジーボ、オプジーボ+抗CTLA-4抗体薬ヤーボイ併用療法は、術前療法の残存腫瘍10%以下の割合(MPR)17%、33%をそれぞれ示し、本患者の有望な治療選択肢になり得る可能性が示唆されました。”

切除可能な非小細胞肺がん患者に対する術前化学療法としてのテセントリク単剤療法、病理学的奏効率19%を示す ASCO(2019/06/06 オンコロ)

 David J. Kwiatkowski氏らは以下のように結論を述べている。”切除可能非小細胞肺がん患者に対する術前化学療法としての抗PD-L1抗体薬テセントリク単剤療法は、病理学的奏効率(MPR)19%を示し、忍容性も問題ありませんでした。”

35歳女性の私が、大腸がんだと分かったあとに「受精卵」を凍結するまで(2019/06/06 文春オンライン)

 35歳でがんになりました。種類は大腸がんです。

進行度はステージ3bで、この場合、大腸から腫瘍を取り除いたあと、補助的に抗がん剤治療をするのが標準治療(=現段階でベストの治療)とされています。そのとき医師から、「薬の影響で妊娠できなくなるかもしれない」と告げられました。

サルコペニアが免疫療法の治療効果に悪影響を及ぼすことが判明-京都府医大(2019/06/05 Q-LifePro)

 京都府立医科大学は5月27日、進行期非小細胞肺がん患者に対する免疫チェックポイント阻害薬の効果予測にサルコペニアが関連している可能性を示したことを発表した。サルコペニアとは骨格筋量が減少した状態を指す。

 38名の患者(男性26名、女性12名)を対象に、ICI投与前のCTで大腰筋面積が初診時と比較して10%以上減少した患者をサルコペニア群と定義し、サルコペニア群と非サルコペニア群に分け、ICIの治療効果を評価した。その結果、全奏効率は有意にサルコペニア群が非サルコペニア群と比較して低値だった(サルコペニア群0%対非サルコペニア群41%[p=0.0154])。

富士フイルム、再生医療で順大発ヴェンチャーに出資(2019/06/04 日経)

 富士フイルムは4日、順天堂大学発スタートアップ企業で再生医療分野の新技術を開発するJUNTEN BIO(東京・中央)に2億円を出資したと発表した。JUNTENは臓器移植の拒絶反応を抑える再生医療製品を開発する。実現すれば免疫抑制剤を減らし、合併症のリスクを抑えられる。

 富士フイルムは再生医療分野で研究や投資を進める。富士フイルム子会社の米セルラー・ダイナミクス・インターナショナル(CDI)はiPS細胞を使った再生医療製品を研究開発している。18年には細胞培養の栄養剤となる「培地」を手がける米企業を買収した。

【がん電話相談から】陽子線照射後のホルモン治療は必要?(2019/06/04 産経)

 Q 67歳の男性です。昨年の5月に人間ドックを受診しました。前立腺がんの可能性を調べる「PSA検査」の値が30と高く、その後、前立腺がんと診断されました。がんの悪性度を示すグリーソンスコアは8でした。ホルモン治療後に陽子線照射を行い、PSA値は0・01以下となりました。主治医からは2年間のホルモン治療を提案され、継続中です。PSA値が0・01以下となっているのにホルモン治療は必要なのでしょうか?

中外製薬、がん遺伝子検査の提供開始 シスメックスも(2019/06/03 日経)

 中外製薬は3日、がん患者の遺伝情報から最適な治療薬を選ぶ「がんゲノム医療」のための遺伝子の検査を始めたと発表した。5月29日に中央社会保険医療協議会(中医協)が保険適用にすると決めたことを受けて提供を始める。同様の検査システムを開発したシスメックスも検査を始めており、がんゲノム医療が本格化しそうだ。

 がん遺伝子パネル検査「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」の提供を始めた。中外製薬が検査システムを提供し、実際の検査はエスアールエルが受託する。

ネクターC社の皮膚がん薬で腫瘍消失の患者増加-オプジーボと併用(2019/06/03 Bloomberg)

 皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)の患者にネクター・セラピューティクスの治験薬を併用投与した臨床試験で、腫瘍が完全に消失した状態の患者の数が1年余りの経過観察後に増えたことがデータから示された。

