LINEオープンチャット~「がんサバイブ・クラブ by がん経済新聞」

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「がんサバイブ・クラブ by がん経済新聞」

 

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【がん早期発見】CTC血液検査によるがん幹細胞の発見(白川太郎医師)


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【News】がん関連 最新ニュース

97自治体が独自通知 子宮頸がんワクチン接種(2019/08/31 中日)

 国が積極的な接種呼び掛けを中止している子宮頸(けい)がんワクチンについて、多くの自治体が対象者に対する個別の案内を控える中、全国で少なくとも九十七の自治体が独自に通知をしていることが分かった。厚生労働省が三十日、公表した。本紙の調べでは中部九県(愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀、静岡、石川、富山)でも二十一自治体が通知を実施。「将来の不利益にならないよう、ワクチンの存在を知らせる必要がある」などとして、情報提供に踏み切る動きが広がる現状が浮き彫りになった。

 

 厚労省によると、国内では年間一万人が子宮頸がんに罹患(りかん)し、亡くなる人は約二千七百人。原因となるウイルスの感染を防ぐワクチンは二〇一三年四月、法律に基づいて自治体が実施する定期接種となった。

 しかし、接種後に体調不良を訴える報告が相次いだことから、国は同年六月、ワクチンを公費負担による定期接種としたまま、接種を促す「積極的勧奨」を差し控えるよう自治体に通知。積極的勧奨の中止以降、約70%あった接種率は1%未満に落ち込んでいる。

 

「着床前診断に道を」目のがん女性患者、次男に遺伝(2019/08/31 産経)

 日本産科婦人科学会(日産婦)が着床前診断の審査体制の見直しに着手した。その背景には、対象の病気を「日常生活を強く損なう症例」にまで拡大したことによる波紋がある。「目のがん」で審査を待つ女性は「自分からの遺伝で、子供をつらい目に合わせたくない」と切実に訴える。

 

 大阪市の会社員、野口麻衣子さん(37)は生後間もなく、目のがんである「網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)」と診断され、右目を摘出。その後、左目にも腫瘍が見つかったものの、治療で視力は保たれてきた。

 病気の影響が再び影を落としたのは結婚後。次男(3)の両目にがんが見つかり、生後3週間で受けた診断名は「両眼性網膜芽細胞腫」。自分の病気が遺伝したことを知った。

 

皮膚がんをウイルスで治療、臨床試験を開始 信州大など(2019/08/28 朝日)

 信州大病院と東京大医科学研究所病院は27日、がん細胞を狙い撃ちするよう遺伝子操作したウイルスを使った、皮膚がん治療の臨床試験を始めると発表した。切除ができなかったり転移があったりする皮膚がん患者を対象に、安全性と治療効果を確かめる。

 臨床試験が始まるのは、口の周りに水ぶくれなどを起こす「単純ヘルペスウイルスI型」の遺伝子を改変した「T―hIL12」を使う治療。がん細胞だけで増え、増えるときにがん細胞をやっつけるよう遺伝子操作してある。免疫細胞を活性化するたんぱく質の遺伝子も加えてあるため、患者自身の免疫によるがん細胞の攻撃を強化する効果があると期待される。

 第1段階(第1相試験)は、標準的治療の効かなかった患者6人が対象。ウイルスを2~4回、がんができている部分に注射する。第2段階(第2相試験)は、標準治療のひとつである免疫チェックポイント阻害剤・オプジーボによる治療が予定されている患者18人を対象に、オプジーボとウイルス療法を併用する。

 

脳細胞の「若返り」に成功 多発性硬化症の治療法開発に期待(2019/08/28 Newsweek)

<細胞の勘違いを利用する手法で難病治療も可能に?>

マウス脳内の細胞を「若返らせる」ことに成功したと、英ケンブリッジ大学の研究チームが発表した。研究者たちは、これが難病の治療などに役立つことを期待している。

 彼らが調べたのは、若いマウスと老いたマウスの中枢神経系内にあるオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)。脳の機能維持に重要な役割を果たす幹細胞だが、老化による細胞周辺組織の硬化の影響を受け、OPCも老化することが分かった。

 研究チームはさらに、ピエゾ1という細胞組織の硬さを検知するタンパク質を老マウスのOPCから除去。すると、OPCに軟らかい環境下にいると勘違いさせ、若い細胞のような再生機能を回復させることができたという。老マウスのOPCを若いマウスの脳組織に注入すると、注入したOPCが若返ることも確認できた。

 

「苦しまずに死ぬ」ことはできるのか? 痛みに緩和ケア…誰もが不安な最期(2019/08/28 ZAKZAK)

 最近は、終末期患者さんに対する「緩和ケア」が進んでいます。緩和ケア病棟が併設され、設備とスタッフが充実しているところも多くなりました。ですから、それほど心配はいりません。とはいえ、がんでは、部位によっては痛みが強いことがあります。

 たとえば、膵(すい)臓がん。骨転移をした場合は、腰部が激しい痛みに襲われます。腰椎周辺には太い神経があり、がんがそれを圧迫するからです。また、手術や抗がん剤、放射線治療によって発生する痛みやしびれもあります。緩和ケアでは、鎮痛剤、モルヒネなどだけではなく神経ブロック(局所麻酔の一種)も使うのですが、効かない場合もあります。

 

糖尿病が認知症リスクを上昇させる がんを合併するとリスクはさらに上昇 日本人を調査(2019/08/28 糖尿病ネットワーク)

 糖尿病の人では、認知症とがんの両方の発症リスクが高まることが知られている。糖尿病とがんの両方を発症すると、軽度認知障害や認知症の発症リスクがさらに高くなることが、日本人を対象とした調査で明らかになった。

 

光免疫療法が目指すがん治療の未来―「がんで死なない治療」への挑戦(2019/08/28 がんプラス)

 抗体に光感受性物質を付加した薬剤を静脈注射した後に、病変に非熱性赤色光を照射することで、がん細胞を消滅させる「光免疫療法」が、新たながんの治療法として注目されています。日本では、2018年4月から国立がん研究センター東病院で、頭頸部がんに対しての治験が開始されました。また、2019年の米国臨床腫瘍学会で、第2a相臨床試験の結果が発表され、有効性、安全性ともに良好な結果が報告されています。

 

安価で安全ながん放射線治療「コータック」 臨床治験で目覚ましい効果(2019/08/27 Livedoor)

 増感放射線治療「コータック」とは、高知大学名誉教授で高知総合リハビリテーション病院院長の小川恭弘医師が2006年に開発した療法のことだ。

 乳がんや臓器や骨にできる固形がんの放射線治療を行う際に、オキシドールとヒアルロン酸の混合液をがんに注射することで、放射線の効き目を飛躍的に増大させる効果がある。がん治療薬というと、ノーベル賞受賞で有名になった「オプジーボ」など「費用が1回数千万円もする」という高価なイメージがあるが、コータックの治療費は「1回わずか500円ほど」だという。

 

 「今回の臨床治験の患者さんはすべて局所進行乳がん、あるいは再発乳がんで、つまり『ほかに治療法がない』という重度の患者さんばかりでした。乳がんの病巣としても直径5センチ以上の大きなものばかり。そんななか、45%にあたる5人が『部分寛解』でした。

 そして55%にあたる6人が『病状不変』という報告でしたが、これは、効果がなかったという意味ではありません。治療後もがんが残っていたとしても、短期間で必ず増大するところをコータック治療12カ月後でも『不変』だったという報告なのです。

つまり、治験を受けた患者さん全員の局所進行がんが、コータック治療によって『休眠状態』になったか、あるいは『死滅して繊維組織だけ残った状態』になったという結果が発表されたのです」

 

この結果により、イギリスではすでに、治験の次の段階であるフェーズ2に向けて準備が進んでいるという。

 

エクササイズ用の振動マシンに免疫細胞や腸内細菌の構成を健全化する効果が確認される(2019/08/27 excite)

 今回、新らたに行われたマウス実験では、“全身ぶるぶる”には免疫細胞や腸内細菌の構成を健全化するというまた別の健康効果が確認されたという。

 米オーガスタ大学の小児形成外科医であるジャック・ユー氏らは、肥満・インスリン耐性・2型糖尿病といった症状を防ぐタンパク質がない(レプチン欠損)マウスに1日あたり20分間、全身振動を加えるという実験を4週間行なった。

