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【がん早期発見】CTC血液検査によるがん幹細胞の発見(白川太郎医師)


【乳がん】早期発見のための、乳房光検査装置 Breast-i 日本での販売開始(一般医療機器)

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【無料動画】がん免疫療法登場で変わる統合医療


【News】がん関連 最新ニュース

がん免疫薬、効かないワケは? 大学など仕組み探る(2019/08/05 日経)

 がん研究会のがん化学療法センター片山部長らは、がん免疫薬のうちで、がん細胞が持つ「PD-L1」分子につく抗体医薬に注目。この抗体は分子につくことで、免疫細胞ががん細胞を攻撃するのを妨げているブレーキを外し、殺傷能力を高める。

 この薬が当初は効いていたが、3カ月から3年で効かなくなった17人のがん患者の遺伝子を網羅的に解析。4人のがんで遺伝子の働きが変わり、血液中にPD-L1分子を分泌するがん細胞ができていると分かった。このタイプの大腸がん細胞を移植したマウスでは、抗体を投与してもがんが大きくなるのを止められなかった。

 片山部長は「投与した抗体が血液中のPD-L1分子につき、肝心のがん細胞に結合できなくなった。そのために薬効が下がった」と考えている。分子を分泌する細胞ががんの中に1%あるだけで、抗体の効き目が下がる可能性がある。

 

アデノプリベント、大腸がんのリスク検査で新手法(2019/08/04 日経)

アデノプリベントは静岡県立大学の渡辺賢二教授の研究成果を事業化するために、ヘルスケアシステムズや渡辺教授が5月に設立したスタートアップ。大腸がん患者の7割が感染している遺伝性の毒性物質「コリバクチン」を生み出す腸内細菌を簡単に検出できるようにした。

8月からヘルスケアシステムズと共同で健康診断を手掛ける医療機関向けにサービスを提供し、5年間で300万人の検査実施を目指す。

 

乳がんを告知された看護師が絵本を作った理由(2019/08/05 東洋経済)

 毎年約5.6万人———18歳以下の子どもがいて、がんが見つかった人たちの数だ。東京ドーム球場の収容人数5.5万人を上回る。だが、働き盛りでがんになった人たちの、生の声を聞く機会はまだ少ない。一方で、世の中には「がん=死」という固定観念がまだまだ根強い。

 国立がん研究センターの統計(2019年1月21日更新)によると、がんの患者の5年相対生存率は男女計62.1%(男性59.1%、女性66.0%)。今や過半数を占め、実際には「付き合っていく病気」に近づいているのに、だ。

子どもを持つがん患者のコミュニティーサービス「キャンサーペアレンツ」会員の協力の下、各自が病気とどう向き合い、新たな生活を手作りしていったのかを紹介する。何らかの困難に直面しても、成長につなげられるヒントがそこにある。

 第1回目は乳がん治療中の看護師、嶋田美佳(仮名・50歳)。多くのがん患者や家族と向き合ってきた彼女自身が、告知を受けてから試行錯誤を経て気づいた家族の絆や、新たに始めたことを紹介する。

 

楽天の「光免疫療法」考案者「壊れたがん細胞が免疫細胞を活性化」(2019/08/05 日経ビジネス)

 楽天は7月31日、三木谷浩史会長兼社長が出資し、会長兼CEO(最高経営責任者)を務める楽天メディカル(米カリフォルニア州)に1億ドルを追加出資した。今回の出資で、楽天メディカルは現在臨床試験の最終段階にある光免疫療法の販売体制整備の準備を開始する。三木谷氏がこれだけ肩入れする光免疫療法とはどういうものか。大本の研究者である米国立衛生研究所(NIH)・国立がん研究所の小林久隆氏に聞いた。

 

京大、再生医療普及へ新法人 iPS細胞安定供給担う(2019/08/04 日経)

 京都大学の山中伸弥教授らは再生医療の切り札とされるiPS細胞の製造や供給を担う新法人を今夏にも設立する。

 iPS細胞を使う再生医療では、治療が難しかった目の難病や脳の病気を治す臨床研究が始まっている。脊髄損傷などの治療も計画されており、iPS細胞を着実に治療現場へ届けるしくみが必要だと判断した。再生医療が研究段階から普及期をめざす新たな局面に入る。

 山中教授が所長を務める京大iPS細胞研究所からiPS細胞の製造などを担う約100人を分離し、公益法人を立ち上げる。名前は「京都大学iPS細胞研究財団」を軸に調整している。

 

肝臓がん「生存期間2倍に」…近大など新治療法(2019/08/04 読売)

 昨年、がん細胞を狙い撃ちする抗がん剤「レンバチニブ」が、中等度進行がんを含む手術不能の肝臓がん治療薬として承認された。

 開発に協力した近大の工藤正俊・消化器内科教授らは、肝臓へのダメージが小さいこの薬で先に治療し、兵糧攻め治療につなげた方が効果が高まると推測。国立がん研究センター東病院(千葉県)や高松赤十字病院(香川県)などの協力を得て、研究に着手した。

 対象は、中等度進行がんの中でも重い患者。この薬を先に使った30人と標準治療の60人を比較したところ、新治療の平均的な生存期間は37・9か月で、標準治療(21・3か月)の2倍近くに延び、がんが全て消えた人も4人いたという。研究成果は7月31日、国際医学専門誌に掲載された。

 

がんの「味方」を攻撃 薬効妨げる細胞・組織を狙え(2019/08/03 日経)

 千葉大学(千葉市)で溶液を冷やす作業が進む。秋田英万教授が「がんを守る免疫細胞をたたく材料を作る」と話す。脾臓(ひぞう)が細胞を作るのを防ぐ技術を田中浩揮特任助教と開発した。

 脾臓が作るこの細胞は、がんをたたくT細胞などの働きを抑える。小野薬品工業の「オプジーボ」など免疫の力を使うがん免疫薬の効果を弱める。そこで細胞の生産を阻む化合物を、脾臓へ届ける脂質と一緒にマウスへ投与。大腸がんや乳がんの増殖を抑えた。10年後の臨床を目指す。

 

安くて安全にがんを消す放射線療法「コータック」が「日本ベンチャー学会会長賞」受賞(2019/08/03 女性自身)

 『増感放射線療法・コータック』は小川さんが2006年に高知大学で開発した放射線療法。大きくなって放射線療法が効きにくくなったがんの効き目を3倍にする、画期的な治療法だ。全国の病院で臨床試験が行われ1千例を軽く超える治療実績がある。

 自身で20年来、研究・改良に心血を注いできた「コータック」の意義について、次のように話す。

「(オプジーボを含め)数千万円もする高価ながん治療薬があるなか、コータック治療は1回わずか500円。というのは、コータックは消毒液でもあるオキシドールと、健康食品や美容液にも使われるヒアルロン酸をがんに注入するだけで、ほとんど副作用なく、がん細胞を弱らせることができるからです。わが国で1年間に約9万人の女性が新たに罹患される乳がんに対しては、ほぼすべての患者さんで乳房切除手術をせずにこのコータックで治療することができます。ほかにも多くの固形がんを手術なしに治療することが可能です」

 

高額薬は誰のもの がんは克服できるか(2019/08/03 日経)

「実証!これが37万ドル(約4000万円)のスーパー細胞だ!」

米テキサス州ヒューストンのMDアンダーソンがんセンターの病室。トッド・シャイブリー(53)はベッドから、ツイッターに興奮気味に投稿した。

 手にした点滴剤は米ギリアド・サイエンシズの「イエスカルタ」だ。スイス・ノバルティスの「キムリア」と同じようにCAR-T技術を使ったがん治療薬で、2017年に米国で新薬承認を受けた。がんを攻撃するように遺伝子を改変した自らの免疫細胞が入っている。

 

 4月にがん細胞がなくなる「完全寛解」と診断された。7月の検査でも再発していない。6年前にがんを発症し、いくつもの抗がん剤を試してきた。今回は「治るかもしれないという可能性が見えてきた」

 

近畿大・工藤教授 肝細胞がんへの適応拡大のサイラムザ 認容性高く高齢者に期待(2019/08/02 ミクスonline)

 近畿大学医学部消化器内科学の工藤正俊主任教授は8月1日、日本イーライリリーの肝細胞がん治療薬サイラムザ(一般名:ラムシルマブ(遺伝子組み換え))について、治験データを踏まえ、認容性が高く、「高齢の日本人患者にも向いている薬ではないか」と意義を強調した。同剤は19年6月に、「がん化学療法後に増悪した血清AFP値が400ng/mL以上の切除不能な肝細胞癌」に対する適応を追加で取得している。