 ネクターは1日、同社の治験薬「NKTR-214」(一般名:bempegaldesleukin )と「オプジーボ」を併用した進行性メラノーマ患者対象の第2相試験「PIVOT-02」の最新結果を米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次会合で発表した。

 それによると、有効評価対象の患者38人のうち完全奏効(CR)を達成した患者は13人となり、昨年11月のアップデート時点(9人)と比べ4人増えた。客観的奏効は20人で前回と変わらず、うち16人は奏効が続いている。

反ドーピング機関に一斉採用、シスメックスの検査機器(2019/06/03 日経)

シスメックスは3日、同社製の血液検査機器が世界反ドーピング機関(WADA)の認定・承認施設に一斉採用されることが決まったと発表した。6月から順次、多項目自動血球分析装置「XN-1000」が国内外で全30の分析施設に入る。同社によると測定精度の高さ、全世界で充実した保守管理サービスなどが評価されたという。

英アストラゼネカの「リムパーザ」、膵臓がんでも有効性-第3相試験(2019/06/03 Bloomberg)

 英アストラゼネカの「リムパーザ」(一般名:オラパリブ)は、「BRCA」と呼ばれる遺伝子の病的な変異が引き起こす乳がんと卵巣がんの治療薬だが、同じ遺伝子変異に関連する膵臓(すいぞう)がんの治療にも有効な可能性が示された。

 同社が発表した第3相試験の結果によると、化学療法後にリムパーザを1日2回投与された患者の無増悪生存期間(PFS)は約7.4カ月に達した。これに対しプラセボ群は3.8カ月だった。病気が進行しなかった患者の割合は2年後の時点でリムパーザ投与群が22%、プラセボ群が10%だった。

がんや認知症「検査拠点」郡山に誕生 創薬・研究センター開院(2019/06/03 福島民友)

 郡山市の脳神経疾患研究所(渡辺一夫理事長)が同市八山田に建設していた「南東北創薬・サイクロトロン研究センター」の開院記念式典が1日、現地で行われ、出席者らが新たな治療・研究拠点の誕生を祝った。

 同センターには、がんや認知症の検査に活用する最新の診断機器「半導体型PET―CT」を導入。新規薬剤の開発なども行う。

楽天メディカル社 アメリカ臨床腫瘍学会 (ASCO)にて、RM-1929による光免疫療法の第Ⅱa相臨床試験における良好な安全性プロファイル及び臨床的意義のある抗がん効果を発表(2019/06/03)

● 局所再発頭頸部癌患者を対象とした、RM-1929による光免疫療法の第Ⅱa相臨床試験において、全奏効率は43% (95%信頼区間:25.5 - 62.6)、有害事象が限定的であり、全般的に良好な忍容性であった。

● 米国、欧州、アジア太平洋地域で、約275人の局所再発頭頸部癌患者を対象とした、ASP-1929による光免疫療法に対する多施設無作為化二群間非盲検第Ⅲ相臨床試験「LUZERA-301」 を実施中である。

がん早期発見に劇的進歩もたらす新技術の正体~リキッドバイオプシーへの大きな期待と不安(2019/06/01 東洋経済)

 わが国の肺がん検診は胸部X線検査を用いるが、胸部X線検査の解像力は低く、微少な病変や心臓など縦隔組織と重なると見落としてしまうのだ。世界の趨勢は被曝量を減らした低線量CT検査である。ところが、わが国では、さまざまなしがらみがあり、胸部X線検査から低線量CT検査への移行が遅れている。

 そんな中で、がん検診の在り方を抜本的に変えるかもしれない画期的な技術が最近、開発された。それはリキッドバイオプシーだ。

 

非喫煙者と結婚、7割希望 国立がんセンター調査(2019/06/01 日経)

 国立がん研究センターは1日までに、独身者の70%は将来結婚する相手にはたばこを吸わないことを望んでいるというアンケート結果を公表した。妻や夫、子供がたばこを吸っている場合も家族の多くが「禁煙してほしい」と思っていると答えた。

 夫や妻が「毎日吸っている」「時々吸う日がある」と答えた人のうち「やめてほしい」と思っているのは61%だった。

「造血幹細胞」 文房具「のり」の成分使い初の大量培養に成功(2019/05/30 NHK)