 すると、全身振動によってマクロファージの分布と構成に変化が生じていることが判明した。

 さらにフンの中に含まれている細菌にも変化が生じ、炎症を抑制するアリスティペス属の細菌が大幅に増加していた。
 これらの細菌は、体がブドウ糖を利用しやすくする短鎖脂肪酸を作り出すのだが、全身振動をくわえたマウスではそれが17倍にも増加していたのだ。

 

米J&Jに600億円の制裁金、オピオイド中毒めぐる訴訟で(2019/08/27 BBC)

 米オクラホマ州地方裁判所は26日、処方鎮痛剤などに含まれる麻薬性鎮痛薬オピオイドの中毒蔓延(まんえん)をめぐり、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンンソン(J&J)に5億7200万ドル(約606億円)の制裁金を支払うよう命じた。J&Jは判決直後に、上告の意向を示している。

原告のオクラホマ州は今年初め、米製薬業パーデュー・ファーマと2億7000万ドル、イスラエルのテヴァ・ファーマシューティカルと8500万ドルでそれぞれ和解しており、J&Jが最後の被告だった。

 

精子・卵子保存 支援を 若年がん患者に不妊の不安(2019/08/27 中日)

 医学の進歩で、小児がんや、AYA世代と呼ばれる十五~三十九歳のがんの治療成績が向上する中、子どもをつくれる可能性「妊孕性(にんようせい)」を残すことが課題になっている。精子や卵子を凍結保存する試みが広がるが、高額な自己負担など問題も多い。患者団体は「若い患者の未来を守って」と募金や署名活動に力を入れる。

 寄せられたお金は、締め切りまでの2ヶ月間で1386万3千円。目標の1000万円を大きく上回った。卵子や精子を凍結保存するのにかかる費用の一部を援助しようと、全国骨髄バンク推進連絡協議会(東京)が四月から、インターネットで寄付を募った成果だ。

 

不妊に関わる精子の遺伝子群、マウスで発見 阪大など(2019/08/27 朝日)

 大阪大などの研究チームが、ゲノム編集技術を使ったマウス実験で、精子の異常による不妊に関わる遺伝子群を明らかにした。

 研究チームによると、主に精巣で働く遺伝子は1千個ほど知られている。一つの遺伝子を働かなくしても、必ずしも不妊になるとは限らないという。研究チームは似た働きをもつ遺伝子同士が役割を補い合っていると推測。ゲノム編集技術を使い、似た働きをもつマウスの遺伝子をまとめて働かなくした。

 9番染色体にある九つの遺伝子を働かなくしたマウスでは、子どもが生まれる割合が1割以下に下がった。精子の運動性に問題はなかったが、子宮から卵管に進めなくなっていた。

 また、2番染色体にある別の八つの遺伝子を働かなくしたマウスでも同様だった。

 

遺伝子治療薬、9月から初の保険適用へ 厚労省が方針(2019/08/27 朝日)

 厚生労働省は、国内初の遺伝子治療薬「コラテジェン」を9月から公的医療保険の適用対象とする方針を固めた。遺伝子治療薬への保険適用は初めてで、投与1回あたりの公定価格は60万円とする。28日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で了承される見通し。

 コラテジェンは、手足の血管が詰まって血流が乏しくなり潰瘍(かいよう)ができる「慢性動脈閉塞(へいそく)症」の患者らが対象で、筋肉に注射して投与する。森下竜一・大阪大教授らが開発し、アンジェス(本社・大阪)が製造する。同社の予測では、患者数は年1千人弱、ピーク時の販売額は年12億円。今年3月に厚労省が製造販売を承認していた。

 

画期的抗がん剤「テセントリク」を小細胞肺がんにも適応拡大、最適使用推進GLや保険診療上の留意事項示す―厚労省(2019/08/26 メディウォッチ)

 オプジーボやキイトルーダなどの類薬である、画期的な抗がん剤(抗PD-L1抗体抗悪性腫瘍剤)「テセントリク点滴静注1200mg」(中外製薬、一般名:アテゾリズマブ(遺伝子組換え))について、従前の「非小細胞肺がん」に加え、新たに「小細胞肺がん」にも適応が拡大された。小細胞肺がん治療に本剤を使用する場合、肺がん治療の十分な経験を有する医師を治療責任者として配置した、がん診療連携拠点病院等で行うことが求められる―。

 

 厚生労働省は8月22日に通知「抗PD-L1抗体抗悪性腫瘍剤に係る最適使用推進ガイドラインの策定に伴う留意事項の一部改正について」を発出し、こうした点を明らかにしました.

 

免疫チェックポイント阻害薬による間質性肺疾患のリスク因子同定(2019/08/26 日経メディカル)

 最近発表された論文によると、非小細胞肺癌(NSCLC)の患者さんに対して免疫チェックポイント阻害薬を用いると、2.9~4.1%に間質性肺疾患(ILD)が起こることが分かっています。抗CTLA4抗体併用例も含めた報告だと、免疫チェックポイント阻害薬によるILDはもう少し多くなるようです。EGFR-TKIなどでも同水準の頻度なのですが、薬剤関連ILDとしては多い部類になります。また、発症すると約10人に1人が死に至るため、ILDを起こした場合、早期に対応することが重要です。

 どういう患者さんにILDが起こりやすいのかはよく分かっていませんでしたが、この研究では後ろ向きに患者特性を収集し、ILDを起こしやすい因子を同定しました。

 

NPO法人「がんのママをささえ隊ネットワーク ETERNAL BRIDGE(エターナルブリッジ)」(2019/08/26 読売)

 

がんと診断された時に、18歳未満の子どもがいる患者は年間5万6000人を超え、その子どもは年間約8万7000人いると、国立がん研究センターがん対策情報センターが2015年、推計値を発表しました。とりわけ、乳がんや子宮がんなど女性特有のがんで若い患者が増えており、「がんになる子育て中のママ」は今後、総計でかなりの数に上ると考えられます。

 

第5回がん撲滅サミット(11/17 東京・国際フォーラム)8/27からネット受付開始(2019/08/26 PR TIMES)

 2019年11月17日(日)午後1時~東京ビッグサイト7F 国際会議場で、「第5回がん撲滅サミット」が開催される。

 このたび本来の大会長だった故・北島政樹氏に代わる新大会長に原 丈人(じょうじ)氏(内閣府参与、アライアンス・フォーラム財団代表理事)が就任することが決定した。

 原丈人氏は1952年生まれで、もともと27歳まで考古学者だったが、研究資金を得るために米スタンフォード大学経営学修士課程に進み、29歳のときに光ファイバー・ディスプレイ開発会社を起ち上げ、紆余曲折を経ながらもシリコンバレーを中心に世界的なベンチャーキャピタリストとして活躍。たとえば、人工衛星から地上の新聞を読むことのできる高感度の解析機を開発したイスラエルの『ゾーラン社』のDVD技術をアメリカで上場させて世界を驚かせたのも原丈人氏である。

 

第5回がん撲滅サミット、入場は無料だが、事前入場エントリーによるチケットが必要。エントリーは大会HP(https://cancer-zero.com)の入場エントリーバナーから8月27日(火)午後3時以降、申し込むことができる。

 

大日本住友、抗がん剤臨床:胃がんに続いて膵がんでもフェーズ3試験失敗。経営計画に狂いも(2019/08/26 AnswersNews)

 大日本住友製薬が、重点領域と位置付けるがん領域の立ち上げに苦戦しています。ブロックバスターとなることを期待したナパブカシンは、胃がんに続いて膵がんでもフェーズ3試験に失敗。2022年度の目標売上高6000億円のうち900億円をナパブカシンで稼ぐとした中期経営計画のシナリオにも狂いが生じています。

 ナパブカシンは米子会社ボストン・バイオメディカル(BBI)が創製。大日本住友は、がん領域への参入を目指して2012年にBBIを買収しました。ナパブカシンは、がんの幹細胞性に関わる経路を阻害することで再発や転移を抑制するとされ、大日本住友はブロックバスターになると期待しています。

