瑛太さん出演のテレビCM
住友生命の「Vitality」
いったいなんのCMなのか、ご存知ですか?
たぶん、生命保険なんだろうな・・・
くらいは分かりますが、
どんな保険なのかは、
CMでは、全く分かりません。
ホームページを見ると、
http://vitality.sumitomolife.co.jp/about/
「健康増進メニュー
日々の健康増進への取組みをポイント化」
と書かれていますが、ちんぷんかんぷんです。
よーく読むと、小さく
「ステータスによって毎年の保険料が変動する」
生命保険だとわかります。
詳しく見ると、
最大30%の割引、
最大10%の割増があるとのこと。
健康診断を受けて、いい成績だったり、
より多く歩いて、運動をしたりすると、
Vitalityポイントという点数がもらえ、
獲得した累計ポイントが増えると、
Vitalityステータスがアップし、
上記の保険料の割引や各種特典が
受けられるようです。
元は、南アフリカの保険会社が
開発したシステムのようです。
このような保険は、
「健康増進型保険」と言われ、
生命保険各社が、今年になってから
こぞって参入しています。
(金融庁の規制緩和?指導?)
アフラックは「健康応援医療保険」で、
保険料のキャッシュバックを
https://www.aflac.co.jp/kenkouzoushin/kenkououen/
ネオファースト生命は「からだプラス」で、
「健康年齢」が若いほど保険料割引を
提供するなど、
各社、差別化で知恵をしぼっています。
そんな中、日本の11倍の人口をかかえ、
生活習慣病、がん、認知症も、
日本に追いつけ、追い越せの
世界No2の経済大国「中国」と
日本のヘルスケアベンチャーが、
新しい健康増進型保険開発で、
提携すると発表しました。
中国のSSTKバイオと日本のメディシンクです。
https://www.cancer-news.biz/
発表のポイントは、
がん、および、多くの生活習慣病の
リスク測定ができる
精度高い血液検査システムと
ウェアラブル端末による健康管理を
合体させ、
新しい健康増進型「がん保険」を
中国、日本で開発しましょうという話です。
このベースとなる血液検査システムを開発したのは、
スウェーデンのカロリンスカ研究所です。
カロリンスカ研究所
知らりんすか?
(汗)
そう、先の本庶先生とJ・アリソン先生を
ノーベル医学生理学賞に選んだ選定機関です。
つまり、ノーベル賞を決めるところです。
そのノーベル賞を決めるところが、
永年研究して、精度を高めてきた
がんの血液検査法が「TK-1検査」とのことで、
その検査法を保険料の査定の基準に
置こうというものです。
こんな保険、世界初では?
TK-1検査は、カロリンスカ研究所が
中国に作ったSSTKバイオという会社が、
2006年に化学発光式の検査キットを開発。
2005-2011年に行った大規模臨床試験では、
中国に住む35,365人の血中TK-1を測定した結果、
TK-1数値が高いとがん発症リスクが、
3~5倍になることを発見。
2013年には、中国厚生省から医療検査
マーカーに指定され、
中国では、急速に普及しつつあるとのこと。
私の所属する下記がん治療の学会の
お医者さんに聞いても、
TK-1は、聞いたことあるけど、
よく知らない検査法のようです。
まさに、最先端医療と金融商品の
マッチング!
これは、面白そうですね。
そんな、新がん保険開発の説明もされる予定の
「健康経営セミナー」が、今週11/9(金)にあります。
詳しくは、
https://peraichi.com/landing_pages/view/healthmanagement2