 これまでほとんど増やすことができなかった血液の細胞の元になる「造血幹細胞」を、文房具の「のり」の成分を使って培養し、大量に増やすことにマウスでの実験で初めて成功したと東京大学などのグループが発表しました。ヒトの造血幹細胞でも増やすことができれば、白血病の治療などに応用できる可能性があるとして、関係者の注目を集めています。

 東京大学医科学研究所の山崎聡特任准教授などのグループは、文房具の「のり」の成分である高分子化合物のポリビニルアルコールの中で、マウスの造血幹細胞を培養したところ、1か月余りで200倍から900倍に増やすことに世界で初めて成功したと発表しました。

「がんで仕事辞める」3割超 国立がんセンター調査(2019/05/30 日経)

 国立がん研究センターは30日、「がんにかかったら仕事を辞めなくてはいけない」と考えている会社員の割合が、大企業で31.8%、中小企業で35.6%だったとする調査結果を発表した。

一方、がんになった時の相談先を尋ねる質問は、「会社には相談しない」とした人が大企業で11.8%だったのに対し、中小企業では25.3%と10ポイント以上の差が出た。大企業に比べて中小企業の相談体制が整っていない可能性がある。

未承認のがん免疫療法、効果不明で副作用も 学会が警鐘(2019/05/30 朝日)

 日本臨床腫瘍学会は30日、一部の医療機関で効果や安全性が証明されていない未承認のがんの免疫療法が実施されている、と一般向けに注意喚起の文書を公開した。

 学会によると、承認された免疫チェックポイント阻害剤であっても、治験(臨床試験)で効果や安全性が確認された用量でなく、5分の1や10分の1など勝手に量を減らして使ったり、承認されていないがんに使ったりと不適正な使用事例も報告されている。副作用に対処できず、重い副作用に苦しむ例もあるという。

なぜ1回の投薬で3000万円もかかるのか? 超高額医薬品を保険適用とする是非(2019/05/30 PRESIDENT)

 厚生労働省は5月15日、血液がんの白血病などに効く新しい治療薬「キムリア」に公的医療保険を適用することを決めた。その薬価(公定価格)は3349万3407円と3000万円を軽く越える。しかも1回分の価格だ。過去最高の薬価である。

 キムリア(一般名・チサゲンレクルユーセル)は、これまでの薬と全く違う新しいタイプの薬だ。患者の血液から免疫細胞(異物を攻撃するT細胞)を取り出してその遺伝子を操作し、がん細胞に対する攻撃力を高めてキムリアを作り出す。遺伝子操作された免疫細胞(キムリア)は、点滴によって静脈から患者の体内に戻される。CAR-T(カー・ティー)療法と呼ばれる新タイプの免疫療法薬だ。世界トップクラスの製薬会社ノバルティスファーマ(本社・スイス)が開発した。

がん画像診断見落とし、新たに患者1人死亡、計3人に 千葉大病院(2019/05/29 朝日)

 千葉大学病院(千葉市中央区)は29日、昨年6月に公表した患者9人の画像診断の見落としに絡み、膵(すい)がんなどで治療中だった60代の男性が3月に死亡したと発表した。また、70代男性の肺がんを担当医が見落とすなどし、治療開始が約2年遅れたことが新たにわかった。治療への影響は5人、うち死亡した患者は3人になった。

山本ビニター、ハイパーサーミアの新装置 占有面積を3割減に(2019/05/29 日経)

 加熱装置大手の山本ビニター(大阪市)は、がん治療に使う温熱装置の新型機を開発した。装置に半導体の技術を新たに取り入れたことで大幅に小型化し、占有面積を従来に比べて3割程度減らせる。1人あたりの治療時間も約2割短縮できる。

 開発したのは「ハイパーサーミア」と呼ばれる温熱療法に使う装置。温熱療法は高周波を患者のがん患部に照射して42~43度程度に温めることで細胞の死滅を促す。

装置を立ち上げる時間も10分と従来から半減させ、トータルの治療時間を40分に減らした。装置は税別1億6600万円の販売価格を想定しており、年20台以上の受注を目指す。

【がん電話相談から】腹膜播種手術後の人工肛門が不安(2019/05/28 産経)