 

日経実力病院調査 膵臓がん、術前に放射線・抗がん剤(2019/08/25 日経)

 毎年3万人以上が死亡する膵臓(すいぞう)がん。診断と治療が難しく、部位別では肺、大腸などに次ぎ、4番目に亡くなる人が多い。

大阪国際がんセンター(大阪市)は2017年度の「手術あり」が全国1位の360例。がんが膵臓の内部にとどまる状態のステージ1から、がんが腹腔(ふくくう)の動脈などへ及ぶ3期の一部で手術で、切除する治療を選択している。

 現在の治療で根治を目指すためにはがんの切除が必要だが、患者の8割は見つかった段階で3~4期に進行している。消化器外科の高橋秀典・副部長は「手術ができる可能性があるのは患者全体の35%程度」と話す。手術はがんの位置によって胃や十二指腸などの一部も合わせて切除する。患者の体力を低下させないように、できるだけ周辺の臓器は残す。

 

ヨーグルトが男性の大腸がん予防につながる可能性、2つの乳酸菌が効く?(2019/8/26 ダイヤモンド)

 健康に良い食品として知られるヨーグルトは、男性の大腸がん予防につながる可能性があるようだ。米ハーバード大学医学大学院教授のAndrew Chan氏らが行った研究で、ヨーグルトを週に2サービング以上摂取する男性では、摂取しない男性に比べて大腸がんの前がん病変ができるリスクが26%低いことが明らかになった。一方、女性ではこのような関連は認められなかったという。

 

 Chan氏らは、今回の研究結果から、ヨーグルトに含まれる「ラクトバチルス・ブルガリクス」「ストレプトコッカス・サーモフィルス」と呼ばれる乳酸菌が、がんの原因となる腸内の化学物質の低減に有益である可能性が示唆されたとしている。また、ヨーグルトには腸内の酸化を抑える働きがあり、善玉菌が棲みつくのに適した環境を整えるほか、炎症を抑えることでがんリスクの低減につながる可能性が考えられるという。

 

小野薬品vs.本庶教授、大型新薬めぐり深まる溝

画期的がん治療薬「オプジーボ」の特許対価論争は、ついに裁判へ(2019/08/25 東洋経済)

 京都大学の本庶佑(ほんじょたすく)・特別教授が、がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許収入をめぐり、製造販売元の小野薬品工業を提訴する方針を固めた。オプジーボに貢献した対価として約150億円の支払いを求め、9月にも大阪地方裁判所に提訴する。

 本庶氏らは、オプジーボのもととなる分子「PD-1」を1992年に発見。その働きを解明した研究で2018年にノーベル医学・生理学賞まで受賞した功労者だ。

 オプジーボは14年9月に発売され、わずか3年目で製品売上高が年間1000億円を突破。海外企業からのロイヤルティー収入も含めると、前19年3月期の関連売上高は1500億円近く、今や小野薬品の全売上高の5割を占めるドル箱製品だ。18年に竣工した同社の東京ビルは、周囲から“オプジーボビル”とも呼ばれている。

 

がん細胞抑制物質、ブドウの軸から抽出 信大農学部とサンクゼール(2019.08/24 信州毎日)

 信州大農学部(上伊那郡南箕輪村)の藤井博教授(分子生物学)と食品製造販売サンクゼール(上水内郡飯綱町)の河原誠一取締役らの研究グループが23日、がん細胞の増殖を抑制する効果がある物質を、ブドウの房の軸から抽出することに成功したと発表した。捨てられることが多い軸に着目し、有効利用できることを実証した。

 物質はブドウやリンゴなどに含まれる「エピカテキンオリゴマー」。渋味成分でポリフェノール化合物の一種「エピカテキン」が複数連結した状態。

 藤井教授や同大バイオメディカル研究所の真壁秀文教授(生物有機化学)らのグループは2017年、エピカテキンオリゴマーががん細胞の増殖を抑制する効果があると確認したと発表。この時は市販の化合物から合成したが、今回は、ブドウの軸を煮たお湯を使った。分子レベルで分離する独自の方法で取り出すことに成功した。

 

中外製薬・抗PD-L1抗体テセントリク 進展型小細胞肺がんの適応追加承認取得(2019/08/23 ミクスonline)

 中外製薬は8月22日、抗PD-L1抗体アテゾリズマブ(テセントリク)について、進展型小細胞肺癌(ES-SCLC)への適応拡大を厚生労働省から獲得したと発表した。ES-SCLCに免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が承認されたのは、国内初となる。

 同剤は、18年4月に「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」を効能・効果として販売を開始し、同年12月に「化学療法未治療の扁平上皮がんを除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対する用法・用量の追加について承認を取得していた。現在、乳がんに対する適応拡大についても申請を行っている。

 

急速に様変わりする肝細胞癌の治療~日本臨床腫瘍学会2019(2019/08/22 日経メディカル)

 進行肝細胞癌の治療は急速に様変わりしている。1次治療にはソラフェニブ、レンバチニブ、2次治療にはレゴラフェニブがあり、今年6月にはラムシルマブ(AFP値400ng/mL以上の場合)が承認され、さらにカボザンチニブや免疫チェックポイント阻害薬の開発も進んでいる。分子標的薬の導入により肝動注化学療法(HAIC)や肝動脈化学塞栓療法(TACE)といった局所治療の位置づけも変化してきている。

 

九州労災病院、がん検査の検体取り違え 3年後に死亡(2019/08/22 朝日)

 九州労災病院(北九州市小倉南区)が2014年、子宮頸(けい)がんを疑われた大分県の50代女性の検体と陰性の検体を取り違えていたことがわかった。女性は別の病院で陽性と診断され、17年に死亡した。遺族は取り違えで発見が遅れたとして損害賠償を求め提訴。労災病院は死亡との因果関係はないと反論している。

 

「がんサバイバーの声を聞こう!」がん語る集いに2800人!若い世代も体験話す(2019/08/22 朝日)

 がん患者や家族らが参加する「ジャパンキャンサーフォーラム」(NPO法人キャンサーネットジャパン主催)が東京都中央区築地の国立がん研究センターであった。

 催しは17、18の両日で、セミナーや関連団体のブース展示など多彩なプログラムがあり、計2836人が参加した。「がんサバイバーの声を聞こう!」というセッションでは、小児期やAYA(思春期と若年)世代のがん経験者が語った。

 都内の公務員の女性(24)は昨年5月、社会人になって1カ月の22歳の時に骨肉腫と診断された。治療の影響が予想されることから、「すぐ治療に入るか、妊娠する力(妊(にん)孕(よう)性)を温存してからにするか、48時間で決断を」と言われた。その時に渡された資料の情報が不十分だったとして、「(より詳しい)冊子を作りたい。全国に配れば患者も向き合うことができる」と話した。

 

がんになっても働き続けたい~がんアライ部勉強会より(2019/08/21 日経Gooday)

 がんと就労の問題に取り組む民間プロジェクト「がんアライ部」が、2019年6月に人事担当者向けの勉強会を開催。「制度がなくても治療中の部下と良い関係性を築く方法とは」をテーマに、大手人材紹介会社ジェイエイシーリクルートメントに勤務するがんサバイバー(がん経験者)の金澤雄太さんと、上司の春野直之さんを迎えてパネルディスカッションを展開した。モデレーターを務めたのは、一般社団法人キャンサーペアレンツ代表の西口洋平さん。

 

がん細胞が糖質を数倍も吸収するためがん患者に糖は毒? がん罹患後の糖質制限食・ケトン食に根拠はあるか(2019/08/21 Yahoo)

がん細胞が糖質を数倍も吸収するから、がん患者に糖は毒?

「がん細胞が糖質を数倍も吸収するから、がん患者に糖は毒」という、一般の方から時々聞く話があります。

「糖質を摂るとがんが勢いづいて進行する」と恐れている方もいらっしゃいます。

 おそらくPET検査のような、がん細胞が数倍のブドウ糖を取り込む性質を利用した検査があることから、そのように解釈している方がおられるのでしょう。

そのためか「がん患者に糖は毒で糖質制限食やケトン食が良い」と一部で語られます。それなので、中には徹底的に糖質を抑える人もいます。

ただそれは妥当なのでしょうか?