 同剤は血管新生阻害剤で、がんの転移や増殖に関わる血管新生を促すVEGF受容体2(血管内皮細胞増殖因子受容体2)を阻害し、効果を発揮する。すでに胃がん、直腸がん、肺がんの治療薬として承認を取得していた。

 

“異端”の躍進、がん治療に変革もたらすウイルス療法薬(2019/07/31 Money Plus)

 ウイルスは病気を引き起こす厄介な存在ですが、その感染・増殖力を逆手に取り、がんを叩く薬剤が開発されています。それが、がんウイルス療法薬です。

 バイオベンチャーのオンコリスバイオファーマは4月8日、ウイルス製剤「テロメライシン」に関する中外製薬との提携を発表しました。テロメライシンは、アデノウイルスを利用したがんウイルス療法薬です。この発表でオンコリスの株価は急騰し、4日間で倍近くの水準にまで上昇しました。 

 がんウイルス療法薬は、正常細胞ではほとんど増殖せず、がん細胞で高い増殖能を示すウイルスを利用した抗がん剤です。日本人の多くが感染しているヘルペスウイルスや、風邪の原因として知られるアデノウイルスなどが使われます。

 

 日本では東京大学で、脳腫瘍の患者を対象に「G47Δ(デルタ)」というヘルペスウイルスを利用した治験が行われました。

 中間解析では、治療開始後1年生存率が92.3%と既存治療の15%を大きく上回りました。また、岡山大学では食道がんを対象としたテロメライシンの放射線併用による臨床研究が行われ、61.5%の患者のがんが消失するなどの結果が報告されました。

 ウイルス療法はがんに対する免疫を高めることも分かり、「ヤーボイ」や「オプジーボ」などの免疫チェックポイント阻害剤との併用も期待されています。免疫チェックポイント阻害剤とは、がんが免疫を抑え込む仕組みを解除する薬剤です。これに、がんウイルス療法薬が高めた免疫の力を加え、より強力にがんを叩くという戦略です。

 タカラバイオのヘルペスウイルスを利用した腫瘍溶解性ウイルス「C-REV」もその一つです。米国で悪性黒色腫(メラノーマ)の患者を対象にした臨床試験では、がん細胞が縮小、消滅した人はヤーボイだけでは2割程度ですが、C-REVとの併用で41%に高まりました。

 

【がん電話相談から】抗がん剤は苦痛も再発怖い 予防的な治療で投与(2019/07/30 産経)

Q 80歳の男性です。私はこれまで病気ひとつせず、ずっと健康体でやってきました。ところがせきとたんがひどくなり、生検で組織を取ったら肺がんと診断されました。

 3月に手術し、左肺上葉を切除。リンパ節転移はなく、ステージ1Aと初期のがんでした。ただ、腫瘍近くに浸潤が判明し、6月から抗がん剤を4クール(期間)の予定で開始。抗がん剤は予防的な治療と説明されましたが、今後も続けるべきでしょうか。

 

A まず肺がんの手術後に、抗がん剤治療が必要かどうか、一般論からお話ししましょう。がんを切除しても、「100%これで治った」と言えないケースがあります。手術時にある程度がんが進行している場合、がん細胞が体のどこかに隠れている可能性があり、再発リスクはゼロではありません。再発予防の方法として、患者さんと相談して抗がん剤を打つことがあります。あなたの例もこれに該当しますね。

 

がん診断検査薬の米イグザクトS、ゲノミック買収へ-約28億ドル(2019/07/30 Bloomberg)

 直腸がん診断検査薬「コロガード」などを手掛ける米イグザクト・サイエンシズは、ゲノミック・ヘルスを28億ドル(約3000億円)で買収する。ゲノミックの乳がん・前立腺がん診断検査薬を手中に収め、製品ラインアップの拡充を目指す。

 両社の29日発表によると、ゲノミックの株主は1株につき現金27.50ドルとイグザクト株44.50ドル相当を受け取る。買収額はゲノミックの26日終値に約4.9%上乗せした水準。ブルームバーグは26日の通常取引終了後、両社が協議に入っていると報じていた。

 

免疫CP阻害薬のやめ時は?最終サイクル後の30日死亡率/日本臨床腫瘍学会(2019/07/30 CareNet)

 進行・難治性がん患者に免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を使用する機会が増えているが、明確な中止基準は確立されていない。2011 national cancer strategy for Englandでは、回避可能な全身性抗がん剤治療(SACT)による害の臨床指標として、30日死亡率を提唱している。今回、一宮市立市民病院 龍華 朱音氏らが、ICI治療の最終サイクル後30日以内に死亡した患者について調査したところ、PS(performance status)不良の患者にICI治療が選択される傾向があり、また、最終サイクルの治療費が従来の治療の約10倍となっていることが明らかになった。第17回日本臨床腫瘍学会学術集会(7月18~20日、京都)で報告された。

 

免疫生かす「第4の道」(ルポ迫真) がんは克服できるか(2019/07/30 日経)

「生きていられるのは、新しい治療法があったからです」。札幌市に住む中畠由美子さん(49)は、5月に保険適用となったスイス・ノバルティスのがん治療薬「キムリア」についてこう話す。CAR-T(カーティー)療法と呼ぶ最新技術を使った薬だ。

 中畠さんは2013年、血液がんの悪性リンパ腫と診断された。複数の治療法を試したが、うまくいかなかった。普通の抗がん剤で一度がんが消えたが、15年に再発した。血液をつくる幹細胞を自分の体から取り出し、増やして戻す「自家移植」でも再発した。

「私はもうだめ」。あきらめかけたとき、CAR-T療法を知った。北海道大学病院でノバルティスによる臨床試験(治験)があると聞いた。たった30分ほどの点滴。40度を超す熱や血圧低下におそわれたが、がんはほぼ消えた。16年8月末、仕事に復帰。3年たった今も再発していない。

 

国内製薬、拡大する「がん事業」…次世代抗体や免疫療法に投資集中(2019/07/29 AnswersNews)

 米IQVIAの調査によると、2018年の世界の抗がん剤市場は前年比16.2%増の1214億ドル(約12兆9910億円)。国内は1兆2002億円で、前年から9.6%拡大しました。同社は、がん治療薬に対する世界の支出が19~23年の5年間で、年平均6~9%増加すると予測しています。

 がん領域で存在感を急速に高めているのが、小野薬品工業です。免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」は19年3月期に906億円(0.5%増)を販売。16年に発売した多発性骨髄腫治療薬「カイプロリス」や制吐薬「イメンド/プロイメンド」を合わせると、がん関連製品の売上高は1061億円に上りました。加えて小野は、米ブリストル・マイヤーズスクイブと米メルクからオプジーボ関連のロイヤリティ計713億円を受領。これを含めると、売上高全体の約6割にあたる1774億円をがん領域で稼いでいることになります。

 

別々の部位に併発する「重複がん」 分かった時には遅く(2019/07/30 朝日)

 一生のうち、ほぼ2人に1人がかかるといわれるがん。多くの人ががんを経験するなら、同じ人が異なる場所に複数のがんを抱えたとしても不思議ではありません。そんな「重複がん」は、実態がまだよくわかっていません。

 重複がんに関しては医師の間でもまだ意識が低く、「自分の担当するがんさえ治療すれば」という意識になりやすい。一般の人に向けての重複がんの情報もまだまだ少ない。1カ所でもがんが見つかれば、ショックを感じる。でも、がんは2カ所以上に発生することもある。

 

がんと闘い30歳でこの世を去った、モデルが伝えたかったこと(2019/07/29 Cosmopolitan)

 2019年3月1日、自らの卵巣がん闘病の様子をインスタグラムに投稿し、多くの人々に支持されていたカナダ人モデルが、30歳の若さでこの世を去りました。彼女の名前はエリー・メイデイさん(本名アシュリー・メイデイ)。エリーさんが病を押して伝え続けたメッセージを、コスモポリタン アメリカ版が紹介しています。

 

がん免疫療法が効くのはどんな患者? 治療効果を予測する方法を医師が解説(2019/07/19 AERA)

がん免疫療法に関してはネット上で多くの「ニセ医学」が掲載されています。

残念ながら、がん免疫療法は現在のところ100%効果がある治療法ではありません。がんの種類によりますが20~60%の人に効果があると報告されています。

実際にオプジーボ(PD-1阻害剤)では、いくつかのバイオマーカーが報告されています。ここでは効果を予測するバイオマーカーとして三つ紹介したいと思います。

1.がん組織の中にキラーT細胞がいるかどうか

2. がん細胞の遺伝子変異の数

3. がん細胞が発現するPD-L1

 

抗PD-1抗体治療の効果を高める 3、白血球のガン局所への侵入を防いですい臓ガンを治療する(2019/07/19 Yahoo)