Q 45歳の男性です。平成25年に虫垂がんと診断されました。手術後に抗がん剤治療を受けたのですが、その後2回、腹膜播種(はしゅ)(腹膜に腫瘍が種をまくように散らばった状態)になり、その都度手術を受けました。今年また、以前手術を受けた直腸切除後の腸管吻合部に直径4センチ大の腹膜播種が見つかりました。主治医からは抗がん剤治療で腫瘍が小さくなったら手術をすると説明されました。手術後は人工肛門になるといわれ、不安です。

800億円よこせ!免疫治療薬「オプジーボ」の特許対価めぐり対立…ノーベル受賞者・本庶さんと小野薬品(2019/05/27 Yahoo)

 昨年のノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑(ほんじょ・たすく)・京都大特別教授と、本庶氏の研究を基にがん免疫治療薬「オプジーボ」を開発した小野薬品工業(大阪市)が、特許の対価を巡って対立している。

庶氏は2003年、がん細胞を攻撃する免疫細胞に存在する分子「PD―1」を応用した新薬開発を目指し、特許を小野薬品と共同出願。14年発売のオプジーボは皮膚や肺、胃などのがん治療で用いられ、売り上げは昨年末までに世界で1兆円を超えた。

 一方、本庶氏が持つ特許に対し、小野薬品が示した対価は約26億円。さらに100億円規模とされる上乗せも提案したが、本庶氏側は「本来は800億円以上」と拒み、一切受け取っていない。

NEC、仏バイオベンチャーと共同で免疫療法ワクチン開発へ 米国で治験実施(2019/05/28 Med IT Tech)

 NECは⾃社のAI技術群を活⽤し、免疫治療法に特化した創薬事業に参⼊すると発表した。第⼀弾として欧⽶において、パートナーであるバイオテクノ

ロジー企業Transgene SAと共同で、頭頸部がんと卵巣がん向けワクチンの臨床試験(治験)を⽇本企業で初めて開始する。

がん細胞の遺伝⼦変異に伴って、新たに⽣まれるがん抗原「ネオアンチゲン」。正常な細胞には発現せずがん細胞のみにみられ、またその多くは患者ごとに異なることが知られている。

 今回FDA(⽶国医薬⾷品局)に実施の許可を得たのは、頭頸部がんと卵巣がん向けの個別化ネオアンチゲンワクチンの臨床試験。被験者から検体を採取し、AIで免疫活性に有効そうなネオアンチゲンを探索・選定し、 Transgene社の持つウイルスベクターをベースとする技術でワクチンを合成、投与する。検体採取からワクチン投与までを1カ⽉で⾏えるようにする予定だ。

がん細胞 ウイルスで退治、幹細胞を使う新手法(2019/05/26 日経)

 がんを倒すウイルスを幹細胞で運ぶ新たな治療法の研究が注目を集めている。がんが増殖しようと幹細胞を呼び寄せる性質を利用し、がんを狙い撃ちにする。副作用や転移を抑える可能性があると期待されている。

 兵庫医科大学の久保秀司准教授と米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の笠原典之教授らは、がんに集まりやすい新たな「がんウイルス療法」の研究に取り組む。久保准教授は「抗がん剤をがんへ運ぶのではなく、人体に害のない物質を抗がん剤に変える酵素をがん細胞に作らせる」と力を込める。

NEC、AIを活用した個別化がん免疫療法で創薬事業に本格参入(2019/05/27 マイナビ)

 NECは5月27日、同社のAI「NEC the WISE」を活用し、がんなどの先進的免疫治療法に特化した創薬事業に本格参入すると発表した。

 同社が参入するのは、自身の免疫系を利用してがんを治療する「がん免疫療法」の分野。NECでは正常な細胞と異常な細胞のゲノム情報を比較し、約30億塩基対の中からAIによって特徴的ながんの目印を探し、それに対応するワクチンをランキング付けして算出する。そして、ランキング上位の個別化ネオアンチゲンワクチン(TG4050)を生成し、患者に投与して、治癒に役立てる。

血液がん「多発性骨髄腫」悪化させる酵素 京大特定、薬剤耐性も(2019/05/27 日経)

 血液のがんの一種「多発性骨髄腫」の悪化や抗がん剤への耐性化に、特定の酵素の増加が関与しているとみられると、京都大の高折晃史教授(血液学)らのチームが27日までに英科学誌電子版に発表した。