 

日本郵便また不適切問題 委託販売のがん保険でも二重払いや無保険状態(2019/08/21 FNN)

 問題のケースは、日本郵便がアフラックから販売を委託されたがん保険で、古い契約から新しい契約に乗り換える際に発生していて、保険料の二重払いや、無保険状態となった事例が、2018年5月から2019年5月までで、あわせておよそ10万4,000件あったという。

 アフラックのがん保険は、加入後3カ月間は保障が受けられない仕組みだが、アフラックは2014年に、乗り換え時に新規契約分の保険料を支払うだけで済む、条件付き解約制度を導入している。

 日本郵便は、アフラックから、この制度の導入を提案されていたものの、これまで採用していなかった。

 

ブライトパス・バイオが続騰、信州大とがん療法で共同研究開発契約締結(2019/08/20 朝日)

 

 ペプチドワクチンや遺伝子変異ワクチン等がん免疫療法に特化している東証マザーズの創薬ベンチャーのブライトパス・バイオ(4594)が続騰した。午後0時33分現在、前日比38円(14.39%)高の302円で推移している。一時は307円まで上伸した。

 

がんのCAR-T細胞で骨肉腫治療 信大、20年度内の治験開始目指す(2019/08/20 信州毎日)

 信州大(本部・松本市)は19日、がんの新たな免疫療法として知られる「CAR(カー)―T細胞療法」を骨肉腫の治療に応用するため治験に乗り出すと発表した。同療法は白血病などの「血液がん」での有効性が判明しているが、骨肉腫のような「固形がん」への応用法は確立されていない。信大は安全性などの研究を進め、2020年度内の治験開始を目指す。

 信大の中沢洋三教授と京都府立医科大の柳生茂希助教らは、電気刺激と酵素を利用した方法でCAR―T細胞を作り、さらに新たな方法で培養して体内で効果が持続するよう改良。固形がんでも効果が得られることを実験で確認した。

 治験は化学療法や手術では治療が難しい難治性の骨肉腫患者を対象に行う。再発や転移を起こしていると生存率は低くなり、有効な治療法が待たれている。信大は創薬会社「ブライトパス・バイオ」(東京)と共同開発契約を結び、安全性、有効性の確立に向けて研究を進める。

 

直腸がん、肛門温存術を受けたい 何を残すのですか?(2019/08/20 Sankei Biz)

Q 50歳の男性です。今年6月に病院で精密検査を受けたところ、直腸がんと診断されました。リンパ節転移はなくステージ2でした。手術の場合、人工肛門になる可能性もゼロではないようです。人工肛門は想像するだけで気持ちが重くなります。肛門を温存できると聞いたのですが、どういう手術ですか。

 

A 直腸は大腸の一部で、一番肛門に近いところにあります。直腸がんの肛門温存術というのは、肛門近くにがんができた場合でも、がんを根治的に切除した上で、肛門を温存する(残す)という術式です。

 

乳がん細胞を脂肪細胞に変えることに成功:バーゼル大学の研究(2019/08/19 NewsWeek)

 国際がん研究機関(IARC)の推計によると、乳がんは、肺がんに次いで罹患数が多く、2018年に乳がんと診断された患者の数は、世界でおよそ210万人にのぼる。

 スイスのバーゼル大学の研究チームは、上皮間葉転換(EMT)や間葉上皮転換(MET)といったがん細胞が体中に広がるときのメカニズムを活用し、米食品医薬品局(FDA)の承認薬によって乳がん細胞を脂肪に変えることに成功した。一連の研究成果は、2019年1月14日、がん領域の学術雑誌「キャンサー・セル」で公開されたが、再び今話題になっている。

 

「安い抗体医薬」へ生産設備参入 東洋エンジや日揮(2019/08/18 日経)

 エンジニアリング大手が製造コストを抑えたがん治療向け「抗体医薬」の生産設備の開発に動き出す。東洋エンジニアリングは原料を無駄なく使える設備を用い、製造コストを3割程度抑えた。抗体医薬は治療効果が高いとされるが、月数十万円の費用がかかるがん免疫薬「オプジーボ」など高額薬が医療保険財政を圧迫する懸念がある。製造コストを削減できれば、薬価の抑制につながる可能性がある。

 

 生産プロセスは大きく、抗体の培養と、抗体から不純物を取り出して製品化する精製の2工程に分けられる。コストの6~7割を占めるのが精製工程だ。

 

 東洋エンジは原材料となるたんぱく質を連続して投入するプラントを開発した。このたんぱく質は1リットル100万円かかり、精製工程のコストの大半を占める。従来製法は4~6割を無駄にしていたが、全て活用できるようになるという。生産全体のコストを3割下げられる。設備は数億円程度でまず国内の大手製薬会社に納入し、将来は海外にも販売する計画だ。

 

 日揮は培養工程の生産性を高める技術を開発した。細胞を傷つけないようかき混ぜる仕組みで、最大で従来の2倍の抗体をつくり出すことに成功した。

 

メタリカ、小児がん病院建設のため2,900万寄付(2019/08/16 Billboard japan)

 ロックバンドのメタリカが、ルーマニア初の小児がん病院の建設のために277,600ドル(約2,945万円)を寄付したことが分かった。

 メタリカはルーマニアで非常に高い人気を誇っており、バンドの非営利団体「All Within My Hands」によると、今回の寄付はルーマニア・ナショナル・アリーナで開催されるソールドアウト公演を前に行われた。寄付金はルーマニアの医療設備の最新化を進め、がん生存率の向上や、ルーマニア初となる放射線治療やがんを研究するセンターの建設に力を入れている団体「Daruieste Viata」に渡った。

 団体によるとルーマニアのがん生存率は欧州連合国の平均を大きく下回るという。病院の建設は2018年から始まっており、2020年に完成する見込みだ。

 

米国、ゲノム編集で目の病気治療 体内の遺伝子を直接操作(2019/08/16 中日)

【ワシントン共同】遺伝子を効率的に改変できるゲノム編集技術の「クリスパー・キャス9」を使い、目の病気の原因遺伝子を修復する遺伝子治療の臨床試験を米国で年内に始めると、米バイオテクノロジー企業が15日までに発表した。クリスパー法で人の体内で遺伝子を直接操作する世界初の臨床試験という。

 

 昨年発覚した中国の研究者による受精卵へのゲノム編集のように影響が将来世代に引き継がれる恐れはなく、遺伝子の改変は患者の患部に限定されると想定している。

 

NTRK融合遺伝子陽性の固形癌に対する治療薬が世界に先駆け承認(2019/08/16 日経メディカル)

 2019年6月18日、抗悪性腫瘍薬エヌトレクチニブ(商品名ロズリートレクカプセル100mg、同カプセル200mg)の製造販売が承認された。適応は「NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌」、用法用量は「成人には1日1回600mg。患者の状態により適宜減量する。小児には1日1回300mg/m2、最高投与量は1日1回600mgを超えないこと。なお、体表面積別の小児患者の投与量に関しては添付文書を参照」となっている。

 

 神経栄養因子受容体チロシンキナーゼ(NTRK)融合遺伝子とは、トロポミオシン受容体キナーゼ(TRK)蛋白質(TRKA、TRKB、TRKC)をコードするNTRK遺伝子(NTRK1、NTRK2、NTRK3)と他の遺伝子(ETV6、LMNA、TPM3など)とが染色体転座を起こした結果、両者が融合して生じる異常な遺伝子である。このNTRK融合遺伝子から作られる融合TRKにより、癌細胞の増殖が促進されると考えられている。NTRK融合遺伝子の発生は非常に稀であるが、成人や小児の様々な固形癌や肉腫などで確認されている。NTRK融合遺伝子の陽性率は、一般的に結腸・直腸癌など患者数の多い癌では低く、乳腺分泌癌など患者数の少ない癌で高い傾向がある。このことから、患者数は極めて少ないと推定されている。

 

子宮体がん、閉経後の肥満に要注意 この10年で倍増(2019/08/16 朝日)