 本庶先生達の開発したがんのチェックポイント治療をさらに多くのがん患者さんに使えるようにするには、ガン局所での免疫反応をまず高める必要がある。これを実現すべくありとあらゆる可能性が試されている。その中から、1回目はガン局所にとどまりやすくした免疫活性分子を用いる治療法、2回目はガンを食べやすく調理するラマの抗体を詰めた細菌爆弾の論文を紹介した。

 3回目の今日は、ガンの中でも最も厄介で、チェックポイント治療の対象として一般的にはなっていないすい臓ガンの抗PD-1抗体治療効果を高める、全く新しい発想の新薬開発についての論文で、米国ワシントン大学から発表された。

他のガンと比べた時すい臓ガンの特徴は、ガン細胞の周りの間質に強い繊維化と白血球の浸潤が見られる点で、これが抗ガン剤やキラーT細胞の浸潤を妨げて、ガン治療を難しくしていると考えられ、すい臓ガンの間質は重要な治療標的として研究されている。この研究では、ガン組織への白血球の浸潤を抑えることで、すい臓ガンの治療が容易になる可能性を追求している。

 

PIをキードラッグとする国内初の抗HIV配合剤(2019/07/19 日経メディカル)

 2019年7月3日、抗ウイルス化学療法薬ダルナビルエタノール付加物/コビシスタット/エムトリシタビン/テノホビルアラフェナミドフマル酸塩配合錠(商品名シムツーザ配合錠)が薬価収載された。本薬は、6月18日に製造販売が承認された。適応は「HIV-1感染症」、用法用量は「成人及び12歳以上かつ体重40㎏以上の小児に1日1回1錠、食事中又は食直後に経口投与」となっている。

 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、主としてCD4陽性Tリンパ球とマクロファージ系の細胞に感染するレトロウイルスである。現在、全世界では新規HIV患者数が先進国を中心に減少傾向にあるが、日本では新規HIV感染患者数および後天性免疫不全症候群(AIDS)患者数は横ばいの状況が続いており、臨床現場では早期発見や治療の十分な管理などの重要性が増している。

 

専門医が無料回答 がん電話相談 受け付けます 7/22(月)11:00~15:00(2019/07/19 産経)

 がんの悩みや疑問に専門医やカウンセラーが電話で答える「がん電話相談」(公益財団法人・がん研究会、アフラック、産経新聞社の協力)の受け付けは、22日(月)午前11時から午後3時までです。03・5531・0110。前立腺、膀胱(ぼうこう)、腎臓、胃、大腸、食道、子宮、卵巣のがんについての相談をどうぞ。

 受け付けた相談に対しては、同じ週の指定日時に再び電話をかけていただき専門医が回答するほか、カウンセラーがその場でお答えすることもあります。専門医の相談は1回限りで、先着順。内容が後日、匿名の形で紙面に掲載される場合があります。

 また、「がんカウンセラー相談」は、23日(火)、24日(水)、25日(木)の午前11時から午後3時の間にも行います。相談の際は住所、氏名、年齢、電話番号をはっきりと告げてください。

 

初のiPS細胞由来CAR-T細胞療法「iCART」、臨床試験に向け新プログラム開始-旧京大iPS研(2019/07/18 QLifePro)

 京都大学iPS細胞研究所(以下CiRA)および武田薬品工業株式会社は7月16日、新たなプログラム開始に伴い、新規iPS細胞由来キメラ抗原受容体遺伝子改変T(CAR-T)細胞療法「iCART」に関する研究成果が、両者の共同研究プログラム「T-CiRA」から武田薬品に継承されたことを発表した。T-CiRAの契約条件に従い、武田薬品はiCART製品の全世界における開発権と商業化権を有し、CiRAは開発の進捗や承認に対応したマイルストーン収入を得る。武田薬品とCiRAは引き続き連携し、2021年のFirst-in-Human試験実現に向け、iCARTプログラムを開始するという。

 

抗PD-1抗体治療の効果を高める 2、大腸菌にラマの抗体をつめた細菌爆弾でガンを食べやすくする。(2019/07/17 Yahoo)

 前回は、ガン組織に免疫活性化サイトカインを注射し、ガン免疫に関わるT細胞を活性化して、抗PD-1抗体の作用を高める方法を紹介した。方法自体は、ガン特異的免疫活性化ではないが、ガン局所にはより多くのガン特異的T細胞が存在すると期待できるので、チェックポイント治療の特異性も高めることができるというわけだ。

 これに対して今日紹介するコロンビア大学のグループは、ガン細胞をマクロファージや樹状細胞に食べやすく調理して、ガン特異的免疫反応を高めるという異色の方法を発表した。

 

岐阜市のがん検診誤通知で死亡、マニュアル無視常態化か(2019/07/19 朝日)

 岐阜市が、がん検診の結果を5人に誤って通知し、1人が胃がんのため死亡した問題で、検診結果を発送した中市民健康センターでは、誤入力を防ぐため職員2人で読み合わせするルールを、少なくとも2010年度から守っていなかった可能性があることが分かった。

 市によると、亡くなった50代の女性は1月10日に胃がんの検診を受けた。結果は「要精密検査」だったが、市の中市民健康センターが同月28日に「異常認めず」の通知を発送した。女性は4月に受診した医療機関で肺がんが見つかり、胃がんから転移したことがわかったという。市は「発見が遅れ、転移した可能性も否定できない」としている。

 岐阜市では、委託先の検診機関から届いたがん検診の結果を市職員がシステムに入力して発送している。今回は担当職員が入力を誤ったという。「異常認めず」と入力したため、医師の所見や判定などを図入りで示した検診票も、女性の手元には届かなかったという。

 

食道がん、術前化学療法による転移リンパ節の縮小率で術後予後をより正確に予測-阪大(2019/07/17 QLifePro)

 大阪大学は7月8日、食道がんにおいて手術の前に行われる抗がん剤治療(術前化学療法)前後のCT検査で、転移リンパ節の治療効果が術後の再発や予後を最も正確に予測することを明らかにしたと発表した。

研究グループは、食道がん術前化学療法前後でのCT検査結果を用いて、原発巣に加えて全ての転移リンパ節のサイズを測定することで、化学療法を行った食道がん組織での治療効果および術後の再発や長期予後をより正確に予測できることを証明した。

 

<東証>武田が安い iPSでがん免疫薬、21年に治験(2019/07/17 日経)

 武田薬品工業は16日、iPS細胞を使った新しいがん免疫療法を開発すると発表した。京都大学iPS細胞研究所との共同研究で生まれた「CAR-T細胞療法」と呼ばれるもので、2021年に臨床試験(治験)を始める計画。スイスのノバルティスが実用化する「キムリア」に続く次世代型の開発で世界に先行する考えだという。

 

前立腺がんの「ゲノム医療」に貢献(2019/07/17 理研)

 今回、国際共同研究グループは、前立腺がんの原因と考えられる8個の遺伝子について、バイオバンク・ジャパン[2]により収集された前立腺がん患者7,636人および対照群12,366人のDNAを、独自に開発したゲノム解析手法を用いて解析しました。その結果、136個の病的バリアントを同定し、病的バリアント保有者は患者の2.9%であること、BRCA2、HOXB13、ATMの3遺伝子が発症に関わっていること、病的バリアント保有者の臨床的特徴などを明らかにしました。今後、これらのデータは国内外の公的データベースに登録、活用される予定です。

 

アルツハイマー病のリスクを高める日本人特有の遺伝子変異を発見(2019/07/17 認知症ネット)

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)メディカルゲノムセンターの尾崎浩一臨床ゲノム解析推進部長、浅海裕也特別研究員らの共同研究グループは、孤発性アルツハイマー病(LOAD)患者の網羅的なゲノム解析を行い、日本人のアルツハイマー病発症に関わる遺伝子変異を同定し、SHARPIN遺伝子上の日本人に特有な新規遺伝子変異がLOAD発症のリスクを高めることを見出しました。

 

さらに、この遺伝子変異が免疫機能に関連するSHARPINタンパク質の機能を低下させることを明らかにしており、脳内の免疫機能低下は孤発性アルツハイマー病(LOAD)の発症と関連することが強く示唆されています。

 

前立腺がんの骨転移を制御する遺伝子「GPRC5A」を同定-愛媛大(2019/07/17 QLifePro)

 愛媛大学は7月12日、前立腺がんの骨転移を制御する遺伝子であるGPRC5Aを同定し、GPRC5Aが前立腺がん細胞の増殖と骨への転移を制御していることを明らかにしたと発表した。