この酵素はAPOBEC3B。チームは、多発性骨髄腫の一部の患者でこの酵素が過剰に増え、治療成績も悪いことに着目した。

 骨髄腫患者の細胞を使用した体外での実験で、APOBEC3Bがあまり作られないようにすると、病状の悪化や抗がん剤への耐性化の原因になるとみられる遺伝子変異の蓄積が見られなくなった。APOBEC3Bが普通に作られる場合は遺伝子変異が蓄積した。

スキルス胃がんの夫、現実が怖くて ニンジンジュースを作り続けた妻(2019/05/25 朝日)

 治すのが難しい「スキルス胃がん」の患者会で理事長を務め、勉強会を企画する轟(とどろき)浩美さん(57)。活動の原点には、2016年に亡くなった夫の哲也さん(当時54)を支えた日々があります。ニンジンジュースをめぐるバトルを乗り越え、ある思いにたどり着いたといいます。

健康診断で「がん」の早期発見はできる?(2019/05/25 excite)

■会社の健康診断の目的は「がんの早期発見」ではない

つまり、会社での健康診断は一般にがんを目的としたものではないのです。よって、会社の健康診断で問題ないという結果が出ているとしても、がんの心配がないわけではありません。

 がんの有無をより確実に見るためには、子宮がん検診や乳がん検診、胃カメラや注腸造影検査など、血液検査以外に触診や細胞診、レントゲン検査といったもう少し詳しい検査を行う必要があります。また、特定部位のがんにこだわらないスクリーニング検査にはPET検診が威力を発揮します。

 

米FDA、ノバルティスのSMA遺伝子療法「ゾルゲンスマ」承認 過去最高2.3億円(2019/05/26 日刊工業)

 米食品医薬品局(FDA)は24日、スイス製薬大手ノバルティスの遺伝性疾患の脊髄性筋萎縮症(SMA)に対処する遺伝子療法「ゾルゲンスマ」を承認した。2歳以下の小児に対する治療として認められる。

 価格は212万5000ドル(約2億3200万円)と過去最高額。ただ、ゾルゲンスマは1回限りの治療であるため、年間数十万ドルのコストがかかる長期療法と比べ、患者が負担する最終的なコストは低減されるとノバルティス幹部は説明している。難病情報センター(東京)によると、小児期までに10万人に1~2人の割合で発症するという。

【関連】脊髄性筋萎縮症 相次ぐ画期的新薬―遺伝子治療が来年登場、低分子薬でもスプライシング修飾(2018/10/31 Answers News)

iPS細胞使い、がんを攻撃 来春にも国内初の治験(2019/05/24 朝日)

 健康な人のiPS細胞から免疫細胞を作り、頭頸部(けいぶ)がんの患者に移植する臨床試験(治験)を、理化学研究所と千葉大のチームが来年2月にも国に申請する方針であることがわかった。iPS細胞を使って、がんを攻撃する治験は国内初という。

計画しているのは、理研生命医科学研究センターの古関明彦副センター長と千葉大の岡本美孝教授らのチーム。鼻や口など、顔や首周りにできるがんの患者で、標準的な治療後に再発したり、効果がなかったりした3人を対象にする。

 チームは「ナチュラルキラーT(NKT)細胞」と呼ばれる免疫細胞に着目。治験では、健康な人の血液から採取したNKT細胞からiPS細胞を作製。このiPS細胞を大量に増やした後、改めてNKT細胞に変化させてから、2週間ごとに計3回移植する。

小野薬品、米地裁決定に控訴へ がん免疫薬特許巡り(2019/05/24 日経)

 米連邦地裁が、本庶氏らの研究チームが発見したがん免疫薬に関する特許について、米ダナファーバーがん研究所の研究者2人を共同発明者と認定したことに対して、小野薬品工業が24日、控訴する方針であることがわかった。同社は「決定は不服であり、提携先の米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)と相談のうえ控訴する」とコメントした。

 

 

本庶さんの主張認めず 米地裁「オプジーボ発明は3人」(2019/05/23 朝日)

 オプジーボ開発者の本庶佑氏が持つ、がんの免疫治療薬に関わる特許について、米ボストンの連邦地方裁判所は、米などの2人の研究者も発明者に加えるよう求める判決を出した。