 婦人科がんの中で一番多いがんは何でしょうか? それは子宮体がんです。発生数がこの10年の間に約2倍に増加しました。子宮体がんは月経が起こったり、妊娠の場所となったりする子宮内膜から発生するがんです。子宮体がんのすべてではありませんが、その多くは肥満が大きな要因になっています。

子宮体がんはエストロゲン依存性です。すなわちエストロゲンが発がんに関与しており、全体の8割は閉経後の50歳以上で発症します。

 

 さてここで疑問を感じませんか。閉経すると卵巣からエストロゲンが分泌しないのに、なぜ閉経後の発症が多いのか?それは脂肪、特に内臓脂肪がエストロゲンを作っているからです。その仕組みを説明しましょう。

 

がんに罹りにくい血液型は何型?O型はがんになりづらい!(2019/08/11 SputnikNews)

 スウェーデンのカロリンスカ研究所の医師らは、35年にわたって約110万人の健康状態を観察した。A型の持ち主は他の血液型よりも胃がんのリスクがかなり高いことが分かった。またB型とAB型は、すい臓がんになる可能性が他の血液型よりも高いことも判明した。

 O型は他に比べて胃炎、胃潰瘍、その他胃腸異常と診断されることが多いが、消化器系がんのリスクが高まるわけではない。

ちなみに、O型は負傷による死亡リスクが高いという他の研究もある。AB型は認知症になりやすいと言われている。

 

上皇后さま、早期の乳がんで手術へ(2019/08/09 日経)

 宮内庁は9日、上皇后さまの左乳腺に悪性を疑わせる所見が認められ、検査の結果、比較的早期の乳がんと診断されたと発表した。8月下旬まで静養した後、9月以降に手術を受けられる。転移している可能性は低いという。

 同庁によると、84歳の上皇后さまは7月12日の健康診断で乳腺のエコー検査を受けられた際、左乳腺に腫瘤(しゅりゅう)が認められた。磁気共鳴画像装置(MRI)による追加検査を同15日に行い、悪性を疑わせる所見が認められた。8月2日に受けられた組織検査で乳がんが見つかったという。

 

樹木希林と加藤治子が通った…鹿児島の「がん放射線治療~四次元ピンポイント照射」とは(2019/08/09 週刊現代)

 希林さんは'04年に乳がんが発覚、翌年に右乳房の全摘手術を受けた。その後は治療と再発を繰り返しながら、'13年3月の日本アカデミー賞の授賞式で「全身がん」を告白した。

 そんななか、希林さんがひっそりと通い続けていたクリニックが鹿児島県鹿児島市にある。

 名前は「UMSオンコロジークリニック(以下、UMS)」。鹿児島空港から車で約40分、県内一の繁華街「天文館」から徒歩数分の場所にある。

 

がんの5年生存率、全体66.1%、胃71.6%、大腸72.9%、乳房92.5%、肝40.0%、肺40.6%―国がん(2019/08/08 メディウォッチ)

 2009年および2010年にがんと診断された患者の5年生存率(がん以外の死亡原因を除去した相対生存率)は、全体では66.1%で前年調査に比べて0.3ポイント向上。5大がんについて見ると、▼胃がん:71.6%(前年調査に比べて0.5ポイント向上)▼大腸がん:72.9%(同増減なし)▼乳がん:92.5%(同0.2ポイント低下)▼肝臓がん:40.0%(同0.4ポイント向上)▼肺がん:40.6%(同0.6ポイント向上)—などとなった―。

 

高額のCAR-T細胞療法、全米でメディケアの給付対象に(2019/08/08 Bloomberg)

 米政府は、遺伝子操作を加えた患者のT細胞を使うがん免疫療法であるCAR-T細胞(キメラ抗原受容体T細胞)療法を全国でメディケア(高齢者・障害者向け医療保険)の給付対象にすることを決めた。CAR―T細胞を用いる治療薬はノバルティスとギリアド・サイエンシズが提供しているが、メディケア給付が一貫していないことが利用の妨げとなっていた。

CMSを率いるシーマ・バーマ氏によると、同センターはCAR-T細胞療法について支払う価格をまだ設定しておらず、医療機関側のコストの65%を負担する方針。

 CAR-T細胞療法の薬は非常に高額で、ノバルティスの「キムリア」の価格は急性リンパ性白血病の子供向けで47万5000ドル(約5040万円)。びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療でキムリアとギリアドの「イエスカルタ」は37万3000ドルの費用がかかる。

 

フコイダン販売会社シンゲンメディカル社長ら薬機法違反で逮捕 「がん細胞自滅」をうたい28億円売上(2019/08/07 産経)

 がん患者らに健康食品を「がん細胞が自滅する」と宣伝して販売したとして、大阪府警生活環境課は7日、医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の広告、販売)容疑で健康食品販売会社「シンゲンメディカル」(東京都中央区)の社長、藤岡成友(まさとも)容疑者(46)=東京都港区=ら同社幹部4人を逮捕した。

逮捕容疑は今年3~6月ごろ、医薬品としての承認を受けていない健康食品「全分子フコイダンエキス2000」にがん細胞を自滅させる効能効果があるなどとインターネット上で広告し、いずれも大阪府内の60代の男女3人に販売したとしている。3人のうち2人はがん患者で、ほかの1人も親族ががんを患っていたという。

 府警などによると、この商品は約3千円で仕入れていたが、約5万2千円~8千円で販売。同社は平成20年に大阪市で設立し、当初から海藻由来の成分を含んだ「フコイダンエキス」と称する商品などを販売。過去3年間だけでも約9900人に商品を販売し、約28億7千万円を売り上げていたという。

 

免疫療法薬キイトルーダ、オプジーボを超える! 19年4~6月製品売上ランクで初の首位 上期に560億円超え(2019/08/07 ミクスonline)

 IQVIAは8月6日、2019年第2四半期(4~6月)の国内医療用医薬品売上ランキングの1位が、がん免疫療法薬キイトルーダになったと発表した。同剤は四半期ベースの売上で初めて首位にたった。

 薬価ベースの売上は315億7800万円、前年同期比64.1%増だった。同剤の第1四半期(1~3月)売上は249億で、単純合算すると、19年上期売上は564億円となる。年ベースで1000億円を超える可能性がある。

 キイトルーダの競合薬のオプジーボの上期売上は480億円だった。キイトルーダとオプジーボの売上の差は広がっている。

 キイトルーダは非小細胞肺がんに対し、PD-L1陽性なら単剤で、陰性でも標準化学療法との併用で、いずれも1次治療から使えることが急成長の理由のひとつと思われる。

 

第一三共が抗がん剤で米国市場を開拓、どん底から再建し株価上昇(2019/08/06 Bloomberg)

 第一三共は、英製薬大手アストラゼネカとの抗がん剤分野での提携を踏まえ、今後は研究が最も進んでいる米国で「メジャーなプレーヤーになる」ことを目指している。中山譲治会長がブルームバーグのインタビューで明らかにした。  

 第一三共は3月にアストラゼネカと抗がん剤「トラスツズマブ・デルクステカン(開発名はDS-8201)」の開発・販売で提携すると発表。提携を通じて米国で販売経験を積み、現地医療機関との関係構築を狙っている。同剤は乳がんや胃がん、大腸がんなどを対象とする。

 

大腸がん治療薬 血液で効果予測、シスメックス(2019/08/06 日経)

 血液検査機器大手のシスメックスは大腸がんの薬の治療効果を予測する検査サービスを9月にも始める。専用の遺伝子検査機器について、国内の製造販売承認を取得した。医療機関から提供を受けた血液を検査し、3週間程度で結果が分かる。

 がん細胞が持つ分子を狙い撃ちにできる「分子標的薬」の投与前に、血中の遺伝子を検査する。薬が患者にどう適応するのか、医師の判定材料となる情報を調べる。再発時に薬の効果が再び得られるかどうかも検査できる。同社は早期の保険適用を目指す。

 

青森大、薬学部に創薬研究拠点を創設 オプジーボに次ぐ免疫療法薬開発を目指す(2019/08/05 日経)