  GPRC5Aは前立腺がんにおいて、「CREBのリン酸化を制御していること」と、「CREBのリン酸化の制御により細胞周期に関連する遺伝子の発現を制御し、細胞増殖に関わっていること」がわかった。これらの現象はGPRC5AのKO細胞に対するGPRC5A過剰発現でいずれも救済されており、GPRC5A特異的に起きている現象であることも確認された。

 前立腺がんは、世界的に非常に頻度の高い疾患。早期診断、早期治療により高い確率で根治が見込めるがんだが、進行すると、リンパ節や内臓への転移のみならず骨への転移を高頻度で起こす。この場合、5年生存率が数%と予後は悪く、骨への転移に伴う病的骨折や全身の痛みなどの苦痛を伴うことが大きな問題となっている。しかし、前立腺がんに特異的な骨転移のメカニズムについての詳細な研究成果はほとんど報告されておらず、前立腺がんに特異的な予防法や治療法は確立されていない。

 

抗PD-1抗体療法の効果を高める 1、がん組織にとどまるサイトカインの開発(2019/07/16 yahoo)

 本庶先生達により開発された抗PD-1抗体によるチェックポイント治療は、ガンに対する免疫にブレーキがかかるのを阻害する治療で、対象になるガンの範囲は着実に拡大してきているとはいえ、ガンに対する免疫の弱い人には効果がない。

 この治療をもっと多くのガンに使えるようにするには、ガンに対して確実に免疫を成立させることがカギになる。このための戦略の一つが、ガン細胞と、免疫細胞が反応し合っているガン組織での免疫反応を高める様々な治療法の開発で、様々な方法が試されている。このような研究の中から、最近気になった3研究をとりあげ、この分野の現状を紹介する。

 初回の今日は、ガン組織での免疫を高めるためにこれまでも用いられてきた、T細胞活性化サイトカインを改良する研究だ。

 

小野薬品 抗CD47抗体を導入、開発へ 新たながん免疫チェックポイント阻害薬(2019/07/16 ミクスonline)

 小野薬品は7月11日、米Forty Seven社が血液がんを中心に抗がん剤として開発を進める抗CD47抗体「5F9」について、日本、韓国、台湾、ASEAN諸国での独占的開発、商業化する契約を締結したと発表した。マクロファージ上のSIRPαとがん細胞上のCD47の結合が結合すると、がん細胞は貪食回避シグナルを発し、マクロファージによる貪食から逃れることが知られている。「5F9」は、両タンパク質の結合を阻害し、貧食回避シグナルを無効化する免疫回避機構を標的とした新たな薬剤として期待される。

 

富士フイルム iPS細胞を用いた創薬支援分野の協業を開始(2019/07/16 日刊ケミカル)

 富士フイルムはこのほど、アクセリード(Axcelead Drug Discovery Partners、神奈川県藤沢市)とiPS細胞を用いた創薬支援分野における協業を開始したと発表した。

 富士フイルムのiPS細胞由来製品とアクセリードの化合物評価・解析サービスなど、両社の技術や製品・サービスを組み合わせることで、顧客提案力のさらなる強化を図るとともに、新たな評価方法やサービスの開発を目指す。

富士フイルムは、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーである米国子会社フジフイルム・セルラー・ダイナミクス(FCDI)を通じて、iPS細胞由来の心筋細胞や肝細胞、ミクログリア細胞など15種類の創薬支援用iPS細胞由来分化細胞を、全世界の製薬企業やアカデミアなどに販売し、多様な顧客ニーズに応えるとともに、iPS細胞を用いた新薬開発の普及に取り組んでいる。

 アクセリードは、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの総合的な非臨床創薬研究サービスプロバイダー。現在、創薬研究をプロジェクト単位で請け負う統合型創薬研究支援サービスなど特長的なサービスを展開し、事業拡大を進めている。

 

前立腺がん、皮膚がん、乳がんを「ほぼ完全な正確さ」で検出するAI画像検査システム(2019/07/16 techcrunch)

 メモリアル・スローン・ケタリング癌センター(MSK)とメディカルテックとコンピューター病理学のスタートアップであるPaigeの研究者らは、査読付き医学誌のNature Medicineで新しい論文を発表した。AIベースの検査システムは、前立腺がん、皮膚がん、および乳がんを「ほぼ完全な正確さ」で検出すると同社は公表している。論文に書かれている技術は、44カ国1万5000人以上の患者から得た4万5000枚の画像データを使って学習したディープラーニングを採用している。

 

大塚篤司さん「エビデンスなき情報の根底に医療不信」 がん免疫療法を紹介(2019/07/15 毎日)

 アトピー性皮膚炎や、皮膚がんの一種である「メラノーマ(悪性黒色腫)」を専門とする皮膚科専門医の大塚篤司さん(42)は、ツイッターやインスタグラムなどの会員制交流サイト(SNS)、ウェブサイト、ニュースサイトを中心に医療情報を発信する医師の一人だ。「がん免疫療法を正しく理解してほしい」。

 「夢の新薬」として脚光を浴びたオプジーボだが、全ての薬がそうであるように決して万能薬ではなく、治療対象となる患者は限られている。「本庶先生がもしも今年ノーベル賞を受賞したら、免疫治療に関する科学的根拠(エビデンス)のない情報が今以上に蔓延(まんえん)するのではないか」。そんな危機感から大塚さんは、「大塚篤司 OFFICIAL PAGE」(https://atsushi-otsuka.com/)を開設。免疫療法やメラノーマについての記事を掲載した。

 

認知症新患者、2年で4割増 18年度、診断3800人 兵庫県内指定病院(2019/07/15 神戸新聞)

 認知症の医療拠点として「認知症疾患医療センター」に指定された兵庫県内の病院で、2018年度に認知症と診断された人が約3800人に上り、前年度より約1割、2年前に比べて約4割増えていることが14日、神戸新聞社のまとめで分かった。認知症患者の人数は推計値しかないため、初めて実数で患者の増加傾向が明らかになった。(貝原加奈)

 高齢化の進展により、新たに認知症と診断される人の数は今後さらに増えるとみられる。厚生労働省の推計によると、全国の認知症高齢者は20年に600万人を超え、団塊の世代が75歳以上になる25年には700万人前後となる。兵庫県では、20年に約18万人、25年に約20万人となり、年間約1万5千人の高齢者が新たに認知症を発症しているとされる。

 

元アイドルが乳がん、きっかけは「小林麻央さんの報道でセルフチェック」-タレント・声優の矢方美紀氏◆Vol.1

『きっと大丈夫。~私の乳がんダイアリー~』を発売(2019/07/15 m3)

 メディアでも活躍する13年目の外科医、中山祐次郎氏(福島県郡山市の総合南東北病院外科)が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く対談企画「一介の外科医、憧れの人に会いに行く」。

 第15弾は元SKE48メンバーで、現在はタレント、声優として名古屋を拠点に活躍する矢方美紀氏。25歳で乳がんとなり、治療の経過などをNHKのドキュメンタリー番組や書籍で発表しています。AYA世代のがん治療や就労支援、患者はどのように情報を得ているかについて議論しました(2019年6月8日に対談。全4回の連載)。

 

【AYA世代の日々 がんとともに生きる】(5)社会とのつながり、生きる力に キャンサーペアレンツ代表理事・西口洋平さん(2091/07/15 産経)

 15~39歳頃までの思春期と若年成人(Adolescent and Young Adult)を指すAYA世代。この世代のがん患者には進学、就職、結婚、子育てなど中高年とは違った課題が存在する。彼らは何を悩み、どう生きているのか。子供を持つがん患者のための団体「キャンサーペアレンツ」の代表理事、西口洋平さん(39)に聞いた。

 

テルモ、「日本発のグローバル企業」として世界の医療への貢献を目指す(2019/07/14 財経)

 テルモは8日、100%子会社のテルモヨーロッパ社(ベルギー)の生産設備拡張に、2,600万ユーロ(約317億円)を投資すると発表した。投資対象は製薬企業との提携で薬剤充填の受託を行う設備、心臓や下肢の血管内治療に関する製品を生産する設備などで、今後のさらなる事業拡大を見込んだ投資である。

 

 テルモは1921年北里柴三郎ら医学者が発起人となり、優秀な体温計の国産化を目指して「赤線検温器株式会社」を設立したのが始まり。森下仁丹グループに所属し、1936年に仁丹体温計株式会社に商号変更、1963年にはドイツ語の体温計(テルモメーター)から株式会社仁丹テルモへ変更した。1974年森下グループから離れ、現在のテルモ株式会社になった。

 

カネカグループ、ケイ・エム トランスダームの粘着基剤技術がアルツハイマー型認知症治療剤に採用(2019/07/14 認知症ネット)