 判決が確定すれば、小野薬品や本庶さんに入る特許収入が減る可能性がある。

 判決は17日付。発明者と認められたのは、ダナファーバーがん研究所のゴードン・フリーマン氏とクリーブ・ウッド氏。

 免疫治療薬オプジーボの開発につながる本庶さんの6件の特許に2015年に同研究所が2人を発明者として加えるよう訴えていた。本庶さん側は、2人の貢献は発明者に加えるほど際立ったものではないと主張していた。

 判決は、3人が創薬につながる、免疫のブレーキ役をする「PD―1」「PD―L1」という分子の働きについて、1999年から2000年にかけて頻繁に会議して共同で論文を発表したり、実験データの共有をしたりしていたと指摘。「本庶氏の特許の発明の概念は、3人の科学者の協力の結果である」と結論づけた。

【関連】Dana-Farber Scores Major Legal Victory On Cancer Drug Patents Likely Worth Billions(2019/05/17 wbur)

オプジーボが効かないがんの正体が分かった!(2019/05/23 bioquick news)

 「黒色腫のような最善のシナリオでは、免疫チェックポイント阻害剤に反応する患者はわずか20〜30%だが、前立腺癌のように他のケースでは1桁の奏効率しかない。それは患者の大多数が反応していないことを意味する。 その理由を知りたかったのだ。」とRobert Blelloch博士

PD-L1は、これらの有効性の低い腫瘍によって大量生産されている、しかしその表面にタンパク質を提示する代わりに癌細胞はPD-L1を含むエキソソームを放出する。PD-L1が詰まったエキソソームは、がん細胞からリンパ系または血流を通ってリンパ節に移動する。

 そのため、腫瘍表面での免疫応答を遮断するのではなく、エキソソームPD-L1は免疫細胞がそこに到達する前に免疫細胞を阻害する可能性がある。 また、腫瘍表面に見られるPD-L1とは異なり、エキソソームPD-L1は、理由は不明だが、既存のチェックポイント阻害薬に耐性がある。

未治療のALK陽性非小細胞肺がんアジア人患者に対するファーストライン治療としてのアレセンサ単剤療法、無増悪生存期間を統計学的有意に改善(2019/05/23 オンコロ)

未治療のALK陽性非小細胞肺がんアジア人患者に対するファーストライン治療としてのALK阻害薬であるアレクチニブ(商品名アレセンサ)単剤療法の有効性、安全性を比較検証した第3相のALESIA試験(NCT02838420)の結果が公表された。

 非小細胞肺がんを発症する患者の内約5%はALK融合遺伝子陽性である。この結果、ファーストライン治療としてのアレセンサ単剤療法は、ザーコリ単剤療法に比べて約2倍程の無増悪生存期間(PFS)の改善を示した。

小野薬品「契約は妥当」 本庶氏との契約見直し否定 本庶氏、訴訟も検討(2019/05/22 日経)

 小野薬品工業は22日、本庶佑・京都大学特別教授ががん免疫薬を巡る特許料率の見直しを求めていることに対して「両者の合意のもと締結した」とのコメントを発表した。「今後も契約に基づき対価を支払う」と料率見直しに否定的な姿勢を示した。

 一方で小野薬品は若手研究者の育成を目指し京大への寄付を検討している。

本庶氏は日本経済新聞社の取材に対し、小野薬品からの寄付の意向について「提示された金額は以前に受けた特許料率の引き上げ提案と比べると悪くなっていた」と主張。そのうえで「以前の提案を復活させないなら訴訟提起を検討する」とコメントした。

光免疫療法薬RM-1929の局所再発頭頸部癌対象フェーズ2aの最終結果がASCOで発表へ、奏効率は50%

(2019/05/22 日経メディカル)

楽天メディカルは5月20日、光免疫療法薬であるRM-1929(ASP-1929)について、局所再発頭頸部癌患者を対象としたフェーズ2a試験の最終結果を明らかにした。

 RM-1929 は、光で活性化される色素(IRDyeR700DX)とセツキシマブとの複合体。癌細胞に結合したあと、非熱性赤色光で局所的に活性化、癌細胞を選択的に死滅させる。

 既に公開されているアブストラクトによると、フェーズ2a試験は手術、放射線治療、白金系抗癌薬ベースの化学療法を満足に行うことができない、局所再発頭頸部癌患者30人を対象に行われた。試験の結果、奏効率は50%、完全奏効率は16.7%、疾患制御率(DCR)は86.7%だった。 

「光免疫療法」の国際第3相治験が、局所再発頭頸部がんを対象に本格スタート(2019/05/21 オンコロ)

 国際第3相治験「LUZERA-301」が始まっていますが、どのような患者さんが対象ですか?