 青森大学は薬学部に創薬研究拠点「青森ねぶた健康研究所」を開設した。がんの免疫療法に携わる北海道大学の瀬谷司教授を所長に招いた。瀬谷教授が特許を持つ、副作用のない免疫増強剤をがん治療薬として創薬することを目指す。

 国から2019年度を初年度とする3年間で約3億円の支援を得て、動物実験を経て臨床段階の前まで研究開発を進める。研究開発するがん治療薬は「オプジーボ」と同様の免疫療法。瀬谷教授は「オプジーボは免疫のブレーキを解除する役割だが、それとは違い、免疫のアクセルを強める薬」と説明。オプジーボと併用することも可能だという。

 

がん免疫薬、効かないワケは? 大学など仕組み探る(2019/08/05 日経)

 がん研究会のがん化学療法センター片山部長らは、がん免疫薬のうちで、がん細胞が持つ「PD-L1」分子につく抗体医薬に注目。この抗体は分子につくことで、免疫細胞ががん細胞を攻撃するのを妨げているブレーキを外し、殺傷能力を高める。

 この薬が当初は効いていたが、3カ月から3年で効かなくなった17人のがん患者の遺伝子を網羅的に解析。4人のがんで遺伝子の働きが変わり、血液中にPD-L1分子を分泌するがん細胞ができていると分かった。このタイプの大腸がん細胞を移植したマウスでは、抗体を投与してもがんが大きくなるのを止められなかった。

 片山部長は「投与した抗体が血液中のPD-L1分子につき、肝心のがん細胞に結合できなくなった。そのために薬効が下がった」と考えている。分子を分泌する細胞ががんの中に1%あるだけで、抗体の効き目が下がる可能性がある。

 

アデノプリベント、大腸がんのリスク検査で新手法(2019/08/04 日経)

アデノプリベントは静岡県立大学の渡辺賢二教授の研究成果を事業化するために、ヘルスケアシステムズや渡辺教授が5月に設立したスタートアップ。大腸がん患者の7割が感染している遺伝性の毒性物質「コリバクチン」を生み出す腸内細菌を簡単に検出できるようにした。

8月からヘルスケアシステムズと共同で健康診断を手掛ける医療機関向けにサービスを提供し、5年間で300万人の検査実施を目指す。

 

乳がんを告知された看護師が絵本を作った理由(2019/08/05 東洋経済)

 毎年約5.6万人———18歳以下の子どもがいて、がんが見つかった人たちの数だ。東京ドーム球場の収容人数5.5万人を上回る。だが、働き盛りでがんになった人たちの、生の声を聞く機会はまだ少ない。一方で、世の中には「がん=死」という固定観念がまだまだ根強い。

 国立がん研究センターの統計(2019年1月21日更新)によると、がんの患者の5年相対生存率は男女計62.1%(男性59.1%、女性66.0%)。今や過半数を占め、実際には「付き合っていく病気」に近づいているのに、だ。

子どもを持つがん患者のコミュニティーサービス「キャンサーペアレンツ」会員の協力の下、各自が病気とどう向き合い、新たな生活を手作りしていったのかを紹介する。何らかの困難に直面しても、成長につなげられるヒントがそこにある。

 第1回目は乳がん治療中の看護師、嶋田美佳(仮名・50歳)。多くのがん患者や家族と向き合ってきた彼女自身が、告知を受けてから試行錯誤を経て気づいた家族の絆や、新たに始めたことを紹介する。

 

楽天の「光免疫療法」考案者「壊れたがん細胞が免疫細胞を活性化」(2019/08/05 日経ビジネス)

 楽天は7月31日、三木谷浩史会長兼社長が出資し、会長兼CEO(最高経営責任者)を務める楽天メディカル(米カリフォルニア州)に1億ドルを追加出資した。今回の出資で、楽天メディカルは現在臨床試験の最終段階にある光免疫療法の販売体制整備の準備を開始する。三木谷氏がこれだけ肩入れする光免疫療法とはどういうものか。大本の研究者である米国立衛生研究所(NIH)・国立がん研究所の小林久隆氏に聞いた。

 

京大、再生医療普及へ新法人 iPS細胞安定供給担う(2019/08/04 日経)

 京都大学の山中伸弥教授らは再生医療の切り札とされるiPS細胞の製造や供給を担う新法人を今夏にも設立する。

 iPS細胞を使う再生医療では、治療が難しかった目の難病や脳の病気を治す臨床研究が始まっている。脊髄損傷などの治療も計画されており、iPS細胞を着実に治療現場へ届けるしくみが必要だと判断した。再生医療が研究段階から普及期をめざす新たな局面に入る。

 山中教授が所長を務める京大iPS細胞研究所からiPS細胞の製造などを担う約100人を分離し、公益法人を立ち上げる。名前は「京都大学iPS細胞研究財団」を軸に調整している。

 

肝臓がん「生存期間2倍に」…近大など新治療法(2019/08/04 読売)

 昨年、がん細胞を狙い撃ちする抗がん剤「レンバチニブ」が、中等度進行がんを含む手術不能の肝臓がん治療薬として承認された。

 開発に協力した近大の工藤正俊・消化器内科教授らは、肝臓へのダメージが小さいこの薬で先に治療し、兵糧攻め治療につなげた方が効果が高まると推測。国立がん研究センター東病院(千葉県)や高松赤十字病院(香川県)などの協力を得て、研究に着手した。

 対象は、中等度進行がんの中でも重い患者。この薬を先に使った30人と標準治療の60人を比較したところ、新治療の平均的な生存期間は37・9か月で、標準治療(21・3か月)の2倍近くに延び、がんが全て消えた人も4人いたという。研究成果は7月31日、国際医学専門誌に掲載された。

 

がんの「味方」を攻撃 薬効妨げる細胞・組織を狙え(2019/08/03 日経)

 千葉大学(千葉市)で溶液を冷やす作業が進む。秋田英万教授が「がんを守る免疫細胞をたたく材料を作る」と話す。脾臓(ひぞう)が細胞を作るのを防ぐ技術を田中浩揮特任助教と開発した。

 脾臓が作るこの細胞は、がんをたたくT細胞などの働きを抑える。小野薬品工業の「オプジーボ」など免疫の力を使うがん免疫薬の効果を弱める。そこで細胞の生産を阻む化合物を、脾臓へ届ける脂質と一緒にマウスへ投与。大腸がんや乳がんの増殖を抑えた。10年後の臨床を目指す。

 

安くて安全にがんを消す放射線療法「コータック」が「日本ベンチャー学会会長賞」受賞(2019/08/03 女性自身)

 『増感放射線療法・コータック』は小川さんが2006年に高知大学で開発した放射線療法。大きくなって放射線療法が効きにくくなったがんの効き目を3倍にする、画期的な治療法だ。全国の病院で臨床試験が行われ1千例を軽く超える治療実績がある。

 自身で20年来、研究・改良に心血を注いできた「コータック」の意義について、次のように話す。

「(オプジーボを含め)数千万円もする高価ながん治療薬があるなか、コータック治療は1回わずか500円。というのは、コータックは消毒液でもあるオキシドールと、健康食品や美容液にも使われるヒアルロン酸をがんに注入するだけで、ほとんど副作用なく、がん細胞を弱らせることができるからです。わが国で1年間に約9万人の女性が新たに罹患される乳がんに対しては、ほぼすべての患者さんで乳房切除手術をせずにこのコータックで治療することができます。ほかにも多くの固形がんを手術なしに治療することが可能です」

 

高額薬は誰のもの がんは克服できるか(2019/08/03 日経)

「実証!これが37万ドル(約4000万円)のスーパー細胞だ!」

米テキサス州ヒューストンのMDアンダーソンがんセンターの病室。トッド・シャイブリー(53)はベッドから、ツイッターに興奮気味に投稿した。

 手にした点滴剤は米ギリアド・サイエンシズの「イエスカルタ」だ。スイス・ノバルティスの「キムリア」と同じようにCAR-T技術を使ったがん治療薬で、2017年に米国で新薬承認を受けた。がんを攻撃するように遺伝子を改変した自らの免疫細胞が入っている。

 