 株式会社カネカ(東京都港区)のグループ企業、株式会社ケイ・エムトランスダーム(大阪市北区)の粘着基剤技術を使用したアルツハイマー型認知症治療剤の新基剤製剤が、3月13日に製造販売承認事項一部変更の承認を取得しました。

 本製剤は、小野薬品工業株式会社(大阪市中央区)およびノバルティス ファーマ株式会社(東京都港区)が、経皮吸収型製剤である「リバスタッチ®パッチ」および「イクセロン®パッチ」(両剤とも一般名:リバスチグミン)の改良のために、ケイ・エム トランスダームの粘着基剤技術を採用したものです。

 

ついに「上場来高値」見えてきた富士フイルムHDの好調(2019/07/13 J-cast)

 富士フイルムホールディングス(HD)の株価が2019年7月に入って11年8カ月ぶりの高値をつけ、上場来高値(2007年11月1日の5710円)をうかがう展開になっている。

   iPS細胞を使ったがん免疫薬の開発が投資家の関心を集めている。富士フイルムHDは2019年3月期の連結営業利益が過去最高を更新するなど社全体として業績改善を続けており、その成長力に期待が高まっていると言えそうだ。

 富士フイルムHDが7月1日、独製薬大手バイエルと組んで開発に着手したと発表したのは、第三者のiPS細胞から作った「CAR-T(カーティー)」と呼ばれる技術を用いたがん免疫治療薬。CAR-Tは採取した免疫細胞にがん細胞への攻撃力を高める遺伝子操作を加えるもの。従来、患者自身の細胞を培養し、点滴で患者の体内に戻す手法だったが、品質がバラついたり、製造コストが高くなったりする問題があった。しかし第三者のiPS細胞なら、大量培養した細胞を活用するため、均一な品質と製造コストの低減が期待できるとみられている。2~3年内の臨床試験開始を目指すとしている。

 

   これを受けて2日の東京株式市場は一時、前日終値比2.1%(114円)高の5618円と、11年8カ月ぶりの高値をつけた。その後も大崩れはしておらず、上場来高値更新は十分視野に入っている。

 

続・福島の甲状腺がんと放射線被ばくに関連なし――福島県「県民健康調査」検討委員会(2019/07/13 Blogos)

 福島県では、東京電力福島第一原発事故当時におおむね18歳以下だった県民に対して、甲状腺検査を実施しています。

 検査は、「先行検査」と「本格検査」に分けられます。先行検査では、原発事故による放射線被ばくの影響がない状況での甲状腺がんの発見率を把握します。本格検査では、原発事故による放射線被ばくと甲状腺がんの発見率との関連を把握します。

 福島県県民健康調査検討委員会は、2019年7月8日に本格検査1回目の結果に関するまとめを行いました。委員会は、前月の検討委員会の下部組織・甲状腺検査評価部会がまとめた、本格検査1回目で見つかった甲状腺がんに「放射線被ばくとの間の関連は認められない」(https://synodos.jp/fukushima_report/22744)とする内容を大筋で了承しました。

 甲状腺検査評価部会は、UNSCEAR(原子放射線に関する国連科学委員会)の推計した甲状腺被ばく線量を用いて、市町村別の甲状腺がんの発見率と放射線被ばく線量との関連を解析しました。その結果、「現時点において、甲状腺検査本格検査1回目に発見された甲状腺がんと放射線被ばくの間の関連は認められない」としています。

 

 

砂糖入り飲料の摂取、がん発症リスクと関連 仏研究(2019/07/12 AFP)

 フランスの研究チームは砂糖入り飲料の摂取は、がんの発症リスクを高めると報告した。

 調査は成人10万人余りを対象に行われた。平均年齢は42歳、女性の割合は79%。

 調査によると、砂糖入り飲料を1日当たりわずか100ミリリットル多く摂取するだけでがん発症リスクは18%上昇、乳がんに関してはリスクが22%上昇した。砂糖入り飲料とフルーツジュースの摂取でも同様に、がん発症リスクの増加との関連がみられた。追跡調査期間中にがんの発症が診断された件数は2193件に上り、診断時の平均年齢は59歳だった。

 

自己免疫性膵炎の発症メカニズム解明、腸内フローラ変化による免疫反応が関与-近畿大(2019/07/12 QlifePro)

 研究チームは、すい臓にある「1型IFN」と「IL-33」という2種類のたんぱく質を作る「形質細胞様樹状細胞」が、腸内細菌のバランスが崩れた際に増加していることをマウスの実験で確かめた。

 まず、自己免疫性膵炎モデルのマウスに対して抗生剤を投与することで腸内細菌を死滅させ、劇的に腸内細菌叢を変化させた。その結果、膵臓に存在する形質細胞様樹状細胞が減少し、自己免疫性膵炎の発症が明らかに抑制されることが分かった。

 腸内細菌叢の変化を検討したところ、自己免疫性膵炎を発症したマウスでは正常なマウスと比べ、腸内細菌の多様性が失われていることも明らかに。

 これらのことから、自己免疫性膵炎の発症に腸内細菌叢の変化が関与することが示された。

 さらに、自己免疫性膵炎を発症したマウスの糞便を移植することが、自己免疫性膵炎の発症を促進することも分かった。また、腸内細菌叢の変化に伴い、「I型インターフェロン」と「インターロイキン33」を産生する形質細胞様樹状細胞が膵臓で著明に増加していた。

 

エーザイ 米ケンブリッジに探索研究所 「認知症神経免疫療法」にフォーカス(2019/07/12 ミクスonline)

 エーザイは7月10日、新規認知症薬の創出を目指す探索研究所を米マサチューセッツ州ケンブリッジに新設し、研究活動を開始した。アミロイドβやタウに続く創薬ターゲットとして「認知症神経免疫療法」にフォーカス。脳内の神経細胞の維持などに関与する免疫システムを標的とした認知症治療薬の候補を生み出し、2021年度の臨床試験入りを目指す。

 フォーカスする「認知症神経免疫療法」では、脳内での神経免疫システムおいて必要以上に活性化しないようにし、正常な神経を傷つけないよう制御するといった可能性が注目されている。

 

血中マイクロRNAに着目で食道がんを早期から検出可能に 国がんなど診断モデル作成(2019/07/12 ミクスonline)

 研究では、バイオバンクに蓄積された食道がん566例と、がんを有さない4965例の計5531例全例の血液(血清)中マイクロRNAを網羅的に解析し、食道がん患者で有意に変化する多くのマイクロRNAを同定。統計的解析により、食道がん患者を特異的に判断できるモデル(診断モデル)を作成した。

 解析対象例を探索群と検証群に分け、精度を検証した結果、感度は96%、特異度は98%だった。陽性と判断できた感度をステージ別にみたところ、ステージ0は89%、Ⅰは95%、Ⅱは98%、Ⅲは97%、Ⅳは100%—だった。

 食道がんは、予後不良ながんとされているが、早期診断されれば内視鏡を用いた負担の少ない治療で治癒を目指すことができる。一方、早期には自覚症状がないことがほとんどのため、簡便な診断マーカーの確立が課題となっていた。

 

自律神経が乳がん組織内に入り込み、がんの増大や転移に影響を与えると判明-岡山大ら(2019/07/11 QLifePro)

 研究グループは、自律神経が乳がんの増大に伴って乳がん組織内に入り込み、がんの増殖や転移に強い影響を及ぼすことを発見した。

 また、ヒト乳がん組織解析により、交感神経密度の高い患者群は、交感神経密度の低い患者群に比べ、予後不良であることを発見した。

 さらに、ウィルスベクターを局所注射することにより、がん組織に分布する自律神経の遺伝子を操作し、その機能をコントロールする「局所神経エンジニアリング」を開発。この技術を用いてマウス乳がん組織に分布する交感神経を刺激すると、原発がんのサイズは時間とともに増大し、遠隔転移が増えた。反対に、がん組織に分布する交感神経を除去すると、原発がんの増大と遠隔転移は抑制されたという。

 研究グループは、「本研究成果により、今後、がん組織に分布する自律神経を操作する神経医療(遺伝子治療など)が、がんの新規治療戦略になる可能性があり、将来、がん患者に新しい治療法の選択肢を提供できるよう発展することが期待される」と、述べている。

 

胎生期膵臓形成に必須の遺伝子「Pdx1」が、細胞老化を阻害することを発見-京大CiRA(2019/07/11 QLifePro)

 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は7月9日、胎生期膵臓形成に必須の遺伝子Pdx1が、成体膵外分泌細胞のミトコンドリア機能を維持し、細胞老化を阻害していることを見出したと発表した。