>LUZERA-301は、プラチナ製剤を含む標準的な全身化学療法を2種類以上行ったにも関わらず、治療の効果がみられなかったり、再発したりした局所再発頭頸部扁平上皮がんである18歳以上の患者さん275人が対象です。

 ランダム化比較試験で、183人が光免疫療法群、92人が標準的に使われている抗がん剤群に無作為に割り振られ、2つのグループの無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)を比較します。

がんを根絶やしにするためT細胞を「殺し屋」に育てるCAR-T療法の次の一歩とは?(2019/05/22 Gigazine)

 CAR-T細胞療法の成功の鍵は、「CD19抗体」と呼ばれるタンパク質と結合する抗体断片の存在にあります。抗体断片は、抗体が抗原であるCD19と結合した時に発される刺激分子や信号分子と結びつくもので、これがあるおかげでT細胞はがん特異的抗原を認識し、がん細胞を殺すことが可能になります。

 一方、CAR-T細胞療法の固形腫瘍に対する効果はこれまでのところ乏しいとされてきました。その理由は、固形腫瘍に対する治療効果を発揮するには、CAR-T細胞が腫瘍部分に集積・増殖する必要があるものの、そういった技術が確立されていないためです。そしてなぜ固形腫瘍の周りにCAR-T細胞が集まらないのかというと、多くのがん特異的抗原は細胞内に発現し、CAR-T細胞が認識可能な細胞表面に発現するがん特異的抗原は限られているからです。

キムリアによる白血病患者等へのCAR-T療法、既存の診療報酬を準用―厚労省(2019/05/22 medwatch)

 5月15日の中央社会保険医療協議会では、「キムリア点滴静注」(成分名:チサゲンレクルユーセル)の保険診療における評価法に関しては、既存の医療行為の診療報酬を準用して評価する方針を了承。

▼「患者自身からの細胞採取」:K921【造血幹細胞採取(一連につき)】の2「末梢血幹細胞採取」のロ「自家移植の場合」(1万7440点)

▼「リンパ球除去化学療法」:G004【点滴注射(1日につき)】(6歳未満の乳幼児で、1日分の注射量が100mL以上であれば98点、それ以外の患者で1日分の注射量が500mL以上であれば97点)など

▼「患者への投与」:K922【造血幹細胞移植】の2「末梢血幹細胞移植」のロ「自家移植の場合」(3万850点)

水虫の治療薬が胆道がん細胞の増殖を抑制する効果を持つことを発見(2019/05/21 MONOist)

 慶應義塾大学は2019年4月24日、同大学薬学部 准教授の齋藤義正氏らの研究グループが、白癬菌(水虫)の治療薬が胆道がん細胞の増殖を抑制する効果を持つことを発見したと発表した。体外で長期間培養したがん細胞を用いて薬物スクリーニングを実施し、白癬菌の治療薬「アモロルフィン」「フェンチコナゾール」が胆道がんの新たな治療薬となる可能性を見出した。

ナノキャリアが一段高、免疫チェックポイント阻害剤併用による治療効果増強に関し共同研究契約を締結(2019/05/21 みんなの株式)

 ナノキャリア<4571.T>が後場終盤になって一段高。午後2時ごろ、米国で第1/2臨床試験を進めているミセル化ナノ粒子製剤NC-6300に関して、川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)との間で共同研究契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

DNA製造をより速くそしてより簡単に、DNA Scriptが42億円強を調達(2019/05/20 TechCrunch)

 DNA Scriptは、新たに3850万ドル(42億円強)の資金調達を行った。

ゲノムの「分析」と「編集」を変革する新しい技術はすでに導入されていいたが、遺伝物質の「製造」方法に関しては過去50年間にわたってほとんど進歩してこなかった。それこそがまさに、DNA Scriptが取り組んでいる問題である。DNA Scriptの技術は、DNAが細胞内で組み立てられる酵素プロセスを模倣することで、エラーは少なく、そして化学的廃棄物は伴わずに、ヌクレオチドのより長い鎖を作ることを約束する。


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