 4月にがん細胞がなくなる「完全寛解」と診断された。7月の検査でも再発していない。6年前にがんを発症し、いくつもの抗がん剤を試してきた。今回は「治るかもしれないという可能性が見えてきた」

 

近畿大・工藤教授 肝細胞がんへの適応拡大のサイラムザ 認容性高く高齢者に期待(2019/08/02 ミクスonline)

 近畿大学医学部消化器内科学の工藤正俊主任教授は8月1日、日本イーライリリーの肝細胞がん治療薬サイラムザ(一般名:ラムシルマブ(遺伝子組み換え))について、治験データを踏まえ、認容性が高く、「高齢の日本人患者にも向いている薬ではないか」と意義を強調した。同剤は19年6月に、「がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400ng/mL以上の切除不能な肝細胞癌」に対する適応を追加で取得している。

 同剤は血管新生阻害剤で、がんの転移や増殖に関わる血管新生を促すVEGF受容体2(血管内皮細胞増殖因子受容体2)を阻害し、効果を発揮する。すでに胃がん、直腸がん、肺がんの治療薬として承認を取得していた。

 

“異端”の躍進、がん治療に変革もたらすウイルス療法薬(2019/07/31 Money Plus)

 ウイルスは病気を引き起こす厄介な存在ですが、その感染・増殖力を逆手に取り、がんを叩く薬剤が開発されています。それが、がんウイルス療法薬です。

 バイオベンチャーのオンコリスバイオファーマは4月8日、ウイルス製剤「テロメライシン」に関する中外製薬との提携を発表しました。テロメライシンは、アデノウイルスを利用したがんウイルス療法薬です。この発表でオンコリスの株価は急騰し、4日間で倍近くの水準にまで上昇しました。 

 がんウイルス療法薬は、正常細胞ではほとんど増殖せず、がん細胞で高い増殖能を示すウイルスを利用した抗がん剤です。日本人の多くが感染しているヘルペスウイルスや、風邪の原因として知られるアデノウイルスなどが使われます。

 

 日本では東京大学で、脳腫瘍の患者を対象に「G47Δ(デルタ)」というヘルペスウイルスを利用した治験が行われました。

 中間解析では、治療開始後1年生存率が92.3%と既存治療の15%を大きく上回りました。また、岡山大学では食道がんを対象としたテロメライシンの放射線併用による臨床研究が行われ、61.5%の患者のがんが消失するなどの結果が報告されました。

 ウイルス療法はがんに対する免疫を高めることも分かり、「ヤーボイ」や「オプジーボ」などの免疫チェックポイント阻害剤との併用も期待されています。免疫チェックポイント阻害剤とは、がんが免疫を抑え込む仕組みを解除する薬剤です。これに、がんウイルス療法薬が高めた免疫の力を加え、より強力にがんを叩くという戦略です。

 タカラバイオのヘルペスウイルスを利用した腫瘍溶解性ウイルス「C-REV」もその一つです。米国で悪性黒色腫(メラノーマ)の患者を対象にした臨床試験では、がん細胞が縮小、消滅した人はヤーボイだけでは2割程度ですが、C-REVとの併用で41%に高まりました。

 

【がん電話相談から】抗がん剤は苦痛も再発怖い 予防的な治療で投与(2019/07/30 産経)

Q 80歳の男性です。私はこれまで病気ひとつせず、ずっと健康体でやってきました。ところがせきとたんがひどくなり、生検で組織を取ったら肺がんと診断されました。

 3月に手術し、左肺上葉を切除。リンパ節転移はなく、ステージ1Aと初期のがんでした。ただ、腫瘍近くに浸潤が判明し、6月から抗がん剤を4クール(期間)の予定で開始。抗がん剤は予防的な治療と説明されましたが、今後も続けるべきでしょうか。

 

A まず肺がんの手術後に、抗がん剤治療が必要かどうか、一般論からお話ししましょう。がんを切除しても、「100%これで治った」と言えないケースがあります。手術時にある程度がんが進行している場合、がん細胞が体のどこかに隠れている可能性があり、再発リスクはゼロではありません。再発予防の方法として、患者さんと相談して抗がん剤を打つことがあります。あなたの例もこれに該当しますね。

 

がん診断検査薬の米イグザクトS、ゲノミック買収へ-約28億ドル(2019/07/30 Bloomberg)

 直腸がん診断検査薬「コロガード」などを手掛ける米イグザクト・サイエンシズは、ゲノミック・ヘルスを28億ドル(約3000億円)で買収する。ゲノミックの乳がん・前立腺がん診断検査薬を手中に収め、製品ラインアップの拡充を目指す。

 両社の29日発表によると、ゲノミックの株主は1株につき現金27.50ドルとイグザクト株44.50ドル相当を受け取る。買収額はゲノミックの26日終値に約4.9%上乗せした水準。ブルームバーグは26日の通常取引終了後、両社が協議に入っていると報じていた。

 

免疫CP阻害薬のやめ時は?最終サイクル後の30日死亡率/日本臨床腫瘍学会(2019/07/30 CareNet)

 進行・難治性がん患者に免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を使用する機会が増えているが、明確な中止基準は確立されていない。2011 national cancer strategy for Englandでは、回避可能な全身性抗がん剤治療(SACT)による害の臨床指標として、30日死亡率を提唱している。今回、一宮市立市民病院 龍華 朱音氏らが、ICI治療の最終サイクル後30日以内に死亡した患者について調査したところ、PS(performance status)不良の患者にICI治療が選択される傾向があり、また、最終サイクルの治療費が従来の治療の約10倍となっていることが明らかになった。第17回日本臨床腫瘍学会学術集会(7月18~20日、京都)で報告された。

 

免疫生かす「第4の道」(ルポ迫真) がんは克服できるか(2019/07/30 日経)

「生きていられるのは、新しい治療法があったからです」。札幌市に住む中畠由美子さん(49)は、5月に保険適用となったスイス・ノバルティスのがん治療薬「キムリア」についてこう話す。CAR-T(カーティー)療法と呼ぶ最新技術を使った薬だ。

 中畠さんは2013年、血液がんの悪性リンパ腫と診断された。複数の治療法を試したが、うまくいかなかった。普通の抗がん剤で一度がんが消えたが、15年に再発した。血液をつくる幹細胞を自分の体から取り出し、増やして戻す「自家移植」でも再発した。

「私はもうだめ」。あきらめかけたとき、CAR-T療法を知った。北海道大学病院でノバルティスによる臨床試験(治験)があると聞いた。たった30分ほどの点滴。40度を超す熱や血圧低下におそわれたが、がんはほぼ消えた。16年8月末、仕事に復帰。3年たった今も再発していない。

 

国内製薬、拡大する「がん事業」…次世代抗体や免疫療法に投資集中(2019/07/29 AnswersNews)

 米IQVIAの調査によると、2018年の世界の抗がん剤市場は前年比16.2%増の1214億ドル(約12兆9910億円)。国内は1兆2002億円で、前年から9.6%拡大しました。同社は、がん治療薬に対する世界の支出が19~23年の5年間で、年平均6~9%増加すると予測しています。

 がん領域で存在感を急速に高めているのが、小野薬品工業です。免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」は19年3月期に906億円(0.5%増)を販売。16年に発売した多発性骨髄腫治療薬「カイプロリス」や制吐薬「イメンド/プロイメンド」を合わせると、がん関連製品の売上高は1061億円に上りました。加えて小野は、米ブリストル・マイヤーズスクイブと米メルクからオプジーボ関連のロイヤリティ計713億円を受領。これを含めると、売上高全体の約6割にあたる1774億円をがん領域で稼いでいることになります。

 

別々の部位に併発する「重複がん」 分かった時には遅く(2019/07/30 朝日)

 一生のうち、ほぼ2人に1人がかかるといわれるがん。多くの人ががんを経験するなら、同じ人が異なる場所に複数のがんを抱えたとしても不思議ではありません。そんな「重複がん」は、実態がまだよくわかっていません。

 重複がんに関しては医師の間でもまだ意識が低く、「自分の担当するがんさえ治療すれば」という意識になりやすい。一般の人に向けての重複がんの情報もまだまだ少ない。1カ所でもがんが見つかれば、ショックを感じる。でも、がんは2カ所以上に発生することもある。