 膵臓は、消化酵素を分泌する外分泌組織と、血糖調節を担うホルモンを血液中に放出する内分泌組織(膵島)の2種類の組織で構成され、外分泌組織が全体の約95%を占める。これまで転写因子Pdx1は、胎生期の膵臓形成において外分泌・内分泌組織両方の形成に必須で、成体になると内分泌インスリン産生細胞でインスリンやグルコキナーゼ、グルコーストランスポーター2などの血糖調節に重要な遺伝子群の発現調整をすることが知られていたが、成体外分泌組織でのPdx1の働きは、明らかにされていなかった。

 

CAR-T細胞療法 固形がんへの展開…武田、小野、タカラバイオ参入へ(2019/07/11 AnswersNews)

 CAR-T細胞療法は、患者から採取したT細胞に遺伝子改変を行い、がん細胞表面の抗原を特異的に認識するキメラ抗原受容体(CAR)を発現させた上で、再び患者の体内に戻す治療法。免疫チェックポイント阻害薬に続くがん免疫療法として期待されています。

 現在、国内外で承認されているCAR-Tは、「キムリア」(スイス・ノバルティス)と「イエスカルタ」(米ギリアド・サイエンシズ、日本は未承認)の2製品。いずれも、B細胞性の血液がんで多く見られる抗原のCD19を標的としたもので、白血病やリンパ腫が対象です。

  血液がんには高い効果を発揮するCAR-Tですが、がんの9割を占める固形がんでは、まだ目立った成果を出せていません。

 

 

 国内では、山口大大学院医学系研究科免疫学講座の玉田耕治教授らの研究グループが、固形がんへの効果が期待されるCAR-Tプラットフォーム「Prime CAR-T」を開発。

 武田薬品工業は今年1月、同大発のバイオベンチャー「ノイルイミューン・バイオテック」から、Prime CAR-Tを活用した2つのCAR-Tを導入しました。武田はこのうちの1つについて、年内に臨床第1相(P1)試験を開始する予定です。

 小野薬品工業は、海外企業2社と提携し、他家CAR-Tの研究開発に乗り出しています。2016年7月には、ベルギーのセリアドから他家CAR-T「NKR-2」の日本・韓国・台湾での独占的開発・商業化権を獲得。18年9月には、米フェイト・セラピューティクスとiPS細胞由来他家CAR-Tの創製を目的とする提携を結びました。

 このほか、タカラバイオが固形がんに発現する「がん胎児性抗原」を標的とする新たなCAR-Tの開発を計画しています。同社はCD19をターゲットとするCAR-T「TBI-1501」を開発しており、現在、急性リンパ芽球性白血病を対象にP1/2試験を実施中。今年4月には、カナダの研究団体から、T細胞の生存期間を延ばすための機能を導入したCAR遺伝子技術の独占的実施権を獲得しています。

 

ヘリオス、最大で130億円調達へ(2019/07/11 日経)

 再生医療ベンチャーのヘリオスは10日、新株予約権付社債(転換社債=CB)の発行などで最大130億円を調達すると発表した。このうち40億円は資本・業務提携するニコンが引き受ける。残りの最大約90億円は海外投資家を対象とする新株やユーロ円建てCBの発行で調達する。調達した資金は新薬の開発や、設立を検討しているファンドの資金に充てる。

 

肺がんEGFR変異判定、血液で判別 DNAチップ研が開発(2019/07/10 日経)

 遺伝子検査のDNAチップ研究所は10日、肺がん治療薬の効果を血液で判別する手法を開発し、厚生労働省に製造販売承認を申請した。肺がん患者から採取した血液をもとに、独自に開発したソフトウエアで遺伝情報を解析。がんの増殖に関わる「EGFR」と呼ばれる遺伝子の変異を検出する。

 これまでは肺にある腫瘍を体外から針などで採取して遺伝子を調べる必要があった。今回の技術を使えば患者の身体的な負担を減らせる。

 

薬物応答遺伝子発現を網羅的かつ高精度に予測する機械学習手法を開発-九工大と理研(2019/07/10 LifePro)

 九州工業大学は7月8日、多様なヒト細胞における薬物応答の遺伝子発現パターンを高精度に予測する新たな情報技術を開発したと発表した。

 1,483個の薬物を16種類のヒト細胞に添加して得られた薬物応答遺伝子発現データに提案手法を適用し、駆虫薬であるニクロサミドの成人T細胞白血病に対する効能など、さまざまな疾患に効能があると期待される薬物を選び出した。その新しく予測された薬物の効能についての妥当性は、近年の文献や臨床報告で確認できた。

 

順天堂大 認知症の早期発見 企業6社と共同研究(2019/07/10 日経)

 順天堂大学は10日、認知症の早期発見や予防などを目指した企業との共同研究に着手すると発表した。キリンホールディングス(HD)や三菱UFJリース、グローリー、日本生命、三菱UFJ信託銀行、日本IBMの6社と取り組む。期間は3年間で、実用的な診断システムの実現や、予防につながるような知見の発表を目指す。

 研究ではまず、認知症の発症リスクが高いとされるパーキンソン病の患者を対象として、認知症への移行を早期に突き止めたり、進行を遅らせたりする手法の実現を目指す。

 診療の際の医師と患者の会話や、日常生活における顔の表情の特徴を手掛かりに病気の進行度合いを調べる診断システムを開発する。

 ビールに含まれる苦み成分などをはじめ、これまでに認知機能の改善効果について報告がある食品中の成分についてパーキンソン病の患者を対象とした臨床試験も実施する。

 

18年のグローバル製品売上 トップは自己免疫疾患薬ヒュミラ、254億ドル(2019/07/10 ミクスonline)

 IQVIAはこのほど、2018年の世界の医療用医薬品売上の1位が関節リウマチや乾癬などの自己免疫疾患に用いるヒュミラ(一般名:アダリムマブ)だったとの調査結果をまとめた。売上は254億8500万ドルで、前年比10.8%増だった。

 2位はインスリン製剤ランタス(インスリングラルギン)で売上104億1400万ドル、前年比8.5%減、

 3位は自己免疫疾患用薬エンブレル(エタネルセプト)で101億8100万ドル、3.0%減だった。

 4位の経口抗凝固薬エリキュース(アピキサバン)は101億2100万ドル、45.5%増で、これらトップ4製品が100億ドル以上製品となる。エリキュースの伸び率の大きさは、トップ20製品のうち、9位にランクインしたがん免疫療法薬キイトルーダの72億1600万ドル、97.6%増に次ぐものとなる。

 5位は経口抗凝固薬ザレルト(リバロキサバン)で91億7800万ドル、18.0%増、

 6位は自己免疫疾患用薬レミケード(インフリキシマブ)で77億6700万ドル、6.1%減、

 7位はがん免疫療法薬オプジーボ(ニボルマブ)で75億4300万ドル、34.6%増、

 8位はインスリン製剤ノボラピッド(インスリンアスパルト)で73億5400万ドル、6.1%増、

 9位はキイトルーダ、10位は経口血糖降下薬ジャヌビア(シタグリプチン)で71億2300万ドル、10.7%増――だった。

 

 ランタス、エンブレル、レミケードは上市から一定期間が経ち、国・地域によってはバイオシミラーが登場しているが、いずれも売上トップ10に入った。世界最大の米国市場でバイオシミラーの採用や処方が進んでいないことが要因とみられる。低分子化合物は先進国、新興国ともに急速に後発品に置き換わるが、バイオ医薬品は米国市場の動向を反映してか、大きな減収にはなっていないことが確認できる。

 

世界初 植物ミトコンドリアのゲノム編集に成功 新品種育成などの応用に期待(2019/07/10 NewsSalt)

 人が普段食べているイネやトマト、キャベツ、ダイコンなどの野菜の多くは、2つの異なる品種を交配して作られている。このような交配は「丈夫」「たくさん実をつける」「ストレスに強い」などの農業上有用な特徴を備えた品種を生産するための古くから行われている方法で、花粉を作らない「細胞質雄性不稔性」という特徴を持つ母親品種を利用することで、効率化が可能になる。しかし、細胞質雄性不稔性の詳しいメカニズムは、ミトコンドリアゲノムの改変技術が確立されていなかったため、今まで明らかにされていなかった。

 同研究グループは今回、ゲノム編集技術の一つである「TALEN」を応用して、植物ミトコンドリアDNAの特定の位置を切断することに成功。この技術を使ってイネとナタネの細胞質雄性不稔性の原因とされる遺伝子を切断したところ、これら植物の花粉機能が回復し、種子を実らせた。つまり、切断した遺伝子が、それぞれの植物の細胞質雄性不稔性の原因遺伝子であることが証明された。

 

葉っぱの細胞を単独で幹細胞に戻す遺伝子発見「全ての生物で初」(2019/07/09 IT Media)

 自然科学研究機構 基礎生物学研究所などの研究グループは7月9日、植物の葉の細胞を単独の発現で幹細胞へ戻せる遺伝子を発見したと発表した。1つの遺伝子発現で分化細胞が幹細胞へ変化することを確認できたのは「全ての生物で初」(同グループ)としている。

 研究グループは、コケ植物の「ヒメツリガネゴケ」の全遺伝子約3万個の中から、幹細胞化に関わる候補遺伝子15個を絞り込んで機能を調べた。

 各候補遺伝子を化学物質の添加で発現するよう調整し、葉が無傷の状態で遺伝子を強制発現させたところ、ある遺伝子の発現だけで葉の細胞が幹細胞へ変化した。研究グループは、この遺伝子を「ステミン」(Stem Cell Inducing Factor:幹細胞誘導因子)と名付けた。

 ヒメツリガネゴケは葉が傷つくと断面から自然に幹細胞化を始める。研究グループはステミンやその類似遺伝子を壊した上で葉を傷つけたところ、幹細胞化が遅れることも確認した。

 

テラは一時21%高、理研免疫再生医学と事業提携で基本合意(2019/07/09 Kabutan)

 テラ<2191>は急反騰し一時、前日比52円(21.5%)高の294円に買われている。8日の取引終了後、理化学研究所発のベンチャー企業で、NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞)標的治療の技術開発を行う理研免疫再生医学(東京都千代田区)と事業提携に向けた基本合意を締結したと発表しており、これが好感されている。

 今回の事業提携は、理研免疫再生医学のNKT細胞を標的としたがん免疫療法では、テラの強みである樹状細胞を用いていることから、事業シナジーが高いと判断したという。今回締結の基本合意に基づき、テラは理研免疫再生医学から技術・ノウハウの実施許諾を受け、理研免疫再生医学が提携する医療機関からがん治療用免疫細胞の加工を受託する予定としている。なお、19年12月期業績予想への影響は現在精査中としている。

 

阪神・原口、球宴プラスワンに選出 大腸がんから復帰(2019/07/09 朝日)

 プロ野球マイナビオールスターゲームに出場する最後の1人をファンが決める「プラスワン」投票の結果が9日発表され、セ・リーグは大腸がんの手術から復帰した阪神の原口文仁捕手(27)が選出された。阪神甲子園球場での練習後に会見した原口は「こういう大きな舞台へ多くのファンの方に選んでいただいて、感謝の気持ちと幸せな気持ちでいっぱいです」と語った。

 

少しずつ伸びるがんの生存率 早期発見で100%の部位も(2019/07/09 zakzak)

 国立がん研究センターが2002年から05年にがんと診断された患者さんの10年生存率が56・3%だったことを公表しました。今回は4回目の公表ですが、昨年行われた前回の調査よりも0・8ポイント伸びています。

 

 08年から10年にがんと診断された患者さんの5年生存率をがんの部位別にみると、

・前立腺がんが95・7%、甲状腺がんが84・3%、乳がんが83・9%、子宮体がんが80・0%と高い数字を示しました。前立腺がんでは1期と2期の5年生存率は100%でした。

 

・早期発見が困難といわれている膵臓(すいぞう)がんの5年生存率は5・4%、肝臓がんが14・6%、胆のう・胆道がんが16・2%と低くなっています。このように5年生存率が低い膵臓がんでも1期なら29・0%、肝臓がんは26・3%、胆のう・胆道がんが44・4%です。

 

・食道がんと肺がんの5年生存率はそれぞれ30・3%と31・0%でしたが、1期で発見された早期がんなら2倍を超える65・4%と64・5%です。

 

・日本人に多いとされる胃がんと大腸がんの5年生存率は64・2%と66・3%ですが、早期がんである1期ですと89・6%と91・0%です。

乳がんや子宮頸がんでも1期の早期がんなら96・1%と88・2%です。

 

毎日コーヒーを飲むと子宮体がんになるリスク減少 国立がんセンター(2019/07/08 excite)

 厚労省の研究班(主任研究者:津金昌一郎 国立がんセンター予防研究部長)は、40~60歳代の女性約5万9000人に対して、15年間追跡調査を行い、コーヒーを飲むのが週に2日以下というグループに対して、毎日3杯以上飲むというグループでは、子宮体がんになるリスクが約6割減少していたという結果が得られたことを発表しました。

 ちなみに、毎日1~2杯というグループでも子宮体がんのリスクが、約4割減少していました。

 同じ研究班の調査結果で、肝臓がんとコーヒーとの関係に関するものがあります。この結果では、男女を問わず、コーヒーを飲む習慣がない方に比べ、肝臓がんのリスクは毎日1~2杯飲む方では、約半分に、毎日5杯の方では約1/4に減少することが報告されています。

 

デュルバルマブ(イミフィンジ)、進展型小細胞肺がんのOSを有意に延長(CASPIAN)/AstraZeneca(2019/07/08 carenet)

 AstraZenecaは、2019年6月27日、進展型小細胞肺がん(SCLC)の1次治療を対象としたデュルバルマブの第III相CASPIAN試験で、主要評価項目である全生存率(OS)を達成したと発表。

 

がん 早期発見・早期治療が善であるとは限らない(2019/07/07 WEB論座)

 菊池誠氏の「福島の甲状腺検査は即刻中⽌すべきだ」の記事に関して、Twitter上で多くの反論が寄せられているのを目の当たりにしたが、反論に対する意見の一つとして、筆者が2年前に日刊ゲンダイに書いた記事が周辺で引用されていたこともあり、Twitter上の議論を追いかけてみた。

 反論の基盤には「早期発見・早期治療は善である」という前提があり、それに反対するとは何事か、というものが大部分である。しかし、一般的に言えば「早期発見・早期治療は善であるとは限らない」ばかりか、「早期発見・早期治療には害がある」というのが、がん検診の一般論である。まずその誤解を解くことに努めたい。

 ただその一般論は、福島の個別の状況には当てはまらないかもしれないという反論に対しては、あらかじめ以下のように反論しておきたい。

 「早期発見・早期治療の害」は、被曝量が多く、甲状腺がんのリスクが上昇し、その甲状腺がんの予後が従来の甲状腺がんより悪いとしても、なくなるものではないので、この一般論は福島を個別に考えるときにも有効なはずである。だから、推定被曝量が信じられないという人も、甲状腺がんのリスクが推定より高いという人も、被曝後に見つかる甲状腺がんは普通の甲状腺がんより進行が速いと思っている方にも、この一般論の理解は重要である。

 

玉三郎も愛用、がん縮小も? 水素水とは段違い「水素ガス吸引」の効果(2019/07/06 ニフィティ)

「ぜひ、みなさんに勧めたいですね。僕の周りにも水素吸入で病気が治ったという方が大勢います」と話すのは、歌舞伎役者の坂東玉三郎である。

「生まれつき腎臓が悪くて、これ以上数値が悪くなったら人工透析を考えなければならないという方が、半年ほど水素を吸引したら、普通の生活に戻れるまでに回復してしまいました。肌の湿疹も酷く、早くは歩けないくらいだったのに、そういった症状もきれいに治り、落ち着いたそうです。僕は毎日、家で座っているときに1、2時間、水素を吸って、水素サプリも一緒に飲んでいますが、疲れがよく取れるようになりました。寝つきも格段によくなりましたね。これを始めて、ほかの健康食品はすべてやめてしまいました」

 

抗がん剤治療で発病する場合も 白血病の原因(2019/07/06 日刊スポーツ)

 トップアスリートやシンガー・ソングライターらが相次いで闘病を公表した「白血病」-。血液のがんであるこの病気の発生率は、年々上昇しているといいます。その病因は不明のケースが多く、検査、治療も長期間に及びます。

遺伝子や染色体解析結果で、被ばく関連や抗がん剤関連が疑われる場合もありますが、それも確かではありません。ただし、若い方に比較的多いホジキン病というリンパ腫の患者さんの、最終的に亡くなられる原因は、ホジキンリンパ腫の再発よりも、二次発がん(なんと、その多くは白血病)ということから、抗がん剤や放射線治療歴は白血病発症の原因になりうると考えます。

 現在、各種がんの治療(化学療法)成績が良くなってきていますが、良くなればなるほど、将来の白血病(治療関連)が増えることが予想されています。ただし、現在治療を受けている患者さんは、その治療を中止することはありません。なぜならば、骨髄性の白血病の1番の原因は「人間として長生きしたから」と考えられます。

 化学物質やストレスや自然放射線(太陽光も)などを浴びて、それらによる遺伝子の「傷」を治しきれなくなったというのが、本当の理由というところでしょうか? 