 

がんと闘い30歳でこの世を去った、モデルが伝えたかったこと(2019/07/29 Cosmopolitan)

 2019年3月1日、自らの卵巣がん闘病の様子をインスタグラムに投稿し、多くの人々に支持されていたカナダ人モデルが、30歳の若さでこの世を去りました。彼女の名前はエリー・メイデイさん(本名アシュリー・メイデイ)。エリーさんが病を押して伝え続けたメッセージを、コスモポリタン アメリカ版が紹介しています。

 

がん免疫療法が効くのはどんな患者? 治療効果を予測する方法を医師が解説(2019/07/19 AERA)

がん免疫療法に関してはネット上で多くの「ニセ医学」が掲載されています。

残念ながら、がん免疫療法は現在のところ100%効果がある治療法ではありません。がんの種類によりますが20~60%の人に効果があると報告されています。

実際にオプジーボ(PD-1阻害剤)では、いくつかのバイオマーカーが報告されています。ここでは効果を予測するバイオマーカーとして三つ紹介したいと思います。

1.がん組織の中にキラーT細胞がいるかどうか

2. がん細胞の遺伝子変異の数

3. がん細胞が発現するPD-L1

 

抗PD-1抗体治療の効果を高める 3、白血球のガン局所への侵入を防いですい臓ガンを治療する(2019/07/19 Yahoo)

 本庶先生達の開発したがんのチェックポイント治療をさらに多くのがん患者さんに使えるようにするには、ガン局所での免疫反応をまず高める必要がある。これを実現すべくありとあらゆる可能性が試されている。その中から、1回目はガン局所にとどまりやすくした免疫活性分子を用いる治療法、2回目はガンを食べやすく調理するラマの抗体を詰めた細菌爆弾の論文を紹介した。

 3回目の今日は、ガンの中でも最も厄介で、チェックポイント治療の対象として一般的にはなっていないすい臓ガンの抗PD-1抗体治療効果を高める、全く新しい発想の新薬開発についての論文で、米国ワシントン大学から発表された。

他のガンと比べた時すい臓ガンの特徴は、ガン細胞の周りの間質に強い繊維化と白血球の浸潤が見られる点で、これが抗ガン剤やキラーT細胞の浸潤を妨げて、ガン治療を難しくしていると考えられ、すい臓ガンの間質は重要な治療標的として研究されている。この研究では、ガン組織への白血球の浸潤を抑えることで、すい臓ガンの治療が容易になる可能性を追求している。

 

PIをキードラッグとする国内初の抗HIV配合剤(2019/07/19 日経メディカル)

 2019年7月3日、抗ウイルス化学療法薬ダルナビルエタノール付加物/コビシスタット/エムトリシタビン/テノホビルアラフェナミドフマル酸塩配合錠(商品名シムツーザ配合錠)が薬価収載された。本薬は、6月18日に製造販売が承認された。適応は「HIV-1感染症」、用法用量は「成人及び12歳以上かつ体重40㎏以上の小児に1日1回1錠、食事中又は食直後に経口投与」となっている。

 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、主としてCD4陽性Tリンパ球とマクロファージ系の細胞に感染するレトロウイルスである。現在、全世界では新規HIV患者数が先進国を中心に減少傾向にあるが、日本では新規HIV感染患者数および後天性免疫不全症候群(AIDS)患者数は横ばいの状況が続いており、臨床現場では早期発見や治療の十分な管理などの重要性が増している。

 

専門医が無料回答 がん電話相談 受け付けます 7/22(月)11:00~15:00(2019/07/19 産経)

 がんの悩みや疑問に専門医やカウンセラーが電話で答える「がん電話相談」(公益財団法人・がん研究会、アフラック、産経新聞社の協力)の受け付けは、22日(月)午前11時から午後3時までです。03・5531・0110。前立腺、膀胱(ぼうこう)、腎臓、胃、大腸、食道、子宮、卵巣のがんについての相談をどうぞ。

 受け付けた相談に対しては、同じ週の指定日時に再び電話をかけていただき専門医が回答するほか、カウンセラーがその場でお答えすることもあります。専門医の相談は1回限りで、先着順。内容が後日、匿名の形で紙面に掲載される場合があります。

 また、「がんカウンセラー相談」は、23日(火)、24日(水)、25日(木)の午前11時から午後3時の間にも行います。相談の際は住所、氏名、年齢、電話番号をはっきりと告げてください。

 

初のiPS細胞由来CAR-T細胞療法「iCART」、臨床試験に向け新プログラム開始-旧京大iPS研(2019/07/18 QLifePro)

 京都大学iPS細胞研究所(以下CiRA)および武田薬品工業株式会社は7月16日、新たなプログラム開始に伴い、新規iPS細胞由来キメラ抗原受容体遺伝子改変T(CAR-T)細胞療法「iCART」に関する研究成果が、両者の共同研究プログラム「T-CiRA」から武田薬品に継承されたことを発表した。T-CiRAの契約条件に従い、武田薬品はiCART製品の全世界における開発権と商業化権を有し、CiRAは開発の進捗や承認に対応したマイルストーン収入を得る。武田薬品とCiRAは引き続き連携し、2021年のFirst-in-Human試験実現に向け、iCARTプログラムを開始するという。

 

抗PD-1抗体治療の効果を高める 2、大腸菌にラマの抗体をつめた細菌爆弾でガンを食べやすくする。(2019/07/17 Yahoo)

 前回は、ガン組織に免疫活性化サイトカインを注射し、ガン免疫に関わるT細胞を活性化して、抗PD-1抗体の作用を高める方法を紹介した。方法自体は、ガン特異的免疫活性化ではないが、ガン局所にはより多くのガン特異的T細胞が存在すると期待できるので、チェックポイント治療の特異性も高めることができるというわけだ。

 これに対して今日紹介するコロンビア大学のグループは、ガン細胞をマクロファージや樹状細胞に食べやすく調理して、ガン特異的免疫反応を高めるという異色の方法を発表した。

 

岐阜市のがん検診誤通知で死亡、マニュアル無視常態化か(2019/07/19 朝日)

 岐阜市が、がん検診の結果を5人に誤って通知し、1人が胃がんのため死亡した問題で、検診結果を発送した中市民健康センターでは、誤入力を防ぐため職員2人で読み合わせするルールを、少なくとも2010年度から守っていなかった可能性があることが分かった。

 市によると、亡くなった50代の女性は1月10日に胃がんの検診を受けた。結果は「要精密検査」だったが、市の中市民健康センターが同月28日に「異常認めず」の通知を発送した。女性は4月に受診した医療機関で肺がんが見つかり、胃がんから転移したことがわかったという。市は「発見が遅れ、転移した可能性も否定できない」としている。

 岐阜市では、委託先の検診機関から届いたがん検診の結果を市職員がシステムに入力して発送している。今回は担当職員が入力を誤ったという。「異常認めず」と入力したため、医師の所見や判定などを図入りで示した検診票も、女性の手元には届かなかったという。

 

食道がん、術前化学療法による転移リンパ節の縮小率で術後予後をより正確に予測-阪大(2019/07/17 QLifePro)

 大阪大学は7月8日、食道がんにおいて手術の前に行われる抗がん剤治療(術前化学療法)前後のCT検査で、転移リンパ節の治療効果が術後の再発や予後を最も正確に予測することを明らかにしたと発表した。

研究グループは、食道がん術前化学療法前後でのCT検査結果を用いて、原発巣に加えて全ての転移リンパ節のサイズを測定することで、化学療法を行った食道がん組織での治療効果および術後の再発や長期予後をより正確に予測できることを証明した。

 

<東証>武田が安い iPSでがん免疫薬、21年に治験(2019/07/17 日経)

 武田薬品工業は16日、iPS細胞を使った新しいがん免疫療法を開発すると発表した。京都大学iPS細胞研究所との共同研究で生まれた「CAR-T細胞療法」と呼ばれるもので、2021年に臨床試験(治験)を始める計画。スイスのノバルティスが実用化する「キムリア」に続く次世代型の開発で世界に先行する考えだという。

 


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