 

関西発「ユニコーン」ステムリム上場へ、時価総額1500億円規模に(2019/07/05 日経)

 大阪大学発スタートアップのステムリム(大阪府茨木市)が5日、東証マザーズへの上場承認を得た。患者負担やコストを抑えながら、臓器や組織の損傷を人間の治癒力で回復させる独自技術を開発する。上場時の時価総額は1533億円程度を見込み、関西発のスタートアップでは異例の企業価値が10億ドル(約1080億円)を超すユニコーン級の大型上場だ。

 

肺がん診療におけるゲノム医療の新たな展開(2019/07/05 オンコロ)

 進行肺がんの薬物治療には、「従来の抗がん剤」「遺伝子解析に基づいて対象を選択する、分子標的治療薬」「免疫チェックポイント阻害薬」等の選択肢があるが、選択の際には遺伝子検査を行う必要がある。これが「遺伝子解析による治療の個別化」だ。たとえば、非小細胞肺がんの患者さんでは、遺伝子変化の有無を確認し、EGFR遺伝子変異があればEGFR阻害薬を使用、ROS1融合遺伝子が確認されればROS1阻害薬を使用する、というものだ。

 

カイコからHIV治療薬つくる研究加速 免疫生物研(2019/07/05 日経)

 免疫生物研究所は群馬で多く産出されるカイコを活用したエイズウイルス(HIV)治療薬の研究開発を加速する。遺伝子組み換えカイコから作った抗HIV抗体医薬品の実用化に向け、今後3年間で研究施設の整備費などを積み増し、2022年度中に製薬会社に医薬品の開発・販売権を供与する。ウイルスの破壊が期待できる新たな治療薬の普及を目指す。

免疫生物研は抗HIV抗体の独占的実施許諾を持つCURED(横浜市)と共同研究してきた。遺伝子組み換えカイコを用いて抗体を生産し前橋市の研究施設などで効果を検証している。

 

白血病細胞においてKrasが、がん抑制因子として働くことを発見(2019/07/05 ニコニコ)

 順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所の岩渕和久准教授(医療看護学研究科 教授)、横山紀子特任助教らの研究グループは、がん遺伝子として知られるKrasの正常なKras分子ががん抑制因子として働くことを明らかにしました。

 急性骨髄性白血病(AML)の治癒率はいまだ低く、副作用の少ない新規治療薬の開発が望まれています。本成果は、遺伝子変異してできた異常なKras分子ががん細胞の増殖を促すのに対して、正常なKras分子の本来の働きは、白血病細胞の細胞死を誘導する分化を促進することを発見し、新規治療薬開発及び今後の白血病克服に向けて大きな打開策を提示しました。

 

「怖い」「苦しい」…? 抗がん剤にまつわる誤解を考える(2019/07/05 Yahoo)

 抗がん剤に「副作用」があるのは事実です。抗がん剤を含むがんの薬物療法の基本戦略は、がんの増殖を抑えたり、がんが大きくなったり広がったりする仕組みを逆手にとって治療に利用することです。一方で、薬剤の性質に応じたさまざまな影響(=副作用、有害事象)が起こりえます。薬剤の作用する仕組みを考えると、副作用と主作用は裏表の関係にあり、「抗がん剤治療で副作用が起こる」のは、やむを得ない側面があるというのが実際のところなのです。

 

富士フイルム 米社とiPS細胞によるがん免疫治療薬の開発を開始(2019/07/04 日刊ケミカル)

 富士フイルムはこのほど、がん免疫療法に他家iPS細胞を用いた次世代がん免疫治療薬の開発を加速させるため、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーである米国子会社フジフイルム・セルラー・ダイナミクス(FCDI)と、医療分野における米国有力ベンチャーキャピタルのVersant社が、新会社Century社を設立し、他家iPS細胞を用いた次世代がん免疫治療薬の開発を開始した。なお、同開発には、大手製薬企業バイエル社も参画し開発費用を拠出している。

 FCDIは、他家iPS細胞由来のCAR‐T細胞を用いたがん免疫治療薬の研究開発を推進。同治療薬では、他家iPS細胞を大量培養し、分化・誘導して作製したT細胞を活用するため、均一な品質と製造コストの大幅な低減が期待できる。

 今回、FCDIは、同治療薬の開発を加速させ早期事業化を図るために、有望な技術を持つベンチャー企業に必要な人材や技術などを獲得・投入し数多くの事業化を支援してきたVersant社、数々の新薬を創出してきた経験・実績のあるバイエル社と協業。

 今後、富士フイルムは、Century社にて、他家iPS細胞由来のCAR‐T細胞などを用いたがん免疫治療薬の早期創出・事業化を目指していく。

硫酸化多糖フコイダンとβ-グルカンによる協調的免疫力向上の機構を解明-九大(2019/07/03 QLifePro)

 九州大学は7月1日、海藻由来の硫酸化多糖類であるフコイダンがβ-グルカンと協調して免疫を活性化する作用機序を新たに明らかにしたと発表した。この研究は、同大学院農学研究院の宮﨑義之准教授の研究グループが、株式会社ヴェントゥーノならびに特定非営利活動法人NPOフコイダン研究所により設立された機能性多糖分析学寄附講座における産学連携研究の一環として行ったもの。

 

「がん」と診断されたときのお金問題。ビジネスパーソンはこう対処する(2019/07/03 yahoo)

がんに罹ったときのお金の対策で真っ先に目が向くのは、民間の医療・がん保険となるでしょう。

 しかし、こうした保険は、通常は入院費・手術費を保障するのみ(特約によっては診断給付金などが一時的に出ますが)。会社の有給休暇を使い切り、無給となる休職期間中の給料を補填するには足りません。

 そこで、正社員の場合、「傷病手当金」が助けになります。これは、業務外の病気・けがで療養しており、給与の支払いがない時に毎月支払われるものです。

 傷病手当金は、給料の2/3が支給されます。ですが、健康保険料や社会保険料は、ここからも引かれるため、「“思ってたよりも、もらえなかった”とおっしゃる患者さんは少なくはありません」と、著者の黒田さんは注意します。例えば、額面給与30万円で手取りが約23万円の場合、傷病手当金は15万円程度。確かにこれだけでは厳しいでしょう。

 

富士フイルムががん免疫薬 独製薬大手バイエルとiPS活用(2019/07/02 日経)

 富士フイルムホールディングスは1日、ドイツ製薬大手バイエルと人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ったがん免疫薬(CAR-T細胞療法薬)を開発する方針を発表した。患者以外の第三者のiPS細胞を製造に使い費用を安くできる可能性があるという。

 富士フイルム傘下の米企業が米ファンドと設立した会社に、バイエルが出資。開発費は2億5千万ドル(約270億円)を見込み、バイエルが9割弱を負担する計画だ。米企業が製造を担当し、数年後に米国で臨床試験を始める方向だ。

 

富士フイルム、オランダに新工場=30億円投じ、細胞培地を生産(2019/07/02 時事)

 富士フイルムは2日、細胞を培養する「培地」を生産する新工場をオランダに建設すると発表した。投資額は約30億円。2019年中に着工し、21年内の稼働を目指す。生産能力は粉末培地で年間320トン、液体で同470トン。バイオ医薬品の需要増などにより培地市場は拡大しており、欧州での供給体制を強化する。

 

【ASCO2019】CAR-T細胞療法、押さえておきたいトピックス(2019/07/02 Answers News)

 CAR-T細胞療法には腫瘍細胞を死滅させる力があるものの、PD-1/PD-L1といった免疫抑制に勝てない場合もある。こうした免疫抑制をPD-1/PD-L1を標的とする抗体で阻害すれば、CAR-T細胞による腫瘍細胞への攻撃を強化できる可能性がある。研究者らは、主要の微小環境をCAR-T細胞に最適な状態に整えるべく、CAR-T細胞療法と抗PD-1抗体を併用する、あるいはCAR-T細胞にPD-1抗体を導入するという方法を模索している。

 

東ソー 血中異常細胞の解析受託事業を開始 がん転移研究に貢献(2019/07/01 日刊ケミカルニュース)

 東ソーは28日、血中に存在する異常細胞を検出し、がん関連遺伝子の変異を解析する技術を確立し、解析結果の研究活用を目的とする研究機関や製薬企業向けの細胞解析受託事業を、6月から東ソー分析センターで開始したと発表した。

これらの解析技術を用いた、ヒト肺腺がん細胞株を添加したモデル検体による解析試験では、添加がん細胞の80%以上を異常細胞として検出した。

 また、がん関連遺伝子の変異解析では、市販の遺伝子解析パネルを活用し、回収した異常細胞について50種類のがん関連遺伝子の変異の有無が解析できる。

